はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

安曇野カメラ散歩(その3)

2016-04-15 19:47:05 | カメラ紀行
大王わさび農場は、今や安曇野を代表する観光地といえるでしょう。
ここへは、その昔、白馬からのスキーの帰りによく立ち寄りました。その頃は、まだ現在のような大規模な観光農場というイメージではありませんでした。(まだ、長野道も無かった時代で、白馬から伊北までは地道を走っていました)





アルプスからの湧き水は、ほんとうに清らかです。この水が、美味しいわさびを育てるんでしょう。
ここでは、わさびソフトクリームやわさびビールも飲むことができます。夏に飲んだのですが、わさびビールは、青汁みたいな色でした。





黒澤明監督の映画のロケ地にも使われたそうです。私は見ていませんが、この水車も出演したんでしょうか?

ところで、安曇野の安曇というのは、福岡県の志賀島あたりを本拠とした海の民である阿曇氏が移り住んだところから生じた名称と言われてます。いつの時代か定かではありませんが、フォッサマグナに沿った道を越えてやって来たのでしょうか?古代のロマンを感じるところです。
安曇野の穂高町にある穂高神社には、「御船祭」があり、海の民であったことをしのぶことができます。ちなみに、穂高神社の奥宮は上高地の明神にあり、嶺宮は奥穂高岳の頂上にあります。

 (展望台からの常念岳:右端が大天井岳)

 (常念岳をアップ)

あっ!常念坊が見えてる!(わかりますか?)画面左の三角形のところの下の方に丸い黒い点がありますが、そこが頭で、とっくりをもっている姿です。常念坊という人の名前から常念岳という名前になったそうです。ちなみに、この雪形があらわれたら田植えの時期らしいですよ。

 (園内の道祖神)

安曇野に行けば必ず立ち寄るそば屋さんがあります。「そば処常念」というお店で、古い民家をそのままお店にしています。お店からは常念岳が手に取るように見えます。今回は、時間の関係で寄ることができませんでした。
まだ10時でしたが、ぼつぼつ帰るとしましょう。


帰る途中、岡谷の出早公園のカタクリが咲き始めということなので寄ってみました。たしかに咲き始めという感じでした。ほとんどの花がつぼみで下を向いていました。「上を向いて歩こうぜ」と花に言ってみましたが…。