先日19日のボッケリーニの誕生日に、ボッケリーニ作の《スターバト・マーテル》を載せました。ソプラノ独唱と弦楽五重奏という小編成の隠れた名曲、いつか手がけてみたいものです。
それを聴いているうちに、《スターバト・マーテル》といえばこの曲の右にでる作品は無いでしょう!というペルゴレージの名作がどうしても聴きたくなりました。実は私は個人的にこの曲が大好きで、一時期好き過ぎて、CDショップでこの曲のCDを見るとほぼ買っていたことがありました。なので、我が家のCDラックの一角は殆どペルゴレージの《スターバト・マーテル》で埋まっております。
ボッケリーニのものとは違って、ペルゴレージの《スターバト・マーテル》はソプラノとアルト2名の歌手と弦楽アンサンブルの通奏低音で構成されています。一時期は古楽アンサンブルにソプラノとカウンターテノール(男声アルト)の録音をよく聴いていました。しかし、ある方に「この曲の初演は元歌手だった修道女が歌った」と聞いてからは、つとめて女声で聴くようにしています。
動画で何かないかと探してみたら、往年の名手達の共演のものがあったので転載しました。ソプラノは美貌と美声を併せ持ったカーティア・リッチャレッリ、アルトは声の深みに定評があり、ロッシーニ作品のヒロインを多く手がけたルチア・ヴァレンティーニ・テラーニ、昨年他界したクラウディオ・アッバードの指揮、スカラ座管弦楽団員の弦楽合奏による、1979年に収録された画像です。
かつてバッハも感嘆して、自身でドイツ語のアレルヤ唱の歌詞に置き換えるかたちで編曲し、幼少期のモーツァルトも父とのヨーロッパ演奏旅行でナポリを訪れた際に耳にしたと言われ、その後数多の作曲家が《スターバト・マーテル》のテキストに曲を付けた中でも金字塔的存在で在り続けるこの作品を、わずか26歳で早世してしまった若者が作ってしまったとは…時に神様は意地悪なこともなさいます。
春の訪れを前に、20世紀の名手達による名演をお楽しみ下さい。
Pergolesi Stabat Mater C Abbado K Ricciarelli L Valentini Terrani Solisti della Scala
それを聴いているうちに、《スターバト・マーテル》といえばこの曲の右にでる作品は無いでしょう!というペルゴレージの名作がどうしても聴きたくなりました。実は私は個人的にこの曲が大好きで、一時期好き過ぎて、CDショップでこの曲のCDを見るとほぼ買っていたことがありました。なので、我が家のCDラックの一角は殆どペルゴレージの《スターバト・マーテル》で埋まっております。
ボッケリーニのものとは違って、ペルゴレージの《スターバト・マーテル》はソプラノとアルト2名の歌手と弦楽アンサンブルの通奏低音で構成されています。一時期は古楽アンサンブルにソプラノとカウンターテノール(男声アルト)の録音をよく聴いていました。しかし、ある方に「この曲の初演は元歌手だった修道女が歌った」と聞いてからは、つとめて女声で聴くようにしています。
動画で何かないかと探してみたら、往年の名手達の共演のものがあったので転載しました。ソプラノは美貌と美声を併せ持ったカーティア・リッチャレッリ、アルトは声の深みに定評があり、ロッシーニ作品のヒロインを多く手がけたルチア・ヴァレンティーニ・テラーニ、昨年他界したクラウディオ・アッバードの指揮、スカラ座管弦楽団員の弦楽合奏による、1979年に収録された画像です。
かつてバッハも感嘆して、自身でドイツ語のアレルヤ唱の歌詞に置き換えるかたちで編曲し、幼少期のモーツァルトも父とのヨーロッパ演奏旅行でナポリを訪れた際に耳にしたと言われ、その後数多の作曲家が《スターバト・マーテル》のテキストに曲を付けた中でも金字塔的存在で在り続けるこの作品を、わずか26歳で早世してしまった若者が作ってしまったとは…時に神様は意地悪なこともなさいます。
春の訪れを前に、20世紀の名手達による名演をお楽しみ下さい。
Pergolesi Stabat Mater C Abbado K Ricciarelli L Valentini Terrani Solisti della Scala