《車両安全の認証不正問題でダイハツ工業は26日、本社工場(大阪府池田市)の稼働を停止した。これにより、国内4工場全てがストップした。国土交通省は同社を立ち入り検査し、車両が安全や保安基準に適合するか確認を進めるが、検証項目は多岐にわたり、出荷停止が長期化する恐れもある。》
《・・この度の不正の背景には、経営陣が、現場の実態を十分把握せず、その場限りの対応に終始する中で、2013年以降の開発プロジェクトの増加を短期日程で進めることに伴う現場の負荷が見逃され、現場が困った時に声を上げられない環境を放置してきたことがあると考えております。
その結果、プロジェクト推進を最優先とし、法令・ルールを守れない企業文化が形成されたと考えており、その全ての責任は経営陣にあると、大変重く受け止めております。・・》
遠い昔、法廷検査対応をする部門や品質保証部門で働いていたことがあり・・、通常は製造工程内での検査で不良品が出荷されないようにするのであるが・・、2度、大きい事案が発生した事が記憶に残っています。
1度目は、製造がほぼ終了した時点で根本的な問題がある事が分かり・・、最終的には、製造部門長・社長に報告し、「出荷停止」にし、対策をしました。
2度目は製品出荷後、構造的問題がある事が分かり・・、この時は、担当役員主導でリコール相当の対応になりました。
検査・品証部門には、大抵は文章上で強力な権限が規程されていると思うが・・、経営陣の十分な理解がなければ・・。
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