小島トンネル終点側坑口対策工事、
「ざぶとんわく」の組み立て中です。
「ざぶとんわく」
耳慣れない言葉だと思います。
そういうわたしも資料で目にしたことはありましたが、
実物を施工しているのを見たことはありませんでした。
「ざぶとんわく」
凹凸がある地山で、受圧板を設置するところにモルタルで平らな面をつくって、受圧板の変形やひび割れを防ぐ構造物です。
あ、その前に
受圧板=アンカーの締め付ける力を地盤に伝達するために、アンカーの頭部と地盤のあいだに設置する構造物
です。
設計図書では現場打ち、つまり、型枠を組み立てて生コンを流し込み鉄筋コンクリートの受圧板をつくることになっているのですが、当社が提案し施工しようとしているのはプレキャストコンクリート製の受圧板。
地山に凹凸があるので、まず平らな面をつくってやる必要があります。
そこで、「ざぶとんわく」なのです。
きちっとした位置を出すために細かく丁張を入れます。
丁張を目安にして「ざぶとんわく」を組み立て。
これにモルタルを吹き付けして「わく」は完成。
しばらくは、「ざぶとんわく」の組み立て作業がつづきます。
(みやうち)
地域に貢献し 地域と共に生きる
「より良いモノをより早くつくる」 をモットーに
災害復旧工事から「モネの庭」まで
幅広い分野の土木工事を施工しています
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住民のために工事を行う
(有)礒部組は「三方良しの公共事業」を推進しています。