サラエボがこんなにも異文化が交錯する豊かな町だとは知らなかった!
イスラム教、キリスト教、セルビア正教、ユダヤ教、複数の宗教が町に入り混じって、
その歴史も長い。
こんなにイスラム色を感じることができるなんて、思っていなかった。
カタールのドーハからの直行便があるらしく、黒いスカーフ姿のイスラムの女性たちの
姿が多いのにも驚いた。みんな観光で来てるらしい。
サラエボには、168のモスクと9つのカトリック教会、そしてシナゴーグが5つある。
圧倒的に多いのがモスクの数だ。
サラエボ最古のセルビア正教会からわずか300メートルのところに、シナゴーグがある。
サラエボは「小さなエルサレム」と呼ばれ、ヨーロッパで最大のユダヤ人がいた。
1万2千人のうち、750人くらいしか残っていない。9000人くらい虐殺されたそうだ。
サラエボの通りにある目印。
この目印を境に、町の様子がガラッと変わる。
Eの方がトルコ色濃い旧市街。
Wの方はオーストリアハンガリー様式の建物が並ぶ。
この通りの途中にあるカテドラル。
これは、ノルウェーとスウェーデンの大使館入口。
ガイドのドラガンさんが、ここで立ち止まり、熱く語ってくれた。
かつては戦争をしていたこの2国は、ここで玄関を共有している。
民族や国の違いにこだわって対立している私たちに大切なことを教えてくれている、と。