赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

おじいちゃんは90歳

2015-07-15 08:40:04 | その他
毎日、暑いですね~~。

今月、赤羽のほうの父が90歳になりました。卒寿というそうで、お祝いをします。
義父はこの頃、忘れっぽさが増していて、わたしと会うと「だれだったかな?」って表情をします。ただ、わからなくなることは多くても、好き、きらいは消えないというか、以前よりも強くでてきますね。がんこになっていくおじいちゃんを一生懸命、毎日、相手をしているおばあちゃんには、脱帽です。

そんなおばあちゃんを元気づけるためにも、この連休には、義父の卒寿のお祝い会をします。田舎育ちの父は、たくさん人が集まるのをなにより喜びます。嫁のわたしもがんばらねば。

さて、昨日は、国分寺のてづくり絵本の講座の前期の最後でした。
わたしが考案したワークシートに絵本の設計図を書いて、それぞれ発表してもらうのですが、これがみなさんがんばってくださって、とてもいいものがでました。個性が花開いたって感じです。

子育ての時って、時間がホント、とれないですよね。でも、そんな中とりくんでいただいて、自分の気持ちが整理できてよかった、ともいってもらって、ちょっとうれしい瞬間でした。
とりあえず、前期五回、なんとか終わってほっとしています。

時間があると散歩する国分寺姿見の池のカモ。
親ガモのお気に入りは、ここ、橋の柵の上。定位置で横を人が歩いてもおりません。


小ガモは大きくなってしまいましたが、一羽、いなくなってしまったそうです。

半夏生が、きれいに咲いていました。






ペッパーくん&「海街diary 」

2015-07-12 08:01:40 | その他
暑いです。じっとしていても暑いし、暑いとパソコンの動きも悪いですね。

デパートにいったら、話題のロボットペッパーくんが、ティシュをくばっていました。
わたしも列にならんでもらいました。でも、これがゆっくり。どんどん列が長くなります。

  「ありがとう」というと、「ありがとう」と答えて、ほほをぽっと赤くします。でも、反応がゆっくりすぎて、あれれって感じ。
つまり、アトムを想像して会ってはいけない! 期待が大きいと、がっかりします。
これは、本を読む時も、映画を見る時もいっしょですね。

でも、近い将来、こういうロボットがいろんな所で活躍するような、そんな予感もしました。

また、ちょっと前ですが「映画、海街diary 」を見ました。四人姉妹、良い雰囲気で、鎌倉のみどりが多く歴史があるような、街並みと雰囲気がうまくでています。

そのあと、マンガを読みました。吉田秋生です。これが、すごい。な、なんと、6冊、大人買いをしてしまいました。映画よりもマンガの原作のほうがずっと好きです。はまりました。
映画は綾瀬はるかが、綺麗すぎた気がします。長女の役割をせおった、しんどさとか、強さとか、迫力がでていなかったような。
わたしとしては、真木よう子にやってほしかったな。
ただ、監督さんは女優をきれいにとりたかったみたいなので、それは成功しています。

原作マンガ、とてもいいです。大人が読むマンガですね。表現に文学性があって、小説を読んだみたいな読後感。章のタイトルもすてき。どの章も余韻が残る書き方をしています。吉祥天女の吉田秋生がこんなやさしいマンガを書くなんて。引き出しをたくさんもった方なんですね。

 これは、一巻。四人の関係性がわかる巻です。なかなか複雑な家族です。大人しっかりしろよっていいたくなります。
 
読み終わって、ああ、鎌倉に行きたい!って思いました。以前、ももたろうのIさんに案内してもらった鎌倉の風景が目にうかびます。鎌倉に住んでいる人の目からの案内でした。また、行きたいな。
人があんまりいかない、穴場がいいな。

歴史冒険ファンタジー『波のそこにも』(偕成社)

2015-07-10 08:14:17 | その他
末吉暁子先生の長編冒険ファンタジー、『波のそこにも』を読みました。この作品は長い間「鬼ヶ島通信」に連載されたのを書き直しされたもの。絵は佐竹美保さんです。

ひさびさにファンタジーらしいファンタジーを読んだなって、思いました。歴史をベースに思いっきり想像の翼をひろげています。

壇ノ浦の戦いのあと、海にしずんだ皇子が水の底の都(水底の国)にたどりつくなんて、なんともロマンチックでほっとします。あの戦い、皇子が小さすぎて、なんだかかわいそうな結末だったから。

皇子は、なくした宝剣をさがす旅にでます。しかしながら、この皇子、えらそうであまりかわいくない! でも、しょうがないですよね。天皇になる方として、地上ではちやほやされていたのですから。それにあんな戦のあとです。
かわいくなくても責任感はある皇子。必死にさがそうとしますが、でも、簡単には宝剣は見つかりません。

さて、皇子は無事、宝剣を見つけることができたでしょうか? 
それを知りたい方はこの作品を読んでください。最後、こうくるか!って、ラストが待ち受けています。また、あたたかい気持ちにもなれます。

この作品を読んで、もうひとつ感じることは、歴史の輪がつながっているみごとさです。
『血と潮の王』では、古事記をベースに。
『水のしろたえ』では、羽衣伝説をベースに、ファンタジーをかかれているのですが、この『波のそこにも』とあとの2つの作品も登場人物が、自然にリンクされているのです。
それは、ひとつの歴史が、他の歴史とつながりあっているようなもので、そのストーリーラインづくりのたくみさは、胸をうつものがあります。

この三作品は、末吉先生は、ライフワークとして取り組まれたのでしょう。
 古事記を勉強しているのよっと、ずっと以前にお聞きしたことがあります。
今は歴史ブームですが、『血と潮の王』の頃は、先がけのような作品でした。壮大なロマンがあるみごとな作品。こういう作品を読むと、自分の作品が小さくみえて、困ってしまいますね。やはり、鬼の先生方は、いつまでもあこがれの存在です。

末吉先生は、また、鬼ヶ島通信に新しいファンタジーを発表されてすでに、次を見据えていらっしゃいます。柏葉さんや那須田さんの作品も読める「鬼ヶ島通信」は今、『50プラス15号』が発売されてます。新人発掘の鬼の創作道場もあって専用サイトから申し込めますよ。


樹齢400年のパワー

2015-07-07 16:46:06 | その他
先週末、信州に行きました。親戚の用があったので、ばたばたと行ったのですが、一日だけ、わたしは夫に無理をいって休息日とし、ずっと行きたかった戸隠神社・奥社に行きました。北信州。長野の中でも富山県に近いほうです。天岩戸伝説のある有名な神社。紀元はなんと2000年とか???

二年ほど前、吉永さゆりがJRのCMで、歩いたことで有名になった杉並木を見に行ったのです。
これがすごい!
みんな、「うわあーー」とか「こりゃ、すげえ」とか「来てよかった」と声がでるほどの、絶景です。この杉の間を歩いて片道40分。戸隠山のけわしい峰のふもとにいだかれるように小さな奥社があります。

片道40分は腰が悪くなってからのわたしには、キツイ道のり。
夫は、へばったらおんぶしてやる、といってくせに、立ち止まると、羽虫がよってくるので、先にいくと、さっさと歩いていってしまいました。昭和の男はこんな感じです。まったく、もう!

でも、悔しいので、わたしもがんばって平気だよってふりして歩いて、奥社で、念願のおみくじをひきました。
年齢をいってひくおみくじです。一瞬、サバよもうかと思いましたが、こんな自然のふもとで、見栄をはってもしようがないと、(樹齢400年の杉にくらべれば、50歳も60歳も、そうかわらないものです)実年齢でおみくじを! 結果は内緒です。

さて、もどってきて、入口鳥居ふきんの茶やで
  
戸隠そばを食べました。盛り方が独特です。そばのかおりがたちあがってくる、こしのあるおいしいおそばでした。

帰り際、戸隠忍者のからくり屋敷というのに挑戦。これが子供だましでなく、おもしろい。本当に、でられなくなったのかと、一瞬、思いました。いろりの下に階段がかくされてたり、掛け軸の後ろから出たり、出口だと思っていったら、座敷牢だったり。
大学生らしき男の子は、何度も挑戦していました。

わたしはこの春、慣れないラジオ出演があったり、初めてのパネラーがあったりと、うれしいながらも、ちょっぴり緊張することの連続でお疲れ気味で、最近、ヨレヨレでした。それで、山の空気が吸いたくなり、無理して行ったのですが、これが、大ーー正解!!

人の少ないところで、マイナスイオンをあびて、充電できた感じ。
また、がんばるぞーーと思えました。おまけに、信州の人はやさしい。信号がなくても、道で待っていると、わたるのかなっと、車がとまってくれます。

そして、帰って二日目。
やはり筋肉痛。絵本講座を終わった後、いつもの接骨院へ。はりきりすぎたようです。
またですかと、若いお兄さんに笑われ、トホホ・・・。
でも、また、行くぞーーー!

今年もやります! サマースクール

2015-07-04 17:03:19 | その他
七月になり、子どもたちは夏休みが近づいて、わくわくしているかもしれません。
いつも夏休みの始め、小学校はサマースクールといって、地域の人が小学校でミニ授業をします。
わたしはご縁がある国分寺三小のサマースクールを手伝います。
《ものがたりを かいてみよう》 今年はおばけの話に挑戦です!
三小の子たちが、どんなおばけを想像してくれるのか、すごい楽しみ。

去年、かわいいオバケがたくさんでてくるシリーズ、ぞくぞくびっくり箱がでました。それを読んでもらって、オバケの話を書いてもらおうと重います。


もう、講座の子どもたちの募集はすでに終わっているようですが、七月24日金曜日にやります。
お話しを想像する楽しさを少しでも伝えられたらうれしい。お勉強ではないので、頭を柔らか――くして、物語の世界で大暴れしてほしいです。

そして、そんな中から、児文協もかかわっている公募
おはなしエンジェルこども創作コンクールに 応募してくれる人がでてくれればいいな!
今年もチラシができ、七月20日から応募開始です。
新鮮な作品が集まるのを、選考委員さんも期待してると思います。



さて、今、絵本講座の真っ最中。サマースクールの次の日は、児文協のがっぴょうけん。作品の勉強会です。
がっぴょうけんは、今年はあっという間に、うまったとのこと。
がっぴょうけんをきっかけにデビューされた方もいます。しめのゆきさん。デビューおめでとうございます。
「美雨13歳のしあわせレシピ」
こちらの作品もよろしく!

また、末吉暁子先生の新刊、『波のそこにも』も届いています。鬼ヶ島に連載した作品です。佐竹美保さんの絵が美しい。海の底の青い世界~~。夏にぴったりです。
読み終わったら、紹介します。