Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

異文化な日々

2022年11月01日 | 学校生活

秋深し、10月も終わり11月に突入! すーさんは相変わらず疑似海外の学校で、フシギな日常を過ごしている。

10月20日は、ピクニック&フィールドデイ

これは体育祭的な行事。本校には校庭が無いので、郊外の都立公園へでかけて行ってゆるーい一日を過ごした。

小学生から高校生まで一緒になってチームをつくり、競技を行っていく様子にビックリ!

高校生が意外にしっかりチビっ子たちの面倒を見てくれて、ほのぼのした雰囲気に包まれていた。

 10月28日は、ハロウィーン仮装の日☆

先生も生徒も仮装して授業する様子にこれまたビックリ!(新入りのすーさんは、流石にまだ仮装ムリ)

 そして、翌日10月29日から11月6日までは、秋休み9連休!(土日4日を含め) 

 日本の学校だったら、秋休みは3日しか無いし、授業は無くても教員には勤務義務がある。しかし、本校では生徒が登校しないときは勤務義務なし

 ここまで3か月、さすがのすーさんも色々な新しい体験で結構へばってきた。少し休みつつ授業の予習を蓄積し、休み明けに備えようかなと思っている。

久々に横芝に帰ると、子猫が歓迎してくれた

 

 

 

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授業開始

2022年09月03日 | 学校生活

 長い一週間だった~

 29日(月)いよいよ本格的に授業が始まった。この学校は週5日制で、1日の授業は50分×7コマある。

普通の日本の学校と違うところは、休み時間がないところ

2限と3限の間に15分のスナックタイム、4限と5限の間にランチタイム40分がある以外授業は連続している。なかなか生徒にとってハードである。そういえば、以前訪れたオーストラリアやアメリカの学校も同じ感じだったっけ。

また、先生が移動するのではなく生徒が移動する形なので、先生は50分の授業をフルに使うことはせず、5分程度早めに終わりにして生徒の移動時間を作ってあげなくてはならない。

 1週間中、自分が担当する授業数は、35コマ中なんと25コマ 今まで自分が経験した最多数が20コマぐらいだから、ちょっと想像つかない数。

 1-4限は、ネイティブの先生とのTeamTeaching授業。今シーズンSuさんは、US(中学生相当)の授業が2時間×3クラス、SS(高校生相当)の授業が2時間×5クラス、計16コマを担当する。

相方の先生はイギリス人。私には早くて聞き取れんが、生徒は難無くついていく

 これが使用するワークシート

この学校では、アクティブラーニングを取り入れているので、先生が話す時間よりも、生徒同士で話しあったり作業をしたりする時間の方が多いので、4時間ぶっ続けで授業しても思ったほどエネルギー消耗しなかった。

 ランチタイム後の5-7限は、自由選択科目。先生方は自分の専門を活かした科目はもちろんのこと、専門以外でも自由に科目設定して良いとのこと。数学の先生が経済教えたり、理科の先生がラグビー教えたりしても良いらしい。

 今回Suさんは、語学系の科目を2科目(1時間×2)、化学系の科目を2科目(2時間×2)、生物系の科目を1科目(2時間×1)開講することにした。

 化学・生物は、今まで日本の学校で教えていた内容に少しアクティブ要素を加えただけの(手抜き?)もの、語学は中国語の基礎版をやろうと思っていたら、ちょうどネイティブの先生が同内容のものを計画していたので、それに相乗りすることにした(これも手抜き?)

これが中国語の教室、ここで中国人の先生と協同して初心者向け授業をやる

 午後の授業は中国語以外は全部一人でやるので、ずいぶん気楽 全部日本語でやるとシラバスに宣言してあるので、選択してきた生徒はみな日本語が達者で一安心 今までの学校とあまり変わらないペースで、生徒と掛け合いしながら楽しく授業を展開することができた。

 これらの授業24時間に、ロングホームルーム指導的時間を1時間加えて計25時間。これが週のルーティーンになる。

 一週間を過ごしてみた感想は… 「まあ、なんとかなるかな?」ってところ

午前中は今のところ補助的な役割で済んでいるし、アクティブラーニング的な指導は今までにも経験がある。午後の授業もこれまでの経験値で回していける目途が立った☆ 今までの常識を大きく越えるコマ数だが、体力的には十分やっていけそうだ

 でも、油断は禁物! これから生徒の様子を細かく観察して評価カードを書いていかなければならないし、ルーティーン以外の仕事で難題が隠されているかもしれないし… 

とりあえず、週末ゆっくり休んで英気を養い、来週に備えまーす 

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ペーパーレス

2022年08月24日 | 学校生活

 新しい仕事が始まって一週間、毎日さまざまな会議や研修が行われている。今までの学校と違うなーと思うことだらけだが、最近気づいたことは、この一週間で紙の資料を一枚ももらっていないことである。

 この学校では、様々な連絡や文書の共有がGoogleを介して行われ、紙ベースで書類をやり取りすることは無い。

こんな感じで全てのファイルはドライブに入っている。

会議の時は、電子黒板(ディスプレイ)で書類を映し出したりするけれど、よく見たい人はスマホやタブレットを使って手元でファイルを確認する。

 日本の学校では、未だ何でもかんでも印刷して配る習慣が抜けなくて「無駄だな~」と常々思ってたので、流石インターナショナルスクールは合理的である。

 けれども私自身まだグーグルのドキュメント、スプレッドシートなどの使い方はよく分かってないので、よく調べて使いこなさなきゃねー。

 さて、上は出勤確認のシステム。千葉県立高校では、今タイムカードで出勤時間を厳格に管理しているが、この学校では意外にもとってもゆるーいシステムを使っていた。出勤した職員は上記ウェブ上のシステムに一日一度どこかの時間にサインインすれば良いのだ。

 自分の責任範囲の仕事を確実に遂行することは絶対なので、それを果たすためには必然的に相応の時間勤務することになる、ということなのだろう。特に生徒が登校しない現在のような期間は、必要な会議・研修等に遅刻せず参加すれば、出退勤の時間は自由とのこと。

 県立学校では、仕事が無くても勤務時間は厳格に守らなければならず、遅刻・早退する場合は年休申請の書類を書かなければならなかった。この辺柔軟な対応でとても嬉しい

 ただ、こんな感じで紙の書類を扱わないで暮らしてたら、字の書き方を忘れてしまうかも… ちょっと心配

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疑似海外の学校

2022年08月20日 | 学校生活

 さあ、いよいよ新しい学校での生活が始まった

勤務先は東京・池袋、Suさん初の東京勤務である

まだ営業してない早朝の西武百貨店前を抜け、さらに東南方向に進むんだところにある小さなビル

 これがSuさんの新しい職場=ニューインターナショナルスクール オブジャパンである。

そう、6月にみつけた興味深い私立学校は、普通の高校では無く「インターナショナルスクール」だったのだ

生徒は国内生活してきた日本国籍の子もいるけど、海外からの帰国子女や外国籍の子が多数いる。午前中の必修科目は基本英語で行われる(日本人と英語ネイティブの先生とのTT、打ち合わせはもちろん英語)。また午後は、全教員が工夫をこらし設定した多様な探究科目を、生徒が自由に選択し、アクティブラーニング的手法で学ぶ。

 この学校なら、今まで勉強した英語と中国語が活かせるし、SSH・SGHの学校で指導した探究学習の経験も活かせる、そして多様なバックグラウンドを持つ生徒・教員と交流することができ、自分の語学力や見識を高めることがきっと出来る!と考えた。

 今週火曜日(16日)、ワクワクしながら初出勤! 早速の職員会議はもちろんオールイングリッシュ

職員の半分は外国出身の方、座席は自由でフランクな感じ

 さあ、鍛えてきた英語力を発揮させるぞ!と意気込んだが… … … 早すぎて聞き取れん

 その後、理科の部屋に戻り、ネイティブの先生と話したのだが、やはり早すぎてチンプンカンプン

 Suさんは、一般ピープルの中では英語話せる方だと思うのだが、疑似海外ともいえるこの学校の中ではナチュラルスピードが要求されることに気づき愕然とする⤵⤵⤵    一日目はとりあえずへこんで終わる。

 

 2日目水曜日、学校での呼称をJun Su にしてくれと交渉、全職員にメールで知らせたら「Su先生」とよばれるようになったシメシメ

 午後理科の先生方3人(ネイティブ2人、日本人1人)と打ち合わせするが、やはり言葉の関係で要領を得ず… (ネイティブの先生が少し手加減して話してくれると良いんだけどな~、ま、そのうち慣れるか!)

 3日目木曜日、選択科目の設定に関して、相談役の先生に相談。日本語が堪能なのでとても助かった。また、中国語の先生と知り合いになり、中国語の選択科目をTTで教えることになった。ちょっと気分上向き⤴⤴⤴

 4日目金曜日、職員全員でdiscrimination について研修

こんな風にテーマがはっきりしていると、Suさんのリスニング力でも対応できる

こんな感じで、和やかかつ真剣にディスカッション

 今までの学校の研修とは大分違う! 校長も教頭も事務職員も一堂に会して自由に座って、バズセッションを重ねながら、考えを深めていく。

日本の学校でこのような形式で進めようと思っても、先生方が積極的に発言してくれないことも多くて、なかなかうまくは行かなかったっけ。

やっぱ疑似海外の学校は、こういうところポジティブで良いや!

 

以上そんなわけで激動の第一週だったのだが、 週を終えての結論 ⇒とっとも疲れたけれど、やっぱこの学校面白そうだわ

来週以降もいろいろありそう 乞うご期待‼

 

サイゼリヤでワイン飲んで一人慰労会、そのうち一緒に飲む仲間も出来るかな~

 

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離職の日

2022年08月10日 | 学校生活

 昨日、教育委員会から辞令をもらった。

なんだか隙間だらけで良く分からないかもしれない 真ん中をどアップで見ると

そうなのだ。Suさんはついに再び、千葉県立高校職員を退職することになったのだ

本来であれば8月11日で産休代理期間が終了し、8月12日から3月末日まで育休代理期間の契約更新を行うはずだったが、更新を行わない旨を伝えた。理由は以前書いたとおり、東京の学校で新しい挑戦を始めるためだ。

 3か月勤めた学校は、暖かく居心地の良い場所だった… 特に授業は楽しかった! 昨年オンラインで生物の授業やったけど、やっぱりリアル授業は生徒の反応がじかに分かるからホント素敵💛 32年の時を経ても、素直で明るいこの学校の生徒気質は変わっていなかったのが有難い、中国の生徒に教えるのと違って言葉の壁も無いので気楽だし…。

 ただ、以前から取り組んできた自分の教育技術や目標(探究学習指導、語学力を活かした国際交流・日本語教育、卓球部・化学部の指導)を活用する場面が全く無いことが、どうしても不満だった。もしかりに部活の指導だけでも場が与えられれば、来年の春まで継続する気になったのかもしれないけれど…。

 いや、言うまい。そもそも定年退職する時に、安定の道(再任用)を選ばずリスキーな道(海外勤務)を選ぼうと決意したのだ。普通の公立高校勤務を長く続けるのは、あの時の決意に反すること、もう一度強い気持ちを持って進むべきだろう。 

教えていたクラスの生徒が2人、準備室までお別れを言いに来てくれた。

 私がいなくなることを、とても残念に思ってくれて

「もう会えないんですか?」と問いかける彼女たちに、明るく答える。

「大丈夫だよ☆今の世の中、Web でも YouTube でもSNS でも簡単に連絡取れるから、困ったことがあったらいつでも相談して!」

 ホントその通り、この人と繋がってたいな~と思ったら、簡単にできる時代になったと思う。

素敵な出会いに感謝しつつ、前に向かって進む! 新しい学校勤務は8月16日から、乞うご期待!

コメント (2)
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