「つづきはあした」
と言っておきながら
土曜日曜と休んでしまいました。
なんてったって「働き方改革」のご時世ですから・・
と言いわけをして本題に入ります。
スライムを採取する青年です。
スライムというと
ふつうはこんなものを思い浮かべるんじゃないでしょうか。
「Wikipediaースライム」より
ウィキペディアからスライムの意味を引いてみると上の画像とともに、
ある種の性状を持った物質(どろどろ、ぬるぬるしたもの)を大ざっぱに指す言葉
とあります。
そうそう『転生したらスライムだった件』というマンガがあります(略して”転スラ”)。
第一巻を買ったまま読んでません。
あのスライムがこれですが、
土木でいう「スライム」とはちがいますね。
では『みんなで作る土木用語辞典』を引いてみましょう。
スライムとは(すらいむ)
(slime)泥土のこと。流刑は0.1mm以下でコロイド状のものも含む。
コロイド?
コロイドってどんなもんでしょう。
岩石学辞典の解説です。
コロイドは二つの相からなる微細不均質(microheterogeneous)な物質で、その一つは他の中に分散している。例えば連続的な細胞の枠組みの中に形成されているジェリー状物質が、もう一方の空洞を埋めた液体などの場合がある。物質は通常の光学顕微鏡では認められないが、原子あるいは低分子よりは大きい粒子として分散しているときにコロイド状態にあるという。この分散系をコロイドあるいは膠質といい、分散粒子をコロイド粒子または単にコロイドという。
なんのこっちゃさっぱりわかりませんね。
ヤバイところに入ってしまったので元へ戻ります。
わたしたちがスライムと呼んでるのは「泥土」だけにかぎりません。
岩砕もスライムと呼んでます。
ということで、もうちょっと調べてみましょう。
『土木・建築工事現場用語集@地業編』にはこうありました。
スライムとは・・・
掘削構内の泥水中に浮遊している土砂とベントナイト液が孔底に沈殿して残留した堀屑をいう。この上にコンクリートを打設すると荷重がかかったときに沈下を起こして危険なので、処理する必要がある。
近い・・・が、ちょっとちがう。
お次は『施工の神様~建設用語~』です。
スライム処理
アースドリル工法などの杭打工事などで生じる、ベントナイト溶液の中に削り屑が紛れ込んで杭底にたまったものをスライムと呼び、その除去する様をスライム処理と呼ぶ。
土木ではなく、建築方面を調べてみましょう。
『建築情報.net~建築用語~』です。
場所打ちコンクリート杭用の大きな孔を水中で掘削する際、掘削壁面を保護するのに使用した「ベントナイト泥水」と掘土の粒子が混じって、孔底に沈殿したもののこと。杭の支持力に悪影響があるので、コンクリート打設前に取り除く必要がある。
そろそろ結論を出さなければいけません。
堀屑。
どうもこれがうちわで一番近いような気がします。
ということで、わたしたちが使っているスライムという言葉の意味は、
杭打ち工事などで出る堀くず