先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

この国のありさま考えて 17日新得で開幕「空想の森映画祭」実行委員長の藤本監督に聞く 映画製作、今後も100%の力で

2022-09-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/15 19:02

四半世紀続いた空想の森映画祭について語る映画監督で実行委員長の藤本さん
 「第25回SHINTOKU空想の森映画祭final」(実行委、北海道新聞帯広支社共催)が17~19日、町内新内の新内ホールで開かれる。1996年に始まった伝統の映画祭だが、今回が最後となる予定。映画監督で実行委員長の藤本幸久さん(68)に思いを聞いた。(伊藤圭三)
 ―映画祭は持ち去られたアイヌ民族の遺骨が返還され、再埋葬されるまでを記録した映画(16日夜、前夜祭で上映)から始まります。
 「これまで取り上げてこなかったテーマが『アイヌ民族』と日本を代表するドキュメンタリー映画監督原一男さんの作品です。アイヌ民族は独自文化を持ち、暮らしています。国は先住民族と認めながら、民族の歴史や先住権と正面から向き合ってこなかった。上映作品などを通じてこの国のありさまを考えてほしい」
 ―原監督は戦争責任を過激なまでに追及する元日本兵の姿を追った「ゆきゆきて、神軍」が有名です。
 「原監督は日本のドキュメント映画をけん引してきた人で、上映する『極私的エロス・恋歌1974』はとても衝撃的でした。文化やテーマを見せる『文化映画』と言われたドキュメントの可能性を掘り下げ、怒りや時代の空気を記録する新スタイルを切り開いてきた。上映後、その思いをたっぷり語ってくれます」
 ―ロシアによるウクライナ侵攻で「台湾有事」に焦点が当たっています。
 「台湾有事が現実のものとなれば、沖縄は最前線になります。なかでも宮古島は自衛隊が駐屯し、ミサイル基地へと変貌しつつあります。多くの市民が殺りくされるのが20世紀以降の戦争。絶対に起こしてはならない」
 ―今回が最後の映画祭になるとか。
 「私が今、追いかけているテーマは戦争、沖縄、環境破壊、世界の先住民など。残された時間はそう多くない。これからは映画づくりに100%力を入れていきたいと思っています」
 前売り券は発行せず、当日券のみ。3日間の通し券は3千円、1日券2千円、1プログラム券1500円。前夜祭、さよならパーティーはともに千円。問い合わせは藤本さん、電話090・8278・6839へ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/731639/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本カナダ学会 千歳で大会 17、18日 基調講演と先住民権回復シンポを公開

2022-09-16 | 先住民族関連
北海道新聞09/15 05:00
 【千歳】カナダの歴史や文化などを研究している大学教員らでつくる「日本カナダ学会」の年次研究大会が17、18の両日、ANAクラウンプラザホテル千歳で開かれる。道内開催は28年ぶりで千歳では初めて。関係者延べ約70人が来場するほか、オンラインで三十数人が参加する見込み。初日は、カナダ先住民族の土地・文化・教育についての基調講演と、アイヌ民族の先住民権の回復をテーマにしたシンポジウムが一般公開される。
 学会は1977年に設立され、カナダを研究する全国の大学教員など約230人で構成する。研究大会は47回目で、道内開催は81年と94年の札幌に続き、3回目。千歳は空港のアクセスの良さに加え、アイヌ文化の伝承保存活動が積極的に行われ、国際会議の招致に力を入れていることから会場に選ばれた。
 初日は午前10時10分から、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のニコラバレー職能開発大学のバーナ・ビリーミナバリエット副学長が先住民族の土地・文化・教育について基調講演する。11時20分からのシンポジウムでは、千歳アイヌ協会の中村吉雄会長がアイヌ民族と私と題して報告。日高管内平取町教委の関根健司さんが同町のアイヌ語教育の実践について説明する。
 最終日は午前11時から、北海道と姉妹州カナダ・アルバータ州との国際交流、同州から普及したカーリングなどをテーマにしたシンポジウムを開催。初日に続いて一般公開する。このほか両日とも、全国の研究者が会員ら関係者向けに、カナダの憲法や法律などについての発表を行う。
 大会前日の16日には「プレ企画」として、11~12月に語学研修でカナダを訪れる千歳高国際教養科の2年生が事前学習の成果を報告。35人が5グループに分かれ、カナダ先住民族の芸術、移民の歴史、言語、両国の恋愛事情などの幅広いテーマで発表する。
 大会開催について市は「経済効果がある上、地元の高校生もかかわれる。アイヌ民族とカナダの先住民族を比較して考える機会になる」(企画部)と歓迎。大会実行委員長を務める札幌大谷大の岡部敦准教授は「北海道とカナダは成立の歴史的経緯、先住民族との共存、広大な面積などが似ている。若い人も含めてカナダに関心を持ってもらいたい」と話している。
 17、18日のシンポジウムは事前申し込みが必要で、日本カナダ学会第47回年次大会の特設サイトへ。(上村衛)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/731200/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白老で働く4人が講義 NPO代表など、東高生に

2022-09-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/15 05:00

生徒たちに散策路の説明をする山田和子さん
 【白老】町内で観光や医療など多方面で活躍する講師4人を招いた講義が12日、白老東高で開かれた。生徒たちは対話形式の授業を通して、町についての理解や知識を深めた。
 1年生42人が対象の「総合的な探究の時間」の一環。NPO法人「ウレシパの杜(もり)」代表の山田和子さん、コミュニティナースとして活動する須貝夢乃さん、商品の企画や開発を手掛ける「BLUE SALMON」の貮又聖規(ふたまたよしのり)さん、10月10日まで開催中の「白老文化芸術共創」事務局の佐藤雄大さんが講師を務めた。
 このうち、山田さんはアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」横の土地を整備し、完成させた散策路を写真や地図を用いて説明。「五感をフルに研ぎ澄まして森をまわってほしい」と話した。佐藤さんは文化芸術共創の作品をインスタグラムを通して紹介し、「少しだけ目を向け、素直な意見をもらえたら」と来場を呼び掛けた。
 参加した八木百夏さん(16)は「知らなかったことをたくさん聞けて良かった。文化芸術共創に行って、作品を見てみたい」と話していた。(竹田菜七)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/730956/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【アイヌ工芸を学ぶ】アイヌ工芸家が高校生に出前講座 音威子府村

2022-09-16 | アイヌ民族関連
STV9/15(木) 7:07

アイヌ工芸を担う人々を育てるため、北海道道北・音威子府村の高校でアイヌ工芸家による出前講座が行われました。
生徒たちが木製のコースターに彫り進めているのは、曲線が美しい、アイヌ文様。出前講座が行われたのは、音威子府村にある美術工芸高校です。講師として訪れた2人のアイヌ工芸家に文様の意味や彫り方を学びながら、生徒たちは懸命にコースターを彫り進めていました。
(生徒)「線が均等ではなくて太くなったり細くなったりするのが難しい」
「鱗彫りがかっこいいなと思った」
アイヌ工芸の出前講座は来月も札幌市内の高校や大学で行われる予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa58445aa69c062a465c63c2e1754166b99c209e

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ作られたのか? アメリカ先住民の謎多き「トーテムポール」の世界

2022-09-16 | 先住民族関連
サライ9/14(水) 17:00配信

クマやワタリガラスなど先住民の伝説が描かれたトーテムボール(アラスカ州シトカ)
文・写真/大野絵里佳(海外書き人クラブ/アメリカ・アラスカ在住ライター)
校庭や公園などで見かけることがあるトーテムポール。様々な動物が積み重なるその個性的な姿が印象には残っているものの、元来の意味や歴史を知る機会は少ないのではないだろうか。
ここでは、アラスカからカナダに跨る北西沿岸先住民の築いたトーテムポールの世界についてご紹介したい。
謎多きトーテムポールの起源と辿った歴史
トーテムポールはアメリカ北西沿岸先住民が建てた大型の彫刻柱だ。この文化は、トリンギット族(Tlingit)、ハイダ族(Haida)に代表されるアメリカ及びカナダの北西沿岸先住民によって築かれ、その文化圏は東南アラスカからカナダのブリティッシュ・コロンビア州、さらに南のワシントン州までの沿岸に及ぶ。世界有数の温帯雨林として知られるこの地域では、巨木が茂る森とそれによって育まれた豊饒の海に囲まれ、古くから人々が豊かな生活を送ってきた。トーテムポールはそんな彼らの文化を今に伝える歴史的な遺物としての役割も担っている。
“歴史的な遺物”として扱われるトーテムポールだが、その起源は未だ謎が多い。それというのも主にレッド・シダーの巨木を使って製作されるが、多雨地域の屋外に建てられるという条件から、長くても100年前後の寿命であり、そもそもトーテムポールを建てる目的は、建てることそのものにあり、保存・維持は予定されておらず、むしろ朽ちて土に還ることを目的としているものさえあるからだ。現在見られるトーテムポールのほとんどは、博物館に収蔵されているもの、または現代に製作されたものがほとんどで、古いものでも19世紀後半から20世紀前半に作られたものである。
最古の記録としては、1778年3月のイギリス海軍のジェームズ・クック船長のものが挙げられ、そこにはバンクーバー島(カナダのブリティッシュ・コロンビア州)の先住民の住居の中に大きな彫刻柱があった、とあり、これは家屋の中に建てられる「家柱(かちゅう)」として分類されるトーテムポールだと考えられている。
いつ、どこで製作されるようになったのかは不明だが、最盛期は1830~1860年代と考えられている。これは先住民がヨーロッパ人と行った交易による要因が大きいとされ、主な交易品だったラッコの減少と天然痘による人口減少が要因となり衰退していく。そして、追い打ちをかけたのが1880年代から始まった同化及びキリスト教化政策だ。伝統的な儀礼が禁止され、先住民独自の文化と社会形成が衰退していくなか、トーテムポールの文化もその例外ではなかった。
トーテムポールが再び製作されるようになるのは、1950年代になって先住民の伝統文化の復興活動が始まってからになる。
なぜトーテムポールは作られたのか
トーテムポールの建立には様々な目的がある。民族によって一様ではないものの、伝統的なトーテムポールは個人の出生や、記録すべき行事・事件などが題材となっている。一方、一族の歴史を記録する役割もある。トーテムポールの文化を持つ先住民社会にはクラン(Clan)と呼ばれる氏族制度があり、ワタリガラスやハクトウワシ、クマなどといった一族を象徴する生き物を持つ。祖先は動物の化身であった、という伝説からそれぞれのクランを代表する生き物を彫ることで一族の出自を伝えてきたのだ。また、トーテムポールは富の象徴でもあった。作ること自体に財力が必要であるし、建立の際は大規模な伝統行事で多くの招待客をもてなさなければいけないからだ。
このように、文字をもたなかった北西沿岸先住民にとって、トーテムポールは彼らの歴史を後世に伝えていく大切なツールだったと考えられている。
墓標やはずかしめの役割も。トーテムポールの種類とは
地域や民族によって異なるので、全ての分類があてはまるわけではないが、多くが家屋に付随する柱(付属柱)と屋外に建てる柱(独立柱)の2種類に大別される。
◆付属柱
1.家柱…屋根を支える大黒柱のような役割
2.家屋柱…家の正面の壁と一体となっているポール
◆独立柱
1.記念柱…氏族長等が亡くなった時や大きな事件や出来事などを記念するポール
2.墓標柱…氏族長等が亡くなった時に建てる墓石のような役割
3.墓棺柱…墓標と棺を兼ねているポール
4.はずかしめのポール…個人や集団に宛て、請求する役割
5.領域柱…漁業権や採集権を主張するポール
6.歓迎者柱…行事の際に招待客を歓迎する意を表す
個性豊かなトーテムポール
ここで筆者が出会った個性的なトーテムポールをご紹介したい。
民族ごとに異なる意匠が施されるトーテムポールだが、ハイダ族のものにのみ見られるのが帽子をかぶった“ウォッチマン”と呼ばれる小さな人間だ。家屋柱として設置され、村や家に危険が迫った時に頂上のウォッチマンが知らせてくれると考えられた。写真は1人のみだが、なかには複数のウォッチマンが置かれるトーテムポールもあるという。
先住民と白人との文化の相違が見られるトーテムポールがある。1869年、リンカーン大統領時の国務長官であったシーウォードが、ロシアより買収しアメリカ領になったばかりのアラスカを訪問。先住民は最大限の敬意を持ってもてなしたが、それに対する返礼がなく、そのことを人々に忘れさせないために建てた、と伝えられている。先住民社会では、歓待に対する返礼は当たり前で白人はそのことを理解していなかったのだ。
アラスカを舞台に、多くの写真と文章を残した星野道夫氏の記念トーテムポール。2008年に建てられ、上からグレイシャーベア、クジラ、カリブー、ワタリガラス、一番下にカメラを持った星野氏が彫られている。
トーテムポールの未来
先述したとおり、製作当時の姿を残す歴史的価値のあるトーテムポールの多くは博物館に所蔵されているもので、屋外に置かれているものの多くは複製だ。世界遺産に登録されているスカン・グワイ(カナダ・ハイダグワイ、旧名:クイーンシャーロット諸島)が、唯一、当時のまま残された“朽ちてゆく”ハイダ族のトーテムポールを見ることができる場所となっている。朽ちて土に還るという本来の目的と、博物館で保管し伝統文化を守るという目的。後世に生きる者としては、なるべく多くのトーテムポールが見たいものだが、製作当事者にとって矛盾とも言える課題を抱えているのかもしれない。
一方、現代におけるトーテムポール製作において、先住民コミュニティで新たな作り手の育成が行われてきた。製作目的として、亡くなった家族を記念するもの、公共施設の開館時、友好都市への贈呈、博物館・美術館の依頼等があり、様々なトーテムポールを生み出している。民族アイデンティティを象徴するものとしてだけでなく、芸術作品としての評価も高く、トーテムポール以外の彫刻作品を生み出し、現代社会とより密接した存在となっている。
文・写真/大野絵里佳(海外書き人クラブ/アメリカ・アラスカ在住ライター)2019年よりアメリカ・アラスカ州在住。猫と犬と一緒に、のんきでワイルドな日々を過ごしています。海外書き人クラブ会員
https://news.yahoo.co.jp/articles/218fef441d3a51fdf7279f26964cdf69962ddcaa

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ゴールデンカムイ』不死身の杉元のフィギュアが凄い! 描きおろしイラストから立体化

2022-09-16 | アイヌ民族関連
リアルサウンド9/15(木) 14:20配信

PRISMA WING ゴールデンカムイ 杉元佐一 1/7スケール 完成品フィギュア
 大人気TVアニメ『ゴールデンカムイ』より、主人公・杉元佐一の1/7スケールフィギュアが登場。発売日は2023年10月頃を予定しており、現在は絶賛予約受付中となっている。
 北の大地を奔走する、その無骨でタフな姿を本フィギュアのために描き下したイラストから立体化。軍帽からのぞく表情は劇中そのまま。
 また、顔の傷痕も忠実に再現しており、服装や装備類もまた一切の妥協を感じさせない仕上がり。弾薬盒が付けられたベルトやブーツは革の質感まで表現され、服には身体の動きにともなうリアルなシワが刻まれている。
 飯盒付きの背嚢が置かれているのは、北海道の厳しい自然を切り取ったヴィネット風台座。雪に覆われた岩や木々の荒々しい造形が、作品の世界観をリアルに伝えている。
 アイヌの金塊を巡り、熾烈な生存競争サバイバルを繰り広げる“不死身の杉元”を、あなたのコレクションに加えてみてはいかがだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1740c3336e67e597eb608fb0a0eb3c611cba0a0

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする