はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

夏山の想い出(蝶ヶ岳~常念岳 2010年7月)

2016-08-06 19:00:00 | 山歩き
2010年7月29日~31日の記録です。
山の仲間3人で、上高地~蝶ヶ岳~常念岳~燕岳~中房温泉をめざしましたが、蝶ヶ岳から常念岳が予想以上に時間がかかったため、大天荘まで行くのを諦め、常念小屋から下山して、タクシーで中房温泉に向かった軟弱登山になってしまいました。

蝶ヶ岳付近からの穂高と槍ヶ岳の眺望です。と言っても、ごらんの通り雲で隠されたままでした。


この時の登山は、上高地を出た時から雨で、雨の長塀尾根を黙々と登ったものです。この3人で行くと必ず雨が降ります。誰が雨男なんでしょう?松本方面は雲海の下です。


このあたりの稜線(二重稜線)は気持ち良く歩くことができます。槍・穂が見えると最高なんですが…。そのかわり、行く手に蝶槍と後ろに常念岳が見えます。


高山植物も咲いています。これは「ハクサンフウロ」かな?


常念岳が近づいてきました。ここに来るまでのアップダウンには、まいりましたが、ここからの登りにもまいりました。


頂上でホッとしたら、赤い屋根の常念小屋をめざして下ります。


この時点で12時半でした。大天荘までは、まだ4時間近くかかりそうです。私がブレーキだったと思います。ということで、常念小屋に泊まることにしました。

蝶ヶ岳はこの時で2度目の登頂でした。三股から登るのが一般的のようです。5時間で登れるので、日帰りをする人もいるみたいですが、私はゆっくり山を楽しみたいので、いつも上高地から登っています。

夏山の想い出(笠ヶ岳 2015年7月)

2016-08-05 19:00:00 | 山歩き
去年の7月28日~30日、友人と二人で笠ヶ岳に登った記録です。
笠ヶ岳は2012年にもめざした山ですが、その時は途中で足が痙攣して、鏡平で引き返した苦い経験がある山です。それから3年後に、やっと念願かなって登れた山なので、登頂の喜びもひとしおでした。

1日目は新穂高から鏡平です。私の足のことを考え友人もゆっくり歩いてくれました。天気はずっと曇りでした。
2日目はいよいよ稜線をめざします。途中、焼岳が雲にぽっかり浮かんだ島のように見えました。


稜線のお花畑の中の道を行きます。


笠ヶ岳が見えてきましたが、まだまだ遠いです。


ここまで来ると、山小屋も近いです。しかし、天気はいつものごとく曇っています。(雨よりましか)


無事に登頂もすまし、歩いてきたルートを振り返ります。雲が湧いています。


雲の間から、穂高が少しだけ顔を出してくれました。


そして、なんとブロッケン現象まで見てしまいました。頂上の祠で播隆上人のことを思い出していたからでしょうか。


3日目は急坂で有名な笠新道を下りることにしました。笠ヶ岳山荘から見ると稜線に雲が流れています。


足が心配なのでゆっくりと下ります。高山植物が気持ちを和らげてくれます。


この日も曇っていましたが、途中、山の神様からのプレゼントか、一瞬雲が切れて槍ヶ岳が姿をあらわしました。(このあと雨が降ってきて、いつもの雨具の出番です)


笠ヶ岳は人気ルートからはずれているためか、人が少ない山域です。笠新道を登れば1日で頂上に行くことができますが、かなりきつい道ですよ。
この登山のことは、2015年7月31日から4回にわたって詳しくブログ(カテゴリー:山歩き)に書いています。

夏山の想い出(槍ヶ岳 2008年7月)

2016-08-04 19:00:00 | 山歩き
槍ヶ岳は登山する人なら憧れの山ですね。
2008年7月25日~27日に山仲間の3人で登った時の記録です。

徳沢に一泊して、早朝の出発です。途中に横尾大橋があります。穂高に登る人は、この橋を渡っていきます。後ろに聳えているのが穂高の山々です。


槍ヶ岳に登るには、いろいろなアプローチがありますが、この時はオーソドックスに槍沢を詰めるコースで行きました。
槍沢をどんどん登っていきます。かなり登ってきましたね。振り返ると、常念岳も頭を出しています。


しかし、槍はまだまだ遠いです。見えてからが、長いんですよ。


そして、槍の穂先には、こんなルートが待ち受けています。垂直の梯子もあります。頂上からの写真がありませんでした。きっとガスって何も見えなかったんでしょう。


翌日のご来光です。感動のひとときです。


槍ヶ岳山荘から眺めた北西の山々です。


さらば槍ヶ岳、♪また来る時にも笑っておくれ。



槍ヶ岳には、数えてみたら5回登っていました。それだけ魅力のある山だと思います。ひとつ残念なのは、北鎌尾根を歩いていないことですが、きっともう行くことはないでしょう。(北鎌尾根は一般ルートではありません。ロッククライミングの世界です。また、「孤高の人」加藤文太郎が、冬の北鎌尾根に挑み、幕を閉じた場所でもあります。昭和11年のことです。)

夏山の想い出(立山 2010年8月)

2016-08-03 19:00:00 | 山歩き
暑中お見舞い申し上げます。

またまた信州方面に出かけますので、しばらくの間、想い出の夏山シリーズを見ていただければうれしいです。


2010年8月24日・25日と立山に登った記録です。この時は、めずらしく連れあいさんと一緒に登りました。

室堂から1時間半ほどで一の越に到着します。そこから急斜面を1時間登れば雄山山頂に立つことができます。
一の越から登りだして振り返ると、浄土山と竜王岳(岩の山)が見えます。下の小屋は一の越山荘です。


立山の雄山(3003メートル)山頂には、雄山神社峰本社があり、まさしく立山信仰の聖地です。


少し霞んでいますが…。山頂から見た室堂方面です。左に室堂ターミナル、中央にみくりが池、右が雷鳥平です。奥の山は、大日三山です。


頂上の私です。(シルエットにしました)


雄山神社峰本社の連れあいさん。(後ろ姿にしました)


頂上からは眼下に黒部ダムを望むことができます。


この時は、雷鳥荘に泊まりました。白濁の温泉が気持ちよかったですよ。


立山はアプローチが楽なのでよく出かける山のひとつです。夏に行くと、よく地元の小中学生の団体と出合います。学校行事になっているようで、富山人なら立山に登るのが当たり前になっているようです。地元の山を愛する気持ちが伝わってくる話ですね。

立山は、秋の紅葉もすばらしいです。とくに弥陀ヶ原の紅葉は絶景ですよ。

上賀茂「今井食堂」で「さば煮定食」をいただきました

2016-08-02 19:07:07 | 京都をぶらり
7月30日のことです。廬山寺で桔梗を拝見したあとは、上賀茂をめざしました。
上賀茂と言えば、上賀茂神社なんですが、先ずは「今井食堂」に向かうことにしましょう。

今井食堂は、「さば煮定食」が名物のお店です。


大鍋で三日間煮込むそうですよ。もちろん、骨までやわらかく食べられます。味付けは醤油味で、少し濃い味かもしれませんが、ご飯がすすむことうけあいです。

メニューは、「さば煮定食」(700円)と「おすすめ定食」(750円)と「チキンカツ定食」(600円)があるだけです。ビールが飲みたい人には、残念ながら置いていないような雰囲気でした。
席はカウンターのみです。みなさん、両側の壁に向かって食べています。


こちらが「おすすめ定食」です。コロッケやチキンカツと、もちろん、さば煮もついています。みそ汁も美味しかったです。具の大きな半月大根が、口の中でとろけていきました。


このお店、いつもは行列ができているのですが、今回は1時を過ぎていたからかもしれませんが、行列はなかったです。(ブームが去ったのかな?)
久しぶりに行ったのですが、以前はもう少しきたなかったような(失礼しました)、よく言えば昭和の食堂という風情だったのですが、普通の家(店)にかわっていました。最近、新しく建て替えたようです。しかし、のれんがかかっていなかったらお店とはわかりづらいかもしれません。(まあ、行列でわかりますが)


私も行列を見て、この店の存在を知りました。上賀茂神社にお参りをして、ラーメン屋を探していていたら偶然に出合ったお店です。(その時は、やっぱりラーメンを食べたのですが…)


本当のところ、私はあまり鯖が好物ではないのですが、ここのさば煮はおいしくいただきました。鯖街道も近いので、関係があるのかなと思ったのですが、関係はないようでした。さば煮を出す前はうどん屋さんだったようで、さば煮を出すようになって40年経つそうです。学生さん相手の店の伝統が今も生きているようでした。

※「今井食堂」の場所は、上賀茂神社の駐車場のすぐウラあたりです。