私がアマチュア無線局の運用面でFT8と云う新しいモードを知ったのは此のモードが現在の様に流行る可也前の事で此の電波形式を受信する為のインターフェースは以前から運用して居たRTTYやSSTV用のインターフェースが流用で来た事からソフトはインターネットでダウンロードして此のモードの受信だけは出来て居ましたが当時は現在の様に此のモードでの運用局が少なかった事と運用面でパソコン任せの部分が可也有る事に昔流のDX通信(CW,SSBモードでの交信形態)を行ってきた者には少し抵抗感(私だけかも知れませんが?)が有って此のモードは受信しただけの状態で終わって居ました。
其の後もDX通信目的で保々毎日、各周波数帯でのCW,SSBモードのバンド内ワッチ中に各周波数帯毎に定められたFT8の周波数帯を通過する段階で『弱小パワーでDX通信が出来ると謳われて居る此の電波形式の割には無線機のSメーターが意外にも良く振れて居る事』と『各周波数帯内でDX局のCW、SSBモードの信号が殆ど受信出来ない状況下でもFT8の周波数帯だけはSメータが振れるだけの信号が常に入感している不思議さ?』は何時も感じて居ましたが前記の様に此のモードには全く興味が無かったので今まで私は此のモードに取組む事は有りませんでした。
然し毎日、DXワッチをする中で可也DXコンディションが可也悪い中でも『此のモードの周波数帯内は何がしかの信号が受信できる不思議さから?』無線機とパソコンをインターフェースで接続して此のモードをじっくり受信し始めたのは今年の四月頃からでした。そしてFT8の受信の方は以前からの経験で問題無く直ぐに出来たのですがFT8送信が出来ない問題解決に可也の時間が掛かり(20日間程を要した。)送受が出来る段階(運用出来る状態)に成ったのは4月の後半に入った頃でした。
5月に入ると私の無線運用形態は週末だけは移動運用局狙いで各周波数帯のCWモード運用は遣るものの其れ以外の時間帯は各周波数帯のFT8モードのワッチが中心に成り運用形態は可也、様変わりしました。
そして何とかFT8に寄る運用方法が理解出来た私は5月11日からFT8の運用を本格的に開始、今日現在で600局余りの局(95%はDX局)と交信し運用面では少し慣れては来ましたが?運用最初の段階で北米局に次々に呼掛けられて、つい調子に乗って交信最中に無線機のファイナルを壊し天国から地獄に落ちてガックリポン状態に!また其の修復に時間が掛かり青息吐息の状態に陥って仕舞いました。
以前はあれ程、食わず嫌い状態であったFT8モードに今は一寸『のめり込み状態』ですが矢張り此の事に対する弊害も有り、各周波数帯のCWやSSBモードの日々のDXワッチを殆ど遣らなくなった事や、DXワッチをする時間帯が以前よりは可也早まり、真夜中の02時頃から日の出に掛けての時間帯に成った事で日々の生活パターンが可也変化した事ですが暫くは此の状態が続きそうです。