原作は海堂尊の同名小説。
監督は中村義洋。
舞台は東城大学医学部付属病院。
“ジェネラル・ルージュというあだ名の
救命救急センター部長、速水医師。
その速水が内部告発文書によって、
収賄の嫌疑をかけられる。
前作と同じく竹内結子の田口と、
阿部寛の白鳥がコンビとなって
事件の解決を導く。
ジェネラル・ルージュこと、
速水部長には堺雅人。
羽田美智子、山本太郎、
貫地谷しほり、尾美としのり、
高嶋政伸、野際陽子、國村隼らが出演。
チーム・バチスタの、
佐野史郎、玉山鉄二も見かけました。
のんびりおっとりの竹内結子、
なごみ系の田口医師を
演じていました。
のんきすぎるようにも見えますが…。
同じ医師として速水医師とは
あまりの差があります。
堺雅人はこの映画では一番得な役どころ。
ジェネラル・ルージュのいわれとは?
理想と現実との大きなギャップ。
悲願とするドクター・ヘリ。
収賄の事実の有無など、
ラストまで謎が残る構成ですが、
原作既読なので、
熱い心を持った速水医師を演じる
堺雅人の表情を興味深く見るなど
心に余裕をもって、
映画を観ることができました。
希望的な余韻を残すラストもいい感じです。
時間的なこともあるのだと思います。
医療問題、救命救急医療の問題については
割とあっさりと描かれていましたが、
一応、問題提示をしながら、
少しですがミステリー性もプラスされ、
奥深さのある内容と
なっていました。
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