(北海道新聞 11/11 07:34)
道が道アイヌ協会札幌支部に委託している職業訓練事業に不適切な会計処理があった問題で、道は10日の道議会決算特別委員会で、2008年度に道職員が同支部に対し、実際にかかった経費を水増しして報告するよう指示していたことを明らかにした。道は職員を処分する方針だ。
自民党・道民会議の小野寺秀氏(帯広市)の質問に答えた。
職業訓練は、アイヌ民族の求職者を対象に、道立札幌高等技術専門学院が同支部に委託して実施。道が毎年、概算で同支部と委託契約を結んだ後、同支部が訓練にかかった実費を記した収支精算書を道に提出。道は精算書に基づいて委託料を支払っている。
道によると、08年度は実際には木材工芸や刺しゅう工芸の材料代などの実費が契約額(約260万円)を25万円下回っていたにもかかわらず、札幌高等技術専門学院の職員が契約額と同額で請求するよう、同支部に指示していたという。
道の宮原真太郎労働局長は同特別委で「職員の対応は適切さを欠いた」と述べた。
道によると、職員の水増し指示があったかどうかは確認されていないが、07年度も契約段階の概算費用と収支精算の額が同額で、こうした会計処理は長年にわたって慣例化していた可能性があるという。
職員の指示による水増しの25万円を含めた不適切な支出は07、08年度で計47万円に上り、道は年度内に同支部に対し、返還を請求する。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/199296.html
道が道アイヌ協会札幌支部に委託している職業訓練事業に不適切な会計処理があった問題で、道は10日の道議会決算特別委員会で、2008年度に道職員が同支部に対し、実際にかかった経費を水増しして報告するよう指示していたことを明らかにした。道は職員を処分する方針だ。
自民党・道民会議の小野寺秀氏(帯広市)の質問に答えた。
職業訓練は、アイヌ民族の求職者を対象に、道立札幌高等技術専門学院が同支部に委託して実施。道が毎年、概算で同支部と委託契約を結んだ後、同支部が訓練にかかった実費を記した収支精算書を道に提出。道は精算書に基づいて委託料を支払っている。
道によると、08年度は実際には木材工芸や刺しゅう工芸の材料代などの実費が契約額(約260万円)を25万円下回っていたにもかかわらず、札幌高等技術専門学院の職員が契約額と同額で請求するよう、同支部に指示していたという。
道の宮原真太郎労働局長は同特別委で「職員の対応は適切さを欠いた」と述べた。
道によると、職員の水増し指示があったかどうかは確認されていないが、07年度も契約段階の概算費用と収支精算の額が同額で、こうした会計処理は長年にわたって慣例化していた可能性があるという。
職員の指示による水増しの25万円を含めた不適切な支出は07、08年度で計47万円に上り、道は年度内に同支部に対し、返還を請求する。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/199296.html