先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

第51回 旭川冬まつり

2010-01-09 | 日記
(mapple.net 2010年1月6日)
大雪像の大きさはビル8階相当! 氷彫刻家たちが腕をふるう「氷彫刻世界大会」など多彩なイベントを開催。
1947(昭和22)年にアイヌの祭りとして開催された「イヨマンテ」が始まりという「旭川冬まつり」。1年で最も寒さの厳しい2月に、雪と寒さを積極的に楽しもうと開催される冬の風物詩だ。

見どころは、なんと言っても8階建てのビルに相当する高さの大雪像。ギネスに登録されたこともあるこの大雪像は、骨組みを使わず、雪だけで作られているというから驚き。また、「氷彫刻世界大会」やロマンチックな雰囲気が楽しめる「あさひかわ雪あかり」など、イベントも満載。

冬の旭川を思い切り楽しめる一大行事に出かけてみよう。
http://www.mapple.net/news/news.asp?NEWSID=62742

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修学旅行生にアイヌ料理

2010-01-07 | 日記
(朝日新聞 2010年01月06日
■「無駄なく食材使用」
■登別・クマ牧場 春から予定
 登別市登別温泉町の「のぼりべつクマ牧場」が、修学旅行生向けの「アイヌ料理」を創作した。食の体験を通してアイヌ文化の一端に触れるとともに、アイヌの人々の知恵や自然観を学んでもらおうという試みだ。春から迎える修学旅行シーズンに合わせて、牧場内のレストラン「クマ山食堂」で提供する予定だ。
 創作したアイヌ料理は、サケとジャガイモ、ニンジンなどの野菜を使ったサケ汁「チェプのオハウ」、コンブのたれがかかった団子「コンプシト」、イナキビ入りの炊き込みご飯「イナキビアマム」。ほかにギョウジャニンニクのしょうゆ漬けも加える。
 料理は、調理担当の加藤彰子さん(42)がアイヌ料理の講習会に参加するなどして創作した。化学調味料は使っていないが、中学生や高校生でも食べやすいようにアレンジしている。
 同牧場には本州の高校生を中心に年間2500人を超える修学旅行生が訪れ、アイヌ文化にも触れられる牧場内の「ユーカラの里」で、イタドリを使った笛作りなども体験している。
 同牧場は、新たに食の体験を加えることで、「必要な分だけとった食材を無駄なく使い、自然を大切にしてきたアイヌの人たちの生活の知恵を知り、文化だけではなく自然環境にも目を向けた学習をしてほしい」(尾崎武志園長)と話している。
 料理は通常の昼食メニューとは別に無料で提供し、生徒が試食できるようにする。海外からの観光客にも味わってもらうことを検討しており、今後、旅行会社などにPRしていく考えだ。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001001060004

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講談社文芸文庫:「鶴田知也」「松下竜一」作品、地元研究者が年譜担当 /福岡

2010-01-06 | 日記
(毎日新聞 2010年1月5日 地方版)
 ◇行橋・小正路さん、築上・新木さん、中津・梶原さん
 年譜と作品解説の充実が売り物の講談社文芸文庫に昨年、鶴田知也(1902~88年、みやこ町出身)と松下竜一(1937~04年、大分県中津市)の作品が収められた。年譜はいずれも地元の研究者による労作だ。
 鶴田の文庫は題名が「コシャマイン記・ベロニカ物語 鶴田知也作品集」で1470円。豊津高(現育徳館高、鶴田の在学時は豊津中)の後輩で県教委京築教育事務所指導主事の小正路(こしょうじ)淑泰(としやす)さん(48)=行橋市=が年譜を手掛けた。
 アイヌ民族の悲劇を描いた36年の第3回芥川賞受賞作「コシャマイン記」などを読んで、鶴田の作品に引き込まれ、高校教諭となった後も研究を続行。鶴田の生誕90年記念作品集が発行された際には年譜を担当した。今回はそれに加筆して決定版にしたという。「作品の初出雑誌など1次資料にあたり、孫引き引用を避けて正確を期した」と話す。
 一方、松下の文庫は69年のデビュー作を収めた「豆腐屋の四季 ある青春の記録」、1680円。年譜は築上町の元図書館司書、新木安利さん(61)と中津市の短大寮管理人、梶原得三郎さん(72)がまとめた。
 新木さんは松下の全著作からミニコミ誌への投稿文にまで目を通した愛読者。梶原さんは松下が70年代に展開した豊前火力発電所建設反対闘争以来の同志で親友。98年に中津市で松下の文学展があった際、2人を中心に編集した図録を基に今回の年譜を書き上げた。豆腐屋だった日々がつづられた「豆腐屋の四季」について、新木さんは「高度成長直前の日々と、その貧しさに正面から向き合った松下さんの原点が書き込まれている」と語る。【降旗英峰】
〔京築版〕
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100105ddlk40040226000c.html

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生命の宝庫:コスタリカの挑戦/1 生態系は共有財 法整備し活用

2010-01-05 | 日記
(毎日新聞 2010年1月4日 東京朝刊)
 「いいものを見つけた」。船頭の男性が川岸に立つ樹木を指した。数メートルまで近づき、目を凝らしてやっと分かった。幹と同じ茶色っぽい色をしたハナナガサシオコウモリが13匹、縦に連なっている。体長は4センチほど。こちらの気配を察すると、下に向けた頭を一斉に震わせて威嚇した。
 昨年11月、中米コスタリカの北東部を流れるサラピキ川をボートで下った。幅約30メートル。シロオビミドリツバメが水面すれすれを飛ぶ。川岸の木の根では爬虫(はちゅう)類のバシリスクのオスが頭をもたげ、立派なとさかを誇示している。川に果実を落とすのはホエザルの群れだ。木の上では、アオアシトキが黒い羽を広げ、すぐ下の枝にはグリーンイグアナが寝そべる。
 2時間のクルーズで、数え切れないほどの野生動物に出合った。両岸に子どもの歓声が響く小学校、民家やバナナ園が並ぶ。豊かな生態系は、人々の暮らしのすぐそばで息づいている。
 コスタリカ政府は80年代から森林保護や植林に本格的に取り組み、国土の27%は国立公園や自然保護区として保全している。エコツーリズムは国の主要産業の一つに成長し、欧米の企業と組んだ薬品開発など生物資源の利用にも積極的だ。
 自然保護関連の法整備も進む。94年の憲法改正で環境権が制定され、98年には生物多様性法が成立。動植物や水、空気などの自然資源は国民の共有財産とし、個人や企業の占有を禁じた。同法の成立に尽力したルイス・マルティネス元国会議員は「多様性から得られる価値に、誰もが民主的にアクセスできるようにしたかった」と語る。企業の不利益になると懸念した政治家は強く反発したが、政府や研究機関、先住民、農民、環境団体などの各代表が協議を重ね、成立にこぎ着けた。
 マルティネス氏は語る。「議論を通じて、市民は政治家が思っている以上に身近な自然を誇りに思い、大切にしたいと願っていることが分かった。コスタリカは小国だが、多様性に関する研究や知識は先進国並みだ。国の発展に多様性が重要だと認識している」
  × × ×
 今年は国連が定めた「国際生物多様性年」。10月には名古屋市で、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催される。「生物多様性の先進国」として知られるコスタリカの試みを4回にわたり紹介する。【須田桃子】=つづく
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 ■ことば
 ◇コスタリカ
 南北米両大陸をつなぐ細長い地峡地帯に位置する。東西の大洋に挟まれ、中央に数千メートル級の山が連なる。面積は、九州と四国を合わせた程度の5万1100平方キロ。世界の陸地の0・03%に過ぎないが、既知の動植物の4・5%にあたる9万1000種が分布する「生命の宝庫」だ。単位面積あたりに換算した生物種の数は世界1、2位という。軍隊を廃止した非武装平和主義国としても知られる。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100104ddm016040005000c.html

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アイヌ民族学校を検討 教育課程など提言へ 研究グループ

2010-01-04 | 日記
(北海道新聞 01/02 09:25)
 アイヌ民族の文化や伝統をアイヌ語で授業する民族学校の設立に向け、首都圏の大学教員らが中心となり今春から研究を始める。学校設立については、これまでも北海道アイヌ協会などが国に要望してきたが、カリキュラムや教員養成システムといった具体的な教育内容にまで踏み込んで検討する新たな試み。2010年から3年間で構想をまとめる。<北海道新聞1月1日朝刊掲載>

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/208243.html

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バングラの紛争地に和平の兆し 新政権、軍の一部撤収

2010-01-02 | 日記
(朝日新聞 2010年1月1日9時17分)
 政府軍の力を背景にした強制入植により、10万人以上の先住民族が土地を奪われているバングラデシュ東部のチッタゴン丘陵地帯で、和平進展の兆しが出てきた。08年末の総選挙で、たなざらしだった和平協定の実行を公約した政党が政権を握ったためだ。新政権は軍の一部撤収も開始。国際人権団体の活動も活発化している。
 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などによると、チッタゴン丘陵地帯は、15世紀から仏教徒中心の13の先住民族が焼き畑農業を営んできた。1971年、バングラデシュがパキスタンから独立すると、政府は増え続ける人口の受け皿として、国土の10%を占めるチッタゴンに着目。多数派でイスラム教徒のベンガル人を入植させ、軍も駐留させた。チッタゴンは推定約200万人の人口のうち、2006年に半数がベンガル人になったという。
 入植過程で軍の力を背景にした強制土地収奪や集落の破壊、レイプなどの人権侵害が起きた。土地を奪われた先住民族は12万世帯以上とされる。
 先住民族の一つ、ムロー族の地域代表者ランライ・ムローさん(39)の自宅に、政府軍兵士が突然踏み込んできたのは07年2月だ。その場で無理やり銃を持たされて写真を撮られ「武器の不法所持」容疑で逮捕された。国際人権団体の働きかけで、今年1月にようやく解放されたという。
 人権侵害の実態を受け、人権活動家らが作った「チッタゴン丘陵委員会」(CHTC)が国際社会に告発。97年、政府が難民帰還や土地返還を約束する代わりに、先住民族側がゲリラ兵の武装解除に応じる和平協定が成立したが、政府側は実行してこなかった。
 しかし、08年末の総選挙で97年の和平協定合意時の与党「アワミ連盟」が政権をとって風向きが変わった。CHTCも活動を再開し、共同代表になったベンガル人の女性活動家スルタナ・カマルさん(59)が、ハシナ新首相らと会談。首相は7月、約4万人の駐留軍のうち9千人の撤退を表明し、撤退も始まった。
 スルタナさんは「『全国民は平等』という独立時の理念に立ち返る時だ。国際社会も関心を持って監視を緩めないで欲しい」と話している。(前川浩之)
http://www.asahi.com/international/update/1224/TKY200912240001.html

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