はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

東北の旅(乳頭温泉郷・孫六温泉)

2019-05-06 18:15:15 | 秘湯の旅
東北の旅の最終日です。午前中は乳頭温泉郷の温泉巡りをすることにしました。
ところで、乳頭温泉郷は鶴の湯、黒湯、孫六、蟹場、大釜、妙の湯、休暇村と七つの温泉を総称したもので、それぞれの温泉によって泉質は異なります。
前回の旅では、鶴の湯と黒湯(ここも素晴らしい温泉でした)に浸かったので、今回は秘湯中の秘湯の孫六温泉をめざすことにしました。

昨夜お世話になった「山の宿」の近くには、ミズバショウの咲く小さな湿原がありました。



昨日の刺巻湿原に続いてのミズバショウです。この時期の東北ではミズバショウに出会える確率が高いというのいが分かりました。



いたるところにフキノトウが出ていました。



鶴の湯から大釜温泉までやってきました。大釜温泉からは道幅も狭く車では行けないようです。おまけに雪が降ってきました。



ここから先は車両も通行止になっていました。川沿いの道を歩いてすすみます。



大釜温泉から歩くこと20分ほどで孫六温泉に到着です。



孫六温泉は訪れる人も無く、ひっそりとしていました。



看板に書かれている通りの素敵な佇まいです。



入湯料520円を払って温泉に浸かります。おじさんが温泉のことを説明してくれましたが、少し分かりにくかったです。



男女別の内湯がある「唐子の湯」です。



誰もいないので写真を撮らせてもらいました。



こちらは「石の湯」と露天風呂のある湯小屋です。



ここから入って行きます。男性が右側で女性は左側ですが、女性専用露天風呂以外は混浴です。



「石の湯」です。ちょっと熱めの湯で硫黄の匂いがしました。この右側に露天風呂があります。



露天風呂は、雪も降っていたせいか少しぬるめの湯でした。



無色透明の湯で湯の花が浮いていました。



孫六温泉は思った通りの秘湯ムード溢れる温泉でした。ここまで歩いてきた甲斐がありました。(実は黒湯温泉からだと徒歩5分で来られるようです。)



乳頭温泉の名前の由来は、白濁のお湯から来ているのではなく、乳頭山の麓にあることから名付けられたということです。その乳頭山ですが、今回も見ることができませんでした。

※訪問日 2019.4.27