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台湾族長の絵、裏に別衣装 作品修復中に発見 奈良・天理参考館

2012-04-15 | 先住民族関連
MSN産経ニュース 2012.4.15 02:04

 天理大付属天理参考館(天理市)は14日、同館が所蔵する台湾先住民族の族長を描いた肖像画の裏側に、別の衣装を着た同じ人物の肖像画が見つかったと発表した。同館は「裏側の絵が最初に描かれ、肖像画の人物の権威や遺徳を高める目的で、後から立派な官服をまとった表の絵が描かれた可能性がある」としている。
 同館では、約2千点の台湾先住民族に関する資料を所蔵。今回、裏側の絵が見つかった肖像画には、清朝の支配が及んでいた台湾で族長として中部地域の先住民族をまとめたとされる人物、潘士興(はんしこう)が描かれている。
 18世紀後半の作品とみられ、竹を漉(す)いた紙に鉱物を原料とする絵の具で表現されている。表側は清朝様式の官服を身にまとい、胸元に高級文官を示す鳥の模様が描かれているのが特徴。
 同館では表装や画像の劣化が著しいことから京都の修復業者に依頼し、昨年から約半年かけてこの肖像画の修復を行った。
 襖(ふすま)の貼り替え技術などを応用し、裏側の薄い肌裏紙をはがしたところ、地味な色合いの一般役人の衣装をまとった同じ人物の肖像画が出現したという。
 同館では表側で衣装を立派に描き変えることで、族長の権威を高めた可能性もあるとしている。
http://www.google.com/search?hl=ja&gl=jp&tbm=nws&btnmeta_news_search=1&q=%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C&oq=%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C&aq=f&aqi=&aql=&gs_nf=1&gs_l=news-cc.3...13187.14093.0.14734.0.0.0.0.0.0.0.0..0.0.#sclient=psy-ab&hl=ja&gl=jp&tbs=sbd:1&tbm=nws&q=%E5%85%88%E4%BD%8F%E6%B0%91&oq=%E5%85%88%E4%BD%8F%E6%B0%91&aq=f&aqi=&aql=&gs_l=serp.3...33047l35875l0l36375l11l10l0l0l0l4l609l3719l2-4j2j3j1l10l0.frgbld.&pbx=1&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.,cf.osb&fp=dc3853bd3afc2947&biw=1486&bih=875

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マレーシアの「プナン人」実地調査を一冊に 信大准教授

2012-04-15 | 先住民族関連
信濃毎日新聞 04月14日(土)

 熱帯雨林の乱伐に抗議行動を続けるマレーシア・サラワク州の先住民族プナン人。信大全学教育機構(松本市)の金沢謙太郎准教授(43)=環境社会学=は、15年にわたるプナン人のフィールド調査をまとめた本「熱帯雨林のポリティカル・エコロジー―先住民・資源・グローバリゼーション」を出版した。熱帯雨林の資源利用の変化を、政策やグローバル化経済との関係からとらえた。伐採には日本企業も関わっており、日本と現地のつながりを考えるきっかけになれば、との期待を込めたという。
 プナン人はボルネオ島北西部で狩猟採集生活をしており、人口約1万人。定住せず移動を繰り返す人も多い。熱帯雨林の乱伐などで生活に変容を迫られ、1980年代、木材運搬用林道を封鎖するなど抗議活動を始めた。
 金沢准教授は東大大学院生時代に熱帯雨林の研究でサラワク州に入り、プナン人と出会った。「伐採に反対していることは聞いていたが、自然を巧みに利用する生活ぶりにも魅せられ、詳しく知りたいと思った」という。
 プナン人と政府などとの対立の背景を探る際、「ポリティカル・エコロジー(政治生態学)」の視点を取り入れたという。プナン人の生活様式と生態系の関わりを見る「虫の目」と、サラワク州の開発政策や開発に関わる企業、国際機関の動向を探る「鳥の目」による複眼的分析をした。
 終章では対立の解決に向け、(1)政府がプナン人の要求を知るルートをつくり信頼関係を築く(2)一定の森林管理をプナン人に任せるなど森林から得られる恵みを再評価する―などの提案をしている。
 熱帯材合板の最大の輸入国は日本。「商品の流れを見えるようにして、日本人とプナン人がつながっていると想像する力を取り戻し、対立の背景を多面的に見ることが必要」と呼び掛けている。本は昭和堂刊、5250円。
http://www.shinmai.co.jp/news/20120414/KT120413SJI090002000.html

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白老・ポロト湖の解氷進まだ1割―サケの薫製近く販売

2012-04-15 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2012年4月14日(土)朝刊】

 白老の明鏡・ポロトの解氷が例年になく遅れており、湖面の約9割がいまだ氷に覆われている。湖畔のアイヌ民族博物館のかやぶきの家屋「チセ」では、いろりの煙でいぶされ、あめ色になったサケの薫製「サッチェプ」が独特の香りを放っている。近く販売を始める。趣異なる春2題。
 同博物館に30年勤務する男性職員によると、ポロトの氷は例年なら3月中に解けるといい、「この時期まで氷が張っているのは初めて」という。
 場所によっては厚さ10センチ以上の氷が湖面を覆っている。南側などは湖畔から数メートルが水面を見せているものの、大半は氷。13日、コイ釣りをしていた苫小牧の男性は「解氷は1カ月ぐらい遅れている」と話していた。
 5月1日から貸しボートが始まり、アウトドアシーズンが幕を開けるが、さすがにそのころまでには解けるだろうと関係者はみている。
 絶えることなく燃えるいろりの煙を受ける、天井付近につるされた「サッチェプ」は約2500本。ポロトの味覚として全国にファンを持つ珍味だ。
 長さ約10センチの木棒2本で腹を広げられたサケは、チセ内に香ばしいにおいを放っている。一本ままの姿造りが5千円、パッケージにした130グラム入りが500円。近く同博物館内で販売するほか、全国発送も開始する。問い合わせは同博物館、電話0144・82局3914番。(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/04/14/20120414m_08.html

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