Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

日本語教室スタート

2022年07月17日 | 日本語教育

今月初め、県主催のオンライン講習が終了。我が町の多文化共生プロジェクトチームからは、すーさんをはじめ数名のメンバーが参加し、今後の活動の指針となるような知見を得ることができた。そこで先週、研修の成果を持ち寄りメンバーが集合し、今後の活動をどうするか話し合った。概要は以下の通り

 ①今町内ではベトナムからの移住者が多いので、日越国交樹立50周年記念の親睦イベントを企画する。

 ②昨年11月に行ったアフリカ交流会を、今年も発展した形で行う。

 ③現在、3名の移住者が日本語教室開催を希望しているので、とりあえず彼らを対象に日本語教室をスタートさせ、徐々に拡大させていく。

 というわけで、今日から週一ペースで日本語教室を開くことになった(なんて急展開!

 今日はベトナムから来たTさんと台湾から来たCさんが参加、二人の日本語能力はずいぶん違うので、Tさんには日本人協力者の二人とフツーにおしゃべりをする練習をしてもらい、Cさんにはウエブサイトを利用したプレースメントテストをやってもらった。

 学校と違って、教室の生徒さんはレベルも、学ぶ目的も異なっていて簡単には運営できないなー というのが初日の感想。 でも、この教室を運営するのは私一人ではない。プロジェクトメンバーのみんなと力を合わせ、いろいろアイディアを出し合っていけば、必ずどの生徒さんにも満足してもらえるような講座ができるはず。

「どこから来た人でも、この町で楽しく暮らせる」という大目標に向かって、がんばるぞお!

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新しい活動

2022年06月04日 | 日本語教育

  以前このブログに、新しい活動に取り組みたい旨(地元の町で国際交流団体を立ち上げるつもり)を記した。

中国で働き国際交流に貢献するという昨年の希望は潰えたが、国際交流の方法は様々ある。地元の広報誌で紹介されていた情報をたどっていったら、この町で多文化共生の取り組みを始めたいと考えている人々に繋がることができた

 グループの名前を「横芝光町多文化共生プロジェクト」と名付け、これからどんな活動ができるか、どんな活動をするべきか、今構想を検討中だ。

 先日メンバーの一人が、県主催のオンライン講習会を見つけてきてくれたので、参加できる者は参加してみることになった。お題は「日本語学習支援と文化理解を学ぶ講座」(長い

全5回で、基本はZOOMによるオンライン研修で第4回だけが対面形式。

昨年の今頃は上海に授業を届けるため、頻繁にZOOMを使っていたが、最近はご無沙汰していた。

 初回の今日は大学の先生の講義。研修が進みにつれ、「外国人とは?」「外国の文化とは?」深く考えさせられる。こりかたまった常識で考えていたのでは、今日本に来ている外国人のことを理解できないということが、みな理解できたと思う。

 仲間たちとともに、しっかり学び、しっかりした活動につなげていきたいものだ。加油、Suさん!

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新しい学校

2021年09月14日 | 日本語教育
9月6日の開学後2週目に突入、ようやく学校も軌道に乗って来たか?というところで大型台風14号来襲! 上海教育局から休校命令がでたために、生徒は自宅(学生寮)待機→今日の授業が無しになったので久々にブログ更新の余裕が出来た。
 今日は住居から徒歩1分の新しい職場=学校がどんなところなのかをご紹介しよう
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上海沖、すぐそこに台風がいるはずなのに、雨も風も収まっている
休校の必要なかったんじゃね?

 
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門を入ってすぐ右にあるのが、信男学園が経営する日本留学コースの建物

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日本式の教育を謳っているので、中で内履きに履き替えるシステム

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一階ホールは和風のテイストが漂っている

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多目的スペースにもなぜか畳が?

2階3階には大小教室が7室あるが、現在使われているのは、1年生の1クラスのみ(在籍17名、少なっ‼)
 
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前面には可動式のホワイトボードとプロジェクター用のテレビ画面がある


 今日は正規の授業はないが、日本語の基礎学習が進まない生徒を呼び出し、特別指導。すーさんも知恵を出し、体の各部の名称とつづりを学習させた。

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身近な顔の部分名称を日本語で言えるようにし、言えるようになったら、ひらがなで書けるようにする

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すーさんの自画像と生徒への応援メッセージ(笑)

指導後は、生徒だけでなく、指導に当たった若い先生にも労いと励ましの言葉をかける。今までの一平教員ではなく、校長(信男教育学園浦東高藤校)なのでいろいろ気は使わなきゃねー

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これが校長室の扉、2階職員室の隣にある

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まあ校長と言っても、生徒17人教員5人の超小規模校だから、気張らず今まで通りヘラヘラやっていこうと思っている。
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日本語教師始めました

2020年10月29日 | 日本語教育

日本語教育能力検定試験を受けてから、早くも1年が過ぎた。


昨年の10月は超級繁忙だったっけhi



めでたく取得できた日本語教師資格だが、普段のsunQは、公立高校理科教師。

この資格を活かす機会は定年後かな~ と思っていたのだが、9月から少し事情が変わったのだbikkuri

国際高校であるウチの学校には特別な入試枠があり、毎年外国にルーツを持つ子供たちが数名入学しているのだが、今年入学した5名は、日本語能力にバラつきが大きく、日常の学習を円滑に進めることが難しくなってしまったのだ。

 そこで彼らの日本語能力を引き上げるため、日本語の授業を2レベルに分けることとなったのだ。

 つまり、初級レベルの日本語授業が新たに設置され、sunQがその担当者となったのである。

 教材としては、海外から日本の中学校に入学してきた生徒たちを対象としているものを選んだ。


昨年出版されたばかりの比較的新しい教材だ


学校生活の様々な場面で使う表現を学んでいく



教え始めてみると、改めて日本語の難しさを実感する。

特に動詞の活用(変化)の不規則さ・多様さにはうんざりするhekomi


もし自分が外国人だったら、こんな変な?言語絶対に勉強しないと思う



 でも、難しいものを分かりやすく、楽しく教えるのが教師の仕事 それは理科でも言語でも同じ!

 そう思って日本語の授業も、笑顔を絶やさずハイテンションで頑張っている。

 難しい表現や意味の違いを教え子が分かってくれたら、やっぱり嬉しい

 と、いうわけで資格取得から1年、いよいよ日本語教師始めました。もっともっと良い授業ができるように、これからも頑張りまーすwink

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日本語教育能力検定試験

2019年10月28日 | 日本語教育

さて,10月20~23日が修学旅行で疲れはしたが,24・25日が代休,そして26・27と土日なので実質4連休!休養たっぷりのはずなのだが,今日のsunQは疲労困憊hekomi…どうして???


そう!この10カ月勉強して来たのはこの日の為。10月27日(日)に行われた令和元年度日本語能力検定試験を受験して来たからである。
会場となったのは世田谷・三軒茶屋にある昭和女子大学。


なかなか綺麗なキャンパスで,試験のプレッシャーが癒された。

中にはこんなに素晴らしい庭園もある



日本語教育能力検定試験とは,日本語教師になりたい人,またはすでに日本語教師として働いている人を対象に,日本語教育の専門家として,知識や技能が基礎的な水準にあるかどうかを検定することを目的とし,公益財団法人 日本国際教育支援協会が年1回実施している試験である。

問題は大きく五分野から出題され,1社会・文化・地域(世界と日本,異文化接触,日本語教育の歴史と現状,日本語教員の資質・能力),2言語と社会(言語と社会の関係,言語使用と社会,異文化コミュニケーションと社会),3言語と心理(言語理解の過程,言語習得・発達,異文化理解と心理),4言語と教育(言語教育法・実技,異文化間教育・コミュニケーション教育,言語教育と情報),5言語一般(言語の構造一般,日本語の構造,コミュニケーション能力)と幅広い。ゼロから始めたら,やはり一年近くは学習時間が必要と思われる。

 sunQの場合は,この1月から,新聞折り込みチラシで有名なYouCanで学習を続けて来た。bikkuri しかし,修学旅行期間中は,さすがに勉強時間は取れなかったので,帰着後の3日間は,休みもそっちのけで最後の追い込み学習を行っていた。

 昨日の試験は,さすがに疲れたhi 

 午前中10:10~11:40は,試験Ⅰ。ここでは出題範囲の区分ごとの設問により,基礎的知識・能力,分析的知識・能力を測定する。

 午後13:15~13:45は,試験Ⅱ。ここでは音声媒体により,言語学習の音声的特徴に関する知識,瞬間的知覚・判断能力を測定する。

 午後14:40~16:40は,試験Ⅲ。ここでは出題範囲の区分横断的な設問により,日本語教員の現場対応能力,問題解決能力,統合的判断能力,思考能力を測定する。問題には400字程度の作文(論述問題)も含まれている。

朝9時の集合から,午後5時近くまで,ほぼ1日も続く試験なんて,共通一次試験以来だったかもしれないbe

 日本語教育について,初めて本格的に学習したsunQだったが,今までの様々な受験の経験から,検定合格のための秘訣は分かっている。とにかく徹底的に過去問を研究することである。

YouCanの薄いテキストでは,得られる知識は万全ではない。けれども合格のためのミニマムな知識は入っている。だから過去問と照らし合わせそのミニマム知識をパーフェクトに記憶することが合格への近道だと信じ,テキストと過去問の解説を何度も何度も読み合わせてきた。その成果やいかに?

 今日午後,某出版社のHPに解答速報がUPされていたので,おそるおそる採点してみた。
すると…            

 試験Ⅰ100点中77点 試験Ⅱ40点中32点 試験Ⅲ80点中60点 作文を除いて得点率77%!

 例年合格最低点は70%前後といわれてるらしいから,これ行けるんじゃない?

正式な結果発表がある12月末まで予断は許さないが,とりあえず力は出し切った感覚があるので,まずは良しとしよう。

 最近は中国語の勉強よりもこっちの勉強の方を優先させてきた。明日からは,また中国語の勉強中心の日々に戻れるのが嬉しい。ちょっと疲れが癒されたような気がする月曜の夜である。


 自己採点結果をもう一度チェックしながら,祝杯!お疲れ様,sunQ

 

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