先住民族関連ニュース

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【白老】36年の歴史に幕 ミンタラ閉館

2009-11-03 | 日記
(苫小牧民報2009年 11/2)
 ポロト湖畔の物産店街「民芸会館」(通称・ミンタラ)が、10月31日で36年の歴史を終えた。建物は、解体される。
 「頑張ってうまくなるんだよ」。民芸品店「ユーカラ」の宮本かずえさん(67)は、アイヌ民族の弦楽器「ムックリ」を買った子供に優しく語り掛けた。ミンタラ開館当初から勤めてきた。「時代の流れだし、仕方ない」。多くは語らない。最終日は、午後5時の閉館まで商品を片付けなかった。
 ミンタラの店主らでつくる白老観光商業協同組合は、先着150人に甘酒を振る舞った。専務理事の盛悦子さん(63)はいつも以上に深々と頭を下げ、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。
 「店を再開したら、必ず連絡してね」。常連客の言葉に、目を潤ませた。盛さんを含め、ほとんどの店主がポロト地区での営業継続を希望しており、組合も解散はしない。白老町は、組合と協議の場を設ける方針だが、先行きは不透明なままだ。
 ミンタラは、解体される。跡地は町が国に対し、イオル(アイヌの伝統的生活空間)再生地区としての整備を要望していく考えだ。
http://www.tomamin.co.jp/2009s/s09110202.html

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【白老】町民の文化・芸術競演

2009-11-03 | 日記
(苫小牧民報2009年 11/2)
 第44回白老町文化祭が白老コミュニティーセンターと町総合体育館を会場に、10月31日~2日の日程で開催された。
 町文化団体連絡協議会(有江則雄会長)主催。31日の開会式で、有江会長は「文化は衣食住や趣味、特技など、すべて日常の中から生まれた。文化祭を通して、互いの文化を高め合うことが一番の意義」とあいさつ。飴谷長蔵町長、堀部登志雄町議会議長が祝辞を述べ、テープカットで幕を開けした。
 白老コミセンでは2日まで、華道や盆栽、陶芸が展示された。1階ホールでは町内の菊友会(堀起與賜会長)が菊花展を開催。黄、紫、白など色とりどりの約170鉢が会場を彩り、訪れた人々癒やしていた。
 1日は同コミセン講堂で合同発表会が開かれ、詩吟や民謡、フラダンスなど華やかなステージが展開された。
http://www.tomamin.co.jp/2009s/s09110204.html

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恵み感謝、健康祈る 白老でコタンノミ

2009-11-03 | 日記
(北海道新聞11/02 14:23)
 【白老】自然の恵みに感謝し、人々の健康を祈るアイヌ民族の大祭「コタンノミ」が31日、アイヌ民族博物館のポロチセ(大きい家)で行われた。伝統衣装に身を包んだ22人が、チセの中に住まう神や外に祭壇を設けた神々に、厳かに祈りの言葉をささげた。(佐藤元治)
 季節の変わり目の春と秋に行われる儀式で、同館の山丸郁夫伝承係長が祭主を務めた。神への拝礼に始まり、干し魚の尾ひれやアワを火にくべて行う病魔よけや、祖先供養の儀式を行った。
 一方、隣接する物販施設「ミンタラ」は、この日が最後の営業日。来場者に感謝を込めて甘酒を配った。
 34年前の開業日から、ミンタラで働いてきた菅原智子さん(68)は「昔は雨が降ると観光客で真っすぐ歩けないほどにぎわったのですが…」と寂しげだった。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/197776.html

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■ 趣味の活動成果を発表、白老町文化祭開かれる

2009-11-02 | 日記
【2009年11月2日(月)朝刊】
第44回白老町文化祭(白老町文化団体連絡協議会主催)が、31日から3日間の日程で中央公民館と総合体育館で始まった。町民の趣味の成果を一堂にしている。
 第44回白老町文化祭(白老町文化団体連絡協議会主催)が、31日から3日間の日程で中央公民館と総合体育館で開催。町民の趣味の成果を一堂にしている。
 菊花、盆栽、陶芸、生け花、書、絵画、写真、押し花、革工芸、木工、フランス刺しゅう、パッチワーク、アイヌ文様刺しゅう、絵手紙、ワックスフラワー、木彫など。日本ハムファイターズコーナーやそば・うどんコーナーも。
 合同発表会は1日正午から中央公民館講堂で繰り広げられた。
(富士雄志)
 出演団体は次の通り。 岳風会白老支部、白老吟道会、聖月流白老支部、白老民謡連盟、日本郷土民謡白老支部、白老舞踊連盟、白老ジャズダンスサークル、四ツ葉会、絆の会、白老バレエ研究所、虎杖浜越後踊り保存会、ケアラニ岩瀬フラグループ
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/11/02/20091102m_08.html

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■ 白老・ポロト湖畔の民芸会館が36年間の歴史に幕

2009-11-02 | 日記
【室蘭民報2009年11月1日(日)朝刊】
白老・ポロト湖畔を訪れる観光客らに親しまれてきた名産品・土産品の総合センター「民芸会館(ミンタラ)」が31日、36年間の歴史に幕を閉じた。
 施設内外の約20店舗はいつもと同じように団体客らの対応に当たっていた。開店時に先着150人に甘酒を振る舞い、観光客から「えっ、閉めるんですか」の声が上がった。
 ツブ焼きやホタテ焼きを35年間商売にしていた男性(77)は「そりゃ寂しいね。忙しいいい時もあったよ。まだ修学旅行が入ってくるから、もう少しやりたかった」、花店の女性経営者は「開店は民芸会館が立つ前から。これからどうなるか分かりません」。
 5日までに商品を撤去、その後、鉄骨平屋約2900平方メートルの解体作業に入る。同作業に伴いアイヌ民族博物館への入り口が北側のみになる。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/11/01/20091101m_08.html

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開拓記念館で15日、フォーラム「海・森・人-北海道の文化としての資源を考える」

2009-11-02 | 日記
(BNN北海道365 09年11月01日(日) 13時40分 )
3人の講師がオットセイ猟やアイヌ文化を事例に講演。
 北海道開拓記念館は、15日午後1時から「海・森・人-北海道の文化としての資源を考える その2-」を開催する。フォーラムは昨年に続いて2回目。
 当日は3人の講師が、総合地球環境学研究所(京都府)の研究プロジェクト「日本列島における人間-自然相互間の歴史的・文化的検討」の成果報告を行う。
 フォーラムは、北海道の歴史の中での人と自然の関わり、人がどのようにして自然資源を利用してきたか、などをアイヌ民族の事例や先史文化を交えて学ぶ。
 各プログラムのテーマと時間は次の通り。
 「人類、オットセイに出会う-北海道の人類文化とオットセイ猟-」 小杉康北海道大学文学部教授 午後1時10分~1時55分
 「貝の文化史」 右代啓視北海道開拓記念館学芸員 午後1時55分~2時40分
 「伝統的アイヌ文化の資源利用とカムイとの関係-持続可能な利用は誰が管理したのか-」 児島恭子昭和女子大学非常勤講師 午後2時40分~3時25分 
 報告後は3人が参加者の質問に回答し、午後4時まで意見交換する。
 参加は無料。定員は先着100人。申し込み、問い合わせは北海道開拓記念館(電話011-898-0500)まで。(文・久保)
http://www.hokkaido-365.com/news/2009/11/post-518.html

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課題山積、"害獣"エゾシカ 食材消費と捕獲で期待されるアイヌ民族の「知恵」 後編

2009-11-02 | 日記
(BNN北海道365 09年11月01日(日) 08時30分)
肉の消費拡大に不可欠な加工製品の開発。
 成獣の妊娠率が極めて高く、自然死亡率が非常に低いエゾシカは、個体数が増え続け、農林業被害を増大させている。道が掲げる今年度の捕獲目標は、全道でメス7万6000頭以上。これを達成しなければ、エゾシカは減らない。
 現在、食肉として流通するエゾシカはせいぜい1万頭にすぎない。捕獲した大半は自家消費と廃棄処分。エゾシカ肉はフランス料理でこそ高級食材だが、国内ではまだまだ不人気。いかに消費拡大策を推進させるかは、行政も頭を悩ませる課題だ。後編は消費拡大の展望などをレポートする。
 特定部位しか使われず、価格は高止まり
 エゾシカの体重は50~60キロ。可食部分は多ければ約50キロになる。それでも、「美味しい部分のロースやもも肉は多くても20キロ」(食肉関係者)だ。それ以外の肉は使われず、流通しないため、勢い価格は高くなる。未利用部分を加工し、利用率をアップさせれば、流通価格は下がる。消費が拡大すれば、さらに価格もダウンするのが、市場経済の原則だ。
 エゾシカ肉の消費量が増えない限り、エゾシカの捕獲数増加は望めず、農林業被害も収まらない。
 道はこれまで農林業被害の対処療法として柵づくりや捕獲対策に取り組んできた。しかし、前編で報じたようにハンターによる銃殺捕獲が増えることは望めず、今後は罠捕獲に対する依存度は高まるはずだ。
 罠捕獲を普及させる上では、アイヌの人たちが伝統的に培ってきた知恵を学ぶことが欠かせない。準備が進む「アイヌ新法(仮称)」には、狩猟民族の「特技」を生かす仕組みを盛り込む必要もあるだろう。効率的な罠捕獲を普及させるためには、行政の消費拡大策が急務。これからのエゾシカ対策は、ハード(柵敷設)からソフト(消費拡大のためのPR)への転換が不可欠になる。
 料理方法の普及なくして望めぬ消費拡大
 エゾシカ協会は、これまでに「エゾシカ料理試食会」や「エゾシカ料理まつり」などを開催し、料理方法や食材としてのシカ肉の魅力をPRしてきた。道が06年にエゾシカ衛生処理マニュアルを発表したことを受け、翌年、マニュアルに準拠した処理施設とそこで処理された食肉に対する「推奨」制度を設けた。
 こうした取り組みが実り、札幌市内ではシカ肉を使った料理を提供するそば屋やスープカレー屋が約10店舗に増えているという。ただ食材となる部位の大半は、味の良いロースやもも肉に限られ、ほかの可食部分を利用するには加工製品の開発が重要となる。
 協会は、食肉以外の部位である皮革と角の利用拡大のため、調査研究とPRを進めている。セーム皮は衣服、角は漢方薬としての利用促進に取り組んでいるが、やすやすとは進んでいないのが現状だ。
 食品加工分野には、ウタリ共同養鹿加工組合が力を注ぎ、もみじ丼、3種類の味の缶詰、ジンギスカンを製造・販売している。エゾシカ肉に関心を持つ人たちに集まってもらい、試食会を開いたが、味は「いまいち」との反応が多かったという。
 ところが加工製品と生肉を和食の調理人とフランス人シェフの2人に調理してもらったところ、いずれも評価は「美味しい」に一変。エゾシカ料理を広めるためには、旨みや食べやすさを引き出す調理方法が欠かせない。
 組合でのエゾシカ肉の「利用率は約80%」(大川勝組合長)。利用率を上げるためにハムやジャーキー、ミンチなどの加工施設の建設を計画し、従来は捨てられていた内臓部分も「ホルモン」として利用することを検討している。
 現在、組合で販売する生肉は、もも肉が200グラム3570円、ステーキは同1200円。大川組合長は、「消費さえ拡大できれば、いくらでも供給できる体制をつくることは可能」と話す。
 大川組合長らの取り組みはまだ始まったばかり。アイヌの人たちの知恵を生かし、その生活と地位向上を図るためには、道がエゾシカ問題を足がかりとして積極的に連携することが望まれる。(文・長縄)
http://www.hokkaido-365.com/feature/2009/11/post-478.html

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今週の本棚・本と人:『沖縄・久米島から日本国家を読み解く』 著者・佐藤優さん

2009-11-02 | 日記
(毎日新聞 2009年11月1日 東京朝刊)
 ◇佐藤優(まさる)さん
 (小学館・1680円)
 ◇共同体を守る精神とは
 著者の母の故郷は、沖縄・久米島だ。沖縄は、他地域とは別の歴史を歩んできた。基地被害などを背景に、日本国家への反発を深め、独立論を唱える人もいる。逆に他地域には、沖縄に違和感を覚えて、いわば「同化」を求めるような声もある。
 「どちらも現実的な解決策ではない」。そこで、久米島出身、明治生まれの歴史家、仲原善忠に目をつけた。「仲原は戦前、『方言を一切使うな』と言いつつ、方言の収集、研究をした。この二つの立場を両立させたのが、現実の日本との力関係を踏まえた、古里への思いだった」。仲原の考えは、かつての久米島のリーダー「堂のひや」に近い。堂のひやは、琉球王朝に面従腹背して島の利益を守った。また、仲原の古里は実在の久米島と重なるが、同じではない。著者が幼いころ母の話から思い描いた「青い海」のように、現実を超越しており、それへの思いが支える集団のあり様が大切なのだ。
 「久米島の共同体のように、国家と個人の間にある中間的な集団を強くすべきだ。企業でも地域のボランティアでもいい。そこが強ければ、国家のファシズム化も、集団自決や企業犯罪のようなことも防ぎやすい」
 「普天間基地の移設問題に、沖縄の人は、堂のひや精神で対応しているのだろう」とも言う。表面上、「支配者」の言うことを聞き、自分たちの利益を極大化する。だが、ある一線は絶対に越えさせない。「補助金や大型施設で地元が満足すると思った日本の政治家や官僚は、愚かなんです」
 他地域の側も、日本の国家統合を維持するため、沖縄の人の気持ちが離れないよう考えるべきだという。「沖縄との関係をきちんとできれば、アイヌや在日外国人との関係も解決できる。多様性の中の一体性を維持できるかどうか。この問題は、いちばんの試金石です」<文・鈴木英生/写真・小林努>
http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20091101ddm015070008000c.html

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人模様:先住民の精神を現代舞踊に--サンティー・スミスさん

2009-11-01 | 日記
(毎日新聞 2009年10月31日 東京夕刊)
 カナダの先住民族、モホーク族出身の演出、振付家、サンティー・スミスさん(38)が芸術監督を務める「カハーウィ・ダンスシアター」の初来日公演がこの秋、横浜市で行われた。
 モホーク族は米ニューヨーク州北部やカナダのオンタリオ州などに定住。「自然を敬う心を大切にし、特に樹木は特別な存在。平和の象徴でもあります」
 初めはクラシックバレエの道に進み、「先住民族のスピリットを現代舞踊で表現したい」と04年に同シアターを設立した。作品ごとに、さまざまな先住民のダンサーを集めて舞台をつくるスタイルで、今回は祖母から孫娘まで3世代の女性とその社会を描いた代表作「カハーウィ」を上演。自身も含め6人のダンサーが、しなやかで力強い踊りを披露した。
 公演には関東在住のアイヌ民族らでつくる「アイヌ・レブルズ」も出演。アフタートークで、スミスさんは「命や自然の循環が私たちのコンセプト。日本のアイヌの人々ともつながっていきたい」と語っていた。【明珍美紀】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091031dde041070043000c.html

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アイヌ文様普段着で 登別のクラフトショップ 来春にも新ブランド

2009-11-01 | 日記
(北海道新聞10/31 14:19)
 【登別】市内緑町2のクラフトショップ「358(さごはち)ya」が来春にも、アイヌ民族伝統の文様をデザインに取り入れた服飾ブランド「ain・u(アイン・ユー)」を設立、Tシャツなどの販売を開始する。ブランド名の商標登録は終えており、田中寛志社長は「ファッションを通じ、若者のアイヌ文化への関心を高めたい」と話している。
 ブランド名のain・uは「アイヌ」のローマ字表記をヒントにした造語。英語の「I in you」(私はあなたの中にいます)の意味も持たせた。
 田中社長は「アイヌ民族の衣装に関心を持つ人は多いが、普段着としてはなかなか着用されていない」と指摘。新ブランドではアイヌ文様をデザインに取り入れつつ、買い物などにも着て行ける普段着を提供するという。
 Tシャツや長袖の襟付きシャツ、ジャケットなどを取りそろえる予定。いずれも文様は前面に押し出さず、胸元などにさりげなくワンポイントであしらう。田中社長は「文様にはそれぞれ意味があるが、お客にはまず、形の面白さを楽しんでもらいたい」と話す。
 商品は手作りとなるが、価格はTシャツで3000円程度に抑える方針。田中社長の妻で織物作家の宇都宮麻希さんが制作するストールや壁掛けなどと一緒にクラフトショップで販売する。田中社長は「登別はアイヌ文化が脈々と受け継がれてきた土地。伝統文化を広く発信していきたい」と話している。(上家敬史)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/197442.html

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