「『その子は死ぬために生まれてきたんじゃない』弱者に光をあてる書下ろし長編ミステリー」
「荒んだ街の子供たち。貧困も暴力も涙も、あのタワーがずっと見つめてきた。」
「居場所も逃げ場もない子供たち。彼らの幸せはいったいどこにあるのだろうかーー。」
親や兄弟による虐待、ネグレクト、在日外国人の子供・・。
対応する児童相談所、こども家庭支援センター、一時保護所、児童養護施設の職員・・。
昨今は心が痛む報道が次々と流れて、何かがおかしいと思う事が多い世の中になってしまっていますが・・、そのようなテーマの一つに切り込んだ本。
いくつかの話が同時並行的に進むが、最後にひとつにまとまり、物語としても良かったと思いました。
新聞に紹介されていた本が、たまたま図書館の書棚にあって・・、幸運でした。
(20/01/02撮影)