東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

足立区の古奥州街道を歩く

2023-07-28 | 散歩

  連日の猛暑日でヘロヘロになっています、
  遠くへ行けないときは近くを歩いてみよう。
  足立区には古奥州街道を行った源義家の痕跡が残ります、
  わずかな距離に幽かに残っているだけだど散歩がてらに。

 

   始まりは栗原氷川神社から。
   「平安時代以来陸羽街道の交通を得、往還の一斑を古老伝えるに
   天喜年中(てんきねんちゅう)陸奥守源頼義公奥州東征のみぎり
   当社にご休憩ありという」。
   ご由緒にはこのような記述があります。

 

 

   ちょっと進むと古色蒼然とした屋敷の前に道標あり。
   「是より左 旧奥州街道」と。

 

 

   「此の道は文治五年(1189)源頼朝が奥州平泉豪族藤原泰衡追討の時大群を率いて
   この道を往来したと伝えられる区内唯一の由緒ある古道である」。

 

 

   六月八幡神社。
   「奥羽平定の帰途この地に社を建立す、これすなわち八幡神社にて
   その傍に寺を置き土地の名を六月村、寺の名を炎天寺とした」。

 

 

   旗掛の松
   「小高い丘に義家軍源氏の白旗を立てかけた松の大木ありという、
   "旗掛の松"と伝承され村人たちによりその松の木は
   植え継がれて今日に及んでいる」。

 

 

   六月八幡神社拝殿。
   ちょっと見かけない立派な拝殿です、
   屋根の上の飾りが凄いね。

 

 

   この日は夏の虫干しの日だったのかな、
   神楽殿の中のものが曇り空の下だったけど虫干しされていた。

 

 

   拝殿にもいろいろなお面が並んでいた、
   神楽で使用するお面なんだろうね。

 

 

   何やら貴重な品かな、箱に入れたまま虫干しされている。

 

 

   ここからが面白いところで八幡様の隣に炎天時の本堂が。
   見た通り間を隔てるものは何もない、
   神仏習合の世界だ。
   元々一緒に造られたらしいので分離するわけにいかないのかな。

   次回はこの炎天寺へ、
   「やせ蛙負けるな一茶是にあり」と一茶が詠んだ句が残ります、
   また「蝉鳴くや六月村の炎天寺」の句もここで詠まれました。

 

          data:PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影  7月 22日  六月八幡神社

          

コメント (2)
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