長年アマチュア無線を楽しんで来たが最近は無線に対するマンネリ化で何を遣っても余り面白さを感じない。無線設備のグレードUP(特にアンテナ関係)も考えてみたが完全年金生活の身では経済面で問題が有るし、其れを無理して遣った所で其の設備を「あと何年使えるか?」等と考えたら如何しても前向きには成れない。他に移動運用の再開も考えてみたが此方の方も其処等辺の移動運用地では自分自身が納得出来る様な実績を上げる事は出来ないし誰もが簡単に運用出来る様な運用地では私が感じる移動運用の最大の醍醐味であるパイル・アップも物足りない感じ、今は何しろ余りにもアマチュア無線局数が減少し過ぎて日々7MHz帯を聞いて居ても熱心に移動運用局を追い掛けて居る局は明らかに激減している。
其の他にデジタル・モードやサテライト通信の楽しみも有るが国内QSOなら態々、其れ等を使用しなくても交信出来るし目新しさとしての魅力は有っても唯でさえ通信相手になるアマチュア局が減少して居る現状では対費用効果を冷静に考えたら?と思ってしまう。デジタル・モードはRTTY,SSTV,PSK等は何時でも運用出来る状態に有るので此処ぞと思う時には運用するがJT65やサテライト通信の様に通信の可能性が有る程度予測出来る通信手段は一度遣ってみる技術的な興味は有って遣ってみたが今のサテライト通信は昔の様にDXとバリバリ交信出来る低軌道衛星が多く存在しない為に現在は面白さに欠ける。JT65は省電力で交信の可能性が広がるモードだが本来DXに興味を持ち血道を上げてアンテナの利得を追い求めアンテナの大型化に取組む局なら余り興味は湧かないで有ろうし?私の個人的な考えだが所詮DX通信の王道には成り得ないと思う。
最近「当局に運用面で一番欠けて居る物で費用が掛からずに大幅に成果が期待できる物は何か?」と色々考えたら矢張り其れはDX通信であり其の中で特にCWモードの運用と言う結論に至った。若い頃からDXに興味は持って居たがCWモードには全く興味が無かったので遣らなかったが此の歳に成って其の事は私としては一番悔やまれる事で残念で仕方が無い。此処5~6年前から少しはCWモードを運用する様に成って現在のDX時の運用率はSSBとCWは保々半々の状態だが其のCW運用は所詮「599 BK」のレベルを逸脱出来ない状態に有り其処で約1ヶ月前から一念発起、受信力アップに取り組み始めたが最初のレベルは極めて低過ぎ!始めた頃は欧文70文字程度の速度を安定に受信する事が出来なかったが毎日、朝、昼、晩と10~20分間程度の時間を掛けて受信練習を始めたら漸く100文字位は何とか安定に受信出来る状態に成り現在は110文字の速さに挑戦中・・・此方は8割がた問題なく受信出来るが何処かで「あれ?」と思うと其の後はガタガタ状態に成り、再び安定に受信出来始めるまでに少し時間が掛かってしまう・・・・多分国内QSOの場合は此のレベルで「概ね対応出来るかなぁ~」状態に成ったが?DXとの交信はまだまだ力不足の状態、来る秋のDXシーズンまでに120文字の安定受信を目標にして居る。現在はDXコンテスト等に参加した時に各周波数帯をサーチして呼掛ける形の運用だがコンテスト時は各局の送信速度がメチャクチャ速くて何回も聞き直さないとコールサインが判読出来ない状態で時にはトランシーバーの録音機能を利用して判読出来ない文字だけに集中して何回も再生して判読する状態で早く此の状態を卒業したいと思って居る。受信時は将来の運用面を考慮して全て直接キーボードでパソコンに入力して居るが此れ等がスムーズに出来ればCWでの運用も楽しく成るのでは?と思うのだが是非其処までのレベルに到達したいと思って居る。