『ユーモア溢れる日常のものからシリアスなもの、物語の誕生秘話から文学論、政治思想まで。
「生きにくいこの時代を生きる、そのための無数の言葉たち」
今に響く、エッセイ111本。』
言葉の連想(妄想)爆裂の内容(仕事に追われている時そうなるらしい)があり・・、真面目なものや、政治的なもの(結構踏み込んでいる)もありましたが・・、ベースには、照れ隠し的な(言い訳的な)ユーモアが流れている様に感じました。
あとがきには「この本は、僕の初めてのエッセイ集で、デビューした二〇〇二年から現在の二〇一九年までのものを、つまり約十七年分を収めたものになる。」とあり、新聞・雑誌等に載ったものを整理し直したものですが、読んだおかげでこの作者の事が少しは分かったような気になりました。
この作者の小説はノアール(フランス語で黒。人間の悪意や差別、暴力などを描き出している。闇社会を題材にとった、あるいは犯罪者の視点から書かれたものが多い。)らしいですが・・、1冊読んでみよう。
(19/08/02撮影)