土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

地図に残らない仕事

2010年03月11日 | その他

 

 

 

ひのです。

 

私が初めて監督をした現場です。

会社から歩いて10分ぐらいのところにある、道幅3mぐらいの小さな農道です。

施工距離だけはやたらと長かったような記憶があるのですが、今歩いてみるとそうでもありません。

ただひたすらに辛かった思い出だけが残っているのですが、私の技術屋としての原点です。

一度つくったコンクリート擁壁を、自分の手で壊したこともありました。

日曜日、作業員さんがいない間に、よく子供を連れていって、現場を眺めては、ああでもないこうでもないと悩んだりしたもんです。

 

過去を振り返るわけではないですが、ときどき訪れて、今の自分に気合を入れます。

 

 

「地図に残る仕事」という大成建設の有名なCMがありました。

今思い起こしても、いい言葉です。

あのCMにあこがれて土木の道を志した人もたくさんいるでしょう。

 

写真の農道ですが、残念ながら地図に残るようなものではありません。

しかし、地域に必要とされてつくったモノです。

これも「土木のしごと」です。

 

 

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