昨日書き忘れたのですが《Cafeあつめ木》のスタッフさんからこんな奴凧を頂きました。
これは東京都王子にある東国三十三稲荷総司・王子稲荷神社で、毎年初午の日に開かれる凧市で売られている『火防凧(ひぶせだこ)』です。先日19日の二の午の日にスタッフさんがわざわざ王子まで行って参詣し、凧市で入手して下さったものです。
王子稲荷の凧市の由来は江戸期に遡るそうです。
振袖火事や八百屋お七の火事といった有名なものも含め、江戸の町で一番問題になっていたのが火災でした(そのため、町火消を編成したり防火用水を確保したりといった様々な工夫をしていたわけです)。そんな中で、特にこちらで売られる奴凧が『火事を煽る風を切って上がる縁起物』として江戸っ子たちの人気を博し、今日まで伝えられているということでした。王子の辺りは高台ですから、かつてはここで上がっていた凧が、場所によっては江戸市中からでも見えたのかも知れません。
この火防凧は、実際に上げて遊ぶものではありません。これを家のお勝手の竈、今ならガスコンロのある辺りに掲げておくと火防の御守になるのです。荒神様とはまた違った台所の守り神というわけです。
本来ならば一年毎に王子稲荷に古い凧をお返しして新たな凧市を授かるのですが、昨年頂いた凧は正月に厚木神社の納札所に出してしまったので、今回は頂くのみとなりました。来年は王子稲荷にお返しすべく、この愛らしい奴凧をとっておくようにします(^^;ゞ。
これは東京都王子にある東国三十三稲荷総司・王子稲荷神社で、毎年初午の日に開かれる凧市で売られている『火防凧(ひぶせだこ)』です。先日19日の二の午の日にスタッフさんがわざわざ王子まで行って参詣し、凧市で入手して下さったものです。
王子稲荷の凧市の由来は江戸期に遡るそうです。
振袖火事や八百屋お七の火事といった有名なものも含め、江戸の町で一番問題になっていたのが火災でした(そのため、町火消を編成したり防火用水を確保したりといった様々な工夫をしていたわけです)。そんな中で、特にこちらで売られる奴凧が『火事を煽る風を切って上がる縁起物』として江戸っ子たちの人気を博し、今日まで伝えられているということでした。王子の辺りは高台ですから、かつてはここで上がっていた凧が、場所によっては江戸市中からでも見えたのかも知れません。
この火防凧は、実際に上げて遊ぶものではありません。これを家のお勝手の竈、今ならガスコンロのある辺りに掲げておくと火防の御守になるのです。荒神様とはまた違った台所の守り神というわけです。
本来ならば一年毎に王子稲荷に古い凧をお返しして新たな凧市を授かるのですが、昨年頂いた凧は正月に厚木神社の納札所に出してしまったので、今回は頂くのみとなりました。来年は王子稲荷にお返しすべく、この愛らしい奴凧をとっておくようにします(^^;ゞ。