先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

知里幸恵の生涯を演じる 舞香(まいか)さん

2022-09-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/18 11:07

 「シロカニペ ランラン ピシカン(銀の滴降る降るまわりに)」で始まる「アイヌ神謡集」の校正を終えた直後、わずか19歳で生涯を閉じた知里幸恵。彼女が世を去って9月18日で100年。「幸恵さんのことを一人でも多くの方に伝えたい」と脚本、演出を自ら手がけ、生涯を描いた一人芝居「神々の謡」を14年間演じ続けている。
 知里との出会いは、詩人金子みすゞを演じた公演の観客アンケートから生まれた。「次は知里幸恵をやったらどうかとの意見だった。でも、誰? アイヌって? ゼロ以下からの出発だった」
 2004年に劇団ムカシ玩具を旗揚げ。みすゞのほか中原中也、宮沢賢治を演じた。知里の生きざまを知り、多くの人たちの協力を得て09年に「神々の謡」を初演。命日には東京にあるゆかりのキリスト教会で毎年「召天会」を主宰する。
 創作に通じるテーマは「生命」。この作品の他にも、東日本大震災の警戒区域に取り残された犬猫を描いた作品では動物たちの声を伝えた。
 知里は、短かった命の中でアイヌの口承文芸を初めて文字に表した。名文として知られる序文で、民族の文化や誇りを後世に残す志も記した。「神謡集が出版されて来年で100年。その中にある話を『読む物語』より『語る物語』として演じたい」と次を目指す。
 6年前に長野県南部の阿智村に移住した。姉夫婦が営むキャンプ場で仕事をしながら、車に照明、音響など舞台装置一式を載せて全国で公演する。東京都出身。40歳。(共同)
※「ピシカン」の「シ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/732900/

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<社説>民族共生の未来へ 議論避けては前進できぬ

2022-09-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/18 05:00
 幕末の探検家松浦武四郎が「北加伊道」の名称を提案したのが、1869年(明治2年)。そこには「北のアイヌ民族の大地」という意味が含まれていたという。
 だが明治政府は、先住民族としてのアイヌの存在をあいまいにしたまま、開拓政策を進めた。北海道を「無主の地」と位置づけて土地や資源を占有し、アイヌ民族に対して「同化政策」を進めた。
 こうした歴史を見直す動きが少しずつ活発になっている。
 2007年、国連が先住民族の権利に関する宣言を採択したのを受け、国会は翌年にアイヌを先住民族とする決議を行った。19年にはアイヌを先住民族と認めるアイヌ施策推進法が施行された。
 文化振興への取り組みは進んできた。しかし、権利に関する問題の解決はなお遠いのが現状だ。
 世界を見れば、国や州と先住民族との関係を明確にし、共存を図る潮流は強まっている。北海道の豊かな未来に向け、避けては通れない課題だ。民族共生の議論を継続し、深めることが欠かせない。
■文化や伝統広く発信
 胆振管内白老町に一昨年オープンした民族共生象徴空間(ウポポイ)は、アイヌ文化の発信拠点としての役割が定着しつつある。
 東京五輪の開幕前に施設をオープンさせ、世界に向けて多様性の発信を図る狙いがあった。
 官房長官として建設を促進した菅義偉前首相は「ウポポイを通して、先住民族の権利もしっかり踏まえながら対応しているというものを発信した方がいいという政治決断だった」と振り返る。
 明治期以降、政府は北海道をエネルギーや食料の供給地として開発を進めた。一方で、アイヌ民族の存在を軽視し、経済的苦境を強い、文化の衰退を招いた。
 こうした歴史を直視し、各種の展示や体験活動を通して、新たな共生の道を切り開くのがウポポイの役割とも言うことができよう。
 ウポポイだけがアイヌ文化を代表するものではないという意見もある。道内各地にはその地域に固有の伝統や文化が息づいている。発信機能を各地に分散させることも今後求められよう。
■資源への権利で対立
 アイヌ文化に対する理解が進む状況を、先住民族の権利の問題を議論する契機にする必要がある。
 十勝川のサケ捕獲を巡っては札幌地裁で裁判が続いている。原告のアイヌ民族団体は、明治以前からサケ漁を生業として営んでいたことから、捕獲の権利を確認するよう求めている。
 これに対し国や道は訴えに根拠はないとの立場を示し、サケを捕獲する「先住権」をどう考えるかについては見解を避けている。
 さらに、権利を有する主体となる「集団」が存在するかや、国際法が各国にサケ捕獲権の補償を義務づけているかなど、本質から離れた細部で争う姿勢を見せる。
 これでは議論がかみ合わず、解決の方向性を見いだせない。
 諸外国の取り組みは進み、米国では州と先住民族が資源を半分ずつ分けることで合意した例もある。関係者が話し合って一致点を探る努力が必要ではないか。
 遺骨返還の問題も残る。ウポポイの慰霊施設には、国内の大学などがかつて持ち去った遺骨が安置されている。研究目的で盗掘されたとの指摘もある。もとの土地に返すべきだという意見が根強い。
 政府はガイドラインを作成して返還を進める姿勢を見せるが、手続きの煩雑さが壁となっている。手続きの条件を緩和するなどで、返還を促進する必要があろう。
■認め合い平和を培う
 日本も賛成した国連の先住民族権利宣言は、先住民族にはすべての人権や自由を享受する権利があり、伝統的に所有する土地や資源への権利を認めるための手続きを制定するよう加盟国に求める。
 日本政府にはこうした要請に積極的に応じる姿勢が見られない。官房長官を座長とするアイヌ政策推進会議も断続的に開かれてはいるが、実質的進展に乏しい。
 関東地域で長年アイヌ民族の団結を訴える活動を続け、昨年白老に移住した宇梶静江さん(89)は「お互いの違いを認め合い、力を合わせて平和を培っていきたい」と、共生の重要性を説く。
 宇梶さんは幼少時、アイヌというだけの理由で級友らからひどい差別を受けた。同じような経緯から、アイヌであることを名乗り出ることができない人も数多い。
 これではアイヌ施策推進法が目指す「民族としての誇りが尊重される社会」の実現は見通せない。だれにも自らの人格や個性、尊厳を守りながら生きる権利がある。
 問われているのは、「アイヌの大地」と呼ばれた土地に暮らすことそのものの正当性ではないか。他者の立場を理解してともに発展を目指す視点が欠かせない。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/732834/

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アイヌ民族資料 集めた人に焦点 ウポポイで特別展開幕

2022-09-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/18 05:00

「アイヌ資料」の収集が始まった経緯について講演する、北大アイヌ・先住民研究センター招へい教員の佐々木さん
 【白老】アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内の国立アイヌ民族博物館で17日、アイヌ民族に関する資料と収集者に焦点を当てた特別展「イコロ ウエカリレ アイヌ資料をコレクションする」が始まった。初日は、同館で講演会が開かれた。
 特別展では、江戸期から現代までの「アイヌ資料」約250点を紹介。道内初公開となる革鎧(かわよろい)や、幕末の探検家松浦武四郎が収集し、国の重要文化財に指定されたマキリ(小刀)など貴重な資料が並ぶほか、博物館での資料展示をテーマにしたコーナーも設けた。
 この日は開会記念イベントとして、来館者ら約50人を前に、北大アイヌ・先住民研究センターの招へい教員、佐々木利和さん(74)が講演。東京国立博物館でアイヌ資料の収集が始まった経緯について「明治5年(1872年)に文部省が開いた博覧会がきっかけ」と説明し、翌年のウィーン万博に出品された頭巾や着物などのアイヌ資料を写真を用いて紹介した。
 講演後、佐々木さんは取材に「特別展は全部おすすめだが、革鎧は本当に珍しいもの」と述べ、来館を呼びかけた。特別展は11月20日まで。(竹田菜七)
 ※「イコロ」の「ロ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/732772/

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民族共生社会実現へ議論 千歳で日本カナダ学会開幕

2022-09-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/18 02:01

アイヌ民族の歴史と現状を報告する中村会長(右)と関根さん
 【千歳】カナダの歴史・文化を研究する大学教員らでつくる「日本カナダ学会」の研究大会が17日、千歳市内のホテルで2日間の日程で始まった。先住民族をテーマにしたシンポジウムで、千歳アイヌ協会の中村吉雄会長がアイヌ民族の歴史と現状を報告した。
 学会は全国の研究者約230人で構成し、大会の道内開催は28年ぶり。初日は会員ら約50人が出席し、オンラインでも配信された。
 中村会長は、アイヌ民族を法律で先住民族と位置付けたアイヌ施策推進法(アイヌ新法)の施行までの苦難の歴史を説明。千歳の協会によるアイヌ文化の伝承活動も紹介した。先住民族との共存政策を進めるカナダの取り組みに触れ「政策を学び、いいものは取り入れ、未来ある共生社会を目指したい」と述べた。
 このほか、日高管内平取町教委職員の関根健司さん(51)が町内の二風谷小などでのアイヌ語教育について報告した。(上村衛)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/732846/

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舞踊で親しむアイヌ文化 豊浦音楽祭で「剣の舞」披露

2022-09-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/17 20:17

音楽祭ではエムシリムセ(剣の舞)などの舞踊や伝統楽器の演奏が披露された
 【豊浦】音楽や舞踊を通じてアイヌ文化に親しんでもらう「イランカラプテ音楽祭」(町主催)が17日、町内幸町の「とわにーホール」で開かれた。
 音楽祭は全道で行われ、2019年の白老町開催に続き4回目だ。
 東京五輪の公式プログラムとして披露されたアイヌ舞踊の総監督を務めた釧路市阿寒町の演出家秋辺デボさんのほか、札幌や日高管内平取町の15人が、エムシリムセ(剣の舞)やトノトソロパ(酒造りの踊り)を披露した。
 そのほか伝統楽器ムックリの演奏や、音楽祭では初めてとなるアイヌ民族衣装の特徴を紹介するファッションショーも行われた。
 町内外から約100人が参加。町の担当者は「予想以上に多くの人に来ていただいた。これをきっかけにさらにアイヌ文化への理解を深めてもらえれば」と話した。(山中悠介)
 ※※「イランカラプテ」の「プ」と、「エムシリムセ」の「シ」と「ム」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/732782/

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最後の「空想の森映画祭」開幕 アイヌ民族などテーマの9作品 新得

2022-09-18 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/17 23:08 更新

17日、開幕した空想の森映画祭
 【新得】ドキュメンタリー作品を集めた「第25回SHINTOKU空想の森映画祭」(実行委主催、北海道新聞帯広支社共催)が17日、十勝管内新得町の新内ホールで開幕した。19日まで「アイヌ民族」「沖縄の戦後」などをテーマに9作品を上映し、27年間の歴史を終える。
 初日は道の許可を得ず河川でサケを捕獲したとして紋別アイヌ協会長らが書類送検された問題を追った映画「カムイチェプ」(藤野知明監督)など3作品を上映。観客との質疑応答で、藤野監督は民族の歴史に向き合わない「国の姿勢は疑問」と訴えた。
 18日には天皇や上官の戦争責任を追及する元日本兵が主人公の「ゆきゆきて、神軍」(原一男監督)などを予定。最終日は新得在住の映画監督で実行委員長の藤本幸久さん(68)らが、20年間撮影してきた沖縄の現状を映像を交えて語る。
 映画祭は1996年に開始。コロナ禍で昨年、一昨年と中止し、3年ぶりの開催となった今回で、実行委メンバーの高齢化などにより幕を下ろす。1日券2千円、1プログラム券1500円、高校生以下無料。問い合わせは藤本さん、電話090・8278・6839へ。(伊藤圭三)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/732725/

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文明と接触したことのないアマゾン先住民部族“最後の1人”の死

2022-09-18 | 先住民族関連
COURRiER9/17(土) 11:30配信

ブラジルの先住民族たち。いまだに100近い部族が“確認”できていない Photo by Scott Wallace/Getty Images
現代文明とコンタクトを取っていない「未接触部族」あるいは「非接触部族」と呼ばれる人たちがいる。推定では100近くの部族がいまだに現代文明と接触していないとされているが、実態は不明のままだ。そんな「未接触部族」のうちの1つがこの世から消えてしまった。米紙「ニューヨーク・タイムズ」が報じる。
「穴の男」の死
アマゾン熱帯雨林のただ中に建つ一軒の小屋へと近づいたブラジル国立先住民保護財団の職員たちは、懸念が現実のものとなったことを知った。彼らはブラジル史上初めて記録に残る形で、未接触部族の消滅を目撃していたのである。
ハンモックに横たわるその男は部族の最後の生き残りであり、既に亡くなっていた。そして彼の死によって一つの文化が丸ごと、千もの謎の答えと共に失われたのである。
彼の名前さえもが一つの謎であった。長年にわたって自身の居住地に何十もの穴を掘っていた彼は、「穴の男」という名でのみ知られている。その年もまた推測するほかはなかった。保護財団の職員たちによれば、60歳くらいに見えたという。
ブラジルは、アマゾンの保全よりも開発を優先するために、近年、先住民族グループへの保護政策を弱体化・衰退させてきた。そのため、この国にとって、彼の死は悲しくも象徴的な出来事となったのだ。
ブラジル国立先住民保護財団FUNAIの職員たちが男の遺体を発見したのは8月23日。ボリビアに国境を接するロンドニア州はタナル先住民地区をパトロール中のことだった。
8月24日のFUNAIの発表によれば、男性は自然死だった可能性が高い。FUNAIは犯罪捜査官に現場の状況を確認させた上で、検死のため遺体を首都ブラジリアに搬送したという。
匿名希望のある職員によれば、財団はDNA鑑定を行った上で遺体を森に戻し埋葬する予定とのことだ。
遺体の写真を確認した先住民族の専門家マルセロ・ドス・サントスによれば、遺体は羽毛に覆われていたという。
「彼は自身の死に備えていたのか。それは誰にもわかりません」とサントス。「彼との交渉は、他の民族グループを含めまったく行われておらず、彼について今以上のことはわかりませんでした。そのため羽毛に覆われていた理由も確かなことは言えないのです」
先住民族は行き場を失っている
未接触部族とは、外界との持続的接触を持たずに存続している集団である。
未接触部族の消滅が記録されたのは今回が初めてだが、専門家によれば、他にも複数の部族が記録されることなく消滅してきた可能性が極めて高いという。
FUNAIの報告によれば、ブラジル国内には外界と隔絶した部族集団が少なくとも114は存在することを示す根拠があるが、そのうち存在が公式に認定されているのはわずか28である。結果、残りの86部族は政府の保護を一切受けられていない。
FUNAIは先住民の行動を観察し、その居住地域を開発から守る責務がある。しかし、現ブラジル大統領ジャイル・ボルソナロはアマゾンの破壊を進める産業を支援しており、その結果、森林伐採が過去最大水準に達してしまったのだ。
ボルソナロ大統領はアマゾンにおける樹木伐採搬出、牧場経営、採鉱経営の規制を緩和すると共に、先住民族グループと保全区域の保護を削減してきた。さらに彼は国家予算と人員の削減によって、先住民族・環境関連法の施行に関わる組織を弱体化させてしまった。
「こうした民族グループの多くが、国や社会に認識されることさえなく消滅しています。これは実に深刻です」とFUNAI所属の先住民専門家ギリェルメ・マルチンは言う。
マルチンによれば「運営幹部が公式にその存在を認めるまで、FUNAIはその居住地を守ることもしませんし、支援基盤を設立することも、居住地の境界画定をすることもありません」とのことだ。
Flávia Milhorance and André Spigariol
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ba769fb6f818dcb40893edd7195511545f33e5f

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先住民の文化施設が起工 多様性アピールする場に/台湾・台南

2022-09-18 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾9/17(土) 11:10配信

原住民(先住民)をテーマにした文化施設「Tabe札哈木楽原」の起工式=台南市政府提供
(台南中央社)南部・台南市で16日、原住民(先住民)をテーマにした文化施設「Tabe札哈木楽原」の起工式が行われた。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、完成すれば歴史と多様性に富んだエスニックグループの美しさを際立たせられると期待を寄せた。
「Tabe」(タベ)は平埔族と呼ばれる原住民の1つ、シラヤ族の言葉で「こんにちは」、「札哈木」(Ca'hamu/ザハム)は台湾原住民、ツォウ族の言葉で「台南」を意味する。「楽原」は「楽園」の「園」を中国語で発音が同じ原住民の「原」とかけた。
建設には1億2000万台湾元(約5億5000万円)が投じられ、グルメや文化体験の場やパフォーマンス空間などを軸に、都市に暮らす原住民を束ね、帰属意識や豊かな文化の伝承を図り、原住民文化の特色をアピールする。
黄氏は、旅行者に文化を体験してもらい、台南の多様な文化の素晴らしさを感じてもらいたいと語った。
(張栄祥/編集:齊藤啓介)
https://news.yahoo.co.jp/articles/421ce3a32e2596e2490c7c2fafdfa35290a13d4e

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銀の滴、金の滴

2022-09-18 | アイヌ民族関連
中国新聞社9/17(土)
 学生時代に読み、心洗われた。「銀の滴(しずく)降る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに」。心臓に病のあるアイヌ民族の少女、知里幸恵(ちりゆきえ)がノートに書いたカムイユカラ(神謡)はそう始まる。19歳で早世し、きょうで100年▲美しき言葉は貧しい家に恵みを運ぶフクロウの神の歌という。人間は自然の一部。万物に宿る神を敬う―。そんな世界観を口承する13編の物語を、幸恵はローマ字のアイヌ語と和訳で残した。「アイヌ神謡集」である▲「鮭(さけ)どもは清い風、清い水に」。その一節を先日、広島の旅行イベントで思い浮かべた。捕ったサケの皮を縫い合わせる「魚皮靴」が、北海道・白老のウポポイ(民族共生象徴空間)への誘(いざな)いとして展示されたからだ▲清き川を上ってくる糧を大切に使う知恵だろう。アイヌ文化の継承を担い、参院議員にもなった故萱野茂さんに聞いたことがある。「筋子の詰まるサケは手を付けず、産卵後を捕る」と。子孫のため、地球を守るため▲豊かでたくましい文化は、共生社会のシンボルとしてウポポイなどで新たな担い手が発信している。神謡集序文で自由の天地と美しい言葉の消失を嘆いた幸恵。現代に運んだ恵みは限りなく大きい。
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/銀の滴-金の滴/ar-AA11WIMY

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<ゴールデンカムイ>テレビアニメ第4期SP生特番 小林親弘、白石晴香、伊藤健太郎、竹本英史、小西克幸が熱く語る なだぎ武も

2022-09-18 | アイヌ民族関連

マンタンウェブ9/17(土) 18:00配信

「ゴールデンカムイ」の第4期の特番「第四期放送直前!TVアニメ『ゴールデンカムイ』スペシャル生特番」のビジュアル(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載された野田サトルさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゴールデンカムイ」の第4期の特番「第四期放送直前!TVアニメ『ゴールデンカムイ』スペシャル生特番」が9月25日午後6時半からABEMAで配信されることが分かった。杉元佐一役の小林親弘さん、アシ(リ)パ役の白石晴香さん、白石由竹役の伊藤健太郎さん、月島軍曹役の竹本英史さん、鯉登少尉役の小西克幸さん、「ゴールデンカムイ」のファンというお笑い芸人のなだぎ武さんが登場し、同作について熱く語る。お笑いコンビ「天津」の向清太朗さんがMCを務める。
 「ゴールデンカムイ」は、2014年に「週刊ヤングジャンプ」で連載をスタートし、今年4月に約8年にわたる連載に幕を下ろした。かつて日露戦争で活躍した“不死身の杉元”が、北海道で死刑囚が隠した埋蔵金の手掛かりをつかみ、アイヌの少女らと共に冒険を繰り広げる姿を描く。
 テレビアニメ第1期が2018年4~6月、第2期が同年10~12月、第3期が2020年10~12月に放送された。第4期は、10月3日からTOKYO MX、北海道放送ほかで順次、放送される。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4c7a2ad89666a1b8ba6d9a4ee0450ef10dbaebd

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台湾文化 射水で触れて きょうフェア 日台・小中学生絵画展も

2022-09-18 | 先住民族関連
中日新聞2022/09/17 05:05

陳啓徳さん(右)が紹介する「電音三太子」=射水市役所で
 射水市の地域おこし協力隊(国際交流コーディネーター)の陳啓徳(ちんけいとく)さん(台湾台南市出身)が主催する「まちなか台湾フェアinイミズ2022&日台小中学生絵画展」が十七日、射水市のクロスベイ新湊で開かれる。
 フェアは昨年に続いて二回目。市が共催する。そうめんのような細い麺の「台湾麺線」やルーローハン、台湾カステラなどの台湾屋台グルメと菓子の販売をはじめ、台湾先住民族衣装とチャイナドレスの試着、台湾ミニえとランタンづくり、縁起の良い漢字を題材にした切り紙体験などの催しを企画している。
 日台・小中学生絵画展は今回が市の主催で初開催。射水市からは新湊、小杉両中学校と放生津、金山両小学校の四校、台湾からは射水市の友好都市・台北市士林区の国民小、中学校の児童生徒が作品を出展する。来年五月には同区でも絵画展を開催する。
 当日は、台湾の神様という「電音三太子(でんおんさんたいし)」も会場に登場する予定。陳さんは「電音三太子に会いに、ぜひ参加してほしい」とPRする。開催時間は午前十時~午後五時。入場無料。(武田寛史)
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-546662.html

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光の祭典「TOKYO LIGHTS 2022」9月18日の開催が中止に

2022-09-18 | アイヌ民族関連
コンフェティー2022/09/18 15:31

東京都新宿区の明治神宮外苑 聖徳記念絵画館及び総合球技場軟式球場にて行われている
「TOKYO LIGHTS 2022 プロジェクションマッピング国際大会」の20222年9月18日(日)の開催が
台風14号の接近に伴い来場者の安全面を考慮して中止となったと公式HPおよびSNSにて発表がなされました。
最新情報については公式HPをご確認するようお願いするとしています。
「TOKYO LIGHTS 2022 プロジェクションマッピング国際大会」の公式サイトはこちら
【TOKYO LIGHTS 2022 -プロジェクションマッピング国際大会-概要】
<開催日時>
2022年9月17日(土)~9月19日(月/祝)
<時間>
◆9月17日~18日/国際大会(各日2部制)第1部:18:30-19:20 第2部:20:00-20:50
◆9月19日/国際大会・授賞式(1回公演) 19:00-20:50
<会場>
明治神宮外苑 聖徳記念絵画館及び明治神宮外苑 総合球技場軟式球場
<料金>
入場の際は事前にチケット(無料)の予約が必要です。
<入場者数>
動員数:約2万人(予定)
<クリエイター>
クリエイティブ&アーティスティックディレクター:潤間大仁
照明デザインディレクター:YAMACHANG
ファイバービームデザインディレクター:兒玉大規
音楽ディレクター:Fz
セットデザイン:邨山直也
衣裳ディレクター:齋藤ヒロスミ
「WELCOME TO NEO TOKYO」ビデオプロダクション:REAL ROCK DESIGN
<出演者>
『歌舞伎』
殿岡怜
『琉球舞踊』
「NEO Ryuku」
仲村渠啓太
赤嶺豪
照屋大地
吉田翔
佐々木郁哉
當山柚人
『アイヌ伝統芸能』
下倉絵美
小笠原小夜
恵原詩乃
門別厚司
下倉幹人
『光りの祭典』
「海・新体操&コンテポラリーダンサー」
新井小夏
杉本音音
足立真麻
栗原実優
小出マリン
協力:東京女子体育大学新体操競技部
「森・ユニサイクルパフォーマー」
井上春希
初田瑞香
鎌田菜乃
橋本あんず
本田未侑
協力:下山和大
<実施体制>
主催:TOKYO LIGHTS 2022実行委員会
共催:東京都
後援:新宿区
企画協力:一般財団法人プロジェクションマッピング協会
制作・運営:エイベックス・エンタテインメント株式会社
https://news.goo.ne.jp/article/conpetti/entertainment/conpetti-61553.html

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