夜のとばりが降りるころ
駐車場にクルマを止め
「あれ、めずらしや、2階に灯りがついてるわい」
と見上げると、
窓になんかを書いてるような。
「なんだなんだ、何やってるんだ」
とiPhone の画面を拡大すると……
ときおり後ろをふり返りつつ
なんかの配置を説明してるようです。
ということで、もっと拡大。
なんのことか、さっぱりわかりません。
それはそれでよいとして…
アレはなんだ?
何で書いてるんだ?
オジさんの疑問がふくらんで止まりません。
ということで、
何を書いていたか
ではなく
何を用いて書いていたか
を質問。
すると、
「へへへ」と笑っておもむろにポケットから取り出したのは……
ポストチョーク“POSTCHALK”というんだそうです。
「あれか?スポーツ選手とかが透明の板にサインするとき使うアレか?」
と問うと、
「どうなんでしょうか」
と苦笑いを浮かべながら、つれない返事。
「ま、いいか」
と引き下がり階段を降りるオジさんのアタマのなかでは
こんな歌が流れてました。
♪ 息でくもる窓に書いた
君の名前指でたどり
あとの言葉迷いながら
そっといった
街の灯りちらちら あれは何をささやく
愛が一つめばえそうな胸がはずむ時よ ♪
(唄:堺正章、詞:阿久悠、曲:浜圭介)
どうでもいい話ですが
40年来のわたしの持ち歌なんですねコレ。
あ、いや、本当にどうでもいい話でした。
ということで、ではまたあした。
(みやうち)