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貸自転車で白老巡って ウポポイ開業に合わせ来春から

2019-11-01 | アイヌ民族関連
北海道新聞 10/31 23:01
 【白老】胆振管内白老町で来年4月、アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が開業するのに合わせ、白老観光協会などは来春から町内で貸自転車事業を行う。ウポポイ来場者に周辺の観光施設や商店街も訪ねてもらう狙い。札幌でシェア自転車事業を運営するNPO法人ポロクルから無償提供された自転車170台を活用する。
 白老観光協会は31日、町内の宿泊業者などと運営協議会を設立。「白老」とフランス語で自転車を意味するベロに由来する「シラヴェロ」を会の愛称にした。ポロクルが4月、電動アシスト車に更新したため、それまで使っていた26インチの自転車を譲り受けた。
 自転車を借りたり返却したりする「ポート」を町内に複数設ける予定で、JR白老駅やウポポイの駐車場などを検討。駅や商店街と、ウポポイ間の1キロ前後の道のりを行き来しやすくする。駅から1・8キロほど北に位置し、江戸時代に仙台藩が白老で北方警備に当たった当時の資料がある「仙台藩白老元陣屋資料館」の来館者も増やしたい考え。
 料金は保険料込みで4時間以内800円の予定。観光協会の福田茂穂会長は「ウポポイを訪れた観光客の回遊性を高め、地域の観光収入につなげたい」と話している。(金子文太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/360338

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