先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族、1年の安寧祈願 千歳で儀式

2025-01-15 | アイヌ民族関連

伊藤凱 有料記事

北海道新聞 2025年1月14日 21:39

新年の平穏を願って行われた、千歳アイヌ協会のアシリパノミ

 【千歳】アイヌ民族の新年の伝統儀式「アシリパノミ」が12日、市内の蘭越生活館で行われた。市内外の関係者約40人が出席し、1年の安寧を祈願した。

 アシリパノミは新年も平和に暮らせるよう、アペフチカムイ(火の神)を通じて多くの神々に祈りをささげる儀式。千歳アイヌ協会が毎年この時期に開催している。

 参加者たちは伝統衣装に身を包み、いろりを囲んで着座。同協会の中村吉雄会長が祭司を務め、アイヌ民族の言葉で神に感謝を伝えながら、いろりの火へ神酒や米、サケなどの供物をささげた。

 終了後は、参加者同士で親睦を深める新年交礼会を開催。・・・・・・

 ※「アシリパノミ」の「リ」、「ユク」の「ク」、「ユーラップハンチカプ」の「プ」はそれぞれ小さい字。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1110879/


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アイヌ文化教育考える 美唄で教員向け講習会 実践例など紹介

2025-01-15 | アイヌ民族関連

 

斉藤千絵 有料記事

北海道新聞 2025年1月14日 18:08

講習会で、参加者からの質問に答える(右から)鹿糠昌弘教頭、原田公久枝さん、千葉拓士教諭

 【美唄】学校でのアイヌ文化教育について考える講習会が、美唄中で開かれた。アイヌ民族の原田公久枝さんが「アイヌとして生きるということ」と題して講話したほか、同校など2校の教諭が授業での取り組みを紹介した。

 アイヌ民族文化財団(札幌)が10日に開き、美唄や近郊の教員ら約30人が参加した。

 講習会では、同財団のアイヌ文化活動アドバイザーを務める原田さんが、小学生の時に靴店で試し履きをしようとしたところ、店主から「アイヌが履いた汚い靴なんて誰も買わない」と断られた差別体験などを語り、「草の根でもいいからアイヌの現状をお話しすることが私の役割」と話した。

 また札幌市立新札幌わかば小の千葉拓士(ひろし)教諭は、・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1110706/


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アイヌ伝承の織物展、徳島でも開幕「道外に伝える機会」

2025-01-15 | アイヌ民族関連

 

十勝毎日新聞 2025/01/14 10:16

 帯広百年記念館で昨年開催された、アイヌと徳島にそれぞれ伝わる樹木由来の布や衣服に関する企画展が11日、徳島県立博物館(徳島市)でも始まった。公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌)の企画する巡回展...

●この記事は会員限定です。

https://kachimai.jp/article/index.php?no=624315


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「健康」「平穏」を祈願 アイヌ協会「アシリパノミ」

2025-01-15 | アイヌ民族関連

 

室蘭民報 2025/01/14 20:00

 登別アイヌ協会(上武和臣会長)の新年を祝う儀式「アシリ...

ここから先の閲覧は有料です。

https://www.muromin.jp/news.php?id=120007


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令和8(2026)年度 国立文化財機構所蔵品貸与促進事業  実施対象館の募集を4月1日(火)より開始

2025-01-15 | アイヌ民族関連

 

国立文化財機構 文化財活用センター2025.01.14 10:00

国立博物館・文化財研究所が所蔵する各地域ゆかりの文化財をお貸し出し! (申請受付期間:令和7(2025)年4月1日(火)~6月30日(月)[17時必着])

独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉(東京都台東区)は、令和8(2026)年度「国立文化財機構所蔵品貸与促進事業」実施対象館の募集を令和7(2025)年4月1日より開始します。

募集チラシ

本事業では、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館・東京文化財研究所・奈良文化財研究所(いずれも国立文化財機構)が全国の美術館・博物館に対し、各地域ゆかりの所蔵品を貸し出し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出します(※令和8(2026)年4月下旬から令和9(2027)年3月末までに開催される展覧会が対象)。

平成29(2017)年度からこれまでに、42施設26都府県で「国立博物館収蔵品貸与促進事業」※の対象となった展覧会が開催されました。

※令和7(2025)年度事業から「国立文化財機構所蔵品貸与促進事業」へ名称変更

本事業を通して、立地条件等により、これまで国立文化財機構の所蔵品に親しむ機会が限られていた地域に対し、文化財が広く公開されること、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信、地域文化の創生、次世代への文化財の継承、観光振興につながることをめざします。

【事業内容】

■主な展覧会開催費用について

本事業では、次の費用を〈ぶんかつ〉が支出します。

・本事業において貸与する所蔵品の梱包・開梱および展示・撤収作業にかかる費用

・各所蔵施設と本事業の実施対象として選定された館との往復の輸送にかかる費用

・貸与品の保険にかかる費用

・貸与先の職員の出張旅費(事前調査および打ち合わせを含む。ただし、〈ぶんかつ〉によって認められた内容とし、全額ではなく一部となることがあります)

・貸与先が行う本事業の周知にかかる広報費 など

※詳細につきましては必ず申請要項をご確認ください。

■以下のいずれかの区分への申請が可能です。

(1)【大規模貸与】

1申請につき21~50件の国立文化財機構所蔵品を貸与

(2)【小規模貸与】

1申請につき20件以内の国立文化財機構所蔵品を貸与

以上2つの区分を合わせ、7か所程度を選定する予定です。

※事業予算の都合上、選定数は増減することがあります。

■申請にあたっては、以下のいずれかの方法で借用希望作品リストを作成してください。

※国立博物館および文化財研究所の所蔵品検索にあたっては、ColBase(コルベース/国立文化財機構所蔵品統合検索システム)[ https://colbase.nich.go.jp/ ]等をご参照ください。

(方法1)

国立博物館・文化財研究所の所蔵品の中から申請館が自ら設定したテーマに沿って作品を自由に選択してリストを作成。

(方法2)

貸与可能作品が掲載されたリスト(a.【日本考古】、b.【黒田】、c.【アイヌ民族】)を活用し、必要に応じて国立博物館・文化財研究所の所蔵品を加えてリストを作成。

a.【日本考古】

東京国立博物館所蔵の各時代や地域を代表する日本考古資料の優品91件。(『申請要項』別紙1-(1)参照)

■貸与可能作品例

【日本考古】貸与可能作品例

左 :深鉢形土器(縄文時代〔中期〕・前3000~前2000年、長野県伊那市宮ノ前出土)

中央:みみずく土偶(縄文時代〔晩期〕・前1000~前400年、埼玉県鴻巣市滝馬室出土)

右 :埴輪 馬(古墳時代・6世紀、群馬県伊勢崎市下触町出土)※いずれも東京国立博物館所蔵

b.【黒田】

東京国立博物館所蔵の黒田清輝の代表作12件。(『申請要項』別紙1-(2)参照)

■貸与可能作品例

【黒田】貸与可能作品例

左:読書(明治24年〔1891〕)、中央:重要文化財 舞妓(明治26年〔1893〕)

右:重要文化財 湖畔(明治30年〔1897〕)※いずれも黒田清輝筆、東京国立博物館所蔵

c.【アイヌ民族】

東京国立博物館所蔵の暮らしや祈りの道具などアイヌ文化に親しむことのできるアイヌ民族資料25件。(『申請要項』別紙1-(3)参照)

■貸与可能作品例

【アイヌ民族】貸与可能作品例

左:アットゥシ(樹皮衣)(19世紀、北海道アイヌ)、中央:シトキ(首飾)(19世紀、北海道アイヌ)

右:盆(19世紀、北海道アイヌ)※いずれも東京国立博物館所蔵

【本事業の対象となる美術館・博物館】

文化庁長官の承認を受けた公開承認施設または博物館法で定められた登録博物館、指定施設であれば、公私立を問わずにご応募いただけます。

貸与条件や事業内容の詳細ならびに申請方法につきましては、〈ぶんかつ〉ウェブサイト掲載の「令和8(2026)年度 国立文化財機構所蔵品貸与促進事業実施対象館 申請要項」を必ずご確認ください。

〈ぶんかつ〉ウェブサイト 令和8(2026)年度 国立文化財機構所蔵品貸与促進事業 申請要項

https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_free_page/index.php?id=119

全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしております。

【開催中・開催予定の令和6(2024)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」展覧会(会期順)】

豊橋市美術博物館「銅鐸の国-伊奈銅鐸出土100年-」

会期:2024年11月30日(土)~2025年2月2日(日) 貸与件数:14件

佐野市立吉澤記念美術館「佐野市制20周年記念特別企画展 丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!-エラスムス立像を見つけ、天明鋳物をまもった-」

会期:2025年1月25日(土)~3月9日(日) 貸与予定件数:9件

茨城県立歴史館「開館50周年記念 春の特別展 雪村-常陸に生まれし遊歴の画僧-」

会期:2025年2月15日(土)~4月6日(日) 貸与予定件数:8件

このほか、令和6(2024)年度は鹿児島市立美術館・岐阜県美術館・福井市立郷土歴史博物館にて貸与促進事業の対象となった展覧会が開催されました(※令和6(2024)年度は全6件開催)。

過去の事業実績(展覧会)はこちらから

https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_db/index.php?controller=list&t=db_taiyo

■平成29(2017)年度からこれまでに、42施設26都府県で貸与促進事業の対象となった展覧会が開催

■文化財活用センター https://cpcp.nich.go.jp/

2018年に設置された、文化財活用のためのナショナルセンターです。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしています。

【文化財活用センター 関連URL】

ぶんかつ公式ウェブサイト

https://cpcp.nich.go.jp/

公式Instagram @cpcp_nich

https://www.instagram.com/cpcp_nich/

公式X @cpcp_nich

https://x.com/cpcp_nich

https://www.atpress.ne.jp/news/421697


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衣類で伝える、先住民の歩み。「バンクーバー先住民ファッションウィーク」現地レポート

2025-01-15 | 先住民族関連

 

IDEAS FOR GOOD 1月 14, 2025 by 古川 紋

2024年11月20日から23日にかけて、カナダ・バンクーバーのクイーンエリザベス劇場にて、今年で4回目となる『バンクーバー先住民ファッションウィーク(Vancouver Indigenous Fashion Week)』(以下、VIFW)が開催された。

VIFWは、現代ファッション業界に、伝統的なカナダ先住民のデザインを捉え直す機会を提供する。北米全域から集まった30名以上の優れた先住民ファッションデザイナーたちの創造力と工夫、最新のデザインからインスピレーションを受けられる特別な場である。4日間にわたり日ごとに異なるコンセプトで構成され、ファッションだけではなく、ダンスや歌、楽器演奏などの多彩な文化的表現のパーフォーマンスもあり、観客を魅了した。

VIFWは、先入観や固定観念にとらわれず、先住民のファッションや文化への理解と敬意を深めることで、さまざまな課題の解決を目指している。また、持続可能なファッションの実践を広めることで、業界が環境や社会に与える影響への意識を高め、責任ある消費と生産を促しながら、より良い未来への変革を提案しているのだ。

本記事では、VIFWに参加した筆者が、現地で感じたカナダ先住民コミュニティのパワーやイベントの様子、ファッションショーの詳細をお届けする。

バンクーバー先住民ファッションウィークの歴史。文化と創造性が交差する舞台

バンクーバー先住民ファッションウィーク(VIFW)は、先住民文化と現代ファッションが交差する重要な舞台として、年々その存在感を高めている。2017年7月26日から29日にかけて、第1回VIFWがクイーンエリザベス劇場と人類学博物館(Museum of Anthropology)を会場に開催された。この初の試みでは、先住民のデザイナーやモデルたちが独自のコレクションを披露し、1日2回のショーが行われた。4日間にわたるイベントには4,550人の観客が訪れ、先住民文化の美しさと力強さがファッションを通じて表現された。

その後、2019年に第2回がオーフィウム劇場とクイーンエリザベス劇場で開催された。オープニング祝典が特に注目を集め、祝典ではカナダ全土で失踪または殺害された先住民女性や少女たちを追悼し、敬意を表する「レッドドレス・セレモニー」がオーフィウム劇場で執り行われた。深い悲しみと力強い祈りが込められたこのセレモニーは、観客に強い印象を残し、VIFWが単なるファッションイベントを超えて社会的なメッセージを発信する場であることを印象づけた。

続く第3回VIFWでは、北米大陸全域から32人の先住民デザイナーが参加し、クイーンエリザベス劇場で作品を披露した。それぞれのデザインには先住民文化の物語や伝統、自然との深いつながりが込められており、観客に鮮烈な印象を与えた。

第4回「バンクーバー先住民ファッションウィーク」のコンセプトと見どころ

1日目: Opening Night – Red Dress Event「暴力問題や失踪事件をなくす」

1日目に開催されたのは、「Red Dress Event」をテーマに、カナダ先住民の女性や少女への暴力問題や失踪事件に対する啓蒙のメッセージが込められたショー。赤いドレスは、彼女たちの存在を決して忘れないよう記憶し、敬意を表す象徴的なアイテムとして会場を彩った。この日は、観客にも赤のドレスコードがあり、会場中が赤く染まった。

初日のオープニングを飾ったのは、先住民ダンサー兼振付師のMadelaine McCallumによる「レッドスピリットダンス」だ。このダンスは、カナダ先住民女性や少女たちが直面してきた歴史的な苦難や喪失、そしてそこから立ち上がる力強い精神を象徴している。情熱的かつ魂を揺さぶるようなパフォーマンスは、言葉を超えたメッセージとして観客に訴えかけ、会場には涙を流す人々の姿も多く見られた。

2日目: All My Relations「コミュニティの繋がり」

2日目は「All My Relations」と題し、コミュニティの繋がりや先祖から受け継がれた絆を表現するデザインが特徴的であった。衣装には、伝統的な模様や素材が用いられ、家族や部族の絆が作品を通じて伝わってきた。伝統的な技法と現代的な美学が融合し、新進気鋭や熟練の先住民デザイナーたちによる壮麗な作品が披露された。

2日目のショーのトップバッターを担ったのは、シールスキンや革、毛皮などの天然素材を用いた独自のファッション作品で知られているブランド「Cheryl Fennell」。デザイナーCheryl氏は、カナダのイエローナイフ出身のデザイナーで、イエローナイフ・デネ族の血を引く。伝統的なデザインと現代的なアイデアをユニークな方法で融合させるのが得意である。彼女の作品は、自然素材の美しさと持続可能性を強調し、先住民の伝統と現代ファッションの架け橋としての役割を果たしているのだ。

3日目: Indigenous Futures「先住民文化と現代的なデザインを融合」

先住民文化と現代的なデザインを融合させた革新的なコレクションが披露された。先住民の主権を提唱するストリートウェアのデザインが紹介された。先住民の芸術的表現、現代的な物語、そしてポップカルチャーが融合した一夜となった。未来への希望や可能性を感じさせる、斬新でエネルギッシュな作品が多く、多くの観客を魅了した。

4日目: Spirit of the West Coast「地域の美しさと自然との共生」

最終日は「Spirit of the West Coast」と題し、西海岸の雄大な自然や多様な文化にインスパイアされたショーが行われた。広大な海岸線や深い森林、先住民の伝統文化など、西海岸ならではの風景や歴史が随所に表現されている。自然との共生やサステナビリティの精神を反映した作品が並び、この土地と人々が持つ独自の魅力や価値観が際立つデザインが披露された。

最終日のアンカーを務めたのは、2024年ミス・ユニバース・カナダに輝いたAshley Callingbull氏だ。彼女は先住民として初めてミス・ユニバース・カナダのタイトルを獲得した象徴的な存在であり、その堂々たる姿は観客の視線を一瞬で引きつけた。

彼女が纏ったのは、デザイナーHimikalas Pam Baker氏のブランド「Touch of Culture」によるドレス。伝統的な要素と洗練された現代的なデザインが融合したその一着は、先住民文化の誇りと美しさを見事に表現していた。ランウェイを優雅に歩くAshley氏の姿は、ファッションを超えて、先住民コミュニティの力強さと希望を象徴する瞬間として多くの観客の心に刻まれた。

観客もショーの一部として参加?会場の熱気と一体感

今回強く感動したのも、会場の熱気だった。終始エネルギーに満ち溢れ、観客と出演者が一体となる熱気が漂った。観客には先住民コミュニティの人々も多く、ショーが進むごとに歓声や拍手が沸き起こり、何度もスタンディングオベーションが見られた。互いを称え合い、支え合う姿勢と情熱は、カナダ先住民コミュニティの強固な絆と誇りを象徴するものだった。

さらにファッションショーの前半と後半の間には、先住民の背景を持つミュージシャンやダンサーたちによるパフォーマンスが行われ、観客たちが席を立ち踊る光景も見られた。筆者自身、これまでファッションショーといえば観客が静かに座り、拍手を送る程度のものというイメージがあった。しかし、VIFWでは観客もショーの一部として参加しているような感覚があり、その一体感と活気に大変新鮮な印象を受けた。

逆境を乗り越えてきたカナダ先住民の強さと魅力、ファッションが社会に及ぼす影響

カナダ先住民のコミュニティは、長い歴史の中で抑圧や悲しい過去を経験してきた。

命と向き合う狩人、カナダ先住民の狩猟に5日間同行して学んだこと

「食べるなら狩る、食べないなら狩らない」命と向き合う狩人、カナダの先住民ファースト・ネーションズ。歴史と伝統に根ざした「狩猟の旅」に同行したなかで感じたことは?

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https://ideasforgood.jp/2024/11/05/hunting-first-nations/

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しかし、彼らは過去がありながらも、文化や伝統を守りながら、新しい形でその価値を世界に発信している。VIFWは単なるショーに留まらず、彼らの強さと魅力を世界に示す重要な場であると感じた。

彼らのデザインは美しいだけでなく、それぞれに深い物語やメッセージが込められており、観る者に強い感動を与える。悲しみを力へと昇華させ、前進し続けるその姿は、多くの人々にとって大きなインスピレーションとなるだろう。

そしてファッションは、自身のアイデンティティや場所、個人的な創造性を表現する強力な手段である。歴史を通じて、人々は衣服やジュエリーを身につけることで象徴や美しさ、帰属意識を探求し、自らを表現してきた。時代とともに生活様式や表現方法が進化する中で、ファッションは常にその役割を果たしてきた。

VIFWは、そうしたファッションが先住民の価値観、知恵、歴史と深く結びつき、彼らのエネルギーと回復力を育む手段となっていることを象徴している。また、先住民と非先住民の人々の間で理解を促進する媒介としての役割も果たしている。先住民復興の過去、現在、未来を繋ぎ合わせる架け橋となっているのだ。

【参照サイト】VIFW
【参照サイト】Cheryl Fennell
【参照サイト】Alicia’s Designs

Edited by Erika Tomiyama

https://ideasforgood.jp/2025/01/14/vancouver-indigenous-fashion-week/


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トランプ氏のグリーンランド購入発言 自治政府は否定も対話に前向き

2025-01-15 | 先住民族関連

 

毎日新聞 2025/1/14 18:17(最終更新 1/14 18:17) 1027文字

 米国のトランプ次期大統領がデンマーク領グリーンランドの「購入」に食指を動かしていることを受け、デンマーク政府は現地の防衛強化の検討を始めた。一方、かつて本国の植民地支配を受けていたグリーンランドの自治政府側は、売却の可能性を否定しつつ、防衛面などでの対米協力には前向きな姿勢だ。

 グリーンランドは世界最大の島で、大部分が北極圏に位置する。ロシアが米国へミサイルを発射した場合には上空を通過する可能性が高いとされ、米国にとって安全保障上の重要性が高い。そのため、米軍はレーダー基地を置く。また、地球温暖化の影響で探査が以前より容易になり、ウランやレアアース(希土類)、石油などの地下資源の存在も注目されている。

 トランプ氏は大統領1期目にもグリーンランド購入に意欲を示していた。1月20日の2期目就任が近づく7日、購入のためには軍事力や経済的な圧力の行使を辞さないとまで発言し、新たに物議を醸した。

 米国とデンマークは共に北大西洋条約機構(NATO)に加盟し、米国による同盟国への軍事力行使は通常では考えられない。だが、デンマーク政府は島の守りを強化する方針だ。ロイター通信によると、現状では警戒船4隻、偵察機1機と犬ぞり隊が従事するだけだが、F35戦闘機の配備などが候補に挙がっている。

 デンマークのフレデリクセン首相は9日、トランプ氏に会談を申し入れたが大統領就任前には実現しない見込みだと明かした。米ニュースサイト「アクシオス」によると、デンマーク政府は非公式な書簡をトランプ氏のチームに送り、接触を試みているという。

 1953年まで本国の植民地だったグリーンランドでは、人口約5万6000人の多くを先住民族のイヌイットが占め、長年にわたり独立を望む世論がある。今回のトランプ氏の発言を独立へ向けた好機とする見方も一部にはあり、エーエデ氏は米側の出方を慎重に探っている模様だ。

 独立志向を公言してきたエーエデ氏は10日、「デンマークとの関係を絶つつもりはない」と述べつつ、独立への願いは「誰もが尊重すべきこと」と語り、こう訴えた。「私たちはデンマーク人にも米国人にもなりたくない。グリーンランド人でありたいのだ」。【ベルリン五十嵐朋子】

https://mainichi.jp/articles/20250114/k00/00m/030/194000c


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共生社会テーマに ウアイヌコロ会議 全国の高校生 78人参加 ウポポイ 白老

2025-01-15 | アイヌ民族関連

 

2025.01.14苫小牧民報

共生社会実現のためのアイデアを発表する高校生ら

 国土交通省北海道局のウポポイ誘客促進戦略に基づき、アイヌ民族文化財団(札幌市)や北海道教育庁などでつくる実行委が初めて主催。10日は探究学習プログラム、11日は会議と発表を行った。

 日産自動車やオーストラリアのカンタス航空など共生社会の実現に取り組む企業も参画。日産自動車の説明を聞いた班は、高齢社会が進み移動手段を持たない人も気軽に買い物が楽しめるように、スマートフォンを活用した移動販売のサービスを考案した。カンタス航空の班では、豪州の先住民族アボリジニに機体や乗務員の制服をデザインしてもらう案や機内ファッションショーを実施する案などが出された。

 アイデアは体験交流ホールで発表され、互いに講評し合った。札幌市の北星学園女子高1年の高野求さん(16)は「意見を改善し、アイデアを作り上げる充実感があった。多様な価値観の中で生き生きと楽しく暮らせる社会を共有していくことが第一歩と感じた」と話した。東京のかえつ有明高2年の徐煌哲(ソ・ファンチョル)さん(17)は「共生には互いの違いを気にしない意味もあるし、互いの違いを守っていく意味もある。共生のイメージについて語り合い、共有できる理想の機会に参加できてうれしく思う」と感慨深げに語った。

 ウアイヌコロはアイヌ語で「尊敬し合う」の意味。実行委員長を務めた村木美幸ウポポイ運営本部長は「未来を担う若者たちが尊敬し合いながら共生について議論を交わした。未来に対して差別のない社会の発展につながる機会をウポポイから発信できた」と述べた。

https://hokkaido-nl.jp/article/36740


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移民問題がカナダを二分...トルドー辞任と進歩派指導者が直面する「二重の圧力」

2025-01-15 | 先住民族関連

 

ヘスス・メサ、カーロ・ベルサノ(いずれも本誌英語版エディター)2025.01.14

2015年の首相就任時にはトルドーに世界が期待を寄せた AP/AFLO

<右派ポピュリズムが世界を席巻するなか、「多様性はカナダの強みです」と語り、リベラルの象徴だったカナダ首相の退場が意味するもの>

1月6日、カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相が、10年近く暮らしてきた首都オタワの首相公邸の玄関前で記者会見に臨んだ。

ジョージアン・リバイバル様式のこの邸宅前は、新型コロナのパンデミック初期にトルドーが定期的に会見を開いていた場所。

この日の姿は、コロナの状況や政府の取り組みについて語る首相をカナダ国民が支持していた当時を思い起こさせるものだった。

時は流れ、かつて現代の進歩主義運動の象徴だった53歳のトルドーは、同じ場所で辞意を表明した。国民や自らが率いる与党・自由党の幹部の支持を失い、10月までに行われる総選挙での惨敗が確実視されるなかでの発表だった。

「この国には次の選挙で本物の選択肢が必要だ」と、沈痛な面持ちでトルドーは語った。「私はその選択肢として最善の存在ではない」

トルドーには国際政治の変革者として喝采を浴びた時代があった。

環境保護主義者、フェミニスト、難民や先住民の権利擁護者を自任し、映画スターさながらのルックスと元首相の息子という血統を兼ね備えた彼は、2015年の総選挙を制して首相に就任し、西側のリベラル派の象徴となった。

だが国民との蜜月は2年ほどしか続かなかった。スキャンダルが相次ぐなか、17年にはイメージに傷が付き始め、小さな火種はコロナ禍の間に大きな炎へと燃え上がった。

トランプとトルドーは移民政策などをめぐり対立してきた(18年6月、ケベック州) CHRISTINNE MUSCHIーREUTERS

19年と21年の総選挙で自由党が過半数割れすると、トルドーは中道左派の新民主党(NDP)などの協力を仰いで法案を可決する少数与党政権を運営せざるを得なかった。

だが昨秋に同党との協力協定が崩壊し、NDPのジャグミート・シン党首は12月に内閣不信任案を提出する意向を表明。他の野党も同調した。

トランプ時代の対抗軸に

トルドーが世界の舞台に躍り出た15年10月、彼の進歩主義的な資質は、終盤に差しかかっていた米オバマ政権を引き継ぐ存在に見えた。

当時は、米大統領選に名乗りを上げたドナルド・トランプが、まだメディアからネタ扱いされていた時代。

社会自由主義が堂々と語られ、「ツイッター」と呼ばれていたSNSで男性政治家が「自分はフェミニストだ」と公言しても嘲笑されない時代だった。

その一方で、トランプのような右派政治家の躍進や西側での文化的ダイナミクスの変化が、リベラル的理想の優位を揺るがし始めた時期でもあった。

トルドーはトランプ時代の対抗軸となるべく、ワシントンでの論争にたびたび意見を発信した。

その象徴的な出来事が17年にあった。トランプがイスラム教徒の多い国からの入国を制限する大統領令に署名した直後、カナダは難民歓迎を打ち出した。

「迫害、テロ、戦争から逃れている人々へ、カナダは信仰に関係なく皆さんを歓迎します」と、トルドーはツイートした。

「多様性はカナダの強みです」

当時、こうした政治的な動きは「包摂性の象徴」というカナダのイメージを誇る国民の意識を反映し、トルドー支持層の共感を得た。

しかし、移民問題はその後、カナダを二分している。トルドー政権を含むリベラルな政府は、進歩的な理想と、移民の経済的・社会的影響に対する国民の疑念の高まりとの折り合いをつけるのに苦労している。

「こうした政治ドラマに続く彼の長い沈黙は、現在の彼の立場がいかに脆弱であるかを雄弁に物語っている」と、マギル大学(モントリオール)のダニエル・ベラン教授(政治学)は指摘する。

24年4月にはカナダの人口は4100万人を超え、前年の増加分の98%を移民が占めた。人口の急増は、既存の課題を増幅させた。

カナダは隣国のアメリカ同様、住宅危機、生活費の高騰、国債の増加に直面しており、反トルドー派は、これらの問題は移民に寛容な政策が原因の一部だと非難している。

政府は移民計画の見直しを余儀なくされ、25年の永住者の受け入れ数を計画値の50万人から39万5000人に削減すると昨年10月に発表した。

進歩派への二重の圧力

22年前半には、国民感情の変化が頂点に達した。コロナ対策の厳しい規制に対する不満が高まり、抗議デモや道路封鎖が起きた。この運動は瞬く間にカナダ全土に拡大し、トルドーは1988年の制定以来初めて緊急事態法を発動した。

2年後、連邦裁判所は緊急事態法の発動について、トルドーが権限を逸脱したとの判決を下した。この時点で彼の支持率は低迷しており、回復することはなかった。

カナダでトルドーが勢いを失った背景には、世界の進歩派の指導者たちが直面している危機がある。世界各地で右派ポピュリズムが台頭し、進歩派は文化的・経済的変化への対応を迫られている。

この後退が顕著に表れたのが、昨年の大統領選でトランプが勝利したアメリカだ。トランプは文化的な懸念や経済的な不満を利用し、それらはリベラルな政府の失敗だと断じた。この戦略は、世界中の右派指導者が同調している。

フランスでは、エマニュエル・マクロン大統領が反移民の姿勢を見せるようになり、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は民族主義的な政策を推進している。

ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は今や野党の中心勢力になろうとしている。

こうした動きは、進歩派の指導者が直面する二重の圧力を浮き彫りにしている。

移民や経済格差に対する有権者の不満に対処すると同時に、台頭するナショナリズムとポピュリズムに対抗しなければならないのだ。

この難題を乗り越えた指導者は今のところ存在しない。

複雑でグローバルな課題を国家のアイデンティティーをめぐる闘いとして位置付けるポピュリストの主張が明快な一方で、進歩派は将来に向けた説得力のあるビジョンを提示できずにいる。

ヘスス・メサ、カーロ・ベルサノ(いずれも本誌英語版エディター)

https://www.msn.com/ja-jp/news/world/移民問題がカナダを二分-トルドー辞任と進歩派指導者が直面する-二重の圧力/ar-BB1rqc50?ocid=BingNewsVerp


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南極に置き去りにされた「タロとジロ」はなぜ生き抜けたのか

2025-01-15 | 先住民族関連

 

石田雅彦科学ジャーナリスト 1/14(火) 12:08

 今日、1月14日は南極観測隊に犬ぞり用として同行した樺太犬、タロとジロの生存が確認された日だ。南極に鎖につながれたまま、置き去りにされた樺太犬は15頭。その中でタロとジロだけが生き抜いていたのはなぜだったのだろうか。

南極観測隊と樺太犬

 日本の南極観測の歴史は、南極点到達競争のために南極探検隊を結成した白瀬矗(しらせ・のぶ)の1912年にさかのぼる。白瀬らは南極点に到達できず(アムンゼン隊とスコット隊は同年に到達)、犬ぞり用の樺太犬、20頭をやむなく南極に置き去りにしている。

 このように各国の初期の南極観測隊では犬ぞりを使うことが多く、日本の場合、それは樺太犬だった(現在、いかなる動物も南極では使用不可)。樺太犬は、現ロシア領の樺太の先住民が犬ぞりや川船の牽引などの使役に使っていた北方系の犬種で短毛種と長毛種があり、現在では交雑が進んで絶滅している。

 白瀬らが使ったのは、探検隊に参加したアイヌの2人が飼育担当をしていたことから、樺太から北海道へ伝わった樺太犬と考えられている。また、樺太犬の慰霊碑は樺太に現存するようだ。

 北方の動物研究、アイヌ研究の泰斗であり、北海道大学名誉教授だった犬飼哲夫氏は、戦後の第1次越冬隊(1958年)のために北海道内の樺太犬を犬ぞり用として集めて訓練した。

 犬飼氏によれば、樺太犬の体重は20Kg台から30Kg台、体高は50cm台から60cm台半ばであり、当時すでに交雑が進み、北方のライカ犬種やエスキモー犬種などの特徴があり、土佐犬のような垂れ耳のものや体毛も白黒ブチや白、黒など多種多様だったという(※1)。

 また、樺太犬の性格は温和で従順、ヒトによく慣れ、優れた方向感覚や帰巣本能を持ち、寒さや粗食によく耐え、牽引力が非常に強いが暑さには弱いという特徴がある。犬飼氏らは第1次越冬隊のために樺太犬の訓練を始めたが、樺太犬の犬ぞりは世界の犬ぞり(10頭牽き)の標準積載量や1日の走破距離よりも好成績を示したという。

置き去りにされた樺太犬

 戦後、敗戦国だった日本の南極観測への参加は遅れたが、第1次南極観測隊が結成され、南極観測船「宗谷」は越冬隊員らと22頭(幼犬2頭)の樺太犬を乗せ、1956年11月8日に東京・晴海埠頭を出発する。

 第1次南極観測隊は当初、犬ぞり使う予定ではなかったという。だが、当時すでに雪上車のようなものがあったものの、犬ぞりへの信頼は近代的な雪上車より高かった。

 そのため、樺太犬による犬ぞりが第1次南極観測隊に採用された。実際、雪上車は1年間に1台あたり約420Kmで動かなくなったが、犬ぞりは1600Kmを走ってなお余裕があったという(※2)。

 22頭の樺太犬のうち、1頭は船内で死亡、2頭は越冬せず、宗谷とともに1957年2月15日に日本へ向けて離氷した。第1次の越冬に参加したのは18頭とメスの子犬1頭の19頭となったが、そのうち3頭が死亡し、1頭は8頭の子犬を出産した。

 1958年2月、第1次越冬隊戦は第2次越冬隊と交代する。その交代作業中に気象状況がきわめて悪化し、第2次の越冬を断念、第1次越冬隊や資材機材、そして出産した母犬1頭と8頭の子犬を救出したものの、宗谷の脱出が不能になる危険性もあり、15頭の樺太犬を鎖につないだまま、1958年2月24日に無人の昭和基地に置き去りにせざるを得なかった。

 翌1959年1月25日、第3次南極観測隊が昭和基地に到着する。置き去りにして335日が経っていた。

 第3次南極観測隊は、そこでタロとジロが奇跡的に生存していることを確認した。残りの13頭の樺太犬のうち、鎖につながれたまま餓死したのは7頭、首輪を抜け出して行方不明になったのが6頭だった。

 タロとジロは当時4歳、同腹の兄弟犬だった。ジロは第4次の越冬中、1960年7月25日に死亡(腎肥大と毛の異食か)、タロは第3次から第5次の越冬隊に貢献し、1961年4月20日に帰国し、北大の植物園で飼育され、1970年8月11日、14歳7カ月の生涯を閉じた(※3)。

タロとジロはなぜ生き抜けたのか

 この物語は映画『南極物語』(蔵原惟繕監督、高倉健主演、1983年)にもなったが、ではタロとジロはなぜ南極の過酷な環境でいきぬけたのだろうか。

 犬飼氏によれば、首輪を抜け出せなかった犬が餓死してしまったのは当然だったが、タロとジロはまだ幼犬の段階で犬ぞりの訓練を始めたのに比べ、他の樺太犬は成犬を集めたので、首輪を抜けだした場合、帰巣本能から南極の雪原へ迷い込んで息絶えた。

 一方、タロとジロは昭和基地が自分の家と思い、昭和基地から離れずにいた。これが大きかった。

 タロとジロは残していったイヌ用のエサを食べた形跡はなく、アザラシの糞、クジラなどの打ち上げられた死骸、人間用の食料などを食べていたのではないかと考えられている。特にアザラシの糞は樺太犬が好んで食べた。

 ただ、タロとジロが実際にアザラシやペンギンを襲って食べることは観察されていない。また、残された樺太犬で最年長のリキ(7歳)は行方不明とされていたが、その後の調査で昭和基地のそばから遺骸が発見され、リキがタロとジロの世話をしていたのではないかという推測もある(※4)。

 犬飼氏は、南極に置き去りにされた樺太犬が生存していることを予測していた。なぜなら、樺太犬は皮下脂肪がよく発達し、耐寒性が高い。マイナス摂氏30度の気温でも雪上で寝起きし、2週間近い絶食にも耐えるからだという(※5)。

 タロとジロは、まず首輪を抜け出すことができた上で昭和基地を離れなかった。そして、アザラシの糞や死骸などを食べながら、2頭あるいは3頭(リキ)で協力し合い、樺太犬特有の粘り強さで生き抜いたのである。

※1:犬飼哲夫、芳賀良一、「日本南極地域観測隊犬橇関係報告(I)」、南極資料、第5号、1958

※2:北村泰一、「日本南極観測黎明期における京都大学のかかわり」、京大地球物理学研究の百年(II)」、第2巻、84-93、2010

※3:中村良一、「南極観測隊樺太犬の追悼記(II)」、日本獣医師会雑誌、第34巻、395-398、1981

※4:嘉悦洋、「その犬の名を誰も知らない」、小学館、2020

※5:芳賀良一、「無人の昭和基地(南極)における樺太犬の生存について」、帯広畜産大学学術研究報告、1963

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/672cffce2a9f64e92cf043b1de612e2b59ec4425


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勇壮な「弘前ハカ」完成 ラグビー・ニュージーランド代表チーム「オールブラックス」でおなじみの「ハカ」の弘前版 岩木山のスピリチュアル・魂を受け制作でマオリ族公認! 青森県

2025-01-15 | 先住民族関連

 

ATV 1/15(水) 6:16

ラグビーのニュージーランド代表チーム「オールブラックス」が試合前に行う、先住民族の踊り「ハカ」の弘前版が完成しました。

【写真を見る】勇壮な「弘前ハカ」完成 ラグビー・ニュージーランド代表チーム「オールブラックス」でおなじみの「ハカ」の弘前版 岩木山のスピリチュアル・魂を受け制作でマオリ族公認! 青森県

「弘前ハカ」は、ニュージーランドの先住民族・マオリ族の血を引くカール・ポキノさんが制作し、14日に振り付け担当者らと弘前市役所を訪ね、披露しました。

ポキノさんたちは、弘前市を拠点に活動している女子ラグビーチーム「弘前サクラオーバルズ」と交流があり、チームの関係者から「弘前ハカ」の制作を依頼されていました。

「弘前ハカ」制作者 カール・ポキノさん(ニュージーランド在住)

「弘前のハカは岩木山のスピリチュアル・魂を受けて作りました。ラグビーの試合の時だけでなく、このハカは弘前の市民皆さんのものですので、いろいろな場面で使ってほしい」

ハカは、動きや声の力強さで勇気や団結などを表現する舞踏で「弘前ハカ」は、マオリ族公認です。

2月2日の津軽雪上ラグビー大会で、サクラオーバルズのメンバーが披露することになっています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/86c6ed7a5e372bfc2b76625c33d4a6dadf987ad8


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