北海道新聞09/23 05:00

五嶋金属工業の焚き火台「OWL BON FIRE(アウル・ボン・ファイア)」
室蘭市の金属加工業、五嶋金属工業(東町)がアウトドア用品の開発・販売に乗り出している。鉄鋼製造の高い技術を生かした「焚(た)き火台」は1台4万円以上と高価ながら愛好家らに好評で、7月の販売開始から20台以上が売れた。若手社員向けの技術継承を目的にして始めたが、五島了社長は「アウトドア用品を通じて会社の知名度アップも図りたい」と意気込んでいる。
焚き火台「OWL BON FIRE(アウル・ボン・ファイア)」は直径35センチ、高さ30・5センチの円柱型で重さ9・5キロ。取り外し可能な4本の脚、室蘭ソーイング(みゆき町)製の収納袋がセットになって4万4千円(税込み)。ブラック、グレー、ブラウンの3色あり、側面に彫られたシマフクロウの意匠やアイヌ紋様のデザインも人気だ。
焚き火台には、鉄鋼製の側板を加熱して膨張させ、底板とはめ合わせる「焼きはめ」という技術が使われている。若手社員への技術継承のため昨年末から開発。宣伝を兼ねて7月にクラウドファンディングサイト「マクアケ」で4台を販売したところ完売し、同社の公式サイトで売り始めた。
市内で五嶋金属工の焚き火台を販売するアウトドア専門店「66BASE(ロクロク・ベース)」(中島町)の円子勅将(ときまさ)代表は「鋼鉄製で頑丈なため長持ちする。高めの価格設定だが、キャンプを一生の趣味にしているような愛好家たちの需要がある」と評価する。
五嶋金属工は焚き火台の上に置く五徳も1万1千円(税込み)で販売。焚き火台を囲む鋼鉄製テーブルも開発中だ。
五島社長は「大型設備、機械部品などを造るためには金属加工の基礎技術の習得が大切になる。若い社員にはアウトドア用品製造を通して技術とコスト感覚を身に付けてもらいたい」と話している。(丸山格史)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/735161/

五嶋金属工業の焚き火台「OWL BON FIRE(アウル・ボン・ファイア)」
室蘭市の金属加工業、五嶋金属工業(東町)がアウトドア用品の開発・販売に乗り出している。鉄鋼製造の高い技術を生かした「焚(た)き火台」は1台4万円以上と高価ながら愛好家らに好評で、7月の販売開始から20台以上が売れた。若手社員向けの技術継承を目的にして始めたが、五島了社長は「アウトドア用品を通じて会社の知名度アップも図りたい」と意気込んでいる。
焚き火台「OWL BON FIRE(アウル・ボン・ファイア)」は直径35センチ、高さ30・5センチの円柱型で重さ9・5キロ。取り外し可能な4本の脚、室蘭ソーイング(みゆき町)製の収納袋がセットになって4万4千円(税込み)。ブラック、グレー、ブラウンの3色あり、側面に彫られたシマフクロウの意匠やアイヌ紋様のデザインも人気だ。
焚き火台には、鉄鋼製の側板を加熱して膨張させ、底板とはめ合わせる「焼きはめ」という技術が使われている。若手社員への技術継承のため昨年末から開発。宣伝を兼ねて7月にクラウドファンディングサイト「マクアケ」で4台を販売したところ完売し、同社の公式サイトで売り始めた。
市内で五嶋金属工の焚き火台を販売するアウトドア専門店「66BASE(ロクロク・ベース)」(中島町)の円子勅将(ときまさ)代表は「鋼鉄製で頑丈なため長持ちする。高めの価格設定だが、キャンプを一生の趣味にしているような愛好家たちの需要がある」と評価する。
五嶋金属工は焚き火台の上に置く五徳も1万1千円(税込み)で販売。焚き火台を囲む鋼鉄製テーブルも開発中だ。
五島社長は「大型設備、機械部品などを造るためには金属加工の基礎技術の習得が大切になる。若い社員にはアウトドア用品製造を通して技術とコスト感覚を身に付けてもらいたい」と話している。(丸山格史)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/735161/