ひのです。
私が初めて監督をした現場です。
会社から歩いて10分ぐらいのところにある、道幅3mぐらいの小さな農道です。
施工距離だけはやたらと長かったような記憶があるのですが、今歩いてみるとそうでもありません。
ただひたすらに辛かった思い出だけが残っているのですが、私の技術屋としての原点です。
一度つくったコンクリート擁壁を、自分の手で壊したこともありました。
日曜日、作業員さんがいない間に、よく子供を連れていって、現場を眺めては、ああでもないこうでもないと悩んだりしたもんです。
過去を振り返るわけではないですが、ときどき訪れて、今の自分に気合を入れます。
「地図に残る仕事」という大成建設の有名なCMがありました。
今思い起こしても、いい言葉です。
あのCMにあこがれて土木の道を志した人もたくさんいるでしょう。
写真の農道ですが、残念ながら地図に残るようなものではありません。
しかし、地域に必要とされてつくったモノです。
これも「土木のしごと」です。
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