熊本を中心に地震が続いています。被害も甚大なようです。
被害に遇われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
熊本には、観光で何回もお世話になったところです。
熊本城や阿蘇神社にも被害が出ているようです。建物も大事ですが、やはり人命が一番です。
とりあえず、地震がおさまってくれることを願っています。
さて、今年も、吉野山の桜を見に行かずじまいでした。
そんな折り、文楽劇場で吉野の桜と出会うことができたのです。ちょっと悲しい桜でしたが…。
4月15日は、人形浄瑠璃を観劇しました。演目は「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」です。
(パンフレットより)
パンフレットによると、「中大兄皇子(のちの天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)が、権勢を振う蘇我入鹿を打倒した事件を題材に、大和地方の伝説を取り入れた近松半二らによる名作です」とありました。
なになに、中大兄皇子や中臣鎌足といえば、「大化の改新」ではありませんか。そんな古代の話を人形浄瑠璃でするのかと、興味津々で出かけました。
時代物と言われるものでは、源平の時代(義経千本桜など)や戦国時代のものしか知らなかったのですが、古代の話もあったんですね。しかし、舞台は古代の話(蘇我入鹿や天智帝が登場していました)でしたが、服装や会話や考え方などは、江戸時代そのものでした。
まあ、文楽なのでしかたがありません。そんなことをつっこんでいる方が野暮というものですね。
それにしても、蘇我入鹿がえらい悪人に描かれていました。蘇我氏は、ほんとうに悪い一族だったんでしょうか…?
今回は、何と言っても舞台装置が良かったです。左右に館があり、その間を吉野川が流れているという舞台設定です。(本当に川が流れていました)
(舞台の模型です)
そして、左右の床(太夫・三味線の舞台)に、それぞれ太夫と三味線が上がり、掛け合いながらすすめてゆきます。これが、すばらしかったです。ステレオや!と言う感じです。
お話の方は、華やかな舞台とは裏腹に…。パンフレットによれば、「川を挟んで向かい合う花爛漫の山を舞台に悲劇が繰り広げられます」というものでした。このへんは、いつもの人形浄瑠璃の世界です。
(背山側:パンフより)
ところで、この話は、日本版「ロミオとジュリエット」と言われているらしいです。
(妹山側:パンフより)
今回の「妹背山婦女庭訓」は、なかなか感激しました。(シャレとちがいますよ)
そして、満開の桜が、悲劇を一段と際立たせるように咲き誇っていました。
被害に遇われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
熊本には、観光で何回もお世話になったところです。
熊本城や阿蘇神社にも被害が出ているようです。建物も大事ですが、やはり人命が一番です。
とりあえず、地震がおさまってくれることを願っています。
さて、今年も、吉野山の桜を見に行かずじまいでした。
そんな折り、文楽劇場で吉野の桜と出会うことができたのです。ちょっと悲しい桜でしたが…。
4月15日は、人形浄瑠璃を観劇しました。演目は「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」です。
(パンフレットより)
パンフレットによると、「中大兄皇子(のちの天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)が、権勢を振う蘇我入鹿を打倒した事件を題材に、大和地方の伝説を取り入れた近松半二らによる名作です」とありました。
なになに、中大兄皇子や中臣鎌足といえば、「大化の改新」ではありませんか。そんな古代の話を人形浄瑠璃でするのかと、興味津々で出かけました。
時代物と言われるものでは、源平の時代(義経千本桜など)や戦国時代のものしか知らなかったのですが、古代の話もあったんですね。しかし、舞台は古代の話(蘇我入鹿や天智帝が登場していました)でしたが、服装や会話や考え方などは、江戸時代そのものでした。
まあ、文楽なのでしかたがありません。そんなことをつっこんでいる方が野暮というものですね。
それにしても、蘇我入鹿がえらい悪人に描かれていました。蘇我氏は、ほんとうに悪い一族だったんでしょうか…?
今回は、何と言っても舞台装置が良かったです。左右に館があり、その間を吉野川が流れているという舞台設定です。(本当に川が流れていました)
(舞台の模型です)
そして、左右の床(太夫・三味線の舞台)に、それぞれ太夫と三味線が上がり、掛け合いながらすすめてゆきます。これが、すばらしかったです。ステレオや!と言う感じです。
お話の方は、華やかな舞台とは裏腹に…。パンフレットによれば、「川を挟んで向かい合う花爛漫の山を舞台に悲劇が繰り広げられます」というものでした。このへんは、いつもの人形浄瑠璃の世界です。
(背山側:パンフより)
ところで、この話は、日本版「ロミオとジュリエット」と言われているらしいです。
(妹山側:パンフより)
今回の「妹背山婦女庭訓」は、なかなか感激しました。(シャレとちがいますよ)
そして、満開の桜が、悲劇を一段と際立たせるように咲き誇っていました。