先住民族関連ニュース

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アイヌ「聖地」に産廃処分場計画 国連に権利擁護訴えへ

2010-04-08 | 日記
(朝日新聞 2010年4月7日15時11分)
 北海道紋別市で地元のアイヌ民族が伝統漁法や儀式の復活に取り組んでいるモベツ川の支流の水源地帯に産業廃棄物最終処分場建設が計画されていることが分かり、北海道アイヌ協会の支部や支援団体は国連に代表を送り、「先住民族の権利侵害にあたる」ことを訴えることを決めた。
 産廃処分場はオホーツク海に注ぐモベツ川の支流域の41ヘクタールに、地元の業者が今年度からの造成・埋め立て事業を計画している。同協会紋別支部(畠山敏支部長)では、住民団体とともに反対運動を展開。同支部は毎年、道知事からサケの採捕許可を得て同川を遡上(そじょう)してくるサケを迎える感謝の儀式を主宰、周辺を地域住民と共生していく民族の聖地として、アイヌ古式のサケ漁の漁業権復活を求めている。産廃処分場の建設などは、「先住民族の権利に関する国連宣言」でうたわれた環境などに関する諸権利を無視するものと主張している。
 この問題を重視した非政府組織(NGO)・市民外交センター代表の上村英明・恵泉女学園大教授や哲学者の花崎皋平(こうへい)氏(小樽市在住)らが支援組織を結成。19日からニューヨークで開かれる国連先住民族問題常設フォーラムに代表を送り、事例報告とともに国連の自由権規約委員会が日本政府に勧告したアイヌ民族の土地権の保障などの権利擁護を訴える。
 同支部は、紋別市公害対策審議会が畠山支部長らの産廃処分場反対意見書に回答できない旨を伝えたことについても、市などに抗議文を提出しており、これについても報告するという。(本田雅和)
http://www.asahi.com/national/update/0407/TKY201004070206.html

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道アイヌ協会:不適切会計処理 返還請求、83万円増の552万円に /北海道

2010-04-08 | 日記
(毎日新聞 2010年4月7日 地方版)
 道アイヌ協会の文化交流事業で不適切な会計処理があった問題で、道は6日、財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構に返還を求める補助金額は約83万円増えて計552万円に上るとの調査結果を、道議会環境生活委員会に報告した。
 道は、同協会釧路支部で不適切な会計処理があると道議会で指摘されたことを受け、慰霊祭などを対象とした同機構の「国内文化交流助成事業」について、書類が保存されている04~08年度分を調査していた。
 2月時点では、謝金▽交通費など▽物品などの購入▽その他経費--で202件、計約469万円で架空の謝礼金支払いなど不適切な会計があったことが確認されていたが、その後の調査で謝金、交通費についてさらに75件、計約83万円で問題があることが分かった。【堀井恵里子】
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100407ddlk01040235000c.html

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アイヌ問題再発防止へ改善策

2010-04-08 | 日記
(釧路新聞 2010年04月07日)
 道は北海道アイヌ協会釧路支部などでの相次ぐ不適正経理の問題で、財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構と社団法人北海道アイヌ協会への新年度の助成事業を凍結してきたが、6日開かれた道議会環境生活委員会で、両団体から提出された再発防止の改善策が不適切な処理の防止につながることが確認されたとして、助成事業を再開することを報告した。ただし新役員を選出した釧路支部などについては、当面助成再開を見送った。
http://www.news-kushiro.jp/news/20100407/201004077.html

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アイヌ協会など道に会計改善策

2010-04-08 | 日記
(朝日新聞 2010年04月07日)
■外部監査や本部点検
 「アイヌ文化振興・研究推進機構」(アイヌ財団)の助成事業で北海道アイヌ協会支部が不適切な会計処理をした問題をめぐり、同協会とアイヌ財団が改善策をまとめ、道に提出した。道は6日の道議会環境生活委員会で改善策を報告。道は、不適切な事例がこれまでに277件あり、アイヌ財団に対し、国と道に計約552万円の助成金の返還を求めることも報告した。
 同協会の改善策は、協会支部が助成事業を申請する場合に協会本部がチェックできる体制とすることや、外部監査を導入することなどを明記。アイヌ財団は、100万円以上の事業について極力役員が現地実態を確認するよう努めるほか、助成金の返還対象の同協会釧路支部など7団体を、返還が完了するまで助成対象から除外するとした。
 今回のケースは、アイヌ財団に対して国と道が補助金を拠出。アイヌ財団はこれをもとに助成事業を企画し、同協会支部が受託した。
 道は、2004~09年度の間に同協会釧路支部が実施または関与した事業状況を調査。2月までに「行事(事業)に参加したが謝金を受け取っていない」などといった不適切な会計処理が202件見つかり、3月には75件が追加で判明した。道は同協会とアイヌ財団に対し、改善策を提出するよう求めていた。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001004070005

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狭山市で散策イベント

2010-04-08 | 日記
(読売新聞2010年4月7日 )
 狭山市中心部を散策して買い物も楽しんでもらおうと、「おいでよ いるまおい『入間川春まつり ウオークラリー』」が10日正午から行われる。
 「いるまおい」とは、入間の語源とされるアイヌ語で、熊の足跡の意味。狭山商工会議所が企画し、3月末に「まち開き」が行われたばかりの西武新宿線狭山市駅西口地区と、昔ながらの街並みが残る旧市街地を巡るコースが設定された。参加費の300円を払えば、市内の登録店舗で1日限定で使える500円分の商品券がもらえる。
 ラリーは、同市入間川3の七夕通り商店街駐車場をメーン会場とし、駅西口地区を通る7キロ、5キロ、3キロの3コースを用意。所沢市出身の音楽グループ「JULEPS(ジュレップス)」のライブや、マジックショーなども行われる。
 受け付けは、10日午前11時から同商店街駐車場で。問い合わせは、同商議所((電)04・2954・3333)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100407-OYT8T00012.htm

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アイヌ協への返還請求計795万円に…不正経理問題

2010-04-08 | 日記
(読売新聞2010年4月7日 )
 道は6日、北海道アイヌ協会の不正経理問題で、新たに約83万円の不適切な事例を確認したことを道議会環境生活委員会に報告した。これで同協会への返還請求額は、道教委分とあわせて約795万円となった。道と道教委は調査を継続するとともに、同協会の組織運営に対する指導を強化する。
 道が不適切な事例と認めたのは、国と道が事業費を2分の1ずつ負担している財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の国内文化交流助成事業。2004~09年度に北海道アイヌ協会が受託した42事業で、架空の領収書を作ったり、経費を水増ししたりして、計277件の不正があったと認定。返還請求額は計552万3676円に上った。
 また道教委分としては、04~08年度に同協会に委託したアイヌ民俗文化財保存・伝承活動事業。15事業で目的外に事業費を使ったなどとして、242万2180円の返還を求めた。
 不適切事例の大半は、同協会釧路支部が関与していたとして、同支部は返還が完了するまで助成対象から除外される。一連の不祥事を受け、同協会は役員による指導の徹底や外部監査の導入などに取り組むことを道に報告した。
 道の和田秀樹アイヌ政策推進室長は6日の同委で、「道としても指導が十分でなかった点がある。今後、機構とアイヌ協会に改善策の着実な実行を指導していきたい」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20100407-OYT8T00027.htm

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映画:帰還兵、遺族、被ばく、ホームレス…米国の戦争、内実に迫る /東京

2010-04-08 | 日記
(毎日新聞 2010年4月6日 地方版)
 ◇中野で上映中
 米国の戦争の内側に迫った長編ドキュメンタリー映画、「アメリカ-戦争する国の人びと」の上映が始まり反響を呼んでいる。作品は全編で8時間を超え、1日がかりで1作品を上映している。異例のロードショーだが、藤本幸久監督は「普天間基地移設が大きな問題になっているが、そもそもアメリカの戦争の本質が論じられていないのでは。映画が議論の材料となれば」と長編作品の上映を企画した。【東海林智】
8時間の長編ドキュメント「基地論じる材料に」
 長編ドキュメント作成のきっかけは、05年に沖縄県名護市辺野古で基地移転に反対する市民運動の取材で見た、近くのキャンプ・シュワブの海兵隊員たちの顔つきがあまりに幼かったことだ。英語をろくに話せない移民系の若者もいた。藤本監督は「世界一豊かだといわれる国で、彼らが海軍を志願した背景には何があるのか」と疑問を抱き、撮影を始めた。
 06年から7回訪米し、約200日間撮影した。ベトナム戦争やイラク戦争の帰還兵から先住民族、戦争で肉親を失った家族、新兵訓練所など多様な角度から米国の戦争に迫り、実像を浮き彫りにした。
 映画は八つのエピソードから構成される。新兵勧誘が盛んに行われる高校で軍の実態を語り再考するように訴える元海軍兵士の活動やイラク戦争で劣化ウラン弾により被ばくした兵士の証言、肉親を失い反戦運動に立ち上がる母親、戦争を拒否した兵士の抵抗などを描く。また、イラクやコソボ、ベトナム、アフガンとさまざまな戦場で心に傷を負いいまだに苦しみ、ホームレスとなり森の中でテント暮らしをする元兵士の姿も克明に追った。折り重なる多様なエピソードが、米国の戦争の現実を照らしてゆく。藤本監督は「戦争とは何か。大きなメディアでは伝え切れない小さな声を拾い集めることで戦争をする国の内実にせまった。沖縄の基地問題を考える上でも、ぜひ見てほしい」と話している。
 上映は、中野区東中野4、ポレポレ東中野で16日まで、毎日午前10時20分から午後8時45分。五つのプログラムに分けてあり、全編鑑賞券(前売り3000円)は複数日で使うことができる。問い合わせはポレポレ(03・3371・0088)へ。
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100406ddlk13200254000c.html

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札幌の北半分まで 石狩のはずだった 17日に石狩市民図書館で講座

2010-04-08 | 日記
(北海道新聞 04/06 14:09)
 【石狩】札幌市の北半分は石狩になるはずだった?! 幕末の探検家松浦武四郎(1818-88年)が北海道の国や郡の名称などを明治政府に提案した際に控え図として用いた「国郡検討図」から石狩と札幌のかかわりを考える講座が17日午後2時から、石狩市民図書館で開かれる。「札幌と石狩~道都はなぜ札幌になったのか」をテーマに専門家が熱い議論を戦わせる。(荻野貴生)
 石狩市民図書館といしかり砂丘の風資料館の主催。「北海道の名付け親」で知られる松浦武四郎は幕末に6回にわたり北海道や国後島を調査。1869年(明治2年)に明治政府に北海道の名と国、郡の領域を提案した。その際に使われたのが「国郡検討図」で、2002年に発見された。国郡検討図で石狩郡と札幌郡の境界線は、現在のJR札幌駅の南側に引かれており、札幌市北区・東区・手稲区の大部分と、中央区・西区の一部を石狩に含む形で分けられた。講座ではその後、なぜ札幌市が道都となり、現在の境界になったのか-などについて考える。
 「開拓史と北海道」(北海道出版企画センター)を出版し、国郡検討図を調べた札幌市文化資料室の榎本洋介氏と、いしかり砂丘の風資料館の工藤義衛学芸員が討論。市民図書館の丹羽秀人副館長が司会を務める。
 工藤学芸員は「松浦武四郎の定めた境界は現在の函館線とほぼ同じで、これを境に環境は大きく変わる。札幌はアイヌ語で『乾いた所』という意味だが、明治前から栄えていた石狩と何もなかった札幌で、どう境界が決まり、札幌がなぜ道都になったのかを話したい」と言う。
 無料で、直接会場へ。詳しくは市民図書館(電)0133・72・2000へ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/224724.html

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台湾 台風被害の復旧進む 阿里山観光 ようやく春 花見に誘われ、客足徐々に

2010-04-08 | 日記
(西日本新聞 2010年4月5日掲載)
阿里山と森林鉄道
 阿里山は台湾中南部・嘉義県にある2千メートル級の山々の総称。最高峰は大塔山の2663メートル。国家風景区(国定公園)に指定され、日の出、雲海、夕焼け、森林、鉄道の五大景観で知られる。一帯には先住民ツォウ族の集落が点在する。  日本統治時代に豊富な森林資源が注目され、山林開発と木材搬出の手段として、阿里山森林鉄道を建設。1914(大正3)年に嘉義−阿里山の本線72キロが全線開通した。この鉄道でヒノキの高級材が運び出され、靖国神社の神門、東大寺大仏殿の垂木などに使われた。現在、阿里山での森林伐採は禁じられており、鉄道は観光・登山客の足となっている。

 昨年8月の台風8号による豪雨災害で交通が寸断され「陸の孤島」となっていた台湾の景勝地・阿里山が桜の季節(3月中旬―4月中旬)を迎え、観光客が徐々に戻りつつある。道路復旧工事が進み、現在は中型バス(20人乗り)や自家用車でアクセスできるようになった。来月には大型バスの乗り入れも解禁になる見込みで、復興の足取りは着実に進んでいる。
 海抜2200メートルを超える散策エリア、阿里山森林遊楽区には、ソメイヨシノや山桜、大島桜など、日本統治時代以降に植えられた各種の桜が白やピンクの花を咲かせた。花見客があちこちでカメラを構え、台風災害以降一番のにぎわいだ。
 それでも3月のホテルの客室稼働率は5割前後。例年ならこの時期は予約が1カ月以上も前から満杯で、山上はけんそうに包まれる。それだけに今年はゆっくりと花をめで、野鳥の声に耳をすませ、台湾最高峰・玉山(3952メートル)からの御来光を静かに迎えられる絶好の機会となっている。
 「台風で交通の被害は大きかったが、山上の景色はそのままだ。程なく活気が戻ってくるのは間違いない」。台湾観光局阿里山国家風景区管理処の曽漢洲処長は自信を込める。観光局は高速鉄道・連絡バスの乗車券とホテル割引をセットにしたクーポン券を発売し、客足回復を後押しする。
 ●中国人客に人気
 台風直撃前の昨年8月初旬、阿里山は年初からの入域客が史上初めて100万人を突破した。観光客急増の要因となったのが、2008年7月からの中国人客の台湾観光解禁だ。
 中国では、高級茶の産地で流行歌「阿里山の娘」でも知られる阿里山の人気は台湾の観光地の中でトップ級。だが、団体行動が原則の中国人訪台ツアーは大型バス利用が主体で、現在、中型バスに乗り換えが必要な阿里山は周遊日程から外されるケースが多い。
 山腹の道路沿いで有機農場レストランを営む〓(〓は「登」に「おおざと」)朝升さんは「台風前は来店客の半数以上が中国人ツアー客だった。レストランは2月の春節(旧正月)ごろから営業を再開したけど、客数はまだ去年の1割にも及ばない」と語る。それでも「建物は無事だったし、農場もほとんど元通りになった。大型バスが通るようになれば、また忙しくなるよ」と前向きだ。
 ●鉄道復旧が急務
 阿里山のもう一つの魅力が、ふもとの嘉義市と結ぶ阿里山森林鉄道だ。日本統治時代から100年近い歴史があり、急こう配を上るスイッチバックやループ線が設けられ、世界三大登山鉄道の一つに挙げられる。
 だが、昨夏の台風8号で阿里山地区は3日間で2800ミリの集中豪雨を記録し、鉄道は421カ所が損壊。路盤ごと流された区間もあり、一時は全線復旧を危ぶむ声もあった。
 実は同鉄道の経営は08年に林務局(林野庁)から民間業者に委託され、沿線の観光施設と一体的に開発する計画だった。だが台風災害を受け、鉄道復旧を優先する林務局は委託契約を解除し、経営復帰を決定。来年末の全線運行再開を目標に工事を進める。まずは森林遊楽区の拠点・阿里山駅と御来光の名所・祝山駅を結ぶ支線の復旧を急ぎ、来月にも区間運行を再開する見通しだ。
 日本統治下の1913(大正2)年に創業し、歴代の日本人総督や台湾総統が宿泊した老舗ホテル・阿里山賓館の陳振興社長は「昨夏の台風はホテル史上最大級の天災だった。3カ月間はほとんど宿泊客がなく、経営には打撃となったが、復興へ向けて観光局や林務局との協力態勢は深まった」と強調する。
 同ホテルでは大型バスや鉄道再開後の観光客増加を見込んで、今年9月をめどに客室数を現在の40室から150室に拡大する増築工事の最中だ。「花見や夏のシーズンにも、もっと多くの人が阿里山を楽しめるようになる。とくに歴史的に縁の深い日本人にはたくさん来てほしいね」。陳社長は笑顔を浮かべた。
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/7323/

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