此の辺りは阿南市内でも数少ない『ほたるの名所』で毎年5月20日を過ぎる頃に成ると我家の直ぐ南側の南岸農業用水路上に蛍が飛び始めます。今年は5月22日の辺りが暗く成り始めた頃に御尻を点滅させながらフワフワと飛ぶ蛍の姿を初めて発見しました。
一昨年は蛍が優雅に飛ぶ姿を見て喜んで居た都は昨年は何かの都合で此の『蛍の乱舞』が見られず残念がって『爺ちゃん今年に蛍が飛び始めたら必ず都に連絡してね』と前々から言われて居たので25日の夜に都に連絡を入れて蛍の鑑賞会を行う事にしました。
此の日辺りが今年の蛍の最盛期だった様で僅か50m位の幅の部分に100匹以上の蛍が点滅しながら優雅に飛び交い見事な世界を繰り広げて居ました。其の様を見た都は『お星さまがキラキラと輝いているみたい!』と大喜びして居ました。当の都は大の虫嫌いですが蛍を捕まえて都の手の平に乗せてやると最初は嫌がって居ましたが不思議にも御尻の部分を光らせる蛍への興味から其の内に嫌がる事無く熱心に観察をして最後に掌から飛び立つ蛍に向かって『蛍さん来年も必ず姿を見せてね』とお願いして居ました。
今晩、私が風呂上りに庭先に出て用水付近を見渡すと あれほど居た蛍の数が今晩は4~5匹程度に減り都と鑑賞会をした日とは雲泥の差!先日の見事な蛍の乱舞とは違い今晩は其のゆっくりと光りながら飛ぶ蛍の姿に侘しさを感じ愈々今年の蛍シーズンの終わりを感じました。