黄昏叔父さんの独り言

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四国八十八箇所霊場・第七十八番札所「郷照寺」

2020年01月18日 | 四国88箇所霊場

 

        

 

 郷照寺(ごうしょうじ)は、香川県宇多津町にある時宗の寺院で山号は仏光山。四国八十八箇所霊場の第七十八番札所で本尊は阿弥陀如来。

 

  寺伝に寄れば、行基が神亀2年(725年)に一尺八寸の阿弥陀如来を本尊として道場寺の名で開基した。大同2年(807年)に空海(弘法大師)が伽藍を整備した。其の時に厄除けの誓願を修し大師像を納め、其れが「厄除けうたづ大師」として信仰されていると云われてい る。

 

 仁寿年間(851年~854年)には理源大師が阿弥陀三昧の行を修した。寛和年間(985年~987年)には恵信僧都が釈迦如来の絵図を納め釈迦堂を建立した。正応元年(1288年)には一遍上人が遊行の折に3ヶ月間逗留し「踊り念仏の道場」を開いたと云う。

 

 其の後も栄えたが天正の兵火(1576年~1585年)で堂宇を焼失するも寛文4年(1664年)に高松藩主、松平頼重に寄り復興、其の時の住持と徳川家の関係に寄り、時宗に属し郷照寺と改称した。しかし『四国遍礼名所図会』にも1826年の納経帳にも道場寺と成って居り、四国八十八箇所では珍しい異なる二つの宗派が共存する寺と成って居る。

 

 四国八十八箇所の各寺院の大半は境内全体が掃き清められて奇麗に整備されて居るが特に此の寺院は景観を落とす様な樹木が全く無く、しかも境内に雑草の一つも見当たらず境内全体が非常にすっきりとした感じで素晴らしく、また本坊の裏に池を配した庭園は写真の様に見事に管理、手入れされて居て巡礼者の目を和ませていた。

 

 

        


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