先住民族関連ニュース

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アマゾン水力発電「待った」 「アバター」監督ら反対の計画、入札延期

2010-04-21 | 先住民族関連
(sankeibiz  2010.4.21 05:00)
 ブラジルのアマゾン川流域で計画されているベロモンテ水力発電プロジェクトに関し、ブラジルの連邦裁判所は同国政府に入札を延期するよう命じた。この110億ドル(約1兆円)規模のプロジェクトには、映画「アバター」のジェームズ・キャメロン監督やアマゾンの先住民たちが反対している。
 ブラジルのパラ州にある連邦裁判所は19日、ウェブサイトで、20日に予定されている入札の延期を命じる決定を公表した。このプロジェクトについてはこれまでに差し止め命令が下されたが、この決定は控訴審で覆された。
 ブラジルは2014年にかけて年率平均5.5%の経済成長を達成すると予想されており、ベロモンテは、成長推進とエネルギー供給拡大を目指すルラ大統領の計画の中で、最大規模のインフラ事業に位置付けられている。
 世界最大の熱帯雨林であるアマゾン奥地で予定されているこのプロジェクトに、キャメロン監督や女優のシガニー・ウィーバーが注目。先週にはブラジルを訪れ、環境に悪影響を及ぼす可能性があるとして抗議した。(ブルームバーグ Katia Cortes、Arnaldo Galvao)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100421/mcb1004210505017-n1.htm

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台湾:初のウイスキー、本場の英国で高評価

2010-04-21 | 日記
(毎日新聞 2010年4月20日 東京朝刊)
 【宜蘭(台湾東部)大谷麻由美】台湾で初めて製造され、08年12月に出荷が始まったシングルモルトウイスキー「カバラン(KAVALAN)」が世界で高評価を得ている。良質の水と空気に熟成の早さを生かし、「亜熱帯の気候はウイスキー製造に不向き」との固定観念を打ち破った。
 甘みを含んだ上質な水で有名な宜蘭県員山。霧に覆われた雪山山脈のふもとにある蒸留所は、老舗飲料メーカー「金車」が05年に設立、翌年からウイスキー製造を始めた。宜蘭の先住民族の名前を取ったカバランは今年1月、英紙タイムズ主催の銘柄を隠した試飲大会で、スコットランドとイングランドの4銘柄を抑えて1位となり人々を驚かせた。昨年は英国で40年以上の歴史を持つ国際酒類大会「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)」で銀賞を受賞した。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100420ddm007030142000c.html

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オバマの核なき世界:足元のウラン鉱汚染/上 冷戦期の兵器製造支えたナバホ族居留地

2010-04-21 | 日記
(毎日新聞 2010年4月20日 東京朝刊)
 ◇「がんの原因、飲み水」
 荒涼とした大地が広がる米アリゾナ州北東部。同州など3州にまたがる約7万平方キロに及ぶ土地が先住民「ナバホ族」の居留地だ。奇岩や緑が織りなす「他に例をみない美しさ」(ナバホ自治政府)をたたえる居留地の一部で東西冷戦期、核兵器製造のためのウランが採掘された。今も水道のない住民が、ウランやヒ素を含む地下水を生活用水に利用せざるを得ない状況だ。「核兵器なき世界」を追求するオバマ大統領にほのかな期待を抱き、安全な水を求めるナバホ族の今を追った。
 アリゾナ州在住のナバホ族の女性、ポーリン・レフトハンドさん(41)が体の異変に気付いたのは6年前。体がだるく、気分が悪い。腎不全と診断され透析を受けるようになった。ポーリンさんは、ナバホ族の居留地生まれ。水道はなく、近くの井戸が水源だった。子供の教育のため93年、居留地外に引っ越してからも、帰省するたび「おいしい」地下水を飲み続けた。
 長女(23)から生体腎移植を受けた07年。居留地に残る多数のウラン坑跡のため、井戸水が汚染されていることを知った。医師は「ウランが病気の根本的な原因でしょう」と告げた。連邦環境保護局が井戸に公式に警告の表示を張ったのも同じころだ。
 ポーリンさんは「政府は一度も私たちに直接水の汚染を告げたことはない。治療にたくさんのお金と時間を費やした。補償が欲しい」と訴えていたが、今月7日、死亡した。夫のサミー・ウォーカーさん(51)は「妻の死の責任は、対策を怠った連邦政府やナバホ自治政府にある」と断じた。

 ナバホ自治政府は今年1月、ポーリンさんの実家など約100家族が住む地域に、安全な飲料水を確保するための緊急事態宣言を出した。所得が低く代替手段がない住民が、依然として汚染水を飲んでいたためだ。
 だが安全な水を運ぶため来るはずのトラックは依然として姿を現さない。宣言以降、少なくとも5人ががんで死亡した。ウランによる地下水汚染との関連が疑われる。
 先月中旬、首都ワシントン。水問題に取り組む活動家のマーシャ・モネスタスキーさん(57)らは貯水タンクを屋外に設置する非政府組織(NGO)「忘れ去られた人々」の事業を補助してもらうため、連邦環境保護局庁舎で幹部と面会した。「オバマ政権になって政府の透明度が高まった」と期待を寄せたが、約1時間の話し合いを終えたマーシャさんらは「疲れた」と苦悩の色を見せた。明確な返答はなく、議会工作を勧めるような回答だったという。
 ウランによる汚染水を飲んで病気になった人たちへの補償制度はない。一方、核の平和利用も訴えるオバマ政権は、原子力発電所の新規建設を模索しており、ナバホ自治政府が居留地内で禁じるウラン採掘を再び求める動きもある。
 NGOのドン・イエローマン代表(50)は「核兵器をなくす目標は素晴らしい。だがウラン汚染の被害を放置したまま、原発新設とどう折り合いを付けるのか」と複雑な表情を見せた。【ナバホ族居留地(米アリゾナ州北東部)で吉富裕倫】
http://mainichi.jp/select/world/news/20100420ddm007030129000c.html

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19歳の父が夢みること アンデスの家族と自然

2010-04-21 | 日記
【j-cast.comテレビウオッチ  04月22日(木)】

BShi 21:30 ~21:59

子育てを通して世界の家族文化を見つめる「プラネットベービーズ」。今回は、南米、ボリビアのアンデス高原に暮らす先住民の家族を取材する。
標高4300メートル、草木のほとんど生えない高地で自然や伝統と向き合って暮らしている家族がいる。19歳の父親、ドナトは、3歳の長女、1歳になる長男、そして生まれたばかりの次女にきちんと教育を受けさせ、立派な大人に育てるのが夢だ。
南米でも乳幼児の死亡率が最も高い国の1つと言われるボリビア。その中でも特に厳しい環境で暮らす家族の、夢を持って懸命に生きる姿を見つめる。
http://www.j-cast.com/tv/2010/04/20064602.html

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【白老】アイヌの薬草を原料に焼酎開発

2010-04-21 | 日記
(苫小牧民報 2010年 4/20)
 白老町商工会さーびす業部会(波多武光部会長)は、田中酒造(小樽市)と共同でアイヌ民族の有用植物を使った焼酎の開発に取り組んでいる。試作品も完成し、19日にしらおい経済センターで試飲会を開いた。
 食用や薬草としてアイヌ民族が使う約200種の植物のうち、町内には140種類ほどが自生しているといわれる。部会は、この資源を生かそうと、昨年から商品化に向けて検討してきた。
 試作品は、焼酎に原料となる植物を2、3カ月漬け込んで作った「リキュール」が3種類、原材料をこうじや水などと発酵させる一般的な焼酎が1種類。リキュールはカキドウシ、ナギナタコウジュ、ツルニンジン、焼酎はオオウバユリが原料だ。水質日本一の倶多楽湖湧水(ゆうすい)を使って商品化したい、という。
 試飲会には、部会員と開発を担当した田中酒造の高野篤生製造部長、町、白老観光協会から15人が参加。「癖が無くておいしい」「甘みがあって、女性にも飲みやすい」と評価は上々。話題性をどうPRしていくか、などが課題との意見も出ていた。
 波多部会長は「白老はアイヌ民族の代表地として一歩先を行く取り組みが必要。年内にも商品化を目指したい」と意欲を見せていた。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10042001.html

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【白老】高橋知事がイオル事業視察

2010-04-21 | 日記
(苫小牧民報 2010年 4/20)
 白老町のポロト地区で進むイオル(アイヌ民族の伝統的生活空間)再生事業を、高橋はるみ知事が視察した。
 「地域との対話」のため、19日に白老町を訪れた。飴谷長蔵町長、加藤忠・道アイヌ協会理事長らが案内役を務め、伝統家屋「チセ」やアイヌ古式舞踊の公演を行う屋外舞台の工事進ちょく状況などを説明した。
 飴谷町長は高橋知事との懇談の中で、「日本全国のアイヌ民族が、国の施策を肌で実感できる形が必要」と、懸案であるアイヌ民族博物館の国立化や文化伝承者への支援体制充実を要望し、アイヌ民族政策の指針を示す政府の有識者機関「アイヌ民族政策推進会議」のメンバーでもある知事は「(会議で)議論をしながら考えていきたい」と答えた。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10042002.html

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千歳の中本さんがアイヌ物語を創作

2010-04-21 | 日記
(苫小牧民報 2010年4/20)
 千歳アイヌ文化伝承保存会会長の中本ムツ子さん(82)が、子供の時に聞いた言い伝えを基に、自作のウエペケレ(物語)「カンナフチ ヤイェイソイタク」(クルーズ刊、1575円)を出版した。コタンの争いと和解の物語。中本さんは「命の大切さ、平和の大切さを、改めて考えてほしい」と話している。
 物語の和訳名は「カンナおばさんの昔話」。中本さんが祖母などから聞いた和人がコタンを略奪し、生き残ったわずかな人たちが山中に逃げて長く隠れ住んだ、という悲しい千歳のアイヌの言い伝えが土台になっている。
 中本さんは、幼い時から民族差別に苦しんだが、50歳を過ぎてから民族の誇りを自覚し文化伝承活動を始めた。長年にわたる活動が評価され、2004年には第38回吉川英治賞を受賞している。
 最近は持病のリウマチで苦しんでいる。「もう(活動をしなくても)よいか」と思うことも多かった、というものの、どこからか「忘れるな」と呼び掛ける声が聞こえた、といい、「何を忘れたかを考えたらウエペケレをやっていないことに気が付いた」と中本さん。
 物語がまとまると、講師を務めるアイヌ語教室の生徒たちが編集委員会をつくって、中本さんが吹き込んだテープおこしなどで協力、中川裕千葉大教授が訳した。
 中本さんは「皆さんの協力でよい本ができました。多くの人に、平和に仲良く助け合うアイヌの心を読み取ってもらいたい」と話している。
 完成した本はB5判142ページ。道内の主要な書店で取り扱っている。問い合わせは出版したクルーズ 電話011(242)8088。
http://www.tomamin.co.jp/2010c/c10042001.html

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高橋知事が「地域との対話」の一環として室蘭・白老を訪問

2010-04-21 | 日記
【室蘭民報 2010年4月20日(火)朝刊】
 高橋はるみ知事は19日、「地域との対話」の一環として室蘭市を訪れ、シップリサイクル研究会、ワニワニクラブ、輪西商店街振興組合、室工大などの関係者と意見交換を行った。
(山田晃司、佐藤重理、富士雄志)
◆── 解体実験中のPCCを視察
 築地町の室蘭港西2号ふ頭では、室蘭シップリサイクル研究会(座長・清水一道室工大准教授)が取り組むPCC(自動車運搬船)解体実験を視察。高橋知事は、同研究会が構築を目指す、環境に優しい安全なシステムへの理解を深めた。
 船舶解体の国際情勢、PCC解体実験の経過に関するDVD映像を視聴後、解体中のPCCを清水座長の説明を聞きながら視察。巨大な船体に目を見張り、スクラップ量や解体コストなどについて質問していた。
 高橋知事は「船舶解体は鉄のマチ・室蘭だからこそ実現でき、環境に配慮したシステムとして大変に有意義。道としても港の環境整備などで支援していきたい」と語った。
◆── ワニワニクラブで育児談議
 室蘭市役所では新宮正志市長が(1)救急医療体制の充実(2)PCB処理の2期事業推進(3)丸井閉店後の雇用対策―の3点について理解と支援を求めた。高橋知事は「道として連携し、サポートしたい」と協力姿勢を示した。
 この後「ぷらっと。てついち」内のワニワニクラブを訪問。知事は小さな子供を抱きかかえてあやしたり、お母さん方の子育てについて気さくに耳を傾けた。
 昨年「ほっかいどう子育て応援大賞」を受けているワニワニクラブの仲間達の会の吉田淑惠理事長は「実際に活動を見て、雰囲気を感じていただいたのが良かった」と来訪を喜んだ。輪西商店街振興組合幹部との懇談では、土田昌司郎理事長が「官民連携し高層の高齢者住宅を建設したい」と構想をアピールしていた。
◆── イオル再生事業視察
 高橋はるみ知事は19日午後、「地域との対話」最終行程地となった白老町ポロト湖畔で進められているイオル(伝統的生活空間)再生事業を視察、飴谷長蔵町長らの説明を受けた。
 町長はアイヌ民族博物館の広域的存在意義や近年の入館者減を説明した上で「博物館に国立という2文字が付くと、アイヌの人たちに実感として伝わると思う。象徴的な施設(の白老誘致)と併せてお願いしたい」と要望。知事は国のアイヌ政策全般について「しっかりやっていただけると思っています」と述べ「われわれも一生懸命支援させていただきます」と応えた。
 チセ(伝統的家屋)内では、いろりを囲みながら町長や加藤忠・北海道アイヌ協会理事長の話に耳を傾け、サケの薫製や薬草茶を口に運んでいた。
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/04/20/20100420m_01.html

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