共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

鐵香炉(くろがねのこうろ)

2018年02月14日 21時46分55秒 | スピリチュアル
今日はバレンタインデーです。皆様、楽しまれたでしょうか。

そんな浮かれたイベントとは無縁の私は、今日は昔大変お世話になった方のお宅にお招きを受けて、都内某所まで出かけていました。もう何年お目にかかっていなかったかも分からないくらいに御無沙汰してしまっていたのですが、昔と変わらない様子で暖かく歓迎して下さいました。

積もる話に花を咲かせていた時、ふと思い出したように奥に入られると、この鉄製の香炉を持って来られました。そして、

「私も老い先短いだろうから、今から形見分けという名の断捨離をしているんだが、もしよければこれをもらってくれないか?」

と仰ったのです。

小さいながらもなかなか重厚感のある香炉なので、そんな貴重なものを頂戴してしまってもいいものかどうか悩みました。しかし、かつて奥様のお茶席で一、二度ほど使用したきりしまい込んでしまって全く使っていなかったとのことで、

「君の家の仏壇にでも置いてもらった方が、香炉としての存在価値があると思うから」

ということでしたので、有り難く頂戴することになりました。

この香炉、写真で見るとなかなか立派な感じに見えるのですが、実寸は



御覧のように、高さが7センチほどと大変小さなものです。こんな小さな香炉があるのかと驚きましたが、試しにこれを、先日世田谷ボロ市でGETした梅花型供物台にのせてみたところ…



まるで計ったかのようにピッタリサイズでした。やはり、我が家に来るべくして来たのでしょうか。

これだけ小さな香炉ですので、お線香は立てられません。なので、後々香炉灰と炭を用意して、お抹香を焚いてみようかと思います。

少しずつではありますが、我が家の仏壇が充実してきて喜ばしい限りです。
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