未読です。
家族のあり方というものを、
少し変わった方法で
描いているのでしょうか。
謎の多い家族で、
父親の行為、母親の別生活、
優秀な成績の兄の大学への進学拒否、
映画を見ただけでは
本当の詳しい理由が分かりにくいです。
それに肝心なところで
音声が聞き取りにくくて…。
これは是非、本を読まねば…。
ただ傷つきやすい心を持った、
繊細過ぎる家族ということは、
理解出来ます。
でもそういう理由が
分からないとしても
この映画は主人公佐和子(北乃きい)の、
生き生きとした日常を
描いていて好感が持てました。
佐和子(北乃きい)は清らかで可愛い。
長男役の直(平岡祐太)
これも繊細で優しい心の持ち主。
その家族に関わってくる
異分子とも見える明るさを持った
大浦勉学(勝地涼)と
小林ヨシコ(さくら)。
「亡国のイージス」のイメージとは
がらりと一変の勝地涼。
勉学の爽やかさ、
みずみずしさが感じられました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f3/c11214d3901a2d5b08acbe3666857c8d.jpg)
勝地涼は意外と可愛くて、
中学生はびっくりでしたが
高校生になると、
だんだん違和感は、
なくなっていきました。
勉学のつきぬけた明るさと、
悲しい出来事との対比が、
あまりにもつらくて
なにもそこまで物語を
もっていかなくても思いました。
小林ヨシコのキャラクターも好きです。
最後に主題歌のミスチルの
「くるみ -for the Film- 幸福な食卓」が
一歩前へ前進というテーマに沿って流れます。
ほんわかとした温かさが残り
主人公、、佐和子(北乃きい)の
きらきらとした新鮮さが、
魅力的な作品でした。
自分では気づかなくても
誰かに守られている。
静かな時の流れの中で、、
まわりの人の暖かさ、大切さを
思い起こさせる映画です。