警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官
第12回このミス大賞W受賞作。
W受賞のもう一つの受賞作は
「一千兆円の身代金」
これも読みました。
こちらは銀行立てこもり事件を描いた警察小説
応募時のタイトルは
「真相をあばくための面倒な手続き」
「一千兆円の身代金」より
スピード感があって面白かったかな。
主役は警視庁捜査二課主任代理の郷間彩香。
数字を糸口に犯人をを追うために
電卓ばかり叩いていて、
電卓女の異名をもつ彼女が犯人から
銀行立てこもり事件の
現場指揮官に指名され、
現場指揮官と交渉役を
つとめるはめに。
背景には政治的な犯罪が…
読みやすい文章。
意外な物語の展開、舞台設定、
子供時代の思い出など
張ってある伏線の拾い方、
登場人物それぞれのキャラ設定も
うまく描かれていました。
このまま映像化されそうな物語でした。