Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

カットマン復活、その後

2023年02月19日 | 卓球

 さて、10月にカットマンとしてもう一度挑戦してみるということをこのブログに書いたが、今回はその事後報告

 

カットマン復活? - Suさんの学球日誌

さて、コロナからも無事復活を果たしたSuさんは、相変わらず週末は卓球に燃えている。最近では、土曜日に浦和の卓球場に行く以外にもマシン相手に一人で練習できる練習場を...

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 膝・腰に負担がかかるカットマンスタイルで練習が続けられるか不安だったが、とりあえずここまで4カ月なんとか体をだましだまし練習できている。

 身体に負担をかけてまでカットをもう一度やってみたいと思った一番の動機は、「バックカットを完成させたい」ということだ。長年カットマンとしてプレーし、フォアカットについてはある程度納得のいくボールを送れるようになったのだが、バックカットについては、技術的に不満な部分が残っていた。

 致命的な欠点は裏ソフトラバーを使った時、相手の強いドライブに対して全く対応できないこと。仕方なく粒高ラバーやアンチスピンラバーを使い欠点を補っていたが、裏ソフトでうまく出来ないのは、スイングや体の使い方など技術に問題があるからに違いない。何とか死ぬまでに(?)この謎を解明し、正しいカットを身に着けたい

   

卓球は相手が必要。新しい技術を身に着けたり、フォームを大変革する練習は、相手に迷惑をかけてしまうのでなかなか出来ないのが普通なのだが、幸い10月から契約したマシン卓球場では、マシン相手に一人であれこれフォームを試したり、スマホで撮影したりして、納得いくまで練習できる。週1・2回マシン練習でフォーム検討し、週末は浦和のクラブか近所の高校で実践してみる。そんな生活を続けて大分問題点が明らかになって来た。

 大概の卓球解説書や技術紹介サイトではカットのコツとして以下のようなことが書いてある

 ①バックスイングでは、ラケットを肩より高く上げる

 ②ボールをしっかりと引きつけて、上から下方向へ「スパっ」と振り下ろす

 ③スイングしながら、左足から右足へ(前方向)に体重を移動させる。

 この3つは確かに正しいのだが、実践にはいくつか注意が必要だということが分かった。

 

 ポイント1 バックカットのバックスイングは不自然な動き

 フォアカットの場合は、右手を右側に高く上げるが、それは自然にできる。日常生活で高いところにあるものを取るときやボールを投げたりするときと同じような腕・肩の使い方になるためだ。けれどもバックカットでは右手を左側に上げなければならない。これは日常やらない。かなり意識して練習する必要がある。自分ではこれまで高く上げていたつもりだったが、動画で見てみると全然上がってないことが分かりガッカリした。不自然な動きが瞬間的にできるようになるには、努力が必要だ。

 ポイント2 スイングは小さくて良い

 バックスイングを高くとり、かつ③を意識しすぎると、どうしても振りが大きくなりがちだ。後陣で相手打球の威力が衰えたところで自分がカットするのであれば、体重移動を伴った大きなスイングが必要になるが、前・中陣で打球するのであれば、コンパクトなスイングで無ければ打球出来ないし、スイングスピードが遅くなり相手の強ドライブを抑えられなくなってしまう。自分の場合、ツッツキをする位の気持ちで振った時が適正なスイングサイズであることが分かった。

 

 ポイント3 「スパっ」と振り下ろすコツ

 自分では「スパっ」と振り下ろしているつもりだったが、早く振ろうとすると肘が突っ張ってしまい、逆にラケット面が上を向いてしまっていることに気づいた。

 

これには③の体重移動も影響しているかもしれない。とにかくスイングが鉛直方向から大分ずれている。

力みと肘の張り出しを抑え、鉛直方向にスイングできる良いイメージは無いか?色々試した結果、毛筆で「ノ」の字を書くイメージというのを思いついた。力を抜いて筆を高く掲げ、力まずスッと滑らすイメージでラケットをボールに触れさせると、スイングの軌道は綺麗に縦に抜けるようになり、ボールは綺麗な回転で返っていくようになった。

 というわけで、死ぬまでに正しいバックカットを身に着ける計画(?)は、着々と進行している。まだまだ思い通りに体は動いてはくれないけど、とりあえず「どうやって振ればバックカットが入るのか」という謎は解明できたので、後は練習と経験を積むしかないと思っている。

 競技歴50年を越え、齢60年を越えても、まだまだ新しい発見がある。卓球道は奥深いとつくづく思う。

 

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卓球場からメリークリスマス

2022年12月25日 | 卓球

 千葉県立高校は今日から2週間の冬休みに突入だ。しかし、すーさんの勤務するNewIS(ニューインターナショナルスクールオブジャパン)は、1週間前からすでに冬休みに入っている(この学校は休みが多いことが魅力)。

 しかも、冬休み中の部活やら課外補習やら面談やら一切なし!出勤義務も無し

というわけで、今週は日頃できない活動に勤しんだ。

 月曜、2年ぶりの人間ドック。悪いところが無い訳ではないが、とりあえず急を要するような重篤な疾患は見つからず、ホッと一息。

                         

 火曜、そうじ、洗濯、布団干しを大々的に行いながら、自室でまったりと授業準備。

 水曜、普段は通勤で通り過ぎる巣鴨の駅で途中下車して、六義園・地蔵通り商店街などを散策。後、マシン卓球場で練習。

 もう紅葉見物は無理かな?と思ったが意外に綺麗な景色が見れた

 木曜、横芝に帰り、地元卓球クラブの練習に参加。久々の我が家で、妻とゆっくり話す。

 金曜、大網の卓球クラブのコーチ(かつてライバル校の選手だった若者)に個人レッスン練習してもらう。

 土曜、昼・アパート近くの市立高校(27年前勤務していた)卓球部の練習に参加。

校舎は外壁工事中だった

 

 昔はコンクリートの床だったが、今は板張りになってて膝・腰に優しく助かった 

 夜・浦和の卓球クラブの練習に参加、後いつもの居酒屋で反省会。

 今回の休みの主要行事は「卓球」 なかなかゲームで勝つことができない現状を打破するためには、一時期集中的に練習し、鈍った技術と体力を回復させるしかない、と考えてのことだ。

 とはいえ若いころと違い、やりすぎると体が壊れちゃうので、膝や腰の具合と相談しながらの練習…、長足の進歩は望めないなあ

それでも、こうやって健康で練習できて、球友たちと酒を酌み交わしクリスマスを迎えられるのは幸せなことだなーと思う。

昨年は上海の日本風居酒屋のカウンターで、学校の運営について悩み、一人鬱々と飲んでたっけ

   

ニュースによると上海の学校では、対面授業が禁じられ再びオンライン授業になったとのこと。9月から半年ぶりに対面授業が再開されたばかりなのに…。 コロナを巡る混乱の報を聞くたびに、やはり中国から帰って来たのは正解だったと強く思う。

現地で不自由な思いをしているであろう、かつての同僚たちや教え子たちが、良いクリスマスを迎えているよう願いを込めて

健康で卓球できる日々と喜びを分かち合える友を与えて下さっている神様に感謝を込めて

I wish you a merry Christmas!    メリークリスマス💛

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カットマン復活?

2022年10月16日 | 卓球

 さて、コロナからも無事復活を果たしたSuさんは、相変わらず週末は卓球に燃えている。

最近では、土曜日に浦和の卓球場に行く以外にもマシン相手に一人で練習できる練習場を見つけ、週に一回程度自主練に勤しんでいる。

これが練習マシン

場所は学校のある池袋から西武線で一駅、椎名町にある

 先週ここで練習していると、お客さん用貸し出しラケットの中に、昔自分が使っていたのと同じカットマン用のラケットを見つけた。

このブログを見てくれている人は卓球関係者が多いと思うが、あまり卓球のことを知らない人もいるので一応説明すると、卓球には大別すると2種類のプレースタイルがあり、前進回転系の技術(テニスで言えばトップスピン)を主にプレーする人を攻撃マンとかドライブマンとか呼び、下回転系の技術(テニスで言えばスライス)を主にプレーする人をカットマンと呼ぶ。

先ごろ行われた世界選手権だと、女子代表の佐藤瞳選手がカットマンだ

 すーさんはその昔、カットマンスタイルでプレーしていたのだが、10年ほど前に膝と腰と脹脛を同時に痛め、選手活動をストップした。その後1年前から選手活動を再開したが、前後に激しく動いたり素早く体を上下させたりするカットスタイルは、体への負担が大きいと考え、攻撃マンスタイルでプレーしている。

今はジョギングやスクワットなどで脚力を鍛える努力もしているので、膝が痛むことも少ない。懐かしいラケットを手に取ると、なんだか血が騒いできて、「いまカットやったら、どれくらいできるのか?」確かめたくなってきた。

マシンの設定を変えカットをし始めると、自然に体が反応していく… 十何年もの時間を費やし身に着けたフォーム、懐かしい感覚だ。なんだか嬉しい。

もういっぺんカットやってみる? むくむくと湧き上がる気持ちを抑えられず、早速卓球ショップでカット用のラバーを購入した。

トッププレーヤー・韓国の朱世赫選手が使っていたフェイントロングⅢ

 そして昨日、浦和のクラブでカットマンスタイルで練習してみた。

 流石に凡ミスが多く、それほど思うようなプレーは出来なかったが、やっぱりこのスタイルの方が自分には合っているかも…?

 とりあえずあと1・2日、膝・腰・脹脛の様子を見て、大丈夫そうならカット続けてみようと思う。どうか数日遅れの筋肉痛・関節痛とか出ませんように!

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週末の過ごし方

2022年09月11日 | 卓球

さて、新しい仕事も大分勝手が分かってきた。土日に部活で時間を取られることも無いので、週末は完全に自分の時間!

上海にいた頃土曜日は、バスと電車で1時間半かけて市内まで出かけ、卓球して飲んで帰ってくる日だった。翌日曜日は、部屋の掃除とか洗濯とかした後、バスで30分ほどかけて川沙という隣町行って、日本式の銭湯でゆったりした後、日本式居酒屋かサイゼリヤで一人飲みして帰ってくる日。

このパターンけっこう気に入っていたので、横芝の実家に帰るとき以外は、今もそのパターンを踏襲して週末を過ごしている。

苦労したのは、卓球して飲んで帰るという習慣のあるクラブ探し

横芝界隈の田舎では、車で移動になるので飲んで帰るのは無理 5月に参加させてもらった柏の練習場も同様。松戸界隈では、入れてもらえるクラブ探しが大変。結局たどり着いたのは、件の上海のクラブを紹介してくれた先輩が所属するクラブだった。


場所は埼玉県の西浦和(中浦和)、決して近くは無いが、武蔵野線一本40分ほどで着くので柏の体育館に車で行くのと時間に大差はない。

エアコン付き、照明良し、床面良しのフロアに6台が並ぶ素敵な練習場だ

土曜日の夜7時練習開始、基本練習10分×3の後、ダブルス5ゲーム、その後は申し合いでシングルゲーム(2ゲーム先取)をやる。

もともとカットマンだったSuさん、1年前の選手復帰からシェーク裏々攻撃型に転身した。上海のクラブでは徐々に順位を上げ、中レベルくらいまで進出してたので、帰国してもなんとかなるだろうと思っていたが甘かった

この浦和のクラブは、ムッチャレベルが高く、ぜーんぜん勝てない 今のところ10回に1回勝てるぐらいかなあ?

まあそれでも、一生懸命工夫して出来る技術が増えていくのは楽しい これまではツッツキとブロックカウンターを軸に戦ってきたけれど、それだけではここで勝てないので、今はバックハンドのトップスピンを鍛えているところ。競り合う展開が少しずつ増えてきた。

さて9時近くになると、一旦練習を締める。連絡事項の確認をして帰る人は帰り、居残る人はもう30分~50分ほど続ける。

体力の無いSuさんは、大概この時点で先輩とともに反省会に移動する。思うような戦果は出せないが、やはり卓球した後に飲みながら色々語り合うのは楽しい 11時に散会となり、帰宅するのは12時を過ぎるが、卓球+飲み=充実の土曜日となる。

 明けて日曜日、午前中は洗濯・そうじ・布団干しなどを行い生活を整え、午後はフロ

今のアパートは車で7分のところに手ごろなスーパー銭湯がある。

湯楽の里・松戸店。施設は新しくないけど、やかましい客がいると従業員が注意してくれるし、混み方も比較的穏やかなので、日曜の午後をのんびりゆったり過ごすことができる。

 かくして英気を養ったSuさんは、翌日から始まる疑似海外学校生活に再び立ち向かっていくのでありましたとさ。

 

 

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3か月ぶりに卓球!

2022年05月07日 | 卓球

 さて、13か月ぶりに千葉県立高校の教壇に復帰して、次に復帰を図るのはやっぱり卓球だよね

 上海にいる頃は、毎週土曜日に街中に出掛けていって、中日之橋クラブの練習に参加していたが、(⇒週末は卓球! - Suさんの学球日誌)帰国後は1度打ったきりで、全然練習できてない。

 理由の一つは新型コロナ感染対策で各体育館の規制が厳しくなっていたことだが、実はもう一つ深刻な理由がある。Suさんの体調不良である。

 2週間ほど前から、朝から晩まで原因不明の目眩が一日中続いている。視野がぐるぐる回るほどではないのだが、ふらふらする感じで、目をつむったまま真っすぐ立っていられないのだ。何気ない生活の移動でも浮遊感と闘いながらの活動になるので、気持ち悪くなりエラく疲れる。

  かかりつけの内科医によると、CTで脳梗塞等は認められなかったとのことで、目眩を抑える薬を飲み様子をみることに…。しかしそれから2週間、症状は全く改善しない

 こんな状態で卓球なんかやったら気持ち悪くなって倒れちゃうんじゃないか?この目眩は果たして治るのか?何か深刻な病気が隠れてるんじゃないか? 不安は募るばかりである。なので昨日は大きな病院の耳鼻科に行ってみた。

 耳鼻科医曰く、目眩は軽度のもので三半規管の不調が原因らしい。その不調には薬はあまり効果無く、自然に治るのを待つのみ。3日で治る人もいれば、一か月以上かかる人もいるとのことである。

 仕方がない、開き直ろう! ふらついても疲れが出ても、死ぬほどではない。とにかく卓球をやってみようと、今日はここ柏市沼南体育館にやって来た。

 ここでは、大学時代に親交があった他大学卓球部の先輩たちが毎週練習している。昨日連絡して今日は混ぜてもらうことにした。

 

 ムチャクチャ揺れてるはずなのに、ボールに気持ちが集中してるせいか、気持ち悪くならない… フシギ‼

 得意(?)のカット打ちは問題なく出来た

 

 やっぱり卓球は楽しい💛 相手の打球に合わせて体を移動させ、打球点を選択し、自分の好きな回転・好きなスピードにして、適切なコースへ返球する。とても複雑なことを瞬時に連続的に行う。

 最初うまく出来なかったことが、練習によって少しずつ出来るようになる過程が楽しい!

10分交代で、1人が休み2人が打つ形式で2時間、途中で気持ち悪くなることも無く、楽しくあっという間だった。

 目眩があっても、卓球デキることは分かったけど、でも出来れば早く治って欲しいなあ… 

コメント (2)
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