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SBS Examines: 「盗まれた世代(Stolen Generations)」を知っていますか?

2025-02-13 | 先住民族関連

 

SBS 12 February 2025 1:28pm

オーストラリアでは1800年代半ばから1970年代まで、同化政策の一環として、先住民の子どもたちは、強制的に家族から引き離されていました。子どもたちには何が起きていたのでしょうか。そして、現在も続く影響とは何でしょうか。

注意: 痛ましい内容が含まれます。

今から17年前、2008年の2月13日、当時のケビン・ラッド首相が、盗まれた世代(ストールン・ジェネレーション)に対して、国として正式に謝罪しました。

アンティー・ロレイン(Aunty Lorraine)は4歳のとき、ニューサウスウェールズ州北西部にあるブリュワリナ・ミッション(Brewarrina Mission)から、「盗まれ」ました。

姉妹とともに悪名高き収容施設 Cootamundra Domestic Training Home for Aboriginal Girls に入れられ、10年を過ごしました。

「到着すると、その時来ていた服が何であれ、燃やすために脱がされました。そして私たちに薬品を使って害虫を駆除しました。髪の毛は剃られ、労働と宗教、そしてベッドが与えられました」(アンティー・ロレイン)。

「白人のようにふるまうことを忘れると、自動的に罰を受けました。白人になることがマントラでした。白人のように話し、白人のような格好をし、白人のように行動する」

「自分たちが先住民であることについて話すことすらできませんでした。4歳のときにそのように洗脳されれば、先住民であることを忘れ、白人のやり方を覚えるようになります」。

Aunty Lorraine Peeters at the Cootamundra Girls Home. Source: Supplied / The Peeters Family

2008年、アンティー・ロレインはキャンベラの国会議事堂で、当時のケビン・ラッド首相が国として盗まれた世代に謝罪するのを聞きました。

アンティー・ロレインはこの日、ケビン・ラッド首相と自由党の代表に、新しい関係に向けた希望のシンボルとして、先住民のグラス・クーラモン(glass Coolamon)を渡しました。盗まれた世代の生存者の団体からその役に選ばれました。

「この日のことは忘れません」と、アンティー・ロレインは語ります。

「私が得たものは、私への謝罪ではありません、私の両親への謝罪です」。

ヤウルの女性で、盗まれた世代の生存者のための全国組織 Healing Foundation のCEOを務めるシャナン・ドッドソン氏は、ラッド首相による国としての謝罪は、極めて重要な瞬間だったと語ります。

「Bringing Them Home Report(報告書)を除き、生存者の苦しみや彼らの経験を認める、最初の公かつ全国的な動きでした」。

もっと聞く

「国会への先住民の声」めぐる国民投票、浮かび上がる日豪の歴史とコミュニティーの多様性

SBS Examines の今回のエピソードでは、「盗まれた世代」に対する国からの謝罪(National Apology)を振り返り、オーストラアの歴史にある影の部分を取り上げました。

このエピソードを聞いて、あなたやあなたの知っている人が苦痛を感じたときは、ライフライン13 11 14 または、先住民とトレス海峡諸島民のクライシスサポート、13 92 76 (13YARN)に電話してください。日本語の通訳が必要な方は、無料の電話通訳サービスTIS 13 14 50 に電話し、「ジャパニーズ・プリーズ」と伝えて電話をかけてもらいましょう。

https://www.sbs.com.au/language/japanese/ja/podcast-episode/what-were-the-stolen-generations/cwb4ihxbd


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日本のメーカーは最下層に(PR TIMES)

2025-02-13 | 先住民族関連

 

毎日新聞 2025/2/12 14:54(最終更新 2/12 14:54)

2025年版自動車産業の環境・人権への影響評価を発表

(東京、日本)本日発表されたリード・ザ・チャージ(Lead the Charge)の第3回年次「自動車産業の環境・人権への影響評価ランキング(リーダーボード)」において、トヨタ、日産自動車、本田技研工業(Honda)は、18のグローバル自動車メーカーの中で特に進展が遅れていることが明らかとなった。本ランキングは、自動車メーカーが電気自動車(EV)への移行に伴う公正で持続可能かつ化石燃料に依存しないサプライチェーンの構築に向けた取り組みを評価するものである。今年、日本の自動車メーカーはいずれも、気候と環境の部門において大幅な向上が見られず、気候対策に後れを取っている企業という位置づけが一層強まっている。

今年の分析では、一部の自動車メーカーが特定の分野で進展を見せたものの、業界全体としては進捗が遅く、サプライチェーン全体における環境・人権への影響は未だ大きな課題があることが明らかとなった。3年連続で、いずれの自動車メーカーも総合スコア50%を超えることができず、全体の平均スコアもわずか22%にとどまっている。

トヨタ、日産自動車、本田技研工業(Honda)の日本勢3社は最も低い評価を受け、スコアの上昇幅も最小にとどまった。トヨタとHondaは人権デュー・ディリジェンスの面では一定の進展を見せたものの、いずれの企業もサプライチェーンの持続可能性や脱炭素化のスコアを向上させることはできなかった。特にトヨタは、2023年以降に評価された企業の中で、この分野のスコアが一切向上していない唯一の企業となっている。

この包括的な分析では、1,584のデータポイントを基に、88の指標に沿って各社のサプライチェーンにおける気候、環境、人権への取り組みを評価している。ランキングの評価は、企業の取締役会レベルで承認された公開情報を基に分析を行っている。なお、本分析に反映された企業の情報開示の締切日は、2024年7月1日である。

今年のリーダーボードでは、テスラ、フォード、メルセデス・ベンツの3社が僅差で上位争いを繰り広げた。最終的にテスラが首位となり、フォードを0.5ポイント、メルセデス・ベンツを1.4ポイント上回る結果となった。テスラは、サプライチェーンの詳細なマッピング情報や鉱業サプライヤーとの直接調達契約の開示など、透明性向上の取り組みを進めおり、鋼材、アルミニウム、バッテリーのサプライチェーンに関するスコープ3排出量を詳細に開示している唯一のメーカーである。しかし、総合スコアは43%にとどまり、鋼材・アルミニウムの脱炭素化、労働者の権利といった分野では依然として課題が残っている。

アースワークス(Earthworks)の暫定採掘共同ディレクター、エレン・ムーア氏は次のように述べた。

今年のランキング結果は明確である。一部の自動車メーカーが強固な方針やコミットメントを掲げているが、実施段階で大きく遅れを取っている。しかし、改善は可能である。他社の成功事例から学び、各指標におけるベストプラクティスを取り入れることで、公正なサプライチェーン、責任ある調達、そして公正な移行を実現できる

主な評価結果(ランキングはこちら

- ボルボは最も大きく前進し、総合スコアが9ポイント上昇した。 全8区分のうち7つでパフォーマンスを改善し、特に気候および環境の部門では最大のスコア向上を記録した。現在、ボルボのスコアは業界平均の2倍以上に達している。

- テスラは首位であるものの、その立場は不安定である。 同社の政策チームの取り組みにより、2024年の気候対策のロビー活動が好意的に評価され、今年のスコア向上の大きな要因となった。しかし、最近の報道ではテスラが米国でのEV税額控除の廃止を支持していることが指摘されており、こうした好意的な評価を維持できなければ、来年トップの座を失う恐れがある。

- フォードは、人権および責任ある調達の部門で3年連続の最高評価を獲得した。 一方、メルセデス・ベンツは、リーダーボードの全8区分でトップ5入りした唯一の自動車メーカーとなった。

- 中国の吉利汽車(Geely)は2年連続で大幅なスコア向上を達成し、サプライチェーンの持続可能性や責任ある調達の面での前進が際立った。また、起亜自動車(Kia)とフォルクスワーゲンも大きなスコア改善を果たしている。

今年のリーダーボードでは、自動車のサプライチェーンの持続可能性に関するいくつかの重要な傾向が浮き彫りになった。 特に、鋼材・アルミニウムの脱炭素化に関しては、憂慮すべき状況を示している。昨年、多くの自動車メーカーが大きな前進を遂げたものの、今年はほぼ停滞しているのが実情である。鋼材・アルミニウムはEVのサプライチェーン全体の排出量の約50%を占めており、自動車業界はこれらの材料の主要な消費者となっている。

スティールウォッチのアジア担当、ロジャー・スミスは次のように述べた。

石炭を使わずに高品質な鉄鋼を生産する技術はすでに確立されている。しかし、需要が高まらなければ、日本製鉄のような企業は石炭拡張計画の見直しが急務だとは考えないだろう。日本企業がわずかな排出削減で乗り切れると考えているかもしれないが、リーダーボードは、実際には自動車メーカーも鉄鋼メーカーも競争相手に大きく後れを取るリスクを抱えていることを示している

また、パブリックシチズン(Public Citizen)の気候プログラムのシニア・サプライチェーン・キャンペーナー、カーリー・オボス氏は次のように述べた。

自動車業界が、温室効果ガスを排出しない鋼材・アルミニウムの確保に向けた進展をほとんど見せていないのは、非常に憂慮すべき状況である。鋼材・アルミニウムの製造は、世界の温室効果ガス排出量の約10%を占めており、自動車メーカーが行動しない理由はない。もはや生ぬるい対応ではなく、低排出サプライチェーンの実現に向けた真のコミットメントが求められている

ソリューションズ・フォー・アワー・クライメート(Solutions for Our Climate)のグリーンスチール担当、ヘザー・リー氏は次のように述べた。

現代自動車グループは、自動車メーカーと鉄鋼メーカーの両方を抱える企業グループとして、特に鉄鋼生産においてサプライチェーンの脱炭素化を推進する大きな可能性を持っている。しかし、この分野で明確な進展が見られないのは非常に残念である。現代自動車の将来的な競争力を確保するためにも、現代製鉄はサプライチェーンのクリーン化を進め、グリーンスチールの生産を加速させる必要がある

一方、先住民族の権利に関しては業界全体でほぼ2年間ほとんど進展が見られなかったものの、昨年はこの問題への関心が高まりつつある兆しが見られた。複数の企業が新たなコミットメントを発表し、既存の取り組みを強化する動きが見られた。しかし、全体の平均スコアはわずか6%にとどまり、この分野は依然として最も低い評価を受けている。

サージ・コーリション(SIRGE Coalition)のエグゼクティブ・ディレクター、ガリーナ・アンガロワ氏は次のように述べた。

先住民族の権利を尊重するための方針を採用し始めた企業が複数あることを評価し、これらの方針がサプライチェーン全体で確実に実施されることを期待する。しかし、業界全体では依然として先住民族の基本的権利が軽視されている現状を深く懸念している。すべての自動車メーカーは、単なる認識の段階を超え、これらの権利を守るための具体的な行動を直ちに起こす必要がある

今年の評価結果は、サプライチェーンの持続可能性やデュー・ディリジェンス、EV製造に関して企業のパフォーマンス向上を促してきた政策立案者や規制当局にとって、励みとなるメッセージとなった。特に、今年最も大きな進展が見られたのは、欧州バッテリー規則や企業サステナビリティ・デューディリジェンス指令(CSDDD)など、最近承認された政策や規制によって重点的に取り組まれてきた分野である。これは、現在弱体化の危機にあるCSDDDをはじめとするEUの厳格な説明責任に関する法律が、いかに重要であるかを改めて示している。こうした措置が損なわれれば、これまでの前進が失われ、変革への有望な道筋が断たれる恐れがある。

T&Eの原材料担当、フランツィスカ・グルーニング氏は次のように述べた。

今年のリーダーボードの結果は、自動車メーカーがEUの先進的な法律のもとで、持続可能なサプライチェーンの取り組みをどのように進めているかを示している。欧州バッテリー規則は、持続可能な供給網に向けた確かな道筋を示しており、CSDDDのような法律も、これまでの重要な進展を損なわないよう、現状のまま維持される必要がある

全体的な進展は遅いものの、今年の結果からは業界がより良い成果を達成できる可能性も見えてくる。指標の半数以上は、少なくとも1社が完全に満たしており、各社が異なる分野で最も優れた競合他社の取り組みを取り入れれば、スコアを70%以上に引き上げることができる。先進企業のベストプラクティスを他の企業が採用すれば、大きな改善の余地がある。

シエラクラブ(Sierra Club)のClean Transportation for All campaignのディレクター、キャサリン・ガルシア氏は次のように述べた。

リーダーボードは、自動車業界が不可避なEV移行に向けて投資を進める中で、サプライチェーンのクリーン化にどれだけ取り組んでいるかを問うものであるが、各社にはまだ多くの課題が残されていることが明らかである。現在、自動車の排出基準によって、スコアカードの上位企業ではEV市場の拡大が進んでいる。しかし今回も、世界最大の自動車メーカーであるトヨタがランキングの最下層となり、スコアカードの初版から一切改善が見られていない。気候危機の最悪の事態を防ぐためには、すべての自動車メーカーがEV生産のスピードを加速させる必要がある。時間は限られている

リード・ザ・チャージ(Lead the Charge)について

リード・ザ・チャージは、公正で持続可能、かつ化石燃料に依存しない自動車のサプライチェーンの実現を目指す、地域、国、世界の多様なアドボカシーパートナーのネットワークである。メンバーは、気候変動、環境正義、人権、先住民族の権利、重工業、ESGなど幅広い分野の専門知識を持ち、様々な地域や課題に取り組んでいる。

スティールウォッチ(SteelWatch)について

スティールウォッチは、鉄鋼セクターにおける気候変動対策を促進することを目的とし、2023年7月に設立された国際NGO。「ゼロエミッション経済を支え、そして環境や地域が栄え、労働者が生き生きと暮らすことを可能にする鉄鋼産業」をビジョンに掲げている。

https://mainichi.jp/articles/20250212/pr2/00m/020/402000c


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教皇「先住民族の権利の擁護は、持続可能な未来の保証につながる」

2025-02-12 | 先住民族関連

バチカンニュース 10 2月 2025, 18:26

教皇フランシスコと先住民族の代表者たち 教皇一般謁見で (写真資料)  (Vatican Media)

教皇フランシスコは、国際農業開発基金が開催した「先住民族グローバルフォーラム」にメッセージをおくられた。

 国際農業開発基金(IFAD、本部:ローマ)で、2月10日、11日の両日、「先住民族グローバルフォーラム」が開催されている。

 「先住民族の自主決定権:食糧上の安全保障と主権への道のり」をテーマにした今回のフォーラムに、教皇フランシスコはメッセージを寄せられた。

 その中で教皇は、このテーマは先住民族とその古くから伝えられてきた遺産を人類家族を豊かにするものとして認識するようにわたしたちを招いている、と述べられた。

 そして、先住民族とその伝統遺産は、複雑な挑戦と少なからぬ緊張を帯びた現代に、希望の地平を切り開くもの、と記している。

 先住民族の独自の文化とアイデンティティーを守りぬく権利を擁護することは、先住民族の人々の社会貢献の価値を認め、その存在と、その生活に不可欠な天然資源を保護する必要につながると教皇は指摘。

 また、さらなる脅威として、多国籍企業や大口投資家、国家による耕作可能な土地の収奪の拡大を挙げ、これらの行為は、尊厳ある生活を営むべき共同体の権利を脅かし、害をもたらすものと警告している。

 教皇は、土地、水、食料は単なる商品ではなく、人々の生活、人と自然の絆の基盤そのもの、と強調。先住民族の権利を擁護することは、正義の問題であるのみならず、すべての人にとって持続可能な未来を保証することでもある、と述べている。

 会議の実りが各国の指導者に適切な対応を促すことに役立ち、人類家族が誰一人排除され、取り残されることなく、皆が共通善の追求のために一致して歩めるようにと教皇は神に祈られた。

https://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2025-02/messaggio-forum-globale-dei-popoli-indigeni-ifad.html


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オーストラリア先住民族の伝統楽器「ディジュリドゥ」の奏者・画家であるGOMAが、心象風景を深いブレスで描き出した安寧のアンビエント・アルバムを配信リリース!

2025-02-12 | 先住民族関連

株式会社STARBASE 2025年2月11日 12時00分

GOMA 「ひかりの世界」アートワーク

2024年表参道GYRE GALLERY(ジャイルギャラリー)で開催された、画家・ディジュリドゥ奏者GOMAの大規模な展覧会『ひかりの世界』。その広い会場を包み込むように流され、絵画作品への没入度を高める一助になっていたアンビエント作品が、配信でもリリースされることとなった。

昨年6月から連続配信が行われた「GOMA & The Jungle Rhythm Section」、「GOMA Homeworks」を「動」と「快楽」のサウンドとするなら、GOMAの心象風景、及び彼が描き出す絵画作品と密接に結びついた「静」と「慈しみ」のサウンドとなっている。

一筆書きのようなディジュリドゥの深く潜るような倍音と、フィールドレコーディングも敢行された環境音・自然音のみで構成されたその世界は、全4曲の中で緩やかに変容を遂げつつ、聴く者を安寧へと誘う。また、各曲20分バージョンに加え、禅の世界に影響を受け、より長い瞑想や作業に対応した40分バージョンも今後配信予定。

さらに、リリース同日の2月17日月曜よる11時15分から放送予定の「激レアさんを連れてきた。」にも出演することが発表された。

リリース情報

アーティスト: GOMA

タイトル: ひかりの世界

発売日:2025年2月17日(月)

収録曲:

1. 内観

2. 水鈴浴

3. 月光浴

4. 森林浴

作曲: GOMA

レーベル:JUNGLE MUSIC

配信URL: https://lnk.to/GOMA_HNS

Recorded,mixed by Tamotsu Ooya at Fujiyama Recordings 音泉

Mastered by OH SOKKUN at Fujiyama Recordings 音泉

Cover Art :GOMA

A&R :Sumie Morimoto (JUNGLE MUSIC)

●GOMAプロフィール

オーストラリア先住民族の伝統楽器「ディジュリドゥ」の奏者・画家

現在までに15枚のオリジナルアルバムを発表

年に一回のペースで個展を開催

Official Website : https://gomaweb.net

Instagram: https://www.instagram.com/goma_official/

X: https://x.com/goma_didgeridoo

YouTube: https://www.youtube.com/@goma_official

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001362.000011969.html


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ラリー・スウェーデン、2025年のルートを巡ってサーミのトナカイ飼育者との高リスク対立に巻き込まれる

2025-02-12 | 先住民族関連

Motociclismo  February 11, 2025

本来であればもう一つのスリリングなラリー・スウェーデンの版であるべきところが、代わりにモータースポーツと先住民族サーミの人々との間の優先順位の戦いに変わってしまった。

イベントがウメオでの4年目に入る中、2022年にさらに北へ移動したことにより、長年の本拠地であるヴェールムラントで悩まされていた雪不足の問題が解決された。しかし、その結果、異なる種類の対立の扉が開かれた—それは、ラリーカーの高オクタンの轟音と数世代にわたるトナカイの飼育の伝統との対立である。

現在、ラリーが始まるまであと数日のところで、緊張はこれまで以上に高まっている.

トナカイの飼育 vs. ラリー競技—微妙なバランスの取り方

核心の問題は?ヴェステルボッテンはトナカイの放牧に最適な土地であり、サーミの人々—ヨーロッパで唯一認められた先住民族—は、ウメオへの移動以来、ラリーの影響についての懸念を表明している。

2022年には、予期しないトナカイの移動によりÖrträskテストが中止された。今年は、地元のサーミグループが少なくとも4つのステージのキャンセルを求めている:

  • ヴェンナス(ステージ9&12)
  • ウメオ(ステージ15&18)
  • ヴェステルヴィーク(ステージ16&17)

最近の論争の焦点は?ラリーの数日前にウメオ近くで発生した三頭のトナカイの不審な死であり、一部のサーミの指導者たちはこれをイベントに関連したヘイトクライムだと考えています。

スウェーデンにおけるサーミの権利のための長い闘い

サーミは長い間、より大きな認識と権利を求めて闘っており、ラリー・スウェーデンによる混乱に対する彼らの闘いは、土地を巡る長い歴史の最新の章に過ぎません。

  • 1993年、スウェーデンはサーミ議会を設立し、彼らの文化的および法的地位を認めました。
  • 2024年、サーミ真実委員会が設立され、過去の政府政策の悪影響を評価することを目的としました。これはカナダの取り組みに類似しています。
  • 2011年、サーミはヴェステルボッテンでの放牧権を確認する画期的な法的事例に勝利し、土地所有者との14年間の戦いにもかかわらず、権利が認められました。

最初から、サーミコミュニティは、自分たちの領土でのラリーイベントを問題視していることを明確にしました。スウェーデンサーミ連盟は、政府に対してラリー許可の取り扱いと、トナカイの放牧村への影響について再考するよう求めています。

「県庁は、私たちの放牧地域の一部でトナカイの飼育を不可能にしています。私たちは移住を余儀なくされており、これはトナカイの飼育者にとって壊滅的な結果をもたらします。」
シルヤ・ヨンソン・マークルンド、ランサーミ村の議長

これらの強い反対にもかかわらず、ヴェステルボッテン県政府は1月24日にラリー許可を承認しました。この動きは緊張をさらに高めるだけの結果となりました。

当局は懸念を退ける安全リスクのみがステージをキャンセルする

スウェーデンの公式は引き下がるつもりはありません。ペール・ルンドストローム、ヴェステルボッテン県の最高法務責任者によると、ラリーステージはレースの時間にトナカイが道路にいる場合のみキャンセルされるとのことです—放牧地への長期的な影響によってではありません。

「交通安全が確保できない場合、その区間は実施されるべきではありません。」

この立場はサーミの指導者たちを苛立たせている。彼らは全体のプロセスが集会の主催者に有利であり、先住民の懸念を無視していると主張している。

トナカイの死後に緊張が爆発サーミの指導者たちはヘイトクライムを疑う

論争は暗い展開を見せ、2月2日にウメオ近くで3頭のトナカイが死んでいるのが見つかった。集会の数日前のことである。地元警察は直ちに捜査を開始し、死体に銃弾の傷が見つかったことを確認した。

「私は自分の目で銃弾の穴の証拠を見ています。彼らは自然死ではなく、捕食者によっても死んでいないと私の判断では言えます。」
ヨハン・アンデルソン、サーミのトナカイ飼育者

一部のサーミの指導者たちは、殺害のタイミングは偶然ではないと考えており、集会を巡る緊張の高まりが影響を与えた可能性があると述べている。

「集会のようなイベントが、人々をこんなことをさせるなんて恐ろしいことです。私はランサーミ村に対するこのようなヘイトクライムを経験したことがありません。」
マイディ・エイラ・アンデルソン、ランサーミ理事会メンバー

スウェーデン警察が依然として調査を行っているため、ラリー・スウェーデンの支持者や主催者との公式な関連性は確認されていません。しかし、この事件はステージのキャンセルを求める声を強めています。

時計は刻々と進んでいる: ラリー・スウェーデンは重要なステージを失うのか?

ラン・サーミ村は公式に許可を不服申し立てを行い、ヴェンナス、ヴェステルビーク、ウメオについて、ステージ自体と輸送ルートが重要な放牧地を妨げていると主張しています。

スウェーデンの交通機関、Transportstyrelsenは、2月14日にラリーが始まる前に判断を下すよう圧力を受けています。

「何とも言えませんが、私たちはこの問題を最優先で対処し、緊急に対応します。」
マーティン・アンデルソン、Transportstyrelsenプレスマネージャー

もし不服申し立てが時間内に審査されない場合、ラリーは予定通り進行しますが、予期しないトナカイの出現があれば、最後の瞬間にキャンセルを余儀なくされる可能性があります。

ラリー・スウェーデンの主催者がイベントを擁護: “私たちは受け入れられなければならない

状況がエスカレートする中で、ラリー・スウェーデンのイベントディレクター、エリック・オーストロムは緊張を和らげるために努めており、イベントの前後を通じて土地所有者やトナカイの飼育者と密接に協力していることを強調しています。

「私たちは毎年1週間、ウメオを訪れ、実際の競技日は4日間です。私たちは土地を借りる人々に受け入れられなければなりません。」

しかし、サーミの指導者たちにとって、協力だけでは不十分です—彼らはラリーの許可がどのように与えられるかに実質的な変化を求めています。

判決:ラリー・スウェーデンは変わらざるを得ないのか?

ラリーカーが雪に覆われた森林に向かう準備を進める中で、このスポーツはこれまでで最大の文化的および環境的ジレンマの一つに直面しています。

  • スウェーデンの裁判所はサーミの側に立ち、重要なステージをキャンセルするのか?
  • 今後のラリー・スウェーデンはトナカイの放牧地を避けるためにルートを調整しなければならないのか?
  • ラリーコミュニティとサーミの間の緊張はさらにエスカレートし続けるのか?

一つのことは明らかです:ラリー・スウェーデンを巡る戦いはまだ終わっていません。

現時点では、このイベントは時間との戦いです—モータースポーツファンを楽しませるだけでなく、その未来を定義する可能性のある文化的および環境的な交差点を乗り越えるために。

https://motociclismo.pt/ja/rally-sweden-caught-in-high-stakes-clash-with-sami-reindeer-herders-over-2025-route-ja/


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現代人の作品?それとも先住民の遺跡?オーストラリアの地上絵「マリー・マン」

2025-02-12 | 先住民族関連

ATLAS  2025年2月11日 /  2025年2月11日

オーストラリアには「マリーマン」と呼ばれる巨大な地上絵が存在する。

1998年6月28日、マリーの町から南オーストラリア州クーパーペディの町へ飛んでいたチャーター機のパイロットであったトレック・スミス氏がフィニス・スプリングスの高原に巨大な人の絵が描かれているのを発見。

手にはオーストラリアの先住民族であるアボリジニが狩りに用いる投げ棒を持ち、胸には傷がある姿が描かれていた。地上絵の規模は縦4.2 キロ 、幅28キロに及び、線の太さは35メートル、深さは25~30センチほど。現在確認されている中では世界で2番目に大きい地上絵だという。

この地上絵については、謎も多いが「製作者は現代人である」可能性が有力視されている。中でも2002年に亡くなったオーストラリアの芸術家Bardius Goldberg氏の作品だった可能性が高く、彼はかねてより「宇宙から見える作品」を作ることに興味があったこと、地上絵の近くからアボリジニの歴史を称える銘板が発見されたこと等の状況証拠が複数存在している。

しかし、中にはマリーマンが現代人の作品ではなく、非常に古いものである可能性があると述べる人たちもいるようだ。

海外のオカルト系YouTubeチャンネルの「MrMBB333 」は自身の動画にて、チリに存在する地上絵の「アタカマ・ジャイアント」と比較し「アタカマ砂漠に作品を作った古代の人々はGPSの助けを借りていなかった」と指摘。マリーマンも古代のアボリジニの人々が作る事ができたはず、と語っている。

この動画は2月18日に公開されてから68,000回以上視聴され、様々な感想が寄せられていた。中には「巨人が大地に描いたものではないか」「宇宙人へ送るメッセージでは」というコメントもされていた。

だが、実際のところマリーマンの姿は1946年に記されたアボリジニの文化を紹介する本に掲載されていた内用や写真と類似する点が多い。その事実を踏まえると、やはりマリーマンは現代人の手によるものだと考えた方が良さそうだ。

山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 https://x.com/DOverview

https://mnsatlas.com/?p=57601


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トランプの「買い物欲」にNO!北極圏ユースが示す抵抗の力

2025-02-12 | 先住民族関連

鐙麻樹北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会理事  2/11(火) 11:01

1月末、ノルウェー最北端の都市トロムソで「北極圏ユース・カンファレンス」(Arctic Youth Conference)が開催された。

北極圏の急速な変化がもたらす課題や機会について、若者たちが話し合うためのプラットフォームとして誕生したこの会議は、北極評議会が主催する。

北極評議会は、カナダ、デンマーク(グリーンランド、フェロー諸島を含む)、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデン、米国の8カ国と6つの先住民グループによって構成されている。

北極圏の共通課題について協力・調整を促進する政府間フォーラムである。

大人が集まる北極圏会議Arctic Frontiersの直前に開催されたユース会議。両方参加する人もいて、「北極圏の課題解決にユースは絶対に欠かせない」という意識が共有されていた 筆者撮影

北極評議会の議長国のもとで開催される、初の若者主導の会議

北極評議会の広報チーフ、クリスティナ・バーさんは、「これまでも若者を巻き込んだ会議はありましたが、このような形式は初めてです。現在の北極評議会の議長国であるノルウェーが、若者が自ら創設し主導する会議として設計することを決定しました」と取材で語った。

このカンファレンスでは、軍事や地政学の議題を除き、環境保護、ウェルビーイング、汚染、社会的課題、アートなどが主要なトピックとして取り上げられる。形だけの取り組みに終わらないよう、若者たちが実際に会議の企画や運営に参加できる仕組みが整えられている。

北欧やアラスカなどの「北極圏の先住民ユースたち」が、対話する場所も特設されていた。筆者撮影

世代を超えた対話

「18歳から30歳までの参加者を主に歓迎」とされているが、実際には年長者の姿も多く見られた。これは、若いリーダーと上級職員や専門家が関与し、世代間の対話を促進することが目的だからだ。

「私はもう若くないが、若者を応援したい」と熱意溢れる参加者もおり、彼らは自らを「シニア・ユース」と表現していた。

「シニア・ユース」という初めて聞く英語に筆者は驚いて、「それって何!?」と聞くと、大人たちは照れながら、「……応援したい気持ちの表れだ」と説明した。筆者撮影

先住民としてのアイデンティティ

会場で筆者が出会ったのは、グリーンランド出身のダオラナ美雪さん(1999年生まれ)。日本人の母を持ち、ノルウェーのトロムソ大学で先住民学を専攻している。彼女にとって、このような場は非常に貴重だ。

「先住民として生まれることは、政治の中に生まれるということです。自分の権利が侵害されているから闘うという選択肢しかない。これは単なる趣味や仕事ではなく、私の人生そのものです」と語る。

グリーンランドを巡る緊張

近年、トランプ元大統領の「グリーンランド買収」発言が世界的に注目を集めた。これについて美雪さんは、「米国は採掘や軍事支配を通じて他国を搾取し、より多くの権力と富を得ようとしている。私たちは売り物ではありません。私たちは物ではなく、感情を持つ人間でし」と話した。

デンマークとの交渉も人間性を奪うものです。どうして人を買うという発想が出てくるのか。私たちは奴隷ではないし、土地を明け渡すつもりもありません。

米国はすでに先住民を搾取しており、現在も、過去も、そして現在も、パレスチナの人々や、アラスカの北極圏先住民など、アメリカ大陸の先住民を搾取しています。ですから、私たちは何に対しても抵抗します。

私たちはコラボレーションにはオープンです。自分たちで話し合い、未来を決定します。ですから、私たちを人間として見てください、と言いたいですね。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b179fe831ed5f8da941abb835adb1ec5f683808f


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【アジアで会う】稗田奈津江さん 筑波大学マレーシア校准教授 第531回 日本語教員から准教授に(マレーシア)

2025-02-11 | 先住民族関連

NNA ASIA 2025年2月11日

ひえだ・なつえ 富山県出身。日本の大学を卒業後、マレーシアの複数の教育機関で日本語教員として勤務する傍ら、マレーシア国民大学(UKM)の社会人文学部で言語学の修士号と博士号を取得。専門は中間言語語用論。現在は、首都クアラルンプールにある筑波大学マレーシア校で准教授を務める。マレーシア人男性と結婚し、4児の母としての顔も持つ。

初めてマレーシアを訪れたのは大学1年生の時だった。「とにかく海外に行ってみたい」という思いからボランティアグループに参加し、候補国の一つだったマレーシアを選んだ。ボランティアのはずだったが、日本とは大きく異なる生活スタイルから、学ぶことが多いと感じた。東マレーシア・サラワク州の先住民族イバン族のロングハウスで寝起きし、山や川で採取するなど、ほぼ自給自足の暮らしを経験した。

後に日本語版の出版で翻訳に携わった「カンポンボーイ(Kampung Boy)」というマレーシアの漫画がある。作者のラット(Lat)氏が幼少期を過ごした農村部での生活をつづった作品だ。稗田さんはイバン族の家庭でのホームステイが、まるでこの本に出てきたような生活だったと語る。

大学卒業後、「海外で働く経験自体は無駄にはならないだろう」と考え、再びかばん一つでマレーシアへの渡航を決意した。

そこで、マレーシア工科大学(UTM)高等専門学校予備教育センターから、日本への留学を目指すマレーシア人学生に日本語を教える教師として働かないかというオファーを受ける。日本政府によるマレーシアへの日本語教員派遣が廃止され、日本語母語話者教員がいなくなってしまった時期だった。現在、日本語教員は「登録日本語教員」の国家資格が必要だが、当時は特に資格は必要でなく、「教育学部卒業で日本語ネーティブだから」という理由で、声がかかったのだという。

しかし、いざ教えるとなると苦労は多かった。 自分が自然に身につけた日本語の文法を外国人に理解させることの難しさをひしひしと感じた。教えながら学び、ワークショップやセミナーに参加して知識を深め、現場で実践することで、次第に知識と経験を積み上げていった。

日本語教員、母親、学生として

修士号取得を志したのは、マレーシア工科大学で5年間勤めた後、マレーシア国民大学の言語センターに移ってしばらくした時だった。同じく外国語教員で、修士課程で学ぶ同僚たちに刺激を受けたからだ。

日本語教員、母親、学生――。三足のわらじを履きながらの生活が始まった。

今ではマレー語を流ちょうに話す稗田さんだが、修士課程入学当初は、学術的な用語や論文を扱う授業についていくのに苦労した。「教科書を1ページ読むたびに、1行に一つは知らない単語があった」と振り返る。日本語、マレー語、英語の3カ国語を駆使しながら授業内容の理解に努めた。最初はマレーシア人の夫に毎回チェックしてもらっていた課題も、やがて直す必要がないほど書く力が向上した。

修士課程修了後も日本語教員としての経験を積み、子育てに手がかからなくなった頃に博士課程進学を決意。「現状維持は低下」という向上心が後押しした。

さまざまな経験を重ねる中で、「日本語とマレー語の対照研究」という研究テーマが自然と明確になっていた。また、「自分が解明するしかない」という研究に対する使命感も芽生えた。自立的に研究を進め、2022年に博士号を取得。「博士課程よりも、マレー語に慣れなければならなかった修士課程の方が大変だった」と振り返る。

筑波大准教授として

現在は、昨年9月に日本の国立大学の海外分校として初めて設置された筑波大学マレーシア校で准教授を務める。

「課題解決型学習」を教育の柱に据え、学生が主体的に学ぶ環境を重視する同学で、自身も試行錯誤しながら、授業の内容を模索する。1年生の段階から実践的な学びを取り入れ、得た知識を実際に活用しながら学ぶのだ。この「知識を活用する」という考え方は、日本語教育にも通じるものがあるという。

「日本語もあくまでツール。単に日本語の知識を教えるのではなく、学生たちが実際に使いこなせる力を身につけられるような教育を目指している」と語る。開校1年目の現在は、日本語教育を中心に担当すると同時に、筑波本校の学生に対しては、オンラインで授業や研究指導を行っている。将来的には、マレーシア校で専門の人文社会学系の授業も担当する予定だ。

一方、母としての役割も果たしてきた稗田さん。子育てが一段落しつつある今、「私の人生もキャリアもまだまだこれから」と前を見据える。(マレーシア版編集・岩本美優)

https://www.nna.jp/news/2755557


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タイヤル族出身の陳潔瑤監督、仏クレルモン=フェラン国際短編映画祭で審査員特別賞

2025-02-11 | 先住民族関連

 

台湾トゥディ 2025/02/10 

第47回クレルモン=フェラン国際短編映画祭の授賞式が台湾時間9日に行われ、台湾先住民族の一つ、タイヤル族出身の陳潔瑤(Laha Mebow)監督(右)の新作『男孩奇幻夜』(英題:Tayal Forest Club)が国際コンペ部門で「審査員特別賞」を受賞した。写真左はプロデューサーの陳怡辰さん。(文化部)

第47回クレルモン=フェラン国際短編映画祭(Festival international du court métrage de Clermont-Ferrand)の授賞式が台湾時間9日に行われ、台湾先住民族の一つ、タイヤル族出身の映画監督、陳潔瑤(Laha Mebow)さんの新作『男孩奇幻夜』(英題:Tayal Forest Club)が国際コンペ部門で3番目に重要な賞である「審査員特別賞」(Mention spéciale du jury)を受賞した。8000点以上の応募作品の中から64点がノミネートされ、その中でこの栄誉を勝ち取ったことは、台湾映画にとって2025年の幸先の良いスタートとなった。

陳潔瑤監督は2022年、長編映画『哈勇家』(邦題:ハヨン一家〜タイヤル族のスピリット)で第59回金馬奨(ゴールデン・ホース・アワード)「最佳導演奨」(最優秀監督賞)を受賞した。台湾先住民族の女性映画監督の受賞は初めてということで注目された。『哈勇家』自体も先住民族のアイデンティティ、先住民族の文化や習慣の継承、都市と集落の格差などに焦点を当てた作品で高い関心が寄せられた。

今回受賞した『男孩奇幻夜』はクレルモン=フェラン国際短編映画祭で8回上映された。2月3日の上映後のトークセッションでは、陳潔瑤監督が自身初の短編作品について、物語のテンポや映像技術の扱い方など、これまで作ってきた長編映画やドキュメンタリーとは大きく異なるアプローチで取り組んだことなどを説明した。陳潔瑤監督は、素人俳優を使って集落の少年たちの誠実で自然な感情を引き出したり、カメラを通じて「祖霊」や、宜蘭県南山にあるタイヤル族集落を取り巻く森林、その標高の高さゆえの気候の細やかな変化などを表現することを得意とし、その映像技術で観客に強い印象を与えている。

今回はまた、台湾の新進気鋭の監督、巫虹儀さんの作品『金魚缸小姐』(英題:The Fishbowl Girl)も国際コンペ部門でノミネートされ、プロデューサーの黄恵偵さん、脚本家の陳宏瑋さん、主演女優の陳靚さんがクレルモン=フェランに足を運び、交流イベントに参加した。このほか、台湾の映画監督である黄心健さんとフランスの電子音楽の巨匠ジャン・ミッシェル・ジャール(Jean-Michel Jarre)さんによるコラボ作品『自監体』(英題:The eye and I)がXRパノラマ部門でノミネートされた。また、高雄市電影館が映画祭に併設のマーケット「マルシェ・ドゥ・フィルム」(Marche du Film)と提携して『高雄拍─南国幻夢』と題する短編作品集を上映した。

クレルモン=フェラン国際短編映画祭は1979年に創設された。現在は世界屈指且つ最大規模を誇る短編映画祭として知られ、「短編映画界のアカデミー賞」とも称される。潜在的才能を持つ映画監督が、海外市場に進出するための重要なステップとなっている。

今年の映画祭には17万人の観客と4000人の専門家が足を運んだ。また、世界50カ国から8,400本の作品が出品された。国際コンペ部門には最終的に64点の作品がノミネートされた。陳潔瑤監督の『男孩奇幻夜』と巫虹儀監督の『金魚缸小姐』という、台湾人女性監督の作品2点もこの中に含まれており、台湾映画の存在感を示すこととなった。

受賞結果の詳細は公式サイトを参照のこと:https://www.lecourt-clermont.org/palmares/

https://jp.taiwantoday.tw/ニュース/文化・社会/265390/%25E3%2582%25BF%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25A4%25E3%2583%25AB%25E6%2597%258F%25E5%2587%25BA%25E8%25BA%25AB%25E3%2581%25AE%25E9%2599%25B3%25E6%25BD%2594%25E7%2591%25A4%25E7%259B%25A3%25E7%259D%25A3%25E3%2580%2581%25E4%25BB%258F%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25A2%25E3%2583%25B3%253D%25E3%2583%2595%25E3%2582%25A7%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25B3%25E5%259B%25BD%25E9%259A%259B%25E7%259F%25AD%25E7%25B7%25A8%25E6%2598%25A0%25E7%2594%25BB%25E7%25A5%25AD%25E3%2581%25A7%25E5%25AF%25A9%25E6%259F%25BB%25E5%2593%25A1%25E7%2589%25B9%25E5%2588%25A5%25E8%25B3%259E


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国際人種差別撤廃デー記念院内集会】Act Now 実現しよう!人種差別撤廃法ー人種差別撤廃条約採択60年、日本加入30年

2025-02-11 | 先住民族関連

 

IMADR 2025.02.10

2025年3月19日(木) 12:00~13:30

会場:衆議院第二議員会館1階多目的会議室/ オンライン参加あり/UDトークあり

2025年は人種差別撤廃条約の国連採択から60年、日本の加入から30年です。

条約の国内実施、条約機関による勧告の実施はできているのでしょうか?

何が足りなくて、何が必要なのでしょうか? 

現場からの声とともに、私たちは求めます、人種差別撤廃のための法律の実現を!

● プログラム:

・基調報告:日本の人種差別撤廃条約加入30年を振り返る

・現場からの声:被差別部落、アイヌ民族、在日コリアン、移民・難民の反差別の闘いの現場から

・市民社会からの提言:「人種差別撤廃法モデル案」の提案

・政府への要請文採択

 <適宜、国会議員の方々の挨拶が入ります>

⚠️申し込みはこちら

主催:人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)

連絡先:反差別国際運動(IMADR)(event@imadr.org)

チラシのダウンロードはこちら

https://imadr.net/icerd60th/


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原宿カルチャーと先人たちの「祝祭」における過剰な装飾 amokが原宿の街に生み出したもの

2025-02-11 | 先住民族関連

 

Fashionsnap 2025.02.10 Mon. - 11:15 JST

 2月6日にメンズブランド「アモク(amok)」による初の単独でのショーが開催された。創設10年という節目を祝う日であり、ブランドを継続するために支えてくれた工場の職人やコラボレーションしたアーティストたちへの恩返しの日、そして新たな門出としてスタートを切るための日。デザイナーの大嶋氏は西洋先住民族の「祝祭」と重ね合わせ、アモクとともに歩んだスタイリストやヘアメイクたちと一夜限りの儀式のような「お祭り」を作り上げた。

 当日私は15時からバックステージに入っていた。何より目を引いたのはヘッドピースを中心とした過剰と言っていいほどの装飾。インスピレーション源となったのは、シャルル・フレジェの写真集「WILDER MANN」だという。同書には、欧州に残る伝統的なカーニバルで着飾る多様な衣装の奇怪的な美しさが写されている。先人の想い、思想が詰まった民族衣装に「伝統を重んじて手作業で作られたものにパンク精神を感じる」と大嶋デザイナーは言う。草や木材、動物のツノなどプリミティブな装飾とビーズやレーザーカットされた生地を用いて現代的に再現していた。ヘアメイク、スタイリングが完成していくごとに現れる獣人たち。「祝祭」のテーマ通り特別なショーピースだが、「伝統」という言葉にはもう一つ、東京のイメージを作った先人たちのクリエイションも反映されているのではないだろうか。この解釈は、ショー会場である原宿の文脈からコレクションを紐解いていく。

 私から説明するまでもないが、原宿が奇妙なファッションをする若者が集まる場所として世界で注目されていることは周知の事実。「原宿族」という言葉もあるように「画一的な社会」や「保守的な価値観」に反発するような若者が集まる場所であり、パンク、ロリータ、ゴシック、デコラ、古着、アメカジなど、さまざまなカルチャーが入り混じりアレンジするスタイルが原宿を中心に広がっていった。2000年以降になるとストリートスナップ雑誌「フルーツ(FRUiTS)」やインターネットの普及により、原宿の「カワイイ文化」と総称されるストリートスタイルは、たむろする若者だけでなく、彼・彼女らを彩ったブランドたちの哲学からも影響を受けて成長していった。例えば、アニメーションのキャラクターのようにカラフルでデコラティブなカワイイを広めた「ロクパーセントドキドキ(6%DOKIDOKI)」や、制服を独自でアレンジする日本の文化からノスタルジックなカワイイをファッションに根付かせた「ケイスケカンダ(keisukekanda)」など、原宿のイメージを作ったブランドの存在は大きく、若者のアイデンティティとなっていた。デコラの過剰な装飾とDIY精神が同居するスタイルは、強固かつ異色な空気を醸し出す先住民族の衣装と重なる。

 アモクのコレクションに戻ると、ボアスエードに穴をあけて手編みで繋げたジャケット、過剰に装飾されたロングコート、レーザーカットで架空のモンスターの姿が1500体施されたセットアップなど手作業で1点1点に込められた想いと、メンズでありながらもパステル調で「カワイイ」雰囲気を兼ね合わせている。デコラとDIY精神、原宿ファッションの哲学を受け継ぎながらも現代のテクノロジーを駆使してアップデートしているように筆者の目からは映った。しかしインバウンドの影響で観光客も多く個性的なセレクトショップの数は減少、代わりに商業施設が並び始め、世界が注目した「原宿だからこそ生まれる独自のファッション文化」が少なくなっているのも事実。

 だが、ショー開始2時間前、メイクを終えて控え室からショー会場「オモカド」までモデルがショールックそのままで街中を歩いたあの時間が一番印象に残っている。世界でも類を見ないカオスな原宿族が至る所で闊歩する原風景。それは奇抜な若者が目立った90年代から2000年初頭までの原宿の色合いを取り戻すような景色に映った。アモクは先人デザイナーが作り上げた「原宿ファッション」の精神をこれからデザイナーになる若者に文化を紡いでいくブランドになって欲しいと願う。

https://www.fashionsnap.com/article/amok-tokunaga/


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タイ族の水田稲作の知識は遺産として認められています。

2025-02-11 | 先住民族関連

 

トゥエンクアン - ラムビン県のタイ族の水田稲作の知識と実践が、国家無形文化遺産として認定された。

VIETNAM.VN 10/02/2025 Báo Lao Động

2月8日、ラムビン県人民委員会は、ランカン、ホンクアン、クオンハー、トゥオンラム、フックイエン各町のタイ族の知識と水田稲作慣行に対する国家無形文化遺産の授与式を開催した。

ラムビン地区人民委員会副委員長チャウ・ティ・クエン氏は、タイ族の水田稲作の知識と実践が国家無形文化遺産として認定されたことは、同地区だけでなく全国のタイ族コミュニティ全体にとって誇りの源であると断言した。

ラムビン区人民委員会は国家無形文化遺産の受章式典を開催した。写真: ダオ・タン

ラムビンは強い文化的アイデンティティを持つ土地です。現在、この地区には12の民族が共存しており、そのうちタイ族が人口の60%以上を占めている。タイ族は、その生活と発展の歴史の中で、水田稲作に関する先住民族の知識体系を作り上げてきました。

種子の選定、植栽、水資源の管理などの技術が蓄積され、何世代にもわたって受け継がれ、食糧源の確保や独自の文化的アイデンティティの創出に貢献しています。

水田稲作の知識と実践は生産技術に留まらず、人々の精神生活とも密接に結びついています。新米を祝う儀式であるロントンなどの伝統的な祭りや、収穫期に取り入れられた民俗習慣は、有意義な文化空間の創出に貢献しています。

タイ族の水田稲作に関する知識と実践が無形文化遺産として認められることは、タイ族の伝統的な価値観を裏付けるものです。同時に、ラムビン地区にとって、先住民文化の発展と地元観光の促進という持続可能な開発の機会が開かれます。

出典: https://laodong.vn/du-lich/tin-tuc/tri-thuc-trong-lua-nuoc-nguoi-tay-duoc-cong-nhan-la-di-san-1460600.html

https://www.vietnam.vn/ja/tri-thuc-trong-lua-nuoc-nguoi-tay-duoc-cong-nhan-la-di-san


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11,000年前の村が北米の歴史を書き換える

2025-02-11 | 先住民族関連

 

VIETNAM.VN 10/02/2025  Người Lao Động

(NLDO) - カナダ中部の村の遺跡は、北米文明の歴史を書き換える可能性がある。

Live Scienceによると、謎の村の痕跡は、先住民族クリー族の領土であるスタージョン・レイク・ファースト・ネーション(SLFN)のアソワニクで発見されたという。この地域はカナダ中部のサスカチュワン州にあります。

かつては、北米原住民は遊牧生活を送っていたと考えられていました。しかし、11,000年前に遡るこの古代の村は、その仮説に疑問を投げかけています。

専門家らが、古代の村の最初の遺跡が出現した侵食された崖を調査している - 写真: スタージョン レイク ファースト ネーション

「この遺跡は我々の知るすべてを一変させ、北米の初期の先住民文明の物語を変える可能性がある」と、2023年にこの遺跡を初めて発見したアマチュア考古学者のデイブ・ロンドー氏は語った。

この遺跡を引き継いだ考古学チームの一員であるサスカチュワン大学(カナダ)の考古学者グレン・スチュアート氏によると、それ以来、数え切れないほどの貴重な遺物が発掘されたという。

発見された遺物には、石器、火床、数千年前に絶滅したバイソンの骨などが含まれている。

非常に大きな火穴があることから、この場所は長期間、あるいは短期間で繰り返し使用されていたことが示唆され、一時的な狩猟キャンプではなく恒久的な集落であったことが分かります。

暖炉の一つから出た木炭は、放射性炭素年代測定によって約10,700年前のものであることがわかった。

つまり、最後の氷河期が終わった直後に人々が村に住み、作物を育てるのに適した土地を作ったということです。

したがって、北米の先住民は、考古学者がかつて考えていたような単なる遊牧民ではなく、長い間定住生活を送ってきたのです。

痕跡からは、この古代の集落が何千年もの間使われていたことも分かります。

この重要な考古学遺跡は、首長や多くの科学者を含む SLFN の Âsowanânihk 評議会によってさらに研究されています。

彼らはまた、この場所を保護するために地元当局と協力している。最初の遺跡は川岸の浸食によって発見されましたが、その浸食によって古代の村が永久に消滅してしまう恐れがあります。

https://www.vietnam.vn/ja/ngoi-lang-co-11-000-nam-viet-lai-lich-su-bac-my


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ガイアナのユニークな道:石油資源と持続可能性のバランス

2025-02-11 | 先住民族関連

 

Qhubo 17 12月 2024 by Kylie Meza

ガイアナは、国々が繁栄する方法を革命的に変えています。この南アメリカの国は、自然資源の豊かさを環境保護への強いコミットメントと融合させています。

2009年、重要な石油埋蔵量の発見前に、ガイアナは低炭素開発戦略(LCDS)を開始し、熱帯雨林を資源としてだけでなく、気候変動と戦うための重要な資産として評価しました。ガイアナの約3分の2を覆う広大な熱帯雨林は、約195億トンのCO2相当の炭素貯蔵にとって重要です。

ノルウェーからの重要な約束により、ガイアナの熱帯雨林保護へのコミットメントは信頼性を高め、エコロジーの豊かさを管理するための確固たる基盤を築きました。2015年、石油の発見が国の経済状況を劇的に変えたとき、ガイアナは進む方向を変えませんでした。代わりに、LCDSをLCDS 2030に更新し、持続可能な成長と資源の利用に対する二重のコミットメントを強化しました。

ガイアナは、ヘスなどの企業との炭素クレジットに関する契約を結ぶことで、森林保全の取り組みを検証し、新たな地平を切り開いています。この取り組みには、国に利益をもたらす収益分配モデルが含まれています。さらに、新たに登場したグローバル生物多様性アライアンスは、この枠組みを拡大して生物多様性クレジットを含むことを目指しています。

ガイアナの戦略の中心には包括的ガバナンスがあり、政策決定に先住民族コミュニティを含むさまざまなセクターの代表者が関与しています。この協力的なアプローチは、持続可能な実践が地域社会の関与に根ざしていることを保証します。

ガイアナは未来を見据え、経済の拡大と環境責任が両立できるという可能性の灯台として立っています。

ガイアナのグリーン革命:石油の富と環境管理のバランス

ガイアナの持続可能な開発へのコミットメント

ガイアナは、石油の富を利用して環境の持続可能性を促進することで、持続可能な開発のための魅力的な例を示しています。経済成長と生態系の保護の両方を優先する政策を確立することで、資源の抽出と環境保護のバランスを求める世界的な探求においてリーダーとしての地位を確立しています。

低炭素開発戦略の進化

2009年の設立以来、低炭素開発戦略(LCDS)は、ガイアナが自然資源を責任を持って利用する方法の青写真として機能してきました。2015年に重要な石油埋蔵量が発見された後、この戦略はLCDS 2030に進化し、持続可能な資源管理の必要性だけでなく、国の豊かな生物多様性を保護する重要性も強調しました。持続可能性へのコミットメントは、ガイアナの広大な熱帯雨林の保全を支援するノルウェーからの約束によって強化されています。

炭素クレジットと企業パートナーシップ

LCDS 2030の重要な側面は、その革新的な炭素クレジットプログラムです。ガイアナは、ヘスなどの企業と提携して炭素取引に積極的に関与しています。このアプローチにより、国は保全活動を活用しながら、地域社会に利益をもたらす収益分配モデルを構築できます。炭素クレジットを超えて、グローバル生物多様性アライアンスが登場し、生物多様性クレジットの市場を創出し、より広範な保全インセンティブを可能にすることを目指しています。

包括的ガバナンスと地域社会の関与

ガイアナの持続可能な開発の取り組みの成功は、包括的ガバナンスへのコミットメントにかかっています。LCDSは、熱帯雨林の保全に不可欠な先住民族コミュニティを含むさまざまな利害関係者の意見を取り入れています。この協力的なアプローチは、環境政策が地域住民のニーズや知識を反映し、保全活動に対する所有感と責任感を育むことを保証します。

課題と制限

ガイアナのモデルは先進的ですが、課題がないわけではありません。石油産業の経済的利益と環境リスクのバランスを取るには、慎重な監視と規制が必要です。批評家は、急速な石油拡大が責任を持って管理されない場合、悪影響を及ぼす可能性があると主張しています。経済成長が国の豊かな生物多様性と炭素貯蔵能力を損なわないようにすることが、今後の課題となります。

将来のトレンドと革新

ガイアナがこの軌道を進む中、成長と環境管理を調和させるという注目すべきトレンドを体現しています。炭素排出の高度な監視や、石油採掘におけるより環境に優しい技術の開発など、持続可能な実践における革新が不可欠です。さらに、世界がますます持続可能な投資に向かう中で、ガイアナのアプローチは、豊かな自然資源を持つ他の国々に同様の戦略を採用するよう促すかもしれません。

結論

要約すると、ガイアナは、LCDS 2030や炭素クレジットのパートナーシップ、包括的ガバナンスへのコミットメントを通じて、経済の進展が環境保護と共存できることを示しています。国が二重の使命を果たす中で、現代の経済的課題に直面して持続可能性の強力なモデルとして立っています。

持続可能な実践や環境政策に関するさらなる洞察については、グリーンピースを訪れてください。

https://dk1250.com/ja/news2/ガイアナのユニークな道:石油資源と持続可能性/14774/


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(IRCI)オンラインセミナー「気候変動に関する先住民および在来の知識:ユネスコによるアフリカおよびカリブ海におけるコミュニティ主導の調査研究」(2025年2月21日)開催のお知らせ

2025-02-11 | 先住民族関連

 

ユネスコ 2025年2月10日

アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI)よりお知らせです。

アジア太平洋地域における無形文化遺産保護のためのオンラインセミナー第7回は、IRCIの新規事業「アジア太平洋地域の無形文化遺産と気候変動に関する調査研究」との共同企画として、2025年2月21日に第7回オンラインセミナー「気候変動に関する先住民および在来の知識:ユネスコによるアフリカおよびカリブ海におけるコミュニティ主導の調査研究」を開催します。

ユネスコ自然科学局、LINKSプログラム課長のナイジェル・トマス・クローホール氏を講師に迎え、国際的な気候および環境に関する協定において関心が高まっている先住民および在来の知識について紹介します。それらが政策を実践に与える影響について議論し、倫理的な研究方法と政策に焦点を当てながら、ユネスコの地域・先住民知識システム(LINKS)プログラムについて紹介いただきます。

皆様の御参加を心よりお待ちしております。

******************************
日時:2025年2月21日(金)、16:00–17:30(日本時間)
タイトル:気候変動に関する先住民および在来の知識:ユネスコによるアフリカおよびカリブ海におけるコミュニティ主導の調査研究
講師:ナイジェル・トマス・クローホール氏(ユネスコ自然科学局、LINKSプログラム課長)
言語:英語
参加方法:こちらから参加登録してください。(登録期限2025年2月20日(日本時間))

講師略歴、講演要旨詳細は、こちらを参照ください。
******************************

チラシはこちら

【問合せ先】質問等ございましたら、下記までお問合せください。
独立行政法人国立文化財機構 アジア太平洋無形文化遺産研究センター(IRCI) 事務局
電話:072-275-8050 / FAX : 072-275-8151
E-mail : irci@nich.go.jp

Website : https://www.irci.jp

https://unesco-sdgs.mext.go.jp/7131


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