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阿寒の夜の観光「カムイルミナ」、参加者3万4000人

2019-11-26 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2019/11/25 16:44
阿寒湖畔(北海道釧路市)の夜の遊歩道を舞台にした体験型観光「カムイルミナ」がこのほど、初年度の開催を終えた。7月5日~11月17日の期間中の参加者は3万4160人で、主催者の阿寒アドベンチャーツーリズム(AT)によると「ほぼ計画通り」だった。アイヌ民族の神話をテーマにした釧路観光の目玉事業だったが、訪日外国人客への言語対応で課題も残った。

デジタルアート技術でアイヌ神話を再現した
日没後に阿寒摩周国立公園内の遊歩道約1.2キロメートルを約50分かけて散策する。参加者はフクロウやシカ、マリモなどの映像に合わせ、音や光を発する特殊なつえを動かす「体験型ナイトウォーク」を楽しんだ。
暗闇の道で音や映像のデジタルアート技術を使用。参加者からは「幻想的な気分を味わえる」と高い評価を得た。ただ、映像のセリフは日本語のみで、訪日客にアイヌ神話の世界観が十分に浸透したとは言い難い状況だ。
次回は2020年5月から開催する予定。阿寒ATの大西雅之社長は「スマートフォンのアプリなどを活用し、多言語対応を考えたい」としている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52570320V21C19A1L41000/

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2つの言語学習アプリが相次ぎ日本で新サービスを開始

2019-11-26 | アイヌ民族関連
日経クロストレンド 2019年11月25日
タイプの異なる2つの言語学習アプリが日本市場への関わりを強めている。1つは世界中で人気の高い「Duolingo(ドゥオリンゴ)」。日本語話者向けに中国語学習コースを新設した。もう1つが、語彙学習に特化した「Drops(ドロップス)」。その特徴を生かし、アイヌ語の学習コンテンツを提供し始めた。アプリで言語を学習する傾向がさらに強まるかもしれない。

 2012年のサービス開始後、ユーザー数が既に3億人以上に達するなど、世界中で人気の高い言語学習プラットフォーム「Duolingo(ドゥオリンゴ)」は、19年11月20日から、日本語話者向けの中国語学習コースを新設した。ユーザーはDuolingoアプリを自分のスマートフォンにダウンロードして会員登録すれば、原則、無料で中国語を学ぶことができる。
112万人が英語学習コースを利用中
 Duolingoは04年に日本語話者向けの英語学習コースを開設し、日本市場に参入済み。日本でのDuolingoアプリの利用者数は約370万人(19年7月時点)。うち112万人が、英語学習コースを最低月1回利用するアクティブユーザーだという。「今回は日本市場のユーザーからの『中国語学習コースが欲しい』との声に応えて、コース開設を決めた」(ルイス・フォン・アン創業者CEO)。コース増設で日本市場へのさらなる浸透を目指す。
 そのDuolingoの人気が世界中で高い理由は主に2つある。1つは、ユーザーは原則、無料で受講できることだ。すべての学習コンテンツは1レッスン5分で構成され、レッスンが終わるたびに、Duolingoがユーザーのアプリに広告を配信する仕組み。Duolingoはユーザーには原則無料でアプリを利用させて普及を加速させ、そこから得られる広告収入を増やす作戦を採っている。広告を見たくないユーザーは、サブスクリプション(月額定額払い、価格は国によって異なる)も選べるが、その割合は全体の2%にすぎないという。
 もう1つは、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4分野の学習がゲーム感覚で学べるように、コンテンツの内容が工夫されていることだ。「言語学習の最大の課題は、学習者のモチベーションの維持にある。つまらない教材を我慢して使うよりも、楽しいツールで学ぶほうが、学習が継続し、言語を習得しやすくなる」(アン氏)。
アプリ開発を3チーム制で進める
 そのためDuolingoは、米国のピッツバーグに拠点を構え、「教育コンテンツチーム」80人、「エンゲージメントチーム」30人、「サブスクリプションチーム」25人という3チーム制の開発体制を採る。教育コンテンツチームは、どうすればユーザーが言語を学習しやすくなるかという教育的視点からコンテンツの内容を考える。エンゲージメントチームは、ゲーミフィケーションのノウハウを駆使して楽しく学習できる方法を考案。サブスクリプションチームは継続利用してもらうためにコンテンツをどう工夫すればよいかを考える。
 そのうえで、教育コンテンツチームは「質の向上」、エンゲージメントチームは「ログイン時間」、サブスクリプションチームは「収益」など、3チームそれぞれに異なるKPI(重要業績評価指標)が設定されており、「各チームから提案されたアイデアを実行すると別チームのKPIが下がる場合は、そのアイデアは採用しない」(アン氏)というルールで開発を進めている。「3つのチームのバランスを取ることで、教育効果を高めながら、ユーザーのモチベーションを保てる面白い学習コンテンツを開発することができる」(アン氏)わけだ。
 もう1つ。世界中に3億人以上という膨大なユーザーから収集しているデータを分析し、コンテンツの開発に反映させていることも、Duolingoの人気を高めている要因だ。AI(人工知能)を利用して、「このような学習態度を見せるユーザーには、このコンテンツを提供すると効果が高い」などと分析し、ユーザーごとに最適の学習コンテンツを提供する。つまり、「パーソナライゼーション」を実施して、ユーザーの満足度を引き上げているのだ。
日本でも英語能力検定試験の採用を目指す
 Duolingoは、日本市場で、さらに先も見据えている。実はDuolingoは、パソコンで受験する語学検定試験「Duolingo Proficiency Exam」を4年前に立ち上げた。米国では既に、多くの大学や企業が、TOEICやTOEFLのような既存の検定試験と並んで、英語能力を測る語学検定試験として採用している。特に大学は、スタンフォード大やコロンビア大、エール大、デューク大、UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)といった著名校を含む約700の大学が採用済みだ。
 短期間で急速に採用が広まった理由は、内容に定評があったことに加えて、主に2つある。まず低価格。TOEICやTOEFLといった既存の検定試験の受講料が250ドル(約2万6000円)前後なのに対し、Duolingoの検定試験は約50ドル(約5250円)と格安だ。加えて、受験者が会場に足を運ばずに、自宅の内蔵カメラ付きパソコンで受験できる。自宅受験の場合に懸念されがちな「なりすまし対策」も、パソコン内蔵カメラを通して、受験者が本人かどうか、誰かと入れ替わったりしないかどうかを受験時間中、人の目で監視する体制を整えて対応している。
 日本は大学の入学試験制度改革の真っ最中。英語の学力判定に複数の民間試験を導入しようと準備をしてきたにもかかわらず、入試直前の11月に導入延期を決断したばかりだ。地方と都市部の受験生、経済的な格差のある受験生の間で「公平性を保てない」というのが、導入延期の大きな理由だったが、安価でかつ自宅で受験可能なDuolingoの検定試験ならば、このハードルをクリアできる。「数カ月以内に日本にカントリーマネジャーを置いて、日本の大学はもちろん企業にも、検定試験の採用を働きかける」(アン氏)計画だ。
このコンテンツは会員限定です。お申し込みをされますと続きをご覧いただけます。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/00726/

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三重県松阪市と札幌大学・札幌大学女子短期大学部が連携協定を締結

2019-11-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/25 08:05
札幌大学・札幌大学女子短期大学部は、三重県松阪市と相互に連携し、地域の歴史、有形や無形の文化を尊重し、その継承を担う優れた人材の育成と、歴史・風土の研究や文化の振興に寄与することを目的に連携協定を締結する。同大ではこれまで、一般社団法人札幌大学ウレシパクラブのイベントや、北海道の名付け親としても知られる探検家松浦武四郎に関わるイベント等をとおして松阪市と交流を継続してきた。このたびの協定締結により、武四郎や武四郎に関わる北海道の歴史、アイヌ文化のさらなる調査研究、幅広い世代への教育、また催しなどでの文化交流に取り組む。
 松阪市は江戸時代から栄えた商業の町で、観光資源となる城郭や武家屋敷など多くの歴史的文化財もあり、三重県の重要な経済拠点の一つとなっている。伊勢國須川村(現松阪市)で誕生した松浦武四郎は、郷土の偉人として讃えられる重要な人物の一人であり、さらに、6度にわたって行われた北海道(蝦夷地)の調査ではアイヌ民族とも交流を深めるなど、北海道の名付け親としても全国的に知られている。北海道に縁の深い武四郎生誕の地である松阪市では、三重県や北海道と協力し、探検家、地誌学者、作家としての武四郎の功績を伝える取り組みを行っている。
 2018年には、松阪市にある「松浦武四郎記念館」の学芸員の方を、ウレシパクラブ主催の「ウレシパ・フェスタ」にお迎えし、本学で講演を行っていただいたほか、今年2月には、武四郎生誕200年の節目の開催となった「第24回武四郎まつり」に、本学の教員やウレシパクラブで活動している学生が協力するなど、同市と本学は交流を続けてきた。
 このたびの協定締結により、武四郎の人物像や功績を多くの人に発信する活動に取り組む同市と、アイヌの歴史・文化に関する教育研究を行う本学が相互に連携し、武四郎や武四郎に関わる北海道の歴史、アイヌ文化のさらなる調査研究、幅広い世代への教育、また催しなどでの文化交流に取り組んでいく。
■連携事業の概要
・松浦武四郎や武四郎に関わる北海道の歴史及びアイヌ文化の調査研究と多世代への教育
・松浦武四郎記念館を中心とする武四郎まつりなどにおけるアイヌ文化の交流
・その他松浦武四郎及びアイヌ文化に関わる事業について連携した取り組み
なお、本協定締結にかかる調印式が下記のとおり実施される。
■松阪市と札幌大学・札幌大学女子短期大学部との連携に関する協定調印式
【日 時】 2019年11月27日(水) 12:20~
【場 所】 札幌大学第一会議室(中央棟2階)
【出席者】
      [松阪市] 竹上真人 松阪市長
      [札幌大学]大森義行 札幌大学学長
(関連ページ:札幌大学公式サイト内)
・三重県松阪市と連携協定を締結します
https://www.sapporo-u.ac.jp/news/su-news/2019/11220124.html
▼本件に関する問い合わせ先
札幌大学インターコミュニケーションセンター(SUICC)
TEL:011-852-9138
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/36198
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/368031

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コアラ受難、オーストラリアの山火事で絶滅の危機

2019-11-26 | 先住民族関連
ニューズウイーク 2019年11月25日(月)19時15分

過去最悪の山火事でコアラが危機に...... YouTube
<シドニーに非常事態宣言が出され過去最悪となっているオーストラリアの森林火災。アラをはじめとする野生動物も多く焼け出されている......>
NSW州だけで350頭のコアラが焼死か
オーストラリアで発生している山火事は、例年にないほどの規模になっている。11月22日付の英ガーディアン紙によると、もっとも被害が大きいのはオーストラリア最大の都市シドニーがあるニューサウスウェールズ(NSW)州だ。165万ヘクタール(1万6500平方キロ)が焼失し、住宅600戸以上が破壊された。死亡者数は6人に上っており、全員が同州で被害にあっている。
また、オーストラリア固有の動物コアラをはじめとする野生動物も多く焼け出されており、米CNNは10月30日の時点で、NSW州でコアラ350頭が死んだ可能性があると伝えていた。また、英デイリーメールは、「NSWとクイーンズランド州ではコアラの生息地80%が焼失し、1000頭以上が死んだ可能性がある。コアラは絶滅したも同じ」とする専門家の話を紹介している。
災害時に動物の救助活動を行う保護団体、国際動物福祉基金(IFAW)によると、コアラは山火事に非常に弱い。というのも、動きが遅いために逃げ遅れるだけでなく、コアラが食糧としており生息しているユーカリの木は、いったん火がつくと燃える勢いも強く火の回りも早い。逃げ遅れたコアラは、樹木全体が火に包まれる「樹冠火」の中で焼かれてしまいかねない。
森林に潜むコアラを見つけ出す探知犬
IFAWによると、森林の中に潜むコアラを人間の目で見つけ出すのは至難の技だ。そんななか、コアラを見つけ出すよう訓練を受けた犬が、山火事からコアラやその他の野生動物を救出する活動を行っている。
CNN(11月19日付)によると、ボーダー・コリーとクーリーのミックス犬「ベア」は、コアラの毛皮のにおいを嗅ぎ分け、生きたコアラがどこにいるかを見つけ出すよう訓練を受けた「コアラ探知犬」だ。クイーンズランド州のサンシャインコースト大学が運営する非営利団体「ディテクション・ドッグズ・フォー・コンサベーション」(保全のための探知犬)に所属しており、IFAWが資金援助を行っている。
IFAWによると、先住民族の保護地域である広さ1000ヘクタール(10平方キロ)のニュンヤ・ジャーゴンでは、2件の山火事が発生、85%が焼失した。この地域には20〜40頭のコアラが生息してると考えられていた。
IFAWがベアを連れて同地域でコアラ探知活動を行ったところ、生きたコアラがいるという反応をベアが示した。今のところまだコアラの確認はできていないが、IFAWは今後も同地域での救出活動を続けるとしている。
ベアは、ペットとして飼われていた犬だった。しかし元気がありすぎ、また執着しすぎてしまう性格であるため、飼い主から里子に出されてしまったのだという。ベアのこうした性格は、探知犬にぴったりだとIFAWは説明する。ペットとしては幸せを見出せなかったベアだが、コアラ探知犬として活躍することでベアの将来も安定したものになるとIFAWはCNNに語った。
下着姿でコアラ救助の女性
他にも、コアラ救出劇がいくつか報告されている。CNNによると、動物の訓練組織であるテート・アニマルズは、コアラ探知犬テイラーの活躍でこれまで8頭のコアラを救出した。テイラーは4歳のスプリンガー・スパニエルで、ベアとは異なり、コアラのふんのにおいを頼りに探知を行う。
また、大やけどを負ったコアラを女性が命がけで救助した話も話題になっている。コアラを助け出したトニ・ドハーティさんは、豪州民放テレビ局ナイン・ネットワークの取材に答えて、火の中に向かっていくコアラに気づいて、慌てて車から降りて救助に向かったと話した。
ドハーティさんがコアラを救出する様子をとらえた動画によると、毛皮に火が付いたコアラは、混乱したように火の中に向かっていくところだった。ドハーティさんは、何かで包まなければと思い、とっさにシャツを脱いだという。
後に「ルイス」と名付けられたこのコアラは14歳で、現在はポート・マッコーリー・コアラ病院で看病されている。ユーカリの木を食べるほどの元気はある様子だが、足や腹部などにやけどを負っており、生き延びられる可能性は50%とみられている。
https://www.youtube.com/watch?v=KHGgKRDHHvU&feature=emb_logo
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/11/post-13466.php

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2020年宜賓国際マラソンが来年5月に開催へ

2019-11-26 | 先住民族関連
AGARA 紀伊民報 (2019年11月25日 16時59分 更新)
2020年宜賓国際マラソンが来年5月に開催へ
AsiaNet 81848 (2371)
【宜賓(中国)2019年11月25日PR Newswire=共同通信JBN】11月23日、組織委員会は数百人のマラソン強豪選手にレースに参加するよう招待した。2020 Yibin International Marathon Elite Test(2020年宜賓国際マラソンエリートテスト)は2020年宜賓国際マラソンのテストランだ。レース後、ほとんどの選手たちはよい大会経験をしたと回答した。同市の川沿いの風景は美しく、ワインでいっぱいのトラックは参加者にとって特別の体験だ。
https://photos.prnasia.com/prnh/20191125/2652605-1
2020年宜賓国際マラソンは来年5月に開催され、登録は11月24日に始まった。岷江と長江の合流点に明るい真珠色の象眼細工がある。それは長江沿いの最初の都市で中国の蒸留酒の「酒都」、宜賓である。宜賓は南部シルクロードの出発点で、世界で「Southwest Banbi Goujon」の地として知られる。同市は4万年の歴史を持ち、3000年以上の醸造の歴史を支え、2780年の歴史を築いた。宜賓は、長江上流部の古代都市で最も初期に開発され、包括的で開放的、リベラルで、自由を支持し、真実と激しい気質の精神を追求する都市を形成した。
長江上流部の世界的に有名な環境に優しい風景の都市である宜賓は、蜀南竹海、興文石海、夕佳山民居、李庄古鎮や先住民族ボウ人の懸棺など、34の世界レベル、国内レベル、省レベルの風光明媚な観光名所を誇る。それはまた中国トップの観光都市で、文化・生態観光都市、四川省のベスト5の観光デスティネーションでもある。
参加者は3つの人気の料理を味わえる。宜賓麺、李庄白肉、納西豆腐だ。2011年1月に宜賓麺は四川省の無形文化遺産に選定された。李庄白肉は国際的料理ブランドになった。納西豆腐は納西の有名な特産物だ。杜甫、岑参や陸游など歴史的な著名人が納西豆腐を食べに宜賓を訪れた。ここは世界的に有名な醸造酒、五粮液の本拠地で、「宜賓の酒は、最高の酒が醸造される四川省で最高級だ」という言い伝えを持ち、4000年の醸造酒作りの歴史と、同じ標高では複製不能な生態系環境に由来する。
ソース:2020 Yibin International Marathon Organizing Committee
プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/201911253938
https://www.agara.co.jp/article/34912

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アマゾン火災“自分事に” 世界の食と農講演 あす・下京 /京都

2019-11-26 | 先住民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2019年11月25日 地方版
 世界の食と農の問題に詳しい印鑰(いんやく)智哉さんの講演会「アマゾン火災はなぜ起こったのか 多国籍企業による環境破壊と私たちの食と農」を、京都市の市民団体「グローバル・ジャスティス研究会」が26日午後6時半~9時、下京区の「ひと・まち交流館 京都」で開く。参加費500円。
 印鑰さんはアジア太平洋資料センター(PARC)やブラジル社会経済分析研究所(IBASE)などを経てフリーの立場で講演や発信を続ける。ドキュメンタリー映画の「遺伝子組み換えルーレット」…
この記事は有料記事です。
残り345文字(全文574文字)
https://mainichi.jp/articles/20191125/ddl/k26/040/202000c

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冬島遺跡の発掘成果【様似】

2019-11-26 | アイヌ民族関連
日高報知新聞 2019.11.25

冬島遺跡の調査や様似のアイヌの歴史・文化の展示と国立アイヌ歴史博物館PR展
【様似】中央公民館1階のギャラリー21で、19日から「いにしえ、そして今~冬島遺跡の発掘成果からアイヌ文化へ~」の展示会が始まった。また来年4月、胆振管内白老町に開設する「ヤヨペヨペ 国立アイヌ民族博物館開館PR展」を同時開催している。両展示は12月1日まで。
 町内の冬島遺跡とアイヌ文化の移り変わりを資料を含め紹介する展示は、町アポイ岳ジオパーク推進協議会と町教委が主催。
 また、先住民族アイヌを主題とした日本初の国立博物館となる国立アイヌ民族博物館や体験型フィールドミュージアム、慰霊施設などを配置した「ウポポイ(民族共生象徴空間)」の博物館PR展は、国立アイヌ民族博物館設立準備室が主催。「ヤヨペヨペ」は自己紹介を意味する。
 町教委が発掘調査を継続している冬島遺跡は、本州方面の弥生時代から古墳時代にあたる紀元前3世紀から紀元後7世紀ごろまでの続縄文文化期の前期の遺跡。今年は発掘場所から平行に石が並び、間に砂を敷き詰めた直列配石の遺構が続縄文器で初めて出土し、道内外の専門家が注目している。
 展示は、第1章「冬島遺跡成果速報~様似の海の民の始まり~」から、2章「そしてアイヌへ~擦文文化期からアイヌ文化へ~」、3章「アイヌ文化の誕生~アイヌ民族の成立と歴史~」。町内の遺跡から出土した石器や土器、さらに独自の文化を継承してきた様似のアイヌの歴史や文化の変遷を資料や写真などで、詳しく解説している。
 来年4月24日オープンの博物館PR展は、理念や施設概要、工事の進捗などをパネルやイメージ動画などで紹介。
 展示は毎日午前9時から午後6時(24日は午後5時閉館。25日は休館)まで。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/14813

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サーミ人はロシアでどのように生き残っているのか?

2019-11-26 | 先住民族関連
RBTH 2019年11月25日 エカテリーナ・シネリシチコワ
 サーミ人は北ヨーロッパの民族であり、ロシアでは他の民族よりも少数だ。生き残るために、彼らはロシアにあるラップランドを近代的な方法で再建することに決めたのだ。
 郵便局と村で唯一の大きな食料品店の隣には、三角屋根のコンクリートの建物がある。ここには以前レストランがあり、その建物はロシア最大の銀行、ズベルバンクに買収された。現在、この鉄の扉の上には、国立サーミセンターの開館時間が記された表がある。通常内部には何もない。壁には(中心部から100メートル向こうにある)ツンドラの写真、子供向けレッスンのスケジュールや鹿の皮で作られたミトンなどの手工芸品のサンプルが置かれている。
 ここは、北極圏を越えた場所、コラ半島のロヴォゼロ村だ。大都市のムルマンスクまでは167キロメートルある。しかし、ツンドラの真ん中にあるこの村はロシアのラップランドにおける「首都」だ。これらの土地の先住民であるサーミ人の人口民度はロシアで最も多く、彼らがしていることというのは消滅しないということだけだ。自らをサーミ人だと呼び続けている人の中には 「私たちは虚飾の民族となってしまった」と繰り返し自虐する者もいる。
 しかし、ロヴォゼロ村は最近人気を集めている。2017年、1万人の観光客が訪れた。
「学校でサーミ語を話すことは禁じられていた」
 サーミ人は北ヨーロッパの先住民であり、彼らが住んでいる土地は、サーミの古代名「ラパリ」からラップランドと呼ばれている。サーミ人はノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの領土にわたって住んでいる。全部でおよそ8万人だと言われている。ほとんどのサーミ人はノルウェーに住んでおり、ロシアは一番少ない。
 2010年の国勢調査で明らかになったのは、1771人のラップランド人がロシアに住んでおり、この数字は20世紀初頭からあまり変化していないということだ。つまり、ロシア帝国時代、ソビエト時代、ロシア連邦になってからもほぼ同数だということだ。しかし、大きく変わったのは、ラップランド人がどれだけ自らの言語と伝統を覚えているのかということだ。
 「ソビエト時代、学校でサーミ語を話すことは禁じられていました」と、ロヴォゼロ村の住人であるヴァレンティナ・ソヴキナは話す。 「でも、とにかく家でサーミ語を聞いていました。今、私はサーミ語を理解しています。私はサーミ語を知っているすべての親戚にはサーミ語で話すようお願いしています。私の息子たちは2つか3つの単語を知っています」。
 実際、サーミ語は存在せず、サーミ方言という扱いになっている。
 言語学博士のリンマ・クルッチはこのように回想。「1975年にムルマンスクに行ったとき、サーミ人がコラ半島に住んでいるということは知っていましたが、当時のこの民族の文化の状況を想像することはできませんでした。サーミ語は文字通り口承で受け継がれ、書き言葉はなく、学校でも教えられていませんでした」。それからファンのグループが集まり、サーミ語のアルファベット、諸島読本、辞書の編集作業を始めた。これは最初の試みではなかったものの、最も成功した。サーミ方言はロヴォゼロの学校や大学で教えられ始めた。しかし、ロシアではサーミ語を話す人はわずか353人で、そのほとんどは70歳以上だ。
ツンドラでの生活
 今日、サーミの若者はできるだけ早く都市に移動しようとしている。ロヴォゼロ村にはほとんど選択肢がないのだ。実際、たった一つしかない。それはツンドラへ働きに行くということだ。
 伝統的に、サーミ人はトナカイの飼育に従事している。彼らはトナカイの群れと共に遊牧する。ツンドラでは、トナカイの皮で覆われたクヴァスクという尖ったテントに住んでいる。 「私はここロヴォゼロで生まれ、一ヶ月後にツンドラに連れていかれたのです。全地形対応車ができる前トナカイに乗せられて。母は家庭労働者で、家業を手伝っていました」とトナカイを飼っているガヴリル・キリロフは話す。 
 地元の中等専門学校でトナカイ遊牧は2年10ヶ月で勉強できる。しかし、この職業は平均で月に25000ルーブル(42000円)と収入が少ない。食肉加工場に卸した鹿肉の代金は長い間支払われず給料も待たねばならない。実際、子供を連れてツンドラに住むことはできなくなった。益もない。現在子どもたちは寄宿学校に通っている。
 サーミ人の問題を解決するために、2008年に地元住民はヨーロッパに存在するサーミ議会選挙に投票することを望んだ(ロシアのサーミ人はヨーロッパの同胞と連絡を取り続けている)。 「可能性のあるすべての文書を調査し、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンでサーミ議会がどのように開設されたかを学びました。その後、私たちは議会開設の準備を始めました。代議員を募集する必要があったのです」とヴァレンティナ・ソヴキナは話す。すべてのサーミ村で、彼女はサーミの旗を掛けることを提案した。しかし、地方当局は、議会と旗の両方を分離主義呼ばわりして支持しなかったのだ。地元のサーミ人は憤慨した。ソフキナは涙を拭う。「私たちは、ただ踊っているだけの虚飾の民族になりました。黙って自分たちの問題を自分で決定する方が良いようです」と彼女は話す。
 最近まで、ムルマンスク州のサーミといえば、祝日に伝統的な服を着てサーミの踊りを踊っていたとき、または「サーミゲーム」(地元のスポーツの日)の間に思い出されるものだった。例えばサーミサッカーの大会が開催されている。この大会では、女性だけが鹿の皮や毛皮でできたボールで​​プレーをするのだ。しかし 2010年にすべてが変わったのだ。
トナカイ放牧の代わりに民族観光
 サーミは娯楽のためだけに必要であるというとき、ここに救いがあるのかもしれない。サーミ人コミュニティのリーダーであるイヴァン・ゴロヴィンは、シカの牧草地として5万ヘクタールの土地を借りることを決め、ロヴォゼロの友人たちを先祖がそうしていたように、一緒に住まわせることにした。
 ここは、ロヴォゼロから30キロメートル離れた、「サーミ村」と訳されるサーミ・シーチェという場所であり、ここでエスノツーリズムで生計を立て始めたということだ。
 現在、観光客が写真を撮るのが好きなサーミの伝統的な衣装に、歴史的な解説が付けられている。 「女性用のビーズで刺繍された頭飾りは、彼女が結婚しているか、何人子供がいるか、どこに住んでいるか、どれだけ裕福か、を読むことができる女性のための一種のパスポートなのです」と、サーミコミュニティの居住者であるヴィタリー・クルティは語る。人々がここに集まり始めたのは、このような細かいことにこだわっているからなのだ。
 2017年には、中国、タイ、オーストラリア、インド、ヨーロッパからの10500人以上の観光客が「サーミ村」を訪れた。村では、すべてのことが何世紀前と同様に行われている。例えば、クヴァスクや(サーミ人が崇拝する精霊の)木製の偶像を備えた寺院がある。しかし、娯楽用に、新しいものも追加された。北極の動物がいるミニ動物園、たくさんのハスキー犬、四輪駆動車、ツンドラでのトナカイのそり遊びなどだ。
 今、サーミ人は、トナカイの飼育でなく、少なくともファッショナブルで収益性の高い民族観光が、ロシアに散らばってしまった同胞が一緒に生活をする理由になることを願っている。 「若者がここに戻って住むことを願っています。私たちは大きなプロジェクトをやりたいと思っています。サーミとサーミが結婚し、子供が生まれたら、アパートを提供します」とゴロヴィンは話す。
 確かに、これまでのところ、この民族村で新しいサーミ人の赤ちゃんは生まれていない。しかし、彼らはホテルの建設を終えたのだ。
「ロシア・ビヨンド」がLineで登場!是非ご購読ください!  
https://jp.rbth.com/travel/82891-saami-jin-roshia-de-dou-ikinokotteiru

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