先月の後半から今月の中旬まで今回運用の有った鹿児島郡十島村と三島村の移動運用を私は計画していた。しかし地域の行事予定の止む得ぬ事情で仕方なく断念し、先日書き込みした「花見」の行事の関係で其れが終了した段階の4月7日~4月11日を三島村の硫黄島と出来れば黒島を運用し4月12日~4月15日を十島村の中之島で運用する計画を進めていたのだが今日、これ等の場所から運用が行われ少し実行が微妙な感じに成って来た。
元々、この2箇所は全町村を完成する場合でも難度Aクラスの難しい所で人口も少なく固定局のQRVが無い上に移動運用と成っても交通の便が悪く、行くにしても費用が嵩む為、鹿児島から距離は比較的近い場所で有りながら移動運用する局が少なかった。
移動運用のパターンは色々有ると思うが私は貧乏症なので運用しに行く以上は沢山の人と交信したいし掛かる費用に見合う実績が出せる場所を中心に選別して来た。これ等の場所は随分前から注目して居たが十分な実績を残す為には自動車の乗り入れは必須条件と成り其の費用は可也嵩む、今回の計画でも概算でフェリー代だけで約12万(鹿児島港から各島間の往復運賃)其れに四国から鹿児島までのルートにもよるが往復で3万を少しきる程度掛かると思われる。結構大変な金額と成る。幾ら貧乏人でも自分自身が楽しむ為の必要な経費は惜しく無いのだが、運用が2番手と成ると自分の期待している実績が残せるか如何か?と言う事、其れとこの2箇所は費用の割には2村の運用に成るが例に挙げると隠岐方面だと三分の一の費用で2町1村が運用出来る。実績中心に考えると随分、対費用効果の悪い運用場所と成る。
勿論、自動車の乗り入れを諦め、設備を送り人間だけ船便で行く方法を取れば各島間の運賃は安く成るが民宿や機材の送料を考えると極端な経費節減とは成らないし何よりも安定な運用(アンテナ設備や運用時間の制約など)が確保出来ない可能性が高くなる。兎に角行って見なくては解らない事ばかり、先ず第一に天候不良によるフェリーが欠航すると3~4日は島に缶詰に成る事は必至、島にはガソリンスタンドも無く、スーパーも無い、食料や水だけを考えても最低10日間位の準備は必要であろう。皆さんが簡単に運用しないと言うか運用出来ない理由はそれらで有ると思う。
其れだけの覚悟で臨むので出来れば最初に万全の体制で運用したかったが今と成っては夢と消えた感、隠岐方面も魅力は有るが此方も既に運用済みの場所で且つ2年前に私は運用した場所、思いは複雑で有る。今回一部の方で移動運用を期待されていた方も居られると思うが現在、計画は白紙に戻った。QRVの無い北大東村や多良間村も考えてインターネットで調べたが自動車の乗り入れが出来ない状態では私の思う運用が不可能で移動運用としては対象外と成る。先ずはゆっくり今後の事を考えて見ようと思う。
今日の午前中に鹿児島県鹿児島郡十島村からの大西さんJA5YR/6の運用が有り09:14JSTに交信出来て「もう今日は此れ以上のNewは無かろう」と無線機の前から離れゆっくりと過ごした。昼からも移動運用の下調べをした後、恒例の散歩に出て天気も良かったので9Km位を2時間を少し割る程度に歩いて帰って来てパソコンを立ち上げるとクラスターにJN1JFO/6今成さんの鹿児島郡三島村移動の文字がクラスターに書き込まれて居るではないか?このブログにも書き込んだが以前に無線でお会いした時に(3月17日)三島村に移動運用する予定が有る事を聞いては居たが この様に早い段階での運用があるとは思わなかった。
午前中の十島村からの大西さんの信号よりは少し弱かったが十分59で入感していたが若干QSBを伴っていた今成さんはフルパワーで無い事をアナウンスしていたが順調に各局をピック・アップして捌いていた。不思議なもので中々QRVの無かった鹿児島県鹿児島郡十島村と同、三島村からの揃い踏みの運用で無事、貴重な2箇所のNewをゲットする事が出来た。
其の後、先程3.5MHzでJN1JFO/6 今成さんの信号を捉え20:57JSTに交信する事が出来たがJA5YR/6 大西さんの3.5MHzのQRVは有ったのだろうか?私がクラスターを見た限りでは書き込みは無い様で有ったが?果して・・・・・
今朝、プチ・アワードが始まって一度もQRVが無く沈黙を守っていた鹿児島県のトカラ列島の一番北に位置する口之島(鹿児島郡十島村)からJA5YR/6(大西さん)の電波が飛び込んで来た。普通なら聞えて来たとの表現だと思うが?今日の場合は私自身が何処からは解らないが過去にQRVの無かった南の離島からの運用が有る事を確信していた。何故なら私自身が地域の行事が無ければ3月の初旬に行く予定が有ったからで有る。全国を移動運用する局なら今回未だQRVの無かった沖縄の多良間村、北大東村、三島村、十島村を見逃すはずが無いからで有る。其の中でも沖縄の2箇所は車の乗り入れが出来ない場所、鹿児島の2箇所はフェリーによる乗り入れが可能な場所なので有るとすれば此処からかな?と思っては居たのだが・・・・
今日は朝からコンディション的には良く無く7MHz帯が全体的にノイズぽい感じで本来安定に聞える7~8エリヤからの信号も強く無くダイヤルをグルグル回して聞いていたが大西さんの7.144Mhz位の運用情報がクラスターに上がり慌てて聞きに上がったが肝心の御本人の信号は入らず、其れまで7.125MHz位までは聞いていたが まさか此れ程、高い周波数に出るとは考えもしなかった。其の周波数では追っかけ組が色々と噂話をしていたが十島村まで行って電波を止める事は有り得無い事、多分下の周波数での運用の為に下がったと判断、バンド内の状況から出られる周波数は70~100と判断、サーチしながら待受け受信、暫くして大西さんの声が7.093Mhzで聞えたが まさに前記の飛び込んで来たと言う感じ、空かさず呼んだら一発でコールバックが有り59-59で交信出来た。
聞きたい事も有ったのだが沢山の人が呼んでいたので遠慮して暫く聞いたが可也のパイル・アップ状態、コンディションの関係か?其の段階では応答が有ったのは6,5,4エリヤが大半で圧倒的に6エリヤが多かった。2エリヤより北ではKwがポツポツと交信出来ていたが大西さんの信号が強くは入感して居ない様子で交信時に時々チグハグさが有った。途中でベテランの大西さんが状況を察知、リアルな入感状態を聞いていたが相手の方には解らない様子で有った。
私の聞き得た情報では、車の乗り入れが出来ずに民宿に入り部屋から運用している様子で10mHのグラスポールにワイヤーアンテナを張っている様子、夜は3.5MHzも運用するが隣にも宿泊者が居るので遅い運用は出来るか如何か解らないとアナウンスしていた。私の調べた情報では私が計画した時点では車の乗り入れが可能だったのだが?只、離島の学校関係の先生が入替わるので3月の後半は車の予約が受付けられないと注意書きが有ったので其れにバッテリングしたのかも知れない。この航路は週に2回程度しか便が無いので早ければ24日に鹿児島に入港の船で帰るか?(とすれば明日の午後出航の為運用時間は1日半の運用と成る)次の便だと鹿児島発25日に出航し27日に鹿児島に帰る便しか無いので長期は考え難いので夕方のパスで交信を完了する必要が有る様に思う。各局の御健闘を