シーボルトが名前をつけたアジサイ「オタクサ」、
医師として来日し患者としてきたのが遊女「其扇(そのぎ)」。
ひと目でこの日本女性に夢中になってしまい
空色の紫陽花を彼女の本名「滝」にちなんで「オタクサ」と名付けました。
ところがこのアジサイはもう既に名前がつけられていて
「ハイドランゼア オタクサ」は認められませんでした。
「愛妻や恋人や情婦の名を後世に残しておきたいというのは人情であろうが、
無縁の人の名を憶えさせられることは全く迷惑なこと」学者たちはバッサリ。
牧野富太郎はシーボルトに対し、「神聖なる学名に
自分の情婦の名前をつけるなどけしからん」と憤慨し、激しく非難しました。
しかしシーボルトの恋の舞台となった長崎では、市の花を紫陽花と定め、
全ての紫陽花を「おたくさ」あるいは「お滝さん花」とも呼んで、親しんでいます。
ヒョウタンボク(瓢箪木)の実が出来ていました、2個くっついて、ひょうたん型に。
毒があり食べると危険です、トリカブトなどに次いできつい毒があるそうです。
ハナイカダのタネが黒くなってきました、
葉脈の途中に花が咲きタネが出来ます。
別名「嫁の涙」とも、今どきの嫁は涙なんか流すんかいな?。
ホオズキも大きくなってきました、早く赤くなってアミホオズキになぁれ。
タコウィンナが出来ました、だんだん大きくなってザクロになります。
ハギの仲間のトップを切ってキハギ(木萩)が咲いてきました、
ハギの仲間の中でも茎が木質化して、幹が太く低木らしい姿になる。
ビヨウヤナギ(未央柳)があちこちで見られます、
葉が柳の葉に似ているからと、あくまで園芸上の名前だそうです。
青もみじ、暑い日には涼しそう。
緑色なのに何で青もみじと言うんだろう、
緑の信号を青信号というのと同じです。
遠い昔の日本では緑と青は一緒だった!、
青と緑を区別することが重要じゃなかったみたいですね。
data:EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 5月 25日 向島百花園