北海道新聞09/14 05:00
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/29/bd68b87788b95bfd63e374e9d0a6a969.jpg)
アシリチェプノミで祈りを捧げる十勝のアイヌ民族
サケを迎えるアイヌ民族の伝統儀式「アシリチェプノミ」が10日、池田町内の十勝川沿いにある千代田堰堤(えんてい)展望公園で行われ、十勝管内のアイヌ民族20人が民族衣装をまとって神に祈りをささげた。また帯広カムイトウポポ保存会が伝統舞踊を奉納した。
会場にはイナウ(木幣)を立てて祭壇を設け、アイヌ民族の人たちがサケを供えて厳かに祈りをささげた。トノト(神酒)をイナウに付けることで、神様に召し上がってもらうのだという。来場者がその様子を静かに見守った。また、アイヌ料理のサケ汁が無料で振る舞われた。この日は青空が高く、初秋の風が爽やかで来場者を喜ばせた。
伝統儀式は実行委主催で5回目。今回、アイヌ民族がかつて豊漁を願う祈りをささげた「聖地」千代田堰堤に会場を移した。池田、音更、幕別の3町でつくる十勝川中流域かわまちづくり協議会や帯広河川事務所などが連携協力した。
来賓として出席した池田町の餌取光一副町長は「ここは、かつて『あきあじ祭り』が開かれた場所。きょうが、にぎわい復活の第一歩となることを願っています」とあいさつ。実行委員長の小川哲也さん(50)は「手探りで始めたが5回目でだいぶ形になってきた。天気にも恵まれ、先祖にも歓迎されたと思う」と話していた。(椎名宏智)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/730518/

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アシリチェプノミで祈りを捧げる十勝のアイヌ民族
サケを迎えるアイヌ民族の伝統儀式「アシリチェプノミ」が10日、池田町内の十勝川沿いにある千代田堰堤(えんてい)展望公園で行われ、十勝管内のアイヌ民族20人が民族衣装をまとって神に祈りをささげた。また帯広カムイトウポポ保存会が伝統舞踊を奉納した。
会場にはイナウ(木幣)を立てて祭壇を設け、アイヌ民族の人たちがサケを供えて厳かに祈りをささげた。トノト(神酒)をイナウに付けることで、神様に召し上がってもらうのだという。来場者がその様子を静かに見守った。また、アイヌ料理のサケ汁が無料で振る舞われた。この日は青空が高く、初秋の風が爽やかで来場者を喜ばせた。
伝統儀式は実行委主催で5回目。今回、アイヌ民族がかつて豊漁を願う祈りをささげた「聖地」千代田堰堤に会場を移した。池田、音更、幕別の3町でつくる十勝川中流域かわまちづくり協議会や帯広河川事務所などが連携協力した。
来賓として出席した池田町の餌取光一副町長は「ここは、かつて『あきあじ祭り』が開かれた場所。きょうが、にぎわい復活の第一歩となることを願っています」とあいさつ。実行委員長の小川哲也さん(50)は「手探りで始めたが5回目でだいぶ形になってきた。天気にも恵まれ、先祖にも歓迎されたと思う」と話していた。(椎名宏智)
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