金沢の梅雨、明けたそうです
にもかかわらず、なんともすっきりしない天気
なんとなく出かける気にもなれず、家にコモってビデオ三昧...ということで「東京家族」
オリジナルは小津安二郎監督の名作「東京物語」
山田洋次監督がどうリメイクしたのか興味深いところでした
時代背景は昭和20年代後半の東京から現代へ
当然ながら、一部登場人物の設定変更があるものの、ストーリーはほぼオリジナル通りで
希薄になっていく家族の絆を描くことで、そのあり方を考えさせるのがテーマかと思います
「東京家族」は震災で製作が一時中断されていたと聞きますが
震災で傷んだ人の心を元気にさせようという山田監督らしいエールが含まれているところも見逃せません
また、ところどころローアングルの描写を用いるなど、小津安二郎監督へのオマージュにも思わずうなづいてしまいます
原節子さんが演じた戦死した二男の嫁の役回りを蒼井優が二男(東京家族では生きています)の恋人役として演じていますが
タイプの違う二人、これも見どころかもしれませんね
淡々とした作風ながら強い印象
なぜこの時期に山田監督がリメイクしたかったのか
なんとなく理解できるような気がしました
私も先日(7/17)京都南座で「東京物語」を見てきました。
この日は祇園祭山鉾巡行の日で、暑い一日でした。
コメントありがとうございます。
小津安二郎生誕100年記念のお芝居でしょうか。
舞台となるとどんな演出になるんでしょう。
興味深いですね。