共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

う○い棒ではありません!

2015年02月15日 18時06分17秒 | 日記
昨日に比べるとだいぶ気分も落ち着いてきました。ただ、全快か…というとそうでもない感じなので、今日もなるべく大人しくして…いようと思ったら、家に食べるものが殆どないことに気づいたので、せめて買い物くらいしに行くことにしました…。

バスで海老名に出て、そのままビナウォークに行っていろいろと冷やかしていたら、どうやらマルイの5階で日本全国のアンテナショップの商品を集めた物産展を開催しているらしいことがわかったので、そちらに行ってみることにしました。

催事場には全国の都道府県のアンテナショップから集められた様々な特産品が並べられていました。とりあえず出身県である茨城県のブースに行ってみると、殆ど納豆がらみの商品が並んでいましたが、その中で『おっ!』というものがあったので購入しました。それがこの《茨城名物なっとう味スナック》です。これは水戸駅の売店でも売られているもので、私も墓参等で帰省した折によく買って帰るお菓子です。

パッケージも中身も見た目がう○い棒のように見えますが、あくまでもオリジナル商品です(断!)。辛子マヨネーズ入りの納豆味とありますが、実際にはそんなにマヨネーズ味は感じません。そして噛んでいると徐々に粘りが出てきて、納豆の風味が広がります。

しっかりと納豆の味と粘りが楽しめるので、納豆が苦手な方にはあまりお勧めしません(笑)。でも、興味のある方は茨城県にお出かけの折にお試しになってみて下さい。
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久しぶりのヘヴィローテーション…

2015年02月14日 20時21分30秒 | 日記
昨日から我が携帯電話の状態は一進一退を続けております。ただ、貧乏性な私としては、つながるうちは使い続けようと思ってしまっていたりもします…。

ところで、今日は何だか頭が重くて朝からスッキリしませんでした。午後になってもその状況は変わらず、本当は出かけようかと思っていたのですが、とうとう家にいたまま一日が経ってしまいました。理由は分かりませんが、何だか気持ちが塞いでしまったことが一つと、もう一つ理由がありました。実は、朝目覚めた時からモーツァルトの《ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調》がエンドレスで流れ続けて止まらなくなってしまったからなのです。

もともとヴィオラという地味な存在の楽器がソリストになる機会そのものがあまり無く、たまに協奏曲があったとしてもバルトークやシュニトケといったあまり名前の知られていない作曲家の作品が殆どで、なかなか一般の世界では理解してもらえません。その中でこの協奏交響曲は、ヴァイオリンとのデュオながらモーツァルトというビッグネームの残した数少ないソロレパートリーなので、音楽大学でヴィオラを専攻する学生は間違いなく手がける作品なのです。

そんなわけで、当然のことながら不肖私もこの曲を手がけたことがありました。しかし、そこは敵がモーツァルトですから、そんなに最初からスイスイ上手く弾けるわけもなく、かなり躓きながらヤットコスットコ『弾いた』という感じで終わってしまいました。今日、十何年ぶりかで突然頭に浮かんできたことによって当時の苦い記憶が蘇ってきて、急激にテンションが下がったことも、出かける気力が失せた原因の一つでした。

そうは言っても曲はいい曲ですし、モーツァルトには何の罪もありませんので(当たり前だろ…)、日が暮れて落ち着いてから久しぶりに聞いてみることにしました。何がいいかと物色していたら、すごい動画がありました。なんとダヴィッドとイーゴリのオイストラフ親子がソリストとして共演しているものです。しかもヴィオラを担当しているのが父親のダヴィッドの方なのが驚きです!オーケストラはモスクワ・フィル、指揮は何とこれまたヴァイオリンの巨匠ユーディ・メニューイン!!これを生で聞いていた人たちが羨ましい…。

ということで、20世紀の巨匠達の共演をお楽しみ下さい。私も明日には何とか復活したいと思います…。

Mozart Sinfonia Concertante K 364 Violin & Viola, David & Igor Oistrakh Yehudi Menuhin Moscow Philar
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今日の《cafe32゜F》

2015年02月13日 18時42分39秒 | 日記
朝方はきれいに晴れていたのに、午後になってからの横浜は暗い雲に覆われて、何とも寒々しい空模様となりました。

そんな中で、今日もお邪魔してランチにトーストサンドをお願いしました。そしていざ写真を撮ろう…としたら、何と携帯がトラブルを起こしてフリーズしてしまい、何も写せないばかりか電話すらまともにかけられない状況になってしまったのですΣ(゜ロ゜ノ)ノ!

どうしよう、せめて電話帳だけでも消えないようにしないと、個人情報が全部把握できていないからマズい!明日にでもショップに持って行かなきゃいけないかしら…などと思いながら、教室の空き時間にあれこれいじっていたら、何かの拍子にファッ?!と画面が元に戻って、何事もなかったかのように動くようになったのです。なので、どうしてフリーズしたのかは謎のままです…。

で、ランチがアップ出来なかったのが悔しくて、たまたま生徒が休みになった空き時間にもう一回お邪魔しました。で、ランチの時に気になっていた紅茶のシフォンケーキをオーダーしてみました。今回はケーキに合わせて、コーヒーではなく紅茶をお願いしました。

この機械もだいぶ古くなってきましたから、そろそろ諦めて機種変更しなきゃいけないのかな…と、不安要素を抱えてのティータイムとなったのでありました…。
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《北斎漫画》コンプリート!!

2015年02月12日 22時35分41秒 | 日記
教室が始まる前に、たまプラーザテラスの中の店をあちこち冷やかしていたら、『日本百貨店』というお店に《北斎漫画》が売られていたので、思い切って購入しました。

《北斎漫画》は文字通りあの葛飾北斎が、弟子達に絵の手ほどきをするために教科書として描いた絵手本ですが、弟子の間だけに留まらず一般庶民の間にも広まって大評判となり、江戸時代末期に今で言うベストセラーとなった本です。

初版が刊行されたのは文化11年(1814年)で、当初は1編で完結する予定だったようです。しかし、市井の人気に後押しされるかたちで続編が次々と刊行され、全15編が刊行されたのが何と維新後の明治11年(1878年)、実に64年もの年月をかけてようやく完結したという大作です。

そういった経緯も去ることながら、内容の濃さも他に類を見ません。何しろ総ページ数が970、そこに収録された図版数が4、000以上といいますから驚きです。そこに描かれている主題も、人物から動植物、風俗、職業、暮らしぶり、建築、道具、名所旧跡、故事逸話、歴史上の人物、自然現象、果ては神仏や幽霊、妖怪に至るまで、ありとあらゆるジャンルの絵が所狭しと描き込まれています。

描き方にしても、一筆描きのようなシンプルなものから細密に描き込まれたもの、動きを意識したアニメーション的なものから、現代の漫画のコマ割のようなものまでもが掲載されています。もはや絵手本の域を大幅に越えた、百科辞典並の作品です。

この画集は、個人蔵の《北斎漫画》の原本を実際に解体して、直接印刷用の原稿として入稿したものということなので、ディテールや描線が驚くほど鮮明に再現されています。北斎の才能の多彩さを伝えるのに、これほど貴重な資料はありません。

現代に繋がる漫画文化の原点として非常に興味深いもので、つい時間を忘れて見入ってしまう絵ばかりです。江戸から明治へと時代を跨いで庶民の間で大ヒットした理由がわかるような気がします。興味のある方は青幻舎という会社から出ていますので、探してみて下さい。
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白笹稲荷神社初午祭

2015年02月11日 17時42分21秒 | 日記
今日は紀元節ですが、同時に初午の日でもあります。初午と言えばお稲荷様の御縁日、ということで今日は、予て下見をしておいた秦野市にある関東三大稲荷の一つ《白笹稲荷神社》に参詣しました。

先日下見で参詣した時には人影も疎らだった参道には所狭しと屋台が軒を連ね、あちこちから煙や湯気が上がっていました。拝殿に続く参道には御覧のように大勢の参拝客が列を成して、拝殿前に進む順番待ちをしていました。

最近完成したばかりの真新しい社務所には、お札やお守りを求める人や昇殿祈祷を受ける人でごった返していました。今日は夕方まで、この賑わいが続くことになるのでしょう。
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油揚げツリー?!

2015年02月11日 17時30分14秒 | 日記
拝殿の前に進んで手を合わせ、列を抜けました。すると、お賽銭箱の横にこんなものがありました。

以前参詣した時にも拝殿の軒から篠竹が下がっていて、その枝に油揚げが刺さっていたのですが、これはその初午祭バージョンです。この竹の下の方に何やらぶら下がっている逆三角形の白っぽいものは全部下げ輪の付いた油揚げで、参道の屋台で売られていたものです。私も買い求めて、こちらに下げてきました。

これだけでなく、お賽銭箱の中にも大小様々な油揚げがお賽銭に混じって入っていました。今日は御祭神の宇賀御魂神、並びにお使いの狐さん達は油揚げ食べ放題です?!
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神社に萌えキャラ?!

2015年02月11日 17時24分26秒 | 日記
真新しい社務所に寄ってみたら、様々なお札やお守りが並べられていました。新社務所初の初午祭ということで、いろいろと気合いが入っています。

そして…気合いが入り過ぎてこんなものまで登場していました。これは絵馬なのですが、そこには何やら萌え萌えした絵柄が…。実はこれ《白笹すずな》といって、何と白笹稲荷神社の新萌えキャラなのです!

キャッチコピーには『ご当地キャラの座、狙ってます』とありましたので、もしかしたらこれから、既に存在している秦野市のゆるキャラ《丹沢三兄弟》の座を脅かす存在になるのかも知れません(ならない、ならない…)。
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具だくさんうどん

2015年02月11日 17時14分58秒 | 日記
白笹稲荷神社での参詣を終えてから、近くにある《白笹うどん》に行きました。お昼時をちょっと過ぎてはいたのですが、それでも店内は満員で、しばらく店頭で待つことになりました。

10分ほど待ったところで名前を呼ばれて席に着き、何にしようかとメニューを見てみたのですが、今日は店のお勧めメニューの『ゐなかうどんスペシャル』をお願いしました。

鰹の風味に味醂が効いたおつゆは甘めで、テーブルに置いてある一味唐辛子を足すとより一層美味しくなります。その日の気温や湿度に応じて配合や熟成時間を変え、手でこねるだけでなく足でも踏んで、一枚伸しにして切った麺はコシがあって食べ応えがあります。

具は二ヶ月おきに変わるのだそうですが、1月と2月はカボチャの団子に椎茸、人参、厚揚げ、チンゲンサイ、柚子を添えた白菜が入っていて、なかなかのボリュームです。来月からは春らしく筍が入ったり、7月・8月にはミョウガが入った冷やしうどんになったりと、季節毎のバリエーションが楽しめそうなうどんです。

他にも麺のおかわりができるざるうどんや釜揚げ、ごまだれやカレーつけうどんに、セルフサービスのおでんや『塩結飯(しおむすび)』といったメニューがあって、なかなか充実しています。昼は年中無休ですが11:00~15:00までですので、ランチで食べたい方はお早めに行くことをおすすめします。夜営業は17:00~20:00で火曜定休日です。
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名曲のような光景

2015年02月10日 19時01分46秒 | 日記
昨日と比べると、今日の神奈川県はかなり穏やかで暖かな日和となりました。吹く風にも、何処か春を思わせるような優しさを感じます。

二宮町の教室に向かっていたら、施設に程近い場所に菜の花が咲いていました。ちょうど夕暮れ時で、山の向こうに沈んだ夕日の残照に菜の花の黄色が映えて、何とも言えない美しさでした。

その様は正に

『菜の花畑に、入り日薄れ 見渡す山の端、霞深し
春風そよ吹く、空を見れば 夕月かかりて、匂ひ淡し』

という《おぼろ月夜》の歌詞そのままのものでした。

とかく巷では何かと陰惨なニュースが続いていますが、皆がもう少しこうした風情を楽しめる心持ちでいられたら、いくらか穏やかでマシな国でいられたのではないのかな…と思ったりしてしまったのでした。
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《梅まつり》ですが…

2015年02月09日 19時55分16秒 | 日記
天気予報では晴れ予報のはずが午前中に小雪がちらついて驚きましたが、それも束の間、昼過ぎには曇天模様ながら時折陽も射すようになりました。

雪をちらつかせるような寒風の中を小田原に向かい、教室に行く前に小田原城に足を運びました。先月末から小田原市内の各所で《小田原梅まつり》が開催されていて、小田原城址公園も会場の一つになっているのです。

が…いざ行ってみたら三分咲きにも満たないような開花状況で、とても《梅まつり》といった風情ではありませんでした。恐らくここからバスと電車を乗り継いだ曽我梅林まで行けば早咲きの梅が咲いているのかも知れませんが、そこまで行くには時間が無さ過ぎます。

ということで、小田原城址公園内に坐します報徳二宮神社に参詣することにしました。ここは二宮金次郎、後の二宮尊徳を祀った御社で、先日参詣した出雲大社相模分祠の初代宮司・草山正胤が関わったことでも知られています。そう考えると、何やら個人的に一方ならぬ御縁を感じずにはいられません。

境内には、小田原城よりも多少花の開いた白梅の古木があったので撮影してみました。といっても、こちらもまだ見頃には程遠い感じです。来週になったらいい感じになるかな…という淡い期待を持って待ってみることにします。
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受け継がれる心

2015年02月09日 19時32分21秒 | 日記
拝殿の前に置いてあったのは、新しく建てる鳥居の用材です。

報徳二宮神社の正面参道には、青銅製の一の鳥居から始まって三基もの鳥居が建てられているのですが、小田原城の横を下りてきたところから入れる脇参道には案内看板が立っているだけでした。そこに、創建120年を記念して新たに鳥居を建てることになったのだそうです。

ここに積み上げられた新鳥居の用材、実はかつて伊勢神宮で使われていて、先の式年遷宮で解体したものが譲与されたものなのだそうです。木で作られたものならではの御縁ですね。

これに限らず伊勢神宮の式年遷宮で出た古材というものは、先ず伊勢神宮内で宇治橋や鳥居等に再利用された後、更に次の式年遷宮で解体されて日本全国の神社に譲与されて再利用されることになっています。正に古から続く日本独自のリサイクリングと言うべきシステムですが、この鳥居材も、前々回の式年遷宮までは外宮か内宮の神殿の何処かに使われていた材なのかも知れません。

一つの役目を終えたものが、新たな地でこうして姿を変えて次代へと受け継がれていく…こうした文化を大切にしたいものです。
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まだまだ…

2015年02月09日 19時09分02秒 | 日記
境内の緑額梅の花を撮ってみました。

御覧のように、まだ咲いたばかりといった感じです。ここ数日の寒さで、また一層固く蕾を閉じてしまったかのようです。

満開の楽しみは、来週以降にとっておきましょう。
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小さな重たい古時計

2015年02月08日 19時00分50秒 | 日記
先日、実家の近くに住んでいる従兄弟に頼んで、実家からあるものを送ってもらいました。それがこの古い置き時計です。これは昔、祖父母の家にあったものを譲り受けたのですが、まだ私が実家に住んでいた頃から他の家族は誰もメンテナンスをしなかったので、長らく止まったまま実家の床の間に放置されていました。そのことを何かの話のはずみで思い出して、無理を言って従兄弟に実家に行って取ってきて宅配便で送ってもらい、今日無事に届きました。

この時計はアメリカのアンソニア・クロック社製の『マントル・クロック』というタイプのものです。アンソニア・クロック社はアメリカ南北戦争が勃発する10年前の1851年にコネティカットで創業し、1878年にニューヨークに移転して多くの時計を作り上げた会社で、イングラハム社、セストーマス社に次いでアメリカで三番目に古い時計会社です。ちょうどマーガレット・ミッチェルの《風と共に去りぬ》の時代であり、タイタニック号が世界を騒がせていた時代と言えば分かって頂けるでしょうか。インテリアとしての華美な装飾こそありませんが、その分精巧さと頑丈さが売りの時計を数多く輸出していたのだそうです。

この時計の正確な制作年代は不明ですが、生前の祖父の話によると、曾祖父が大正時代初期くらいに購入したものではないかということでした。もし本当にそうだとしたら、およそ100年は昔のものだということになります。その後、大東亜戦争末期の艦砲射撃の戦火をもくぐり抜け、戦中・戦後を通して父を含めた四人の息子の誕生と成長、そして我々孫の誕生と成長をも、祖父の書斎机の片隅でこの時計はずっと見守り続けて来たのでした。

縦23cm、横21cm、奥行き12cmと小柄な時計なのですが、本体が鉄製なので子供の頃には持ち上げられませんでした。ただ、私はこの時計の時報のベルの音が好きで、正時や半時になるちょっと前に時計の置いてある書斎机のところにいって、控えめに鳴るボン…ボン…という時報の音を聞いていました。そのうち、そんなに好きならあげようと言って祖父が私に、これまた祖父母宅の台所にあったMeijiというメーカーのぜんまい式柱時計と一緒に、何度目かの誕生日にプレゼントしてくれたのでした。

年季が入って本体がだいぶ錆びたり、裏蓋がとれて何処かにいってしまったりしていますが、ぜんまいにちょっと油を注して巻き上げて、振り子を取り付けて振らせてみたら、10年以上放ったらかしにしていたにもかかわらず、ちゃんと動き出しました。時刻を合わせると、昔聞いていた音と全く同じ控えめな音色のベルがボン…ボン…と鳴り、それを聞いた途端、幼少期に訪れていた祖父母の家の中の光景がありありと甦ってきました。

できればこの音を、特別養護老人ホームに入居している105歳の祖母にも聞かせてあげたい…ところですが、何しろ見た目以上に重たいこの時計を片道4時間近くも持ち歩くのは、多少足腰に自信のある私でもさすがに無理です。それにもしかすると、あまりにも生活の中に居続けた時計と再会することによって、長年連れ添った亡き祖父のことを思い出して辛くなってしまうかも知れませんし…。

長いこと動いていなかったこともあって、まだ何となく寝ぼけている感がありますが、これからコンスタントに動かし続けたり振り子を調整したりすることによって、徐々に調子を上げていければと思っています。

なお次の枠に、この時計と非常によく似た時計の動画を転載しました。細部やベルの音については、そちらを御覧下さい。
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ちょっと違う感じですが…アンソニア・マントル・クロックの動画です

2015年02月08日 18時48分26秒 | 日記
Youtube上に、我が家に来たのとちょうど同じようなマントル・クロックの動画があったので転載しました。

始めの方で裏蓋を開けて(我が家のものはこの裏蓋がとれて無くなってしまっています)中のメカニックを映しているところがあるのですが、真ん中で忙しなくカタカタ揺れているのが振り子を取り付ける軸です。この動画の投稿主は振り子を所持しているのですが、何故かセットしようとしていません。

大きさも意匠もほぼ同じものです。ただ、我が家にあるものの方が音が控えめで、耳に優しい感じですが、大体このようなものだ…ということを想像なさって下さい。

Antique vintage old American Metal case Ansonia Mantle / Mantel Clock See Video
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火事ですΣ(゜ロ゜ノ)ノ!

2015年02月07日 16時33分11秒 | 日記
バスに乗って本厚木駅に向かっていたら、あともう少しで駅…というところへ差し掛かった時、行く手に一目見て『火事だ!』と分かる黒っぽい煙が立ち上っているのが見えました。果たせるかなバスセンターに到着すると、何台もの消防車が轟音を立てて駆け抜けていきました。

サイレンの音と、きな臭い臭いを辿って駅の南口の方へ向かうと、駅のすぐ横にある細い路地の行く手を、いくつもの消防車両が塞いでいました。程なく規制線が張られてしまったため詳細は分かりませんでしたが、どうやら写真に撮っている居酒屋の隣のビルの解体工事現場が火元のようでした。漏れ聞こえてきた話では、現場の煙草の不始末が原因のようです。

現場からは酸素吸入を受けた工事関係者が、ストレッチャーに乗せられて救急車に運ばれていきました。その後もしばらくの間、警察と消防による現場検証が続いたため、かなり長い時間、現場付近は通行止めになりました。幸い近隣への延焼は無かったものの、ともすれば冬場の乾燥した空気が影響して思わぬ大惨事にもなりかねなかった出来事でした。
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