黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 無線ジャンクの整理を始めてはみた物の?

2017年07月09日 | アマチュア無線


        

 


 前々から車庫に保管していた無線のジャンク品を整理していたら埃の中からダイワのAF-606Kなる物が出て来た。此れは私が購入した記憶が無いので多分私の先輩の所から貰って来た物の中に紛れ込んで居た物と思われる。可也前のある日、先輩から電話が掛かって来て「今回アマチュア無線を辞める事にしたので集めて居たジャンク部品が有るが要るか?但しあれが要る此れは要らないの選別は駄目!、全部持って帰るのならお前に遣るわ」との事、先輩との付き合いは長いので入手の難しい高圧パーツを沢山持って居た事は知って居たので早速すっ飛んで行った。其の時に先輩曰く「此の行き先を色々考えたが近くで此れを持って帰るのはお前しか浮かばなかった」との事、有り難い限りである。無線機器としてはコリンズの軍用オートチューンのアンプTRC-75を2セット(400Hz仕様を三相交流に変更した物)しか無かったが高圧トランス関係や送信管のソケットやセラミック球が20個以上、バリL、高圧バキューム・バリコン等々、喉から手が出る様な部品がズラリ、当時私が乗って居たタウンエース(箱バン)で2回に渡って持ち帰った。帰り際に先輩が又曰く「此れ等の部品は殆ど使わないと思うので勿体ぶって貯め込んで磨くだけの人が多いが其れでは勿体無さ過ぎるので必要な人が居たら物々交換等で有効利用せよ」との御達し「ははぁー!」と承って喜び勇んで持ち帰り本来自動車を保管する役目の車庫は其れ以来ジャンク置き場と早代わりして家内の顰蹙をかった。


 其の事も有って私に手に負えない様な放送局が使う様な強制空冷管や特殊な3極管のソケット等は使いこなせる方に無償で嫁入りさせたら相手の方も値打ちが解かって居るので何気なく私が欲しい物を送り返してくれて先輩の言って居た物々交換の輪は広がった。ただ上手く行かない事も有って三相交流の高圧トランス(重さが90Kg近い)と整流キットを如何しても欲しいと持ち帰った地元の局も居たが半年もしない内に出戻りした部品も有る。


 話が脱線したが其のジャンクの中にダイワのアクティブ・フィルターが混じって居て此れなら私にも手に負えそうな代物で部屋に持ち帰り早速無線機に接続して使用してみたが結構いける。此の機種は販売されて既に35年近く成って居るらしいが?現在のトランシーバーには無いオーディオ周波数帯域のフィルターだけに利用価値が有りそうだ。2枚目の写真の左から3番目に写っている白いパネルの機器は同じくオーディオ帯域のフィルター装置でEME通信時の微弱な信号を受信する為に開発された方式の狭帯域のフィルターで通過帯域は保々800Hz近くに固定されて居て通過帯域調整箇所は無くスイッチを入れるか入れないかの選択だけだが付加装置として別にCWメッセージー送信機能が同じケース内に組み込まれた佐川さん(JA5NON 半纏の会のメンバー)の設計製作の力作でDXingの微弱なCW信号の受信に非常に役立って居る。今回のダイワのアクティブ・フィルターはSSBモードも対応出来るのでどちらかと言えばSSBモード対応に使用し後者はDX通信のCWモードに利用して居る。私もそろそろアマチュア無線の卒業も考える年齢に成って居るのでジャンク品の処分も考えて車庫内の整理を始めて居るのだが整理処か?其れを無線部屋に持ち込んで性懲りも無く彼是と構想が広がるばかりで相変わらず煩悩の世界をさ迷っている。矢張り無線馬鹿につける薬は無い様である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする