先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

受賞者と授賞理由

2017-03-14 | 先住民族関連
日本経済新聞-2017/3/14 0:31
 日本学士院は13日、優れた業績を上げた研究者に贈る日本学士院賞に、プレート沈み込み帯の地殻やマントルの構造と地震活動の関係を調べた長谷川昭東北大名誉教授(71)ら10人を選んだと発表した。長谷川氏には恩賜賞も贈る。受賞者と授賞理由は次の通り。
 【日本学士院賞・恩賜賞】
 長谷川 昭(はせがわ・あきら)東北大名誉教授、地震学。プレート沈み込み帯の構造と地震活動を研究。71歳。
 【日本学士院賞】
 奈良沢 由美(ならさわ・ゆみ)城西大准教授、西洋美術史。フランス南部の教会祭壇の類型を体系化。51歳。
 清水 展(しみず・ひろむ)京都大教授、社会人類学。フィリピン・ルソン島の先住民族の実態を調査。65歳。
 高崎 史彦(たかさき・ふみひこ)高エネルギー加速器研究機構名誉教授、物理学。粒子と反粒子の実験。73歳。
 荒川 泰彦(あらかわ・やすひこ)東京大教授、光電子工学。電子を閉じ込める量子ドットを研究。64歳。
 横堀 寿光(よこぼり・としみつ)東北大名誉教授、材料強度学。金属疲労を数値解析する理論。65歳。
 難波 成任(なんば・しげとう)東京大教授、植物病理学。植物の病原性細菌のゲノムを解読。65歳。
 戸田 達史(とだ・たつし)神戸大教授、神経内科学。福山型筋ジストロフィーなど糖鎖合成異常症の解明。56歳。
 遠藤 玉夫(えんどう・たまお)東京都健康長寿医療センター研究所副所長、生化学。戸田氏との共同研究。63歳。
 北村 惣一郎(きたむら・そういちろう)国立循環器病研究センター名誉総長、医学。小児の心臓手術法確立。76歳。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO14024280T10C17A3000000/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝日新聞が紙面に「酋長」使用 呉智英氏は評価

2017-03-14 | アイヌ民族関連
ガシェット通信 2017年3月13日 16時00分 (2017年3月13日 16時33分 更新) NEWSポストセブン
 新聞やテレビ放送で「使用禁止」になった言葉が存在する。そのひとつが「酋長(しゅうちょう)」。この言葉は多くのメディアから使われなくなったが、その歴史を振り返るとともに、最近の新たな潮流を評論家の呉智英氏が解説する。
 * * *
 朝日新聞に新しい潮流が見られる(ような気がする)。3月2日夕刊の「続・南の国境をたどって」を読んで、そう感じた。与那国島の伝説の女傑の話である。
「むかし、与那国島に女性の『酋長』がいた。言い伝えによると、名をサンアイ・イソバという。4人の兄弟を村々に配置し、自分は中央の村にいて島全体を統治していた。巨体で怪力の豪傑だった」
 今を去る五百年ほど前「宮古島からの襲撃を受けた」際、これを蹴散らした。「外敵から島を守った英雄として、サンアイ・イソバの話は島民の間で代々伝えられ」「陸上自衛隊が与那国沿岸監視隊のシンボルマークに採用した」。
 サンアイ・イソバ、かっこいいじゃないか。木曾義仲の愛妾(あいしょう)、巴御前(ともえごぜん)、劇画家平田弘史描く『怪力の母』、また、馬賊の満洲お菊、といった感じだ。リベラル派も左翼もこれに匹敵する女性戦士を持たなかった。
 それに、何といっても「酋長」がいい。酋長は、ここ30年ほど差別用語として使用禁止になっていた。北海道の「酋長岩」もアイヌ団体の抗議によって禁圧されたし、アメリカの「インディアンの酋長」はインディアンの抗議などないまま禁圧された。その抑圧の鉄鎖が朝日新聞の記事によって断ち切られた(ような気がする)。
「酋」は、集団のおさ、かしら、傑出した者、という意味である。「酉」は酒樽の象形で、熟成を表わし、上部の「ハ」は、熟成された酒の香気を表わす。悪い意味など少しもない。
「酋長」が禁圧され、代替的に音(おん)の近い「首長」が使われるようになった。首長は、知事や市長など自治体の責任者を指す言葉である。これは最近「くびちょう」と呼ぶことが多い。その理由として「しゅちょう」では「首相(しゅしょう)」や「市長(しちょう)」と紛らわしいからだとされるが、わざとらしい言い訳としか思えない。
「酋長」と思われたくないために「くびちょう」と言っているのだろう。その証拠に「インディアンの首長(くびちょう)」とは言わないではないか。愚劣な差別語狩りが玉突き現象を起こしているのである。
 陸自の与那国沿岸監視隊が当地の女酋長をシンボルマークにしたというのも初めて知った。陸自、お見事。ここでも革新・左翼は負けている。米軍は攻撃用ヘリ「アパッチ」「シャイアン」を持っている。このネーミングも国民統合の観点で巧みである。
 1930年(昭和5年)の『酋長の娘』(私のラバさん酋長の娘)は今では放送禁止歌となっている。これはミクロネシアに渡った森小弁(『冒険ダン吉』のモデル)と現地の恋人を歌ったものだ。森小弁の子孫がミクロネシア連邦七代目大統領M.モリである。
 この歌の作詞・作曲者は演歌師の石田一松である。石田は苦学の末、戦後衆議院議員になった。そして、安保条約にも単独講和にも反対した。共産党議員が懲罰決議にかけられた時も反対した。言動の評価は分かれるにしても、なかなか気骨のある芸人であった。
●くれ・ともふさ/1946年生まれ。日本マンガ学会前会長。著書に『バカにつける薬』『つぎはぎ仏教入門』など多数。
※週刊ポスト2017年3月24・31日号
http://getnews.jp/archives/1657049

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

固有文化次世代に伝承 千歳でアイヌ文化発表会

2017-03-14 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2017年 3/13)

受け継がれてきた伝統芸能の披露
 千歳アイヌ文化伝承保存会などが催した2017アイヌ文化発表会が12日、千歳市蘭越生活館で開かれた。しきたりや技芸を受け継ぐ人やアイヌ語学習者らによる各種発表が繰り広げられた。
 千歳アイヌ協会後援。例年、当地の春を前にしたこの時期に開催しており、協会員らが固有な文化を次世代に伝承し、より多くの人に知ってもらう機会としている。
 今回は約60人が参加。開催を知って広島県から来た人もいて、自然を敬い、人同士が和すための踊りや歌、さまざまな知恵を含んだ言葉の妙味に触れた。
 紙芝居や語り、アイヌ語による童謡・歌謡曲の披露があり、座り歌や輪踊りの伝統芸能が継承者らから手ほどきされると、参加者一体で盛り上がった。会場には習い覚えた人たちが作った見事な出来栄えの刺しゅうなど工芸品も多数展示されていた。
http://www.tomamin.co.jp/20170348568

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする