先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

五輪会場近くにコンテナ製巨大オブジェ-オリンピック期間限定で登場

2010-01-26 | 日記
(バンクーバ経済新聞 2010ネン01月26日)
バンクーバー冬季五輪スピードスケート競技会場となる「オリンピック・オーバル」近くに完成した巨大コンテナ製「イヌクシュク」。
 バンクーバー冬季五輪でスピードスケート競技会場となるリッチモンドの「オリンピック・オーバル」近く(Gilbert RoadとElmbridge Wayの南東角)に1月22日、巨大コンテナ製の冬季五輪のシンボル「イヌクシュク」が完成した。
 同プロジェクトは、五輪期間中に世界中から集まる人たちにリッチモンドの産業を知り、同市の魅力を感じてもらうためのPR企画「Richmond Revealed」の一環。貨物輸送用に使う大型コンテナ9個を使った作品は、高さ16メートル、幅15メートルで、重量は約2万キロ。
 イヌクシュク(Inukshuk)は、カナダ北部の先住民族イヌイットが道しるべとして積み重ねた岩のことを指し、「友情・歓迎・希望」を意味する。同五輪の公式エンブレム「イラナーク(友だちの意)」のデザインとしても取り入れられている。
 リッチモンドのMalcolm Brodie市長は「運輸業の盛んなリッチモンドのシンボルとして、オリンピックに集まる人たちを出迎えるのに最適な作品が出来上がった」と話す。
 「最初にこの企画をもらったときには、いいアイデアが出るまで部屋に缶詰状態で出してもらえず大変だった」と苦笑いする同市都市整備部マネジャーのJim Youngさん。11月末から約2カ月、クリスマス休暇返上で取り組んだ。
 「コミュニティーの多くの人たちが、それぞれの時間と費用、労力、アイデアを終結させたプロジェクトがやっと完成した。この大きさはもしかするとギネスレベルかも」と感慨深げな様子をみせる。大会終了後の3月には解体予定だが、「買い取りたいという電話が入っている」(Jimさん)とも。
http://vancouver.keizai.biz/headline/806/

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バンクーバー五輪:露選手の大胆な衣装に豪先住民が反発

2010-01-26 | 日記
(毎日新聞 2010年1月25日 11時35分))
 【ニューヨーク小坂大】来月12日(日本時間13日)に開幕するバンクーバー冬季五輪に向け、フィギュアスケートのロシア選手が披露した大胆な衣装が物議を醸している。モデルとされたオーストラリアの先住民は「侮辱だ」と反発し、開催国カナダの先住民団体も「本当にがっかりした」と声を上げた。
 問題となったのはアイスダンスで昨シーズンの世界選手権を制したオクサナ・ドムニナ(25)とマキシム・シャバリン(28)の衣装。前哨戦となる欧州選手権(エストニア)で五輪向けのオリジナルダンスとして、オーストラリアの先住民族アボリジニを参考にした衣装と踊りを披露した。審判団からは高い評価を受け、最終的にロシア組は優勝した。五輪でも有力な金メダルの候補とされている。
 しかし、褐色の肌を表す全身スーツに、木の葉をイメージした腰巻きをつけた衣装のデザインなどが「侮辱的で文化を冒とくしている」とオーストラリア先住民が非難。これをカナダ、米国などメディアが一斉に報じた。カナダでは今回の五輪で先住民の地位向上を掲げているため、先住民協会のテワニー・ジョセフ最高経営責任者も「本当にがっかりした。我々の居住区に来るロシアペアには、気持ちよく過ごしてほしいが、同時に我々の文化も教えたい」と、不快感をあらわにした。
 ロシアペアに他意はなく、反発には困惑しているというが、欧州選手権の優勝で「すべてが計画通り。五輪が楽しみだ」と自信も見せている。演技内容の変更は日程的にも難しく、このまま五輪に臨む可能性は濃厚で、さらに論議を呼ぶのは避けられそうもない。
http://mainichi.jp/enta/sports/general/general/news/20100125k0000e050006000c.html

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先住民衣装、バンクーバーでも波紋=ロシアのアイスダンスペア〔五輪・関連〕

2010-01-26 | 日記
(時事.com 2010/01/25-10:42)
 フィギュアスケートの欧州選手権を制したロシアのアイスダンスペアが演技で着用したオーストラリアの先住民「アボリジニ」をモチーフにした衣装が、バンクーバーでも波紋を呼んでいる。今回の冬季五輪開催にはカナダの複数の先住民が準備段階から深くかかわっているからだ。
 昨季世界選手権覇者のオクサナ・ドムニナ、マキシム・シャバリン(ロシア)組は、民族音楽が課題テーマのオリジナルダンス(OD)に、腰巻きに葉っぱ、ボディーペイントを施したような衣装で臨んだ。これを豪州の先住民が厳しく批判。同ペアはロシア代表としてバンクーバー五輪に出場するため、カナダの四つの先住民協会も即座に反応した。
 同協会のジョセフ最高責任者は「彼らが実際に豪州でアボリジニに会い、文化を肌で学んだと思いますか?」と地元紙に語り、2人が先住民について深く理解していないことを問題視。同ペアにカナダ先住民の慣習や文化について学んでもらうため、バンクーバー入りした際に先住民の居住地域に招く意向を示している。(バンクーバー時事)

http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2010012500192

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北方圏国際シンポジウム2月21日から26日まで~氷海の民シンポは22日

2010-01-26 | 日記
(北海民友新聞社 1月23日付け)
 第25回北方圏国際シンポジウム(主催=オホーツク海・氷海研究グループ、紋別市)は2月21日から26日まで、市民会館などを会場に行われるが、その分科会として2月22日午後1時30分から市文化会館で「第16回氷海の民シンポジウム」が開催される。昨年9月、ユネスコ世界無形文化遺産登録を果たしたアイヌ古式舞踊の実演が行われる。
 アイヌ古式舞踊は、アイヌの祭祀の祝宴などさまざまな行事に際して踊られる。信仰や生活の中から生まれたもので、芸能史的な価値が高いとされる。北海道唯一の国の重要無形民俗文化財でもある。ユネスコの世界無形文化遺産に登録されたことは、国際的にも保護・尊重されるにふさわしい人類共通の遺産であることを意味する。
 「氷海の民シンポジウム」で披露するのは道内外に住むアイヌ民族の若者約15人で構成される「チーム・ニカオプ」。アイヌ古式舞踊の実演を通してアイヌの自然観・世界観を表現する。
 初心者にも意義が分かりやすいよう、財団法人アイヌ民族博物館(白老町)の北原次郎太学芸員が踊りの解説を行う。
 今回の氷海の民シンポジウムでは、舞踊に先立って講演が行われ、北海道大学大学院理学研究院の増田隆一准教授が「DNAからみる古代オホーツク人の系譜」をテーマに講演する。
 5~13世紀に、オホーツク海沿岸やサハリン南部を中心に活動したオホーツク人。増田准教授は、その遺伝子解読を行った北大研究グループの一員で、講演では研究の成果を紹介する。
 オホーツク人とほぼ同時代の続縄文人、擦文人との関係を探り、アイヌ民族の成り立ちについても考察する。
 謎が多いとされるオホーツク人について進化遺伝学の立場から探る刺激的な講演になりそうだ。なお入場は無料。
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/100123_1.htm

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上武さんの道文化財保護功労賞とポーラ賞の栄誉を祝う

2010-01-26 | 日記
【室産民報 2010年1月25日(月)朝刊】
刺しゅうなどアイヌ文化の普及・振興・伝承活動に大きく寄与したとして「第45回北海道文化財保護功労賞」「第29回伝統文化ポーラ賞・地域賞」を受けた北海道アイヌ協会登別支部副支部長の上武やす子さんの受賞祝賀会が24日、登別市幌別町の鉄南ふれあいセンターで開かれ、出席者とともに喜びを分かち合った。
 午後4時からの祝賀会には関係者約100人が出席。発起人代表の合田克己同支部長に続き、道アイヌ協会の加藤忠理事長、小笠原春一登別市長、堀井学道議会議員らが次々と祝辞を贈り、栄誉をたたえた。
 花束と記念品の贈呈を受けた上武さんは「大変名誉で、夢のような気分です。関係者の方々や家族に心から感謝したい」と謝辞を述べ、「最初は何から手を着ければよいか分からなかったが、自分にできることから―と思い懸命に行動してきました。今後もアイヌ文化の伝承・普及に力を尽くしたい」と抱負を語った。(渡辺尚明)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/01/25/20100125m_04.html

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ぎふ海流 第2章 海の幸 森の恵み

2010-01-25 | 日記
(岐阜新聞Web 2010年 1月25日(月))
源流の山で広がる植樹
漁民の森づくり
 海の幸をはぐくむ山の恵み「フルボ酸鉄」を見つけた松永勝彦さんの研究成果は、漁業者が源流の山に植樹する「漁民の森」運動の科学的根拠となった。
 松永さんは著書「森が消えれば海も死ぬ」で、こう書いている。 広葉樹の原生林で覆われ、アイヌ民族が生活していた北海道えりも岬に明治以降、入植者が増え、燃料や牧畜などで森林や草地が荒廃し、コンブや魚の好漁場は消滅した。戦後になって緑化事業が本格的に始まり、半世紀の苦難の末、砂漠化したうちの約70%まで森林がよみがえった。するとコンブや魚などの漁獲も回復した―と。
 北海道の常呂漁協は1987(昭和62)年から、宮城県の気仙沼湾でカキを養殖する畠山重篤さんが代表を務める「牡蠣(かき)の森を慕う会」も89年からそれぞれ源流の山で植樹活動を始めているが、松永さんの「フルボ酸鉄」と畠山さんの著書「森は海の恋人」は全国に「漁民の森づくり」活動を広げる大きな推進力になった。
 水産庁は、2001年度から5カ年事業でこの活動を補助。地方に税源移譲した07年度からは林野庁とともに漁場保全の森づくりを6カ年事業で始め、本年度は100億円を投じている。
 例えば県内では、アユなど川の漁場保全を目的に下呂市や加茂郡白川町など飛騨川中流域4市町村で間伐などの森林整備、中津川、郡上市など県内一円で毎年20カ所前後の治山事業が行われている。
 海と渚(なぎさ)環境美化推進機構の調査では、07、08年度も全国170地区以上で「漁民の森づくり」活動があった。県内では高山市のNPO「ドングリの会」が法人化する前の1996年から「ひだ清見源流の森づくり」を展開。99年と04年の神通川上流部の豪雨で富山湾に流出した流木災害を機に始まった「飛越源流の森づくり」は飛騨市で昨年までに3回、三重県漁連と県内の地元漁協、森林組合らが中心の源流の森植樹活動も昨年で12回を数えた。 (ぎふ海流取材班)
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2010/gifu_kairyu/2/gifu_kairyu2_6.shtml

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【邂逅 カルチャー時評】四方田犬彦 先住民に国境はない

2010-01-25 | 日記
(MSN産経ニュース 2010.1.24 07:48)
 映画「フローズン・リバー」はけっして上手に作られた作品ではない。話は詰め込みすぎで整理されておらず、企画を通すため、結末を無理やりにハッピーエンドにしようとした痕跡が見え見えである。アメリカに生きる女性の自立と友情を描いた今日風の物語だ、などと期待して観に行った人は、面食らい、失望し、ひょっとしたら途中で出てしまうかもしれない。にもかかわらずこのフィルムには美点がある。それを書き出しておきたい。
 カナダとアメリカ合衆国の国境に跨(またが)って、モホーク族の居留地がある。もっとも国境だと思っているのは白人だけで、大地の神の恵みを受けて生きている先住民は、境界線にあたる河が凍結すると平然と車で往来をしている。カナダ側で密入国者を車のトランクに詰め、アメリカ側に運ぶのだ。字幕では曖昧(あいまい)にされているが、それは中国人労働者を中国系マフィアに引き渡すことを意味している。このフィルムの主人公はこの運び屋を常習とするモホークの若い女と、賭博好きの夫に逃げられた白人の中年女、いずれも極貧の階級である。

白人女は最初この仕事に後ろめたい気持ちを抱くが、モホーク女の方は、自分が罪を犯しているとはついぞ考えたことがない。太古の昔から凍った河を渡ることは当たり前であったためだ。だがある時、事件が起きる。パキスタン人の若夫婦をトランクに詰めて運んでいる途中で、白人女の方が偏見から彼らをテロリストと思い込み、その鞄(かばん)を爆弾だと勘違いする。彼女は鞄を氷原に捨ててしまう。だがそこに入っていたのは夫婦の生まれたばかりの赤ん坊だったのだ。
 差別と貧困の中では誰もがきれいごとだけでは生きていけない。だがそこでどのように未知の者たちが信頼を築き上げていけばよいのか。このフィルムが提示する問題は小さくない。(明治学院大学教授)

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100124/acd1001240749004-n1.htm

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モラレス大統領2期目就任

2010-01-25 | 日記
(「しんぶん赤旗」2010年1月24日(日) )
「多民族国家」を宣言
ボリビア
 【キト=菅原啓】ボリビアの政府所在地ラパスで22日、モラレス大統領の2期目の就任式が行われました。
 モラレス政権は、2006年1月の発足以来、自主的な外交政策を貫き、低所得層の生活支援や教育、医療など社会開発に力を入れてきました。大統領は就任演説で、高等教育の奨学金受給者を4倍に増やしたことなど各分野での成果を挙げ、さらに改革を進める決意を表明しました。
 就任式は、昨年12月の選挙で選出された上下両院議員と先住民代表を構成員として新たに設置された「多民族議会」で行われました。
 大統領は、外国の政治・経済支配に苦しめられた「植民地国家」は死に絶え、「多民族国家」が誕生したと宣言。これは、20年にわたる新自由主義の政治のもとで生まれた先住民や農民の運動など、さまざまなたたかいの結果だと語りました。
 大統領は、ボリビアが進めている改革の道は、社会主義だと強調。同国の軍内でいまだに社会主義が主要な敵であると教育されている問題について、「真の敵は資本主義だ」として、軍隊内の教育改革にも着手する意向を明らかにしました。
 就任式には、エクアドル、チリ、パラグアイ、ベネズエラの大統領など、各国政府の代表が出席しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-01-24/2010012406_02_1.html

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人間の「頭がい骨」使った米名門大秘密結社の投票箱、競売中止

2010-01-25 | 日記
(CNN.co.jp 2010.01.23 )
ニューヨーク(CNN) 米国の名門イェール大学の秘密結社「スカル・アンド・ボーンズ」が使っていたとされる、人間の頭がい骨と大腿骨をあしらった投票箱が22日、予定されていたオークションに出品されなかった。競売大手クリスティーズが発表した。
投票箱は19世紀だった1832年から1877年にかけ、秘密結社の会員が使っていたとされるもので、落札予想価格は1─2万ドルと見られていた。
しかし、使われている人骨の「所有権」について、ある団体が権利を主張したため出品を取りやめたという。
この投票箱の競売については、1月初旬に開かれた世界考古学会議でも「人骨を売買対象とするのは、その人物の尊厳を傷つける」と非難していた。この会議では、投票箱に使われている人骨が、米大陸の先住民だった可能性が高く、先住民の遺骨を保護する連邦法に抵触するとも主張していた。
イェール大学の秘密結社「スカル・アンド・ボーンズ」は、多くの政治家を輩出したことでも知られており、ジョージ・W・ブッシュ前米大統領や、その祖父のプレスコット・ブッシュ上院議員らも所属していた。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN201001230024.html

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「文化盗んだ」アボリジニ長老、露ペアに抗議

2010-01-25 | 日記
(読売新聞2010年1月23日14時55分)
 フィギュアスケートの欧州選手権アイスダンスで優勝、バンクーバー五輪に弾みをつけたドムニナ、シャバリン組だが、豪先住民族アボリジニをテーマにしたODに対し、思わぬ批判が沸き起こった。
 豪州からのロイター電によると、白い渦巻き模様が描かれた衣装や、伝統的な踊りを取り入れた振り付けに対し、アボリジニの長老が「我々の文化を盗んだ」と非難しているという。
 シャバリンは戸惑いながらも「抗議は奇妙なこと。プログラムを変えるつもりは100%ない」と言い切った。(若水浩)
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2010/news/skate/news/20100123-OYT1T00573.htm?from=navr

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米軍移転のグアム、「われわれの島なのに」と先住民ら

2010-01-25 | 日記
(AFP BB.News 2010年01月22日 17:31
【1月22日 AFP】沖縄の米軍普天間飛行場(Marine Corps Air Station Futenma、MCAS Futenma)の移設問題で、日本政府は移設先候補地として検討している米領グアム(Guam)で、住民らの間で負担増加への懸念が高まっている。
 2006年の在日米軍再編をめぐる日米合意で、沖縄に駐留する米兵約8000人がグアムに移転することが決まった。兵士の家族を含め、グアムは1万9000人近い米軍関係者を受け入れることになる。グアム駐留の米軍の規模は約3倍に膨れ上がる。

■島の3分の1が米軍基地
 グアムのフェリックス・カマチョ(Felix P. Camacho)知事は、再編に伴う雇用増加などで「空前の経済成長が約束されている」と再編を歓迎。グアム選出のマドレーヌ・ボルダージョ(Madeleine Bordallo)下院議員も、グアム経済の活性化につながるよい機会だと前向きに捉えている。
 だが、誰もが歓迎ムードなわけではない。
 現在、グアム全土549平方キロの3分の1を米軍用地が占め、米政府はさらに890ヘクタールを軍用地として購入する意向を示している。
 しかし米国防総省が作成した環境への影響に関する報告書は、軍備拡張で島のインフラや医療、自然環境への負担は増加すると指摘する。

■「われわれの島なのに」と先住民たち
 グアムの総人口17万8000人の3分の1を占める、先住民チャモロ(Chamorro)の人々は、「米軍増強は、われわれが現在甘んじている政治的立場とあいまって、先祖代々受け継いだ文化と民族の誇りに対するジェノサイド(大虐殺)をもたらす」と、移転に強く反対している。
 グアムは19世紀後半まで200年間以上スペインの支配を受け、その後、米国の植民地となった。第二次大戦には日本が占領支配していた。チャモロが民族の自決権を失って久しい。
「グアムはチャモロの島だ。先祖の遺跡も、聖地も、われわれの飲むべき水も、文化も、民族としての生存権さえ破壊されてしまう」と、チャモロの民族団体「Chamorro Tribe Inc.」のフランク・J・シャチャー(Frank J. Schacher)会長。
 米軍移転に反対するチャモロの1人は、移転がグアムの幅広いコミュニティーに受け入れられているという意見は虚偽だと主張した。「みんな、総人口が賛成者の人数だと、だまされているんだ」
 国防総省の担当当局は、繰り返し市民集会を開き、説明に務めている。だが、地元民らの疑念は払しょくされていない。「集会に参加するなんで時間の無駄だね。どうせ軍はわれわれの意見なんて聞きやしない。好き勝手にやるだけさ」(c)AFP/Mar-Vic Cagurangan

http://www.afpbb.com/article/politics/2685556/5215163

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アイヌ文様を多くの人に 伝統刺しゅうの技法紹介

2010-01-24 | 日記
【共同通信2010/01/22 16:05】
 独特の曲線などで知られるアイヌ文様の伝統的な刺しゅう技法を多くの人に知ってもらおうと、北海道立アイヌ総合センター学芸員の津田命子さん(64)が「アイヌ刺しゅう入門―カパラミプ編」を刊行した。
 文様を描いた木綿布を切り抜いて生地に縫い止め、その上から刺しゅうする「カパラミプ」と呼ばれる技法を、写真や図を多用し紹介している。
 津田さんによるとアイヌ文様はもともと、人の体内に病魔などが入り込むのを防ぐため、着物の袖口などに刺しゅうを施したのが始まり。18世紀中ごろから、着物全体に文様が使われるようになったという。
 「アイヌ民族の物作りの手法を子々孫々にまで伝えたかった」と津田さん。税込み1575円。問い合わせは出版元のクルーズ、電話011(242)8088。
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012201000476.html

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白老地産地消推進協メンバーが“薬膳料理”の先進地視察

2010-01-20 | 日記
【室蘭民報2010年1月20日(水)朝刊】
 食材王国しらおい地産地消推進協議会(会長・飴谷長蔵町長)はこのほど、白老に自生する食材を利用した「薬膳(やくぜん)料理」開発を目指して、関係者が岐阜や大阪、東京などの先進地を視察した。今後、試作を重ねて商品化を目指すことにしている。
 「薬膳料理研究会ツアー」と銘打ち、町内のホテル、牛肉、卵、レストラン関係者、観光協会職員ら6人が参加。2泊3日の日程で岐阜・長良川温泉、大阪・コリアンタウンなどを訪問した。
 長良川温泉では「三大薬膳」と呼ばれる「美濃薬膳料理」を、大阪ではツルニンジン、ドングリを活用した韓国料理を、都内ではヘルスツーリズムから見た料理、各地の薬膳料理の実例について説明を受けた。
 虎杖浜温泉ホテルいずみの調理長兼支配人の福田茂穂さんは「女性客が多かった」と本州での薬膳料理の主流ニーズ層の印象を語り、「漢方的食材だけではなく、その中に白老の食材を生かしたほうがいいというアドバイスを受けた」と白老牛や白老産卵などと合わせた薬膳料理の開発に意欲をみせた。
 同協議会は、白老の山海の多彩な食材とアイヌ民族の食文化の知恵を融合させた「白老薬膳料理」開発を目指しており、ツルニンジンやドングリ、オオウバユリなどを候補とした薬膳料理を検討している。今後は試作を重ね、成果発表、商品化・販売を経て、ゆくゆくは「医食同源」ツアー化を視野に入れている。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/01/20/20100120m_08.html

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苫小牧支部でアシリパカムイノミ

2010-01-20 | 日記
(苫小牧民報 2010年 1/18)
 北海道アイヌ協会苫小牧支部(沢田一憲支部長)は17日、アイヌ民族の新年の神事「アシリパカムイノミ」を市内弥生町の市生活館で執り行い、今年1年の健康と幸せを祈った。今年で15回目を迎える。アイヌ文様の伝統衣装を身にまとった会員と関係者約60人が集まった。ヤナギやミズキの枝で作った祭具のイナウをいろりに置き、祭事役の沢田支部長が伝統酒のほか、イナビキや塩など、海や山の幸を火にくべ、アイヌ語で神々に感謝の気持ちを表した。その後に行われた新年交流会で、旭川支部の会員や苫小牧アイヌ文化保存会のメンバーが伝統舞踊を披露。交流を深めた。

http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10011804.html

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四宅さんのアイヌ語伝承学ぼう あす釧路で研究会 故四宅ヤエさん

2010-01-20 | 日記
(北海道新聞01/18 13:40)
 アイヌ語の白糠方言伝承者として知られた故四宅(したく)ヤエさん(1904-80年)の伝承記録の研究会(釧路公立大地域分析研究委員会主催)が、19日午後6時から、釧路公立大で開かれる。
 白糠町出身の四宅さんはアイヌ語を母語に育った最後の世代の一人。研究者に協力して生前、英雄叙事詩や神謡、歌謡などを音声テープに残し、その一部が2007年、「四宅ヤエの伝承 歌謡・散文編」(「四宅ヤエの伝承」刊行会、非売品)として、CD5枚と本にまとめられた。
 19日は、四宅さんの孫の平良智子さん(釧路市阿寒町在住)、千葉大大学院でアイヌ語を研究する田村雅史さんと、いずれも刊行作業に携わった2人が講演する。司会を務める釧路公立大の金子康朗教授は「優れた伝承者だった四宅さんの功績に触れ、アイヌ文化について学んでほしい」と話している。
 聴講無料。問い合わせは同大(電)0154・37・3211へ。(久保田昌子)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/210815.html

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