goo blog サービス終了のお知らせ 

先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

「コロンブスの不平等交換」とは何だったのか――先住民の視点から、モノ・ヒトの移動を通じて世界史を見直す

2017-03-29 | 先住民族関連
Book Bang 3/28(火) 5:30配信

先住民の視点から、モノ・ヒトの移動を通じて世界史を見直す
[レビュアー] 稲村哲也(放送大学教授)
 今日のグローバル化の源流は大航海時代にあり、ジェノバ出身の航海者クリストーバル・コロン(コロンブス)こそが、その後の歴史に最も大きな影響を与えた人物と言って間違いないだろう。一四九二年、地球が丸いことを確信し、スペインのイサベラ女王の支援を得て、極東の黄金の国ジパングを目指し、西に向けて出帆したコロンブスとその一行は、苦難の航海の末、未知の大陸、すなわち「新大陸」アメリカに到達。それが、スペインによるアステカ王国征服、インカ帝国征服につながり、金銀財宝の略奪、植民地体制下での鉱山開発やサトウキビ栽培等によって莫大な富をヨーロッパにもたらし、コロンブスは、偉大な英雄として後世に名を残すことになる。
 しかしながら、「新大陸」(この名称がそもそもヨーロッパからの視点にほかならない)にもともと住んでいたアジア系の人びとにとっては、豊かで平和な生活との決別と、今日まで続く悲劇の始まりであった。征服、虐殺、植民地による被支配・搾取、ヨーロッパから持ち込まれた疫病による悲劇的な人口減少、現在まで続く差別と貧困。
 今では、こうした負の歴史に光を当てた書籍も少なくない。しかし、本書のように、コロンブス以後の新旧大陸間の接触と交流の影響を、モノとヒトの両面から、これほど多角的かつ緻密に、そしてダイナミックに描き切ったものはほかには無い。本書の優れた内容は、著者の研究歴をたどることで納得できる。
 一九六八年、著者は京都大学農学部の学生のとき、アンデスの栽培植物の起源に関する調査団に参加し、初めてペルー、ボリビアの地を踏んだ。そのとき、著者が最も強い印象を受けたのは、四〇〇〇メートルの高所で踏み鋤によって畑を耕す先住民インディオの農民や、雪の舞う高原で寒さに耐えながら家畜を追う少年少女たちだった。それによって、著者の関心は、栽培植物から、それを栽培する人々へと向かい、農学から民族学へと転向する。以後、五〇年近くアンデスに通いつめ、インディオの村で生活を共にし、彼らの視点に立ち、地を這うような調査研究を続けてきた。その間、アンデス研究の原点であった植物学・農学への関心も失われることはなかった。そして、著者の関心はさらに、空間的にはアンデスから世界へと広がり、時間的には過去へ─コロンブスを起点として、それ以前(先史)と以後(歴史)─広がった。
 本書は、そうした著者の研究歴の集大成といってもいいだろう。著者は、一九七八年に京都大学にて「トウガラシの起源と栽培化に関する研究」で農学博士の学位を取得し、二〇一五年には東京大学にて「中央アンデス農耕文化論」で文化人類学分野の学術博士の学位を取得している。
 学会では文理融合型の共同研究の重要性がしばしば唱えられるが、実際にはなかなか難しい。しかしながら、著者はこれまで、多くの優れた文理融合型研究プロジェクトを率いてきた。本書にみられる、理系(植物学・農学)と文系(民族学・文化人類学)の見事な統合は、そうした著者の研究歴を反映している。
 本書の内容は極めて専門的な知見に基づいているが、たいへん読みやすい平易な表現で綴られている。本書に込められたテーマは多様で、かつ相互に関連づけられている。なかでも、「インディオの貢献」としてのジャガイモやトウモロコシの栽培化とその世界への拡散、及びその食と社会への影響に関する記述は圧巻である。そのほか、アンデスの多様な環境、インディオの暮らし、旧大陸の家畜の新大陸への導入とその影響、楽器の多様性とその歴史的背景、奴隷制と三角貿易とそのインパクト、新大陸に持ち込まれた疫病の悲劇的な結果とその背景など、重要で興味深いテーマが続く。
 読者は、自分が関心をもつテーマから読み進めてもいい。そこから関心がひろがり、読み終わったときには、世界史への新しい見方を体得することになるだろう。
 ◇角川選書◇
『コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史』
著者 山本 紀夫 [著]
出版社 KADOKAWA
ジャンル 歴史・地理/外国歴史
ISBN 9784047035928
発売日 2017/01/25
価格 1,836円(税込)
https://www.bookbang.jp/review/article/527734

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪・みんぱく、4月から小・中学生が無料に

2017-03-29 | アイヌ民族関連
Lmaga.jp 3/28(火) 18:00配信

4月1日から小・中学生の観覧料が無料となる「国立民族学博物館」。写真は「中央・北アジア/アイヌの文化」展示の様子
人類・民族に関する資料を展示する「国立民族学博物館」(大阪府吹田市)、通称みんぱく。1977年の開館から今年で40周年となるのを記念し、4月1日から小・中学生の観覧料が無料となる。
文化人類学・民族学に関する調査・研究をおこない、標本資料や映像・音響資料、文献図書資料など100万点以上の資料類を収集、収蔵する同館。世界中の民族衣装や、生活用品、民族楽器など、詳細に追うと1日ではとうてい見て回ることができない数、普段見ることのない奇妙でポップな展示物に、足繁く通うファンも多い。これまで小・中学生の観覧料は110円(土曜のみ無料)だったが、この4月からは本館展示、企画展示、特別展示など全ての展示が全日無料で観られる。これにより、学校遠足や家族連れなどの更なる来館増をはかるという。開館時間は10時~17時、水曜休。観覧料は、一般420円、高校・大学生250円。
「国立民族学博物館」
住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1
時間:10:00〜17:00 ※水曜休
料金:一般420円、高大生250円、小中生無料(3/31まで110円)
電話:06-6876-2151(代表)
URL:http://www.minpaku.ac.jp
https://www.lmaga.jp/news/2017/03/22125/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恐竜21種の足跡発見、「前代未聞」の規模 豪西部

2017-03-29 | 先住民族関連
AFP=時事 3/27(月) 17:25配信

豪ウエスタンオーストラリア州ダンピア半島で、シリコンを使って砂岩にできた恐竜の足跡の型を取る研究者ら。クイーンズランド大学提供(2017年3月27日提供)。(c)AFP/UNIVERSITY OF QUEENSLAND/STEVEN W. SALISBURY
【AFP=時事】オーストラリアの研究者らは27日、同国西部の海岸地帯で異なる21種の恐竜の足跡が発見されたと発表した。研究者らはこの発見について「前代未聞」の規模であるとし、映画『ジュラシック・パーク(Jurassic Park)』の世界さながらだと評している。
 豪クイーンズランド大学(University of Queensland)とジェームズ・クック大学(James Cook University)の古生物学者らは、ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州キンバリー(Kimberley)にある1億4000万年ほど前の地層で発掘調査を実施。この種の発見としては一度に最も多くの種類の足跡が見つかった例だとしている。
 米国の古脊椎動物学会(SVP)の学会誌に発表された論文の主執筆者であるスティーブ・サリスベリー(Steve Salisbury)氏は、発見された足跡について「世界でも類を見ない」と語り、「豪西部において非鳥類型恐竜が存在していたことを示す証拠としては最重要のもの」と位置づけた。その上で、同地域は「雄大な自然を誇るオーストラリアのジュラシック・パークともいえる、大変魅惑的な地帯だ」と述べた。
 サリスベリー氏はさらに、「足跡はステゴサウルスのものと確認されたもの以外にも、記録があるなかで最大級の大きさのものある」と明らかにした。
 足跡が見つかった地域は、ウエスタンオーストラリア州政府が2008年に液化天然ガスの生産地域として指定し、開発の手が加えられるところだった。しかし、この地域を伝統的に管理・保護してきた豪先住民アボリジニのグーララブールー(Goolaraboolo)の人々がサリスベリー氏に掛け合い、正式な調査が実施されることになった。調査チームは恐竜の足跡が見つかった地域での調査と記録に400時間以上を費やしたという。
【翻訳編集】 AFPBB News
https://dot.asahi.com/afp/2017032700077.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「世界最大1.7m!」恐竜の足跡の化石が豪州西部で発見…21種類も

2017-03-29 | 先住民族関連
ハザードラボ- 2017年03月29日 06時00分

オーストラリア北西部の沿岸部で見つかった全長1.7メートルの世界最大の恐竜の足跡(Steve Salisbury/Queensland University/James Cook University)
 「オーストラリアのジュラシック・パーク」の異名を持つ、同国北西部の沿岸地帯で、全長1.7メートルと世界最大の足跡を含む21種類の恐竜の足跡が見つかった。
 クイーンズランド大学のスティーブ・ソールズベリー博士と、ジェームズクック大学の共同調査チームは、西オーストラリア州キンバリー地方の北部に位置するダンピア半島沿岸の岩場で、21種類の恐竜の足跡を発見し、脊椎動物専門の古生物学誌に研究成果を発表した。
 調査チームが発掘したのは、約1億4000万年前の白亜紀に形成されたと見られる砂が固まってできた海岸沿いで、州政府が2008年に、液化天然ガスの処理施設の建設予定地として選んだ場所。
 建設前の事前調査として2011年に発掘を始めたソールズベリー博士らは、先住民族アボリジニの人たちの協力を得て、5年に及ぶ研究を続け、恐竜の足跡の化石のシリコン型を作成。分析の結果、オーストラリア大陸では、これまでほとんど報告がないステゴサウルスなど、白亜紀初期の恐竜の足跡だとわかった。
 21種類の恐竜は、肉食恐竜が5種類、首長竜が少なくとも6種類、装甲恐竜が6種類、鳥類の祖先4種類が特定されている。なかには、成人がすっぽり横たわれるほどの1.7メートルの足跡も見つかっていて、これは過去に地球上で発見されたなかでは最大だという。
 ソールズベリー博士は「足跡の大きさだけでも世界一だが、おそらく、ひとつの地域で足跡が見つかった数としても世界最大でしょう」と指摘したうえで、「先住民族の間では何百年にもわたって、口伝えで恐竜の足跡の存在が知られてきたのです」と話している。
 発掘を開始して以来、調査チームはこの土地への建設計画を取りやめるよう州政府や資源会社に働きかけてきたが、その声が聞き入れられて、現在は国家の自然遺産として、未来に残すべく保護の対象となっている。
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/9/19597.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有権者の80%、政府の人種差別禁止法緩和に反対

2017-03-29 | 先住民族関連
日豪プレス-2017年3月28日
 マルコム・タンブル保守連合政権は、保守系コメンテータや保守連合内の超保守議員の要求する「人種差別禁止法第18条c項」の禁止規定を緩和する改定法案を進めているが、フェアファクス-イプソス世論調査によると、有権者の80%ほどがこの改定に反対していることが明らかになった。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
 フェアファクス-イプソス世論調査ではタンブル連邦与党保守連合の支持率が労働党を下回る傾向になっており、日曜祝日出勤手当減率と合わせてタンブル政権にとっては火中の栗を拾うことになりかねない。
 今週末までには連邦上院で、この改定法案が審議されるが、1400人を対象に実施された世論調査で78%がこの改定に反対している。
 人種差別禁止法第18条c項改定法案は、「その人種または民族をもって、何人かに不快感を与え、または侮辱し、または屈辱を与えることを禁止する」という文言を、「その人種または民族をもって、何人かを威嚇し、またはいやがらせをすることを禁止する」という文言に書き替えるもので、タンブル首相は、「改定法案は、第18条c項を強化するものだ」と語っている。しかし、「保守コメンテータや保守議員の歓迎する改定法案が同条c項の強化になるなどありえない」との反論が出ている。
 同条項支持は2014年以来10%増加しており、QLD工科大学の訴訟事件やオーストラリアン紙の一コマ・マンガ家ビル・リーク氏の先住民族侮辱マンガ事件など世間を賑わしたいくつかの民族問題事件が同法改定法案に対する違和感をかき立てたとも見られる。
 しかも、タンブル政権にとっては厄介なことに、保守連合支持者でも76%が現行条項を支持しており、労働党支持者ではこれが84%に、緑の党支持者は85%が現行条項を支持ている。
 バーナビー・ジョイス連邦副首相は、同条項はごく少数の保守連合忠誠派が熱中しているだけで、大多数の保守連合支持層は現行条項を問題にしていない」と語っていた。
ソース
Fairfax-Ipsos poll: Eight in 10 voters oppose Turnbull government’s 18C race hate law changes
http://nichigopress.jp/ausnews/politics/141140/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海はだれのものか

2017-03-29 | ウチナー・沖縄
宮崎日日新聞 2017年3月28日
 なぞの少年が海辺に現れてモロボシ・ダンに訴える。「海の底は本当の地球人のものだから侵略してはいけない」と。ウルトラセブン衝撃の一編、「ノンマルトの使者」だ。
 海辺の近くでは海底調査が行われている。そこに現れた怪獣ガイロスをウルトラ警備隊とウルトラセブンに変身したダンが撃退する。さらに少年の必死の制止を振り切って海底にあった都市まで破壊。警備隊のキリヤマ隊長が「海底は我々のものだ」と宣言する。
 脚本を担当した金城哲夫さんは沖縄県出身。そのため沖縄県民を地球先住民族ノンマルトにたとえて本土からやって来た人間による侵略を比喩的に描いた一編ではないかと推察されてきた(別冊映画秘宝「ウルトラセブン研究読本」)。
 沖縄本島の沿岸で国内の生息は3頭だけと考えられている絶滅危惧種ジュゴンの新たな個体の目撃情報があることが分かった。子どものジュゴンとされ沖縄で繁殖した可能性が高い。絶滅回避に向けて今後の調査が待たれる。ジュゴンの海は国内では沖縄だけだ。
 沖縄は世界のジュゴン生息域の北限で辺野古の周辺などごく限られた海域で目撃されている。日本自然保護協会の安部真理子さんは「辺野古の海草藻場は沖縄本島最大規模で生息を支える最後の砦(とりで)だが基地建設で消滅する」と指摘する。
 くだんの一編は「地球人こそ侵略者だった」というどんでん返しの結末が準備されていた。沖縄の海を埋めてよその国に差し出そうという政府である。劇中、武器を持たぬ平和民族として描かれるノンマルトに母子らしきジュゴンが重なる。
http://www.the-miyanichi.co.jp/kuroshio/_25071.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ポヨポヨ観察日記」の樹るう、アイヌ青年の恋愛描く新連載をMOMOで

2017-03-29 | アイヌ民族関連
マイナビニュース-[2017/03/28]

「ポヨポヨ観察日記」の樹るうによる新連載「二つの歌 三つの物語-理の橋-」が、本日3月28日発売のまんがライフMOMO5月号(竹書房)にてスタートした。
「二つの歌 三つの物語-理の橋-」は、アイヌ民族の異種族恋愛をテーマにしたラブストーリー。物語は、青年・イタクノアの妹が村の外へと嫁いでいくところから始まる。結婚を意識しだしたイクタは、忘れることのできないとある女性を探す。実在した証拠はあるのに、夢を見ただけかも知れないと彼女の存在に確信が持てないイクタ。彼が探す女性の正体とは。
また同号では、内村かなめによる短期集中連載「お兄ちゃんビフォーアフター」も開始した。入社時は太っていたので会社の女性陣から見向きもされなかった男性・大田太が、研修中に激ヤセ。イケメン化したことから巻き起こる騒動を描く。
本記事は「コミックナタリー」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
http://news.mynavi.jp/news/2017/03/28/388/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「イランカラプテ」CD函館、七飯で発売 新井満さんら作詞作曲

2017-03-29 | アイヌ民族関連
BIGLOBEニュース-2017/3/28 17:00
 「千の風になって」の訳詞と作曲で知られる芥川賞作家新井満さん=七飯町東大沼在住=が、アイヌ民族でユカラ劇脚本・演出家の秋辺日出男さんと作った楽曲「イランカラプテ~君に逢(あ)えてよかった」のCDが函館と七飯町で発売された。同曲はアイヌ文化への理解を深めようと国や道が進めるキャンペーンのイメージソングで、4月以降、動画投稿サイトでの合唱動画の公開も予定されている。アイヌ民族の価値観に心を動かされたという新井さんに、曲に込めた思いを聞いた。
 アイヌ語の「イランカラプテ」は、「こんにちは」に加えて「できることなら、あなたの心の片隅にそっと触れさせれてください」を意味する。新井さんが、友人の秋辺さんからそう教わったのは2013年。「土足で相手の心に踏み込むことの多い現代。思いやりにあふれたこの言葉は、世界一控えめな言葉だと感銘を受けた」と振り返る。
 この言葉「イランカラプテ」をテーマにした歌を作りたい。すぐに直感した新井さんは、秋辺さんと楽曲作りのやりとりを始めた。アイヌ民族の礼儀や自然観について新井さんが質問し、秋辺さんが答え、それをもとに新井さんが詞をつづる。秋辺さんがさらに修正する。手紙やメール、電話でやりとりを繰り返し、昨春の完成まで3年かかった。
 歌詞には、秋辺さんが何度も口にした「いのちの河(かわ)」という言葉も歌詞に盛り込んだ。「木も鳥も人間も、あらゆる命がつながり循環している。アイヌ民族の根底に流れているこの死生観が重要」という。
 CDは函館空港内南北海道物産館、函館物産コポロ(函館市元町)、大沼国際交流プラザ(七飯町大沼町)、大沼鶴雅オーベルジュエプイ(同)の4カ所で販売中。税込み1500円。
https://this.kiji.is/219366233818514937?c=110564226228225532

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白老アイヌ民族慰霊施設に高さ30メートルの塔 政府案

2017-03-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/28 05:00、03/28 10:39 更新
 政府が胆振管内白老町に開設する「民族共生象徴空間」内で整備する慰霊施設のモニュメントのデザインが27日、固まった。先のとがった鉄骨製の塔で高さ30メートル。民族の祈りの儀式で用いるイクパスイ(捧酒=ほうしゅ=べら)をモチーフにしている。
 慰霊施設は、全国の研究機関で保管されているアイヌ民族の遺骨を集約するために整備される。モニュメントはその象徴として設置され、魔よけの意味があるアイヌ文様をあしらう。
 上部にアイウシ(とげのある曲線)、下部にモレウ(渦巻き模様)を施し、先祖の魂が安らかに眠れるよう願いを込める。アイヌ民族がカムイ(神)として敬うフクロウも描いた。(続き)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0383448.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化庁が国立アイヌ民族博物館 2020年開館へ基本設計発表

2017-03-29 | アイヌ民族関連
NEWSALT-2017/3/28

文化庁は23日、国立アイヌ民族博物館の建物と展示の基本設計の策定案を発表した。アイヌの伝統の理解促進のため、2020年に北海道白老町に開館する予定。
1997年に成立した「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」に基づき、2014年に同博物館整備が決定。先住民族アイヌの尊厳を尊重し、アイヌの歴史・文化などに関する正しい認識と理解を促進するとともに、新たな創造及び発展に寄与することが目的。
博物館は地上3階建てで、ポロト湖畔に自然景観と調和するように設計されている。アイヌの伝統的な文様をエントランス周囲の外壁やガラス面に表現する。映像や音声でアイヌ文化を紹介するシアターや、アイヌ文化の講座や講習会を行う場所を持つ。展示室や収蔵庫とともに調査・研究に必要なスペースも用意。案内表示はアイヌ語、日本語、英語をはじめ、多言語に対応させる。
(写真はイメージ)
http://newsalt.jp/culture/%E6%96%87%E5%8C%96%E5%BA%81%E3%81%8C%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E6%B0%91%E6%97%8F%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8-2020%E5%B9%B4%E9%96%8B%E9%A4%A8%E3%81%B8%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E8%A8%AD

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Re 北メール 痛みのペンリウク=平田剛士さん(フリーランス記者) /北海道

2017-03-29 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2017年3月28日 地方版
 平取町議会議場の壁には、名誉町民または同格の称号を持つ11人の肖像写真が掲げられている。先頭は平村ペンリウク氏(1832~1903年)。地元アイヌコタン(集落)の首長だった人物である。
 しかし彼は没後、ただ「アイヌである」というだけの理由で、名誉と尊厳を著しく傷つけられてしまう。
 北海道帝国大学(現・北海道大学)医学部の山崎春雄教授らによって1933年、墓を掘り返され、遺骨の持ち去りを受けたのだ。差別的な「人種」研究のためだった。
 北大によれば、山崎教授は31~34年に同町などでアイヌ墓地を発掘し、ペンリウク氏のものを含め少なく…
残り314文字(全文582文字)
http://mainichi.jp/articles/20170328/ddl/k01/070/158000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする