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「理解が十分ではなかった」アイヌ遺骨研究を謝罪 札幌医科大が会見 北海道(動画)

2019-11-21 | アイヌ民族関連
HBC 11/20(水) 12:21配信

アイヌの遺骨の研究の一部が倫理に反していたなどとして、札幌医科大学は19日、会見を開き謝罪しました。
札幌医科大学は、研究目的で発掘した遺骨など263体をこれまで保管していました。
大学は、このうち個人や団体から返還申請のあるものなどを除き、来年4月に胆振の白老町に開設される民族共生象徴空間「ウポポイ」の慰霊施設へ移したことを明らかにしました。
大学は「アイヌの文化や宗教的儀礼に関する理解が十分ではなかった」と釈明し、「アイヌの方々が受けてこられた苦痛と苦難に対しお詫びする」と謝罪しました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191120-00000006-hbcv-hok

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ウポポイ開設PRイベント「アイヌ・フェスティバル2019」(函館)を開催します=北海道

2019-11-21 | アイヌ民族関連
JIJI.COM 11月21日(木)
 2020年4月24日、北海道白老町にウポポイ(民族共生象徴空間)がオープンします。
 民族共生象徴空間とは、アイヌ文化の復興・発展のための拠点となるナショナルセンターであり、主な施設に、アイヌ民族の視点で語る多彩な展示で歴史や文化を紹介する「国立アイヌ民族博物館」と古式舞踊の公演や体験プログラムを通じてアイヌ文化を体感できる「国立民族共生公園」があります。
 北海道では、来年4月の開設に向けて、ウポポイやアイヌ文化の魅力を紹介するPRイベント「アイヌ・フェスティバル2019」(函館)を開催します。
◆日時◆
2019年11月23日(土・祝)~24日(日) 両日10:00~17:00
◆場所◆
五稜郭タワー 1階アトリウム
(函館市五稜郭町43-9)
◆内容◆
・アイヌ古式舞踊やアイヌ音楽の披露
・アイヌ民工芸品の販売、製作体験
・アイヌ民族衣装の試着、アイヌ料理の試食
・ウポポイ来場イメージ及びアイヌ民族の世界観のVR体験
・ウポポイ開設PRアンバサダー宇梶剛士(俳優)トークステージ(11月24日(日)のみ)
◆お問い合わせ◆
北海道環境生活部アイヌ政策推進局アイヌ政策課
TEL:011-204-5185
(2019/11/20 09:00:00)
https://www.jiji.com/jc/article?k=20191120Pr1&g=jmp

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ウポポイの認知度5% アイヌ文化施設の道調査 SNSなどでPRへ /北海道

2019-11-21 | アイヌ民族関連
毎日新聞2019年11月20日 地方版
 白老町で来年4月にオープンするアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」に関する道の調査で、道外の500人のうち「知っている」と答えた人は約5%にとどまり、認知度の向上が急がれている。
 内閣府が昨年夏に実施した世論調査でも全国で約90%が「知らなかった」と答えており、道アイヌ政策課の担当者は「会員制交流サイト(SNS)やメディアなどを通してPRに力を入れていきたい」と話す。
 ウポポイはアイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味する。白老町のポロト湖畔に国立アイヌ民族博物館や伝統的…
この記事は有料記事です。
残り249文字(全文490文字)
https://mainichi.jp/articles/20191120/ddl/k01/040/168000c


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世代を超えたアイヌ民族2人、伝統継承について意見交換 道新フォーラム

2019-11-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/20 21:03
 道新フォーラム「アイヌ民族はいま」(北海道新聞社主催)が20日、札幌市中央区の道新ホールで開かれた。アイヌ民族の権利回復運動をけん引してきた古布絵作家の宇梶静江さん(86)とアイヌ語伝承に取り組む大学生の関根摩耶さん(20)のアイヌ民族2人が伝統継承の展望などについて世代をこえて語り合い、聴衆約300人が聞き入った。
 札幌大教授の本田優子さん(62)が基調講演し、アイヌ民族の権利回復運動の流れを解説。自ら師事したアイヌ文化伝承者の故萱野茂さんが「先を歩く者はつま先を露でぬらす」と語ったことを紹介し、「多くの方の苦労をへて今がある」と話した。さらにアイヌ語は消滅危機にあると指摘し、ハワイ語の復興に取り組むハワイ大など先進事例を学ぶ意義を強調した。
 幕あいには、アイヌ文化の担い手を育てる「札幌大学ウレシパクラブ」の学生が舞踊を披露した。その後の討論で宇梶さんは「若者たちが自分たちの文化を愛し、伝えている」と歓迎する一方、現在は道の許可が必要なサケ捕獲について自由な捕獲を認めるよう権利回復を訴えた。
 関根さんはユーチューブで発信しているアイヌ語講座「しとちゃんねる」に触れ、「自分に正直で生きたいと思っていたら自然に始めていた。アイヌのことを表現できて幸せだ」と思いを語った。(斉藤千絵、29日朝刊に詳報を掲載します)
※「ウレシパクラブ」のシは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/366761

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<検証 安倍最長政権>2 底堅い支持率 リベラル層も取り込む

2019-11-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/20 10:59
 「『桜』が響いたな…」
 政府高官は、先週末の報道2社の世論調査で安倍晋三内閣の支持率が6ポイント程度下がり、50%を割ったことに表情を曇らせた。
■「何も不満ない」
 首相は支持率に敏感だ。「桜を見る会」を巡り、連日、記者団に釈明を繰り返したのも危機感の表れといえる。最長政権の求心力は、堅調な内閣支持率に支えられてきたからだ。
 「北海道までそんな惨状なのか」。全国の自治体職員らでつくる労働組合、自治労本部(東京)には、道内の組合員約5万人を対象に5~6月に行った意識調査結果に、全国から嘆きの声が寄せられた。
 29歳以下の30%は自民党支持で過去最多、立憲民主党支持者の倍近い―。自治労道支部の調査結果は、若い組合員の支持が自民に流れている現状を浮き彫りにした。自治労はかつて民主党政権誕生を支えた連合の一翼を担っているが、道内の若手組合員は「景気を良くしてくれる政権には何の不満もない」と明かす。
 安全保障関連法制定などタカ派の顔の一方、実は安倍政権はリベラル層の理解を得やすい政策も打ち出してきた。賃上げや外国人労働者の受け入れ、教育無償化、アイヌ施策推進法制定などだ。新たに看板に掲げた「全世代型社会保障改革」も、野田佳彦政権で首相補佐官を務め、今は自民の長島昭久衆院議員は「あの時の『税と社会保障の一体改革』とまるで一緒と感じた」と語る。
 最長政権の要因は、他にもある。
 青木率―。永田町には支持率に関して、自民党の青木幹雄元参院議員会長が提唱したとされる法則が語り継がれる。内閣支持率と与党第1党の支持率の合計(青木率)が50%を切ると、政権は退陣に追い込まれるというものだ。
 10月下旬の共同通信の世論調査では、安倍政権の青木率は98%と高く、一度も50%を割っていない。安保関連法や森友・加計(かけ)学園問題などで一時的に内閣支持率が下がっても、自民の堅い支持率が下支えする形だ。裏を返せば、野党が受け皿になっていない現状が政権の安定を支えている。
■ネットにも敏感
 さらに政権は最近、世論の鍵としてインターネット上の動きにも注目する。
 「ネットで大きな反対が起きているこの法案って何なの?」。首相は3月上旬、超党派のマンガ・アニメ・ゲーム(MANGA)議連会長を務める自民の古屋圭司元拉致問題担当相に電話し、違法ダウンロードの規制化を含む著作権法改正案に関する説明を求めた。
 ネット事情に詳しい自民の山田太郎参院議員は「『トンデモ法案』と言われ、ネットは炎上している。このままでは自民党は壊れる」と官邸に繰り返し伝達。政府は国会提出を見送った。山田氏は「40代以下の堅い自民支持者は10%に満たず、主張の受け皿を探しているだけ。浮動票だと考えた方がいい」と語る。
 首相周辺は第2次政権発足以降の危機を感じた場面として、安保関連法採決や、すぐに失速した2017年衆院選前の小池百合子東京都知事による「希望の党」結成を挙げる。政府高官は「安保関連法では3万人のデモが押し寄せても耐えた。あれ以上の危機はない」と語るが、桜を見る会を巡る世論の不信感は、じわじわと政権の体力を奪う可能性がある。(東京報道 古田夏也)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/366522

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阿寒湖温泉、ペットボトルごみ削減へ 給水スポット設置 実証事業開始

2019-11-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/20 18:39
 【阿寒湖温泉】北海道運輸局は20日、ペットボトルのごみ削減に向け、マイボトルの利用を促す実証実験を釧路市の阿寒湖温泉地区で始めた。運輸局として道内初の試み。環境に配慮した「持続可能な観光地」を旅行客にアピールする。
 阿寒湖アイヌシアターイコロなど同地区の3カ所で、水質の良さから釧路市内の観光施設などで販売される水道水「くしろ阿寒百年水」の給水スポットを設けた。無料給水場所の紹介アプリ「MyMizu(まいみず)」などで周知する。阿寒湖まりむ館の観光案内所では、猛禽類(もう きん るい)医学研究所(釧路市)オリジナルデザインの魔法瓶(4950円)も販売している。
 運輸局観光部観光企画課の田中洋之係長は「阿寒地域が持続可能な観光に取り組む姿勢を示すことは、国内外の観光客への訴求力になる」と強調する。旅行中の台湾の洪偉豪さん(40)は「タンブラーを持ち歩く台湾の旅行客もおり、喜ばれると思う」と話す。
 実証実験は本年度末まで。来年度から同地区の観光関係者らが事業を続け、5月から給水スポットを7カ所に増やす。NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構の山下晋一専務理事は「世界的な観光地を目指すために重要な事業。地域一体で取り組みたい」と力を込めた。(今井裕紀)
※アイヌシアターイコロの「ロ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/366694

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Amamiaynu

2019-11-21 | アイヌ民族関連
Mikiki 11/20

朝崎郁恵が2003年に故・安東ウメ子と行ったセッションへの想いから再び声をかけ実現した奄美民謡とアイヌ音楽のコラボ作。奄美の生活や言葉、伝統を知らない者にも懐かしく、身や心を清められた思いにさせる朝崎の国宝級と称される歌声/島唄と、近年ヨーロッパでも再評価されニコラ・クルースやアンディ・オットーにリミックスもされる安東の時に前衛的にも思える不思議なアイヌの伝承歌を聴けば、日本という国がとてつもなく広く感じられ、世界が地続きだった太古の景色が目に浮かぶかもしれない。プロデュースをOKIが務めMAREWREWのRekpoやKapiwも参加。
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/23455

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札幌医科大がアイヌに謝罪 遺骨保管 /北海道

2019-11-21 | アイヌ民族関連
毎日新聞2019年11月20日 地方版
 札幌医科大学(札幌市)は19日、学内に保管されていたアイヌ民族の遺骨について、来年4月にオープンするアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の慰霊施設に一部の遺骨を除いて移送・集約したと発表した。三浦哲嗣・医学部長は「アイヌの方々が受けてこられた苦痛、苦難に対しておわび申し上げる」と謝罪した。
 同大によると、保管されていたのは個体ごとに特定できる遺骨263体。このうち大学として発掘した遺骨は…
この記事は有料記事です。
残り247文字(全文448文字)
https://mainichi.jp/articles/20191120/ddl/k01/040/170000c

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「日本では差別が埋もれている」当事者の学生たちが動きはじめた理由

2019-11-21 | 先住民族関連
BuzzFeed 11/20(水) 18:25配信
職場・学校での嫌がらせやいじめ、不動産での外国人お断り、路上での暴言・暴力ーー。
日本では、外国にルーツを持つ人々への差別が日常的に起こっているが、差別を取り締まる法律はなく、相談窓口も少ない。被害者が泣き寝入りをして、「なかったこと」になっているのが現状だ。
そのような差別を「なかったことにしないために」。外国にルーツを持つ当事者の若者たちが団体を立ち上げ、差別の実態を「見える化」する取り組みを始めようとしている。
団体を作った、学生メンバーに話を聞いた。【 BuzzFeed Japan / 冨田すみれ子】
11月に出来たばかりの学生団体「Moving Beyond Hate」では、日本で起こっている、外国にルーツを持つ人々に対する差別の「声」を拾い、SNSなどを通して可視化することで、問題提起や対策へと繋げていくことを目指す。
代表を務める東京大学1年生の長谷川トミーさん(19)は、「日本では差別の実態が見えずに埋もれてしまっている状態だと思います。差別はおかしいことなんだと感じてもらえるように、発信をしていきたいです」と話す。
「当事者が、差別にNOと言える社会を作りたい」、そんな思いを持つ学生が集まった。メンバーは首都圏を中心とした複数の大学の学生や院生だ。
日本へ来て驚いた「差別の現状」
イギリス人の父親、日本人の母親を持つ長谷川さんは、7歳から高校卒業までイギリスで育った。
今夏、大学入学のために日本へ移住したが、そこで驚いたのは、外国にルーツをもつ人々への差別が、法律で禁止されず、学校や路上で起こっている現状だった。
来日した翌月、都内の路上で在日コリアンや中国人、移民に対するヘイトスピーチに遭遇した。イギリスに住んでいる時もネット上で見たことはあったという日本のヘイトスピーチ。
「ネットで見たときは、一部の人がやっていることだという感覚で見ていたんですが、本当に路上で目撃したときは衝撃を受けました」
「ヘイトスピーチだけでなく、日本での差別は、韓国や中国にルーツを持つ人に向けられることが多く、大学の友人でもそのようなルーツを持つ人がよく差別を経験しています」
また、政治家がSNSやブログで差別発言をしていることにも驚いたという。
日本では、ヘイトスピーチや反差別デモなどが行われる時は、差別に反対する人々が「カウンター」といって、差別をやめるようにと声をあげる。しかし通行人は知らぬ顔を通して通り過ぎることが多い。
「イギリスなら、極右の活動家が路上で差別発言をしたら、通りすがりの人も『ちょっと待て』『その発言はダメだ』と止めることが多いのですが、日本ではそのような第三者介入もあまりないように思います」
長谷川さんは「NOと言わないことは差別を見過ごしていることになります」と話す。学校や職場での差別発言なども、その場にいる人が注意し、止めることが大切だと指摘する。
高校生の時、突然、顔面を殴られた
同団体のメンバーには、海外からの留学生や、日本で生まれ育った様々な国のルーツを持つ学生もいる。
在日コリアンの父親と日本人の母親を持つ、大学院生の女性は、生まれ育った日本で自身が受けて来た差別の経験をふまえ、この団体に参加した。
女性は「マイノリティー自身が、差別にNOと言いやすい状況を作っていけないといけない」と話す。
女性は都内の公立小学校に通っていたが、苗字のことを同級生にからかわれたり、歴史の授業で韓国が出てくると笑われたりという経験をしてきた。
高校の時には、知人の男子生徒に顔面を殴られたこともあったという。女性は当時の状況をこう話す。
「本当に突然でした。ちょうど世間でもヘイトスピーチなどが問題になっている時期で。相手は殴ったときに笑っていたのを覚えています」
その当時は何が起きたかも分からず、何もできなかったという女性。しかし今は「差別に対し、おかしいことはおかしいと、きちんと言っていきたい」と話す。
海外ルーツ、ジェンダーの複合差別の問題も
女性は、海外にルーツを持つという他に、女性に対する差別、または障害、先住民族なども関連した「複合差別」の問題も指摘する。
「海外にルーツを持つ人も、属性の他に、女性であるということで二重に差別を受ける人もいます。そのような事実についても団体で発信していければと思います」
実際、各国でレイシズムとセクシズムの複合差別の研究が報告されており、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)でも「海外にルーツを持つ女性や少女は、差別や暴力の被害者になる傾向があり、対策が必要」との報告書を発表している。
現在、女性は大学院で、政治家によるヘイトスピーチについての研究をしている。女性は「海外では、差別問題だけでなく環境問題でも若者が中心となって声をあげている。日本で差別問題に取り組む学生団体は少ないですが、他団体とも連携して一つの大きな力になればと思います」と話した。
「ハーフ」という言葉。「半分」ではなく「2倍」
団体のメンバーには、両親が違う国の出身の学生も多い。日本では「ハーフ」という言葉が使われることが多いが、英語では「半分」という意味を持つその名称を、避ける動きも出ている。
団体でも、両親の両方の国のルーツを持つという意味を込め「ダブル」という言葉を使う。
長谷川さんもイギリスに住んでいたころは、日本にルーツがある生徒が通う補習校で、「ハーフ」という呼び名を使ったり、呼ばれたりしていた。
「日本語ではハーフという呼び方が一般的なので、仕方ないと思い使っていました。本当は英語では、Half Japanese, Half Britishというように使いますが、日本語では『ハーフ』だけが残ってしまって定着したんですね」
しかしある日、長谷川さんは父親に「君は『ハーフ』で『半分』ではなく、『ダブル』で『2倍』の可能性と文化を持っているんだ」と言われ、「ハーフ」という言葉を避けるようになった。
「半分ではなく、2つの国のルーツを持っているから2倍。父がそう言ってくれたことでそのように考えられるようになりました」
「ハーフって言わないと分かってもらえない時はハーフという言葉を使いますが、通常はダブルという言葉を使うようにしています」
日本ではメディアでも「ハーフ風モテメイク」「ハーフの◯◯さん」などの表現も今だに残っている。長谷川さんは「ハーフ」という言葉の意味、使い方に疑問を投げかける。
「五輪前に今一度、国内の差別について考えて」
代表の長谷川さんは、このタイミングで学生団体を始めた理由を「やはりオリンピックを開催するというタイミングがあった。外国人も多く来日するオリンピックを前に、今一度、差別について考えるべきです」と話す。
SNSなどでの発信は、日本語だけでなく、海外のユーザーを視野に入れて英語で投稿していく。
「私が育ったイギリスではボリス首相、アメリカではトランプ大統領などが差別的発言をしており、世界で差別問題は起こっています。日本での問題も海外と共有し、解決に向けてまずは現状を知ってもらえればと思います」
差別取り締まる法律ない現実
日本では、差別を取り締まる法がない。2016年に成立した「ヘイトスピーチ対策法」があるものの、理念法であるために罰則規定はないのだ。
現在、神奈川県川崎市が、ヘイトスピーチを繰り返した人物に刑事罰を科す条例案の年内成立を目指している。条例案では、ヘイトスピーチを繰り返した人物に対して50万円以下の罰金を科す刑事罰を定めている。差別に刑罰を科すのは、国内では初めてとなる。
オリンピック開催の他にも、現在日本に住む外国人の数は過去最高になっており、最新の統計では、約263万人が在留している。
報道では、技能実習生への暴言・暴力、自殺なども問題となる中、長谷川さんは「被害に遭っていても、声をあげられない人もいる。声をあげられる人が代わりにあげていきたい」と話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191120-00010000-bfjc-soci

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